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BEA Tuxedo システムと BEA TOP END システム間の接続の確立

BEA TOP END のノードは接続時に、利用可能なサービスを隣接ノードに対して宣言します。新しいサービスは動的に宣言されます。利用できなくなったサービスは宣言を取り消されます。このため、BEA TOP END ノードは接続されているノード上のすべてのサービス状況を常に把握することができます。

BEA Tuxedo システムの場合はこれと異なります。マルチ・ノード型の BEA Tuxedo ドメインでは、接続アーキテクチャは BEA TOP END システムの場合とほとんど同じですが、ドメイン間接続では異なります。

BEA Tuxedo システムには TEDG に割り当てるための次の 3 つの接続方針が用意されています。

デフォルトでは、別のドメインへの接続はそのようなサービス要求がなされるまで行われません (CONNECTION_POLICY=ON_DEMAND)。このような接続をレイジー接続と呼びます。ただし、ゲートウェイは接続が行われる前に、ローカル・ドメインにリモート・サービスを宣言します。接続が行われないと、ゲートウェイは呼び出し元にエラーを返しますが、関連するサービスは宣言されたままです。

オプションで、TEDG が毎日起動時に自動的にほかの BEA TOP END システムと接続するように設定できます (CONNECTION_POLICY=ON_STARTUP)。接続が確立すると、関連するすべてのサービスが利用可能であると見なされて宣言されます。接続を確立できない、またはいったん確立したがその後で接続に失敗した場合、関連するサービスは中断されます (CONNECTION_POLICY=INCOMING_ONLY および CONNECTION_POLICY=ON_STARTUP)。このように、リモート・サービスは継続的に宣言されるように設定するか (CONNECTION_POLICY=ON_DEMAND)、またはリモート・ドメインへの接続がオープンの場合にのみ宣言されるように設定できます (CONNECTION_POLICY=ON_STARTUP および CONNECTION_POLICY=INCOMING_ONLY)。

ローカル・サービスについては、接続方針に関係なく、BEA TOP END ノードとの接続が確立されると TEDG は BEA TOP END システムにローカル・サービスを宣言 (エクスポート) します。TEDG はローカル・ドメインの DMCONFIG ファイル内の規則を使って、どのサービスを宣言するか決定します。TEDG はローカル・ドメインに関連する DM_LOCAL_SERVICES セクション内の各 SERVICE エントリを宣言します。それぞれのサービスに対して、TEDG は関連するパラメータ (TE_PRODUCTTE_FUNCTION、および TE_TARGET) を BEA TOP END システムに宣言します。個々のサービス可用性状況は BEA TOP END システムではトラッキングされません。ネットワーク接続状況のみトラッキングされます。

起動時に接続する (ON_STARTUP)

BEA Tuxedo の ON_STARTUP 方針は、BEA TOP END 接続方針と最もよく似ています。この方針が選択されていると、TEDG は設定された BEA TOP END ノードそれぞれに接続しようとします。複数のネットワーク・アドレスが設定されている場合は順に試行します。設定されていれば再接続が行われます。接続が成功すると、TEDG は関連するリモート・サービスをローカル・ドメインに宣言します。接続が失敗する (または失われる) と、接続が再度確立されるまで、関連するサービスは中断されます。BEA TOP END ノードでの個々のサービス可用性状況はトラッキングされません。

クライアント・プログラムがリモート・サービスを要求したときに接続する (ON_DEMAND)

ON_DEMAND または「レイジー接続」方針は、BEA Tuxedo システムのデフォルトの接続方針です。接続は、リモート・サービスに対するクライアント要求を満たすため、必要に応じて行われます。複数のネットワーク・アドレスが設定されている場合は順に試行されます。再接続は行われません。TEDG は起動時にリモート・サービスを BEA Tuxedo システムに宣言しますが、実際にはどの BEA TOP END ノードにも接続しません。接続状況に関係なく、リモート・サービスは常に宣言されます。BEA TOP END ノードでの個々のサービス可用性状況はトラッキングされません。

受信時接続のみ受け付ける (INCOMING_ONLY)

INCOMING_ONLY 方針は、TEDG がリモート・ドメインへの接続を試行せず、関連するリモート・サービスを宣言しないように指定します。接続は、TEDG に接続している BEA TOP END システムが開始するか、または BEA Tuxedo 管理者が手動で開始しなければなりません。複数のネットワーク・アドレスが設定されている場合、手動で接続を確立する管理者のみが処理できます。再接続は行われません。接続が成功すると、関連するリモート・サービスが宣言されます。接続が失敗すると、接続が確立されるまで、関連するサービスは中断されます。BEA TOP END ノードでの個々のサービス可用性状況はトラッキングされません。

 

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