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セキュリティ・データの取得

BEA Tuxedo システムには、さまざまなアプリケーションに対応できるように記述された一般的なクライアント・プログラム用の ATMI 関数が用意されています。クライアントは、この ATMI 関数を使用して、参加先の ATMI アプリケーションに必要なセキュリティ・レベルを決定できます。この ATMI 関数は、tpchkauth(3c) (C) または TPCHKAUTH(3cbl) (COBOL) であり、デフォルトの認証および認可を使用する ATMI アプリケーションで実行されます。tpchkauth() 関数および TPCHKAUTH() 関数は、カスタマイズした認証または認可を使用する ATMI アプリケーションでも使用できますが、使用方法は、カスタマイズしたセキュリティ機能がどのようにインプリメントされているかに応じて異なります。ここでは、主にデフォルトの認証および認可の場合について説明します。

C を使用するアプリケーション・プログラマは、tpchkauth() を使用して ATMI アプリケーションのセキュリティ・レベルをチェックしてから、tpinit(3c) を呼び出します。これで、クライアント・プログラムは、tpinit() 呼び出しに必要なアプリケーション・パスワードとユーザ認証データの入力を要求できます。tpchkauth() は引数なしで呼び出されます。

COBOL を使用するアプリケーション・プログラマは、同じ目的で TPCHKAUTH() を使用してから、TPINITIALIZE(3cbl) を呼び出します。TPCHKAUTH(3cbl)TPINITIALIZE(3cbl) の構文および機能は、tpchkauth(3c)tpinit(3c) の場合と同じです。

tpchkauth() 関数 (TPCHKAUTH() ルーチン) を呼び出すと、次のいずれかの値が返されます。

TPNOAUTH

通常のオペレーティング・システムへのログイン、およびファイルに対するパーミッションの指定以外は必要ありません。TPNOAUTH は、セキュリティ・レベルが NONE のときに返されます。

TPSYSAUTH

アプリケーション・パスワードが必要です。クライアント・プログラムは、パスワードの入力をユーザに要求し、入力されたパスワードを TPINIT バッファ (C の場合) または TPINFDEF-REC レコード (COBOL の場合) のパスワード・フィールドに格納します。TPSYSAUTH は、セキュリティ・レベルが APP_PW のときに返されます。

アプリケーション管理者は、アプリケーション・パスワードをユーザに通知します。アプリケーション・プログラマは、ユーザに対してアプリケーション・パスワードの入力を要求し、入力されたパスワードがテキスト形式で TPINIT バッファまたは TPINFDEF-REC レコードに格納されるようにクライアント・プログラムを記述します。パスワードは、画面に表示されないようにします。

BEA Tuxedo システムに組み込まれている ud(1)、wud(1) などのクライアント・プログラムは、アプリケーション・パスワードの入力を要求します。ud() を使用すると、フィールド化バッファが標準入力から読み取られ、サービスに送信されます。

TPAPPAUTH

アプリケーション・パスワードが必要です。クライアントは、TPINIT バッファ (C の場合) または TPINFDEF-REC レコード (COBOL の場合) のデータ・フィールド内の認証サービスに渡す値を指定するよう要求されます。TPAPPAUTH は、セキュリティ・レベルが USER_AUTHACL、または MANDATORY_ACL のときに返されます。

アプリケーション・プログラマは、デフォルトの認証および認可で使用される AUTHSVR サーバが提供する、アプリケーションの認証サービスに関するその他の情報を記述して、クライアント・プログラムのコードを作成します。AUTHSVR は、クライアント名やユーザ名などのユーザ固有の認証情報を検証して、クライアント・プログラムが ATMI アプリケーションに参加できるかどうかを判別するサーバであり、管理者が設定します。

関連項目

 

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