BEA Logo BEA Tuxedo Release 8.0

  BEA ホーム  |  イベント  |  ソリューション  |  パートナ  |  製品  |  サービス  |  ダウンロード  |  ディベロッパ・センタ  |  WebSUPPORT

 

   Tuxedo ホーム   |   サンプルを使用した BEA Tuxedo アプリケーションの開発方法   |   先頭へ   |   前へ   |   次へ   |   目次

 


ステップ 1:環境変数の設定

環境変数は、bankvar ファイルに定義されています。このファイルは数多くのコメントが記述された大きな (約 185 行から構成される) ファイルです。

  1. テキスト・エディタで、bankvar ファイルの内容を確認します。

  2. TUXDIR パラメータに BEA Tuxedo システムのディレクトリ構造でのルート・ディ レクトリを設定し、エクスポートします。

  3. bankvar の別のコード行で、APPDIR${TUXDIR}/samples/ atmi/bankapp が 設定されています。これは、bankapp ソース・ファイルが置かれたディレクトリ です。APPDIR は、BEA Tuxedo システムによって、アプリケーション固有のファ イルが検索されるディレクトリです。オリジナルのソース・ファイルを上書きし ないように、bankapp ファイルを別のディレクトリにコピーします。その場合 は、そのディレクトリを APPDIR に指定します。TUXDIR の下位ディレクトリで ある必要はありません。

  4. DIPCKEY に値を設定します。これは、BEA Tuxedo システム・データベースの IPCKEY です。DIPCKEY の値は、UBBCONFIG ファイルで指定された BEA Tuxedo システムの IPCKEY とは異なる値を指定する必要があります。

    注記 bankvar で指定されるほかの変数は、サンプル・アプリケーションで各種の働きをします。独自のアプリケーションを開発する場合は、それらの働きについて認識しておくことが必要です。bankvar にはすべての変数が定義されているので、後で実際のアプリケーションのテンプレートとして使用できます。

  5. bankvar に必要な変更を加えたら、次のように bankvar を実行します。
    . ./bankvar

    bankvar:bankapp の環境変数

    # Copyright (c) 1997, 1996 BEA Systems, Inc.
    # Copyright (c) 1995, 1994 Novell, Inc.
    # Copyright (c) 1993, 1992, 1991, 1990 Unix System Laboratories, Inc.
    # All rights reserved
    #
    # このファイルには、bankapp を実行するために
    # Tuxedo システムで必要なすべての環境変数が設定されています。
    #
    # このディレクトリには、すべての Tuxedo ソフトウェアが置かれています。
    # システム管理者はこの変数を設定する必要があります。
    #
    if [ -z "${TUXDIR}" ] ; then
    if [ !-z "${ROOTDIR}" ] ; then
    TUXDIR=$ROOTDIR
    export TUXDIR
    fi
    fi
    TUXDIR=${TUXDIR:?}
    #
    # 必要に応じて LANG を設定し直します。
    #
    if [ !-d ${TUXDIR}/locale/C -a -d ${TUXDIR}/locale/english_us ] ; then
    export LANG
    LANG=english_us.ascii
    fi
    #
    # このディレクトリには、ユーザ作成の全コードが置かれています。
    #
    # アプリケーション・ジェネレータによって生成されたファイルが置かれるディレクトリの絶対パス名です。
    #
    APPDIR=${TUXDIR}/apps/bankapp
    #
    # SVR4 など特定の環境での実行時に動的にリンクされる共用オブジェクトのパスです。
    #
    LD_LIBRARY_PATH=${TUXDIR}/lib:${LD_LIBRARY_PATH}
    #
    # HP-UX の場合に、共用オブジェクトのパスを設定します。
    #
    SHLIB_PATH=${TUXDIR}/lib:${SHLIB_PATH}
    #
    # AIX の場合に、共用オブジェクトのパスを設定します。
    #
    LIBPATH=${TUXDIR}/lib:/usr/lib:${LIBPATH}
    #
    # 論理ブロック・サイズです。データベース管理者はこの変数を設定する必要があります。
    #
    BLKSIZE=512
    #
    # データベース・ユーティリティおよびデータベース作成スクリプトで使用する
    # データベースのデフォルト名を設定します。
    #
    DBNAME=bankdb
    #
    # データベースを共用モードで開くか、またはプライベート・モードで開くかを指定します。
    #
    DBPRIVATE=no
    #
    # データベースの IPC キーを設定します。これは、UBBCONFIG の IPC とは
    # 異なる値を指定する必要があります。
    # *RESOURCES IPCKEY パラメータ
    #
    DIPCKEY=80953
    #
    # tmloadcf で使用される環境ファイルです。
    #
    ENVFILE=${APPDIR}/ENVFILE
    #
    # mc、viewc、tmloadcf などで使用されるフィールド・テーブル・ファイルのリストです。
    #
    FIELDTBLS=Usysflds,bankflds,creditflds,eventflds
    #
    FIELDTBLS32=Usysfl32,evt_mib,tpadm
    #
    # フィールド・テーブル・ファイルを検索するディレクトリのリストです。
    #
    FLDTBLDIR=${TUXDIR}/udataobj:${APPDIR}
    #
    FLDTBLDIR32=${TUXDIR}/udataobj:${APPDIR}
    #
    # データベースの汎用デバイス・リストです。
    #
    FSCONFIG=${APPDIR}/bankdl1
    #
    # MENU スクリプトで使用されるネットワーク・アドレスです。
    #
    NADDR=
    #
    # ネットワーク・デバイス名です。
    #
    NDEVICE=
    #
    # MENU スクリプトで使用されるネットワーク・リスナ・アドレスです。
    #
    NLSADDR=
    #
    # TERM が設定されていることを確認します。
    #
    TERM=${TERM:?}
    #
    # トランザクション・ログのデバイスを設定します。これは、UBBCBSHM ファイルの *MACHINES セクション
    # にあるこのサイトの LMID のTLOGDEVICE パラメータと一致する必要があります。
    #
    TLOGDEVICE=${APPDIR}/TLOG
    #
    # BEA Tuxedo システムにすべての情報を提供するバイナリ・ファイルのデバイスです。
    #
    TUXCONFIG=${APPDIR}/tuxconfig
    #
    # 中央ユーザ・ログを記録するファイルの接頭語を設定します。
    # これは、UBBCONFIG ファイルの *MACHINES セクションにある
    # このサイトの LMID の ULOGPFX パラメータと一致する必要があります。
    #
    ULOGPFX=${APPDIR}/ULOG
    #
    # RUNME.sh で使用されるシステム名です。
    #
    UNAME=
    #
    # viewc、tmloadcf などで使用される VIEW ファイルのリストです。
    #
    VIEWFILES=aud.V
    #
    VIEWFILES32=mib_views,tmib_views
    #
    # VIEW ファイルを検索するディレクトリのリストです。
    #
    VIEWDIR=${TUXDIR}/udataobj:${APPDIR}
    #
    VIEWDIR32=${TUXDIR}/udataobj:${APPDIR}
    #
    # Q デバイスを指定します (デモにイベントが含まれている場合)。
    #
    QMCONFIG=${APPDIR}/qdevice
    #
    # 設定したすべての変数をエクスポートします。
    #
    export TUXDIR APPDIR BLKSIZE DBNAME DBPRIVATE DIPCKEY ENVFILE
    export LD_LIBRARY_PATH SHLIB_PATH LIBPATH
    export FIELDTBLS FLDTBLDIR FSCONFIG MASKPATH OKXACTS TERM
    export FIELDTBLS32 FLDTBLDIR32
    export TLOGDEVICE TUXCONFIG ULOGPFX
    export VIEWDIR VIEWFILES
    export VIEWDIR32 VIEWFILES32
    export QMCONFIG
    #
    # 設定されていない場合は、TUXDIR/bin を PATH に追加します。
    #
    a="`echo $PATH | grep ${TUXDIR}/bin`"
    if [ x"$a" = x ]
    then
    PATH=${TUXDIR}/bin:${PATH}
    export PATH
    fi
    #
    # 設定されていない場合は、APPDIR を PATH に追加します。
    #
    a="`echo $PATH | grep ${APPDIR}`"
    if [ x"$a" = x ]
    then
    PATH=${PATH}:${APPDIR}
    export PATH
    fi

    #
    # ほかのマシン・タイプの bin ディレクトリを確認します。
    #
    for DIR in /usr/5bin /usr/ccs/bin /opt/SUNWspro/bin
    do
    if [ -d ${DIR} ] ; then
    PATH="${DIR}:${PATH}"
    fi
    done

注記 Sun Solaris を使用している場合は、シェルとして csh ではなく、/bin/sh を使用します。また、次のように、PATH の先頭に /usr/5bin を指定します。

PATH=/usr/5bin:$PATH;export PATH

関連項目

 

先頭へ戻る 前のトピックへ 次のトピックへ