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Tuxedo CORBA ActiveX

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用語集

活性化

オブジェクト実行の準備をするプロセス。

活性化方針

CORBA オブジェクトがメモリ内で活性化している期間を決定する方針。

ActiveX

作成された言語に関係なく、ネットワーク環境でソフトウェア・コンポーネントどうしが対話できるようにする Microsoft の技術。ActiveX は、Component Object Model (COM) を基に構築されており、OLE Automation などの OLE 機能を含んでいます。

ActiveX ビュー

すべてのインターフェイスのインプリメンテーション、ActiveX でサポートされているデータ型へのデータ型のマッピングを含む、ActiveX 標準に準拠した CORBA オブジェクトの表現。

API

「アプリケーション・プログラミング・インターフェイス (API: Application Programming Interface)」を参照してください。

アプリケーション

BEA Tuxedo CORBA システムで、特定の作業を実行するために設計された単独のコンピュータ・プログラム。

アプリケーション開発環境 (ADE: Application Development Environment)

プログラマ向けのアプリケーション作成用のツールのセット。多くの場合、GUI 形式で提供されます。

アプリケーション・プログラミング・インターフェイス (API: Application Programming Interface)

特定のシステム・ソフトウェア製品をサポートするための、アプリケーション・レベルの関数および環境。ソフトウェア・プログラムが別のプログラムのサービスを使用するための、明確なプログラミング・インターフェイスのセット (エントリ・ポイント、呼び出しパラメータ、戻り値) です。

アプリケーション・トランザクション・モニタ・インターフェイス (ATMI)

BEA Tuxedo アプリケーション・プログラムが、グローバル・トランザクションの開始とコミット、メッセージの送受信、修正の管理、型付きバッファの管理、および同様のタスクの実行に使用する UNIX 国際標準インターフェイス。ATMI インターフェイスは、すべての BEA Tuxedo ベースのシステムでサポートされており、X/Open TX および XATMI インターフェイスの基礎となります。

非同期プロセス

ほかのプロセスから独立した状態で実行されるプロセス。要求が非同期的に処理される場合、クライアント・アプリケーションはその要求の完了を待つ間も、別のオペレーションを実行できます。

非同期要求

アプリケーション内での並行処理を実現する要求。クライアントは、要求の処理中にほかの処理を行うことができます。

ATMI

「アプリケーション・トランザクション・モニタ・インターフェイス」を参照してください。

属性

オブジェクトと値との間で識別可能な関連性。

認証する

ユーザまたはプロセッサの ID を信頼性の高い方法で判別すること。多くの場合、1 つまたは複数のパスワードを使用します。認証されると、サービスおよびオブジェクトの認証テーブルに ID をマッピングできます。このマッピングは通常、アクセス制御リストで行われます。

認証

アプリケーション・パスワードおよびセキュリティ・サービスで構成され、ユーザを検証し、アプリケーションに参加できるようにする方法。

BEA ActiveX Client

BEA Tuxedo CORBA のコンポーネント。BEA Tuxedo ドメインと ActiveX オブジェクト・システムの間の相互運用性を提供します。ActiveX Client は、ActiveX メソッドを、BEA Tuxedo ドメインにある CORBA オブジェクトのインターフェイスに変換します。

BEA Tuxedo アプリケーション

単一のビジネス関数をサポートするための 1 つまたは複数の Tuxedo ドメイン。

BEA Tuxedo クライアント・アプリケーション

BEA Tuxedo CORBA で使用するために記述されたプログラム。他のアプリケーションからのサービスを要求します。

BEA Tuxedo CORBA サーバ・アプリケーション

BEA Tuxedo CORBA で使用するために記述されたプログラム。クライアント・アプリケーションによって要求されたタスクを実行します。

BEA Tuxedo CORBA TP フレームワーク

BEA Tuxedo CORBA サーバ・アプリケーションのビルド手順がサーバ・アプリケーションの実行可能イメージとリンクするデフォルト・インプリメンテーションのランタイム・ライブラリ。TP (トランザクション処理) フレームワークは、以下の処理を行うプログラムを簡単に記述するための便利な関数セットで構成されています。

    1. サーバ・アプリケーションを初期化し、起動ルーチンとシャットダウン・ルーチンを実行します。

    2. サーバ・アプリケーションを BEA Tuxedo ドメインのリソースに関連付けます。

    3. オブジェクトを管理します。管理には、オブジェクトを必要に応じてメモリ内に呼び出す、不要になったらメモリからクリアする、永続オブジェクトのデータの読み取りおよび書き込みを管理する、という処理があります。

    4. ハウスキーピング機能を実行します。

BEA Tuxedo のドメイン

CORBA アプリケーションでは、1 つの UBBCONFIG ファイルで定義されたサーバ、サービス、およびする関連リソース・マネージャ。

ATMI アプリケーションでは、BEA Tuxedo システムの特定のインスタンス、顧客のサーバ・アプリケーション、および BEA Tuxedo ドメインをコンフィギュレーションするための単一の UBBCONFIG ファイル。

BEA Tuxedo 外部クライアント・アプリケーション

Netscape Navigator など、ORB にインプリメントされた BEA 社製品以外のクライアント・アプリケーション。BEA Tuxedo CORBA の ActiveX Client コンポーネントは、外部クライアント・アプリケーションではありません。ORB は Microsoft 製品でインプリメントされていますが、ORB 自体は BEA 社で提供されているためです。

BEA Tuxedo ネイティブ・クライアント・アプリケーション

BEA Tuxedo CORBA サーバ・アプリケーションと通信するために OMG IDL 文に定義されたオペレーションを呼び出すクライアント・アプリケーション。リモート・クライアント・アプリケーションとネイティブ・クライアント・アプリケーションは同じです。アプリケーションが BEA Tuxedo ドメインで実行中のマシン上にあるかどうかによって、要求がどのように処理されるか、および処理が透過的かどうかは異なります。BEA Tuxedo リモート・クライアント・アプリケーションは通常、BEA Tuxedo ドメインで実行中のマシン上にはありません。BEA Tuxedo CORBA の ActiveX Client コンポーネントは、リモート・クライアント・アプリケーションです。

BEA Tuxedo リモート・クライアント・アプリケーション

IIOP を使用してリモートの BEA Tuxedo CORBA サーバ・アプリケーションと通信するために OMG IDL 文に定義されたオペレーションを呼び出すクライアント・アプリケーション。リモート・クライアント・アプリケーションとネイティブ・クライアント・アプリケーションは同じです。アプリケーションが BEA Tuxedo ドメインで実行中のマシン上にあるかどうかによって、要求がどのように処理されるか、および処理が透過的かどうかは異なります。BEA Tuxedo CORBA の ActiveX Client コンポーネントは、リモート・クライアント・アプリケーションです。

BEA Tuxedo ソフトウェア

BEA 社から提供される BEA Tuxedo 製品。

BEA Tuxedo システム

BEA Tuxedo ソフトウェアが実行される BEA Tuxedo ソフトウェアおよびハードウェア。

バインディング

ActiveX オブジェクト・システムなど、CORBA オブジェクトのインターフェイスとほかのオブジェクト・システムの関連付け。

ブロードキャスト

ネットワーク上のすべてのノードに同じメッセージを送信すること。

ビジネス・オブジェクト

予測できない組み合わせに使用できるアプリケーション・レベルのコンポーネント。ビジネス・オブジェクトは、ドキュメント・プロセッサなど、単一のアプリケーションに依存しない、認識可能な通常のエンティティを表します。独立して配布可能で、ユーザ・インターフェイスと状態を持ち、目的のタスクを実行するために別途開発したほかのビジネス・オブジェクトと協調動作できます。

C++

1980 年代初めに AT&T ベル研究所により開発された、オブジェクト指向型のプログラミング言語。C++ は、非オブジェクト指向言語である C 言語に基づいたハイブリッド型の言語です。

呼び出し

アプリケーション・プログラムがサービスの要求に使用する命令。

クラス

振る舞いと属性を表す変数とメソッドを格納したオブジェクトのテンプレート。クラスは、ほかのクラスからパブリックおよびプロテクト変数とメソッドを継承できます。

クライアント

(1) サーバにタスクの実行を要求するソフトウェア。クライアント/サーバという用語では、クライアント・アプリケーションは通常、ユーザ・インターフェイスを含んでおり、サーバ・アプリケーションは通常、データを格納して操作します。クライアント/サーバ型のアーキテクチャでサービスを要求する側のソフトウェア・プログラムです。(2) BEA Tuxedo ソフトウェアで処理されるサービス要求を生成し、BEA Tuxedo ソフトウェアからの要求に対する応答を受け取るプロセス。

クライアント/サーバ

アプリケーション・プログラムをクライアントまたはサーバとして構成したプログラミング・モデル。クライアント・プログラムとは、実行したいサービスを要求するアプリケーション・プログラムです。サーバ・プログラムとは、クライアント・プログラムから要求された内容を処理するためのサービス・ルーチンをディスパッチするエンティティです。サービス・ルーチンとは、クライアント・プログラムの代わりに 1 つまたは複数の特定機能を実行するアプリケーション・プログラム・モジュールです。

クライアント・スタブ

アプリケーションの OMG IDL 文をコンパイルすると IDL コンパイラによって作成されるファイル。クライアント・スタブには、クライアント・アプリケーションのビルド・プロセスで作成されたコードが格納されています。クライアント・スタブは、要求を呼び出すときに、オブジェクト型に対応する OMG IDL オペレーションの定義を BEA Tuxedo ドメインが呼び出すサーバ・アプリケーションのメソッドにマップします。このコードを使用して、要求をサーバ・アプリケーションに送信します。

コマンド行インターフェイス

システム・プロンプトでのコマンド文字列の入力より、ユーザとの対話を実現するユーザ・インターフェイス。

コミット

(1) データベースへの変更を記録し、安定化させてトランザクションを終了すること。保護されていたリソースは解放されます。(2) トランザクションで実行された更新処理やメッセージ処理の宣言、またはそのプロセス自体を、他のトランザクションからも見えるようにすること。トランザクションがコミットされると、そのトランザクションが行った処理は公開され、保持されます。コミット後は、トランザクションが行った処理を自動的に元に戻すことはできません。

Component Object Model (COM)

Microsoft プラットフォームで使用するオブジェクト・モデル。COM は、多くの点で CORBA とは異なります。たとえば、オブジェクトの参照メカニズム、オブジェクトの作成プロセスなどで相違点があります。

COM ビュー

必要なインターフェイスのインプリメンテーションなど、Component Object Model (COM) 標準に準拠するオブジェクトの表現。

コンストラクタ

オブジェクトを作成する疑似メソッド。Java では、コンストラクタはクラスと同じ名前を持つインスタンス・メソッドです。Java コンストラクタを呼び出すには、new キーワードを使用します。

会話型サーバ

サービスが要求を出した側との対話を実行するサーバ。

会話型サービス

クライアント・プログラムからの会話型通信によって呼び出されるサービス・ルーチン。接続が確立され、サービスが呼び出されると、クライアントとサービスは、アプリケーション固有の形式でデータを交換します。サービスが返されると、接続は切断されます。

CORBA

Common Object Request Broker Architecture の略。Object Management Group によって発表された分散オブジェクト指向型コンピューティング用のマルチベンダ標準。

CORBA ファシリティ

OMG が採用した共通ファシリティ。共通ファシリティは、ほとんどのドメインに適用可能なエンド・ユーザ指向の水平型フレームワークを提供し、OMG IDL で定義されます。

CORBA インターフェイス

オペレーションと属性のセット。CORBA インターフェイスは、OMG IDL 文を使用してインターフェイス定義を作成することで定義されます。定義には、オブジェクトを操作するためのオペレーションおよび属性が格納されます。

CORBA オブジェクト

オペレーションを実行する CORBA 標準に準拠したエンティティ。オブジェクトはインターフェイスによって定義されます。

CORBA ORB

CORBA 標準に準拠したオブジェクト・リクエスト・ブローカ (ORB)。CORBA ORB は、通常はネットワーク全体に分散されているクライアント・アプリケーションとサーバ・アプリケーションとの通信の媒介役です。BEA Tuxedo ORB は CORBA ORB です。

コア・クラス

Java プラットフォームの標準メンバであるパブリック・クラス (またはインターフェイス)。Java コア・クラスは、Java プラットフォームが動作するすべてのオペレーティング・システムで使用できるようにするためのものです。

デーモン

バックグラウンドで処理および実行されるシステム・プロセス。

データベース

相互に関連するデータや独立したデータの格納場所。1 つまたは複数のアプリケーションに対するサービスをすばやく提供します。

データベース管理システム (DBMS: Database Management System)

データベース内のテーブルのデータをユーザ側で構成したり、操作できるようにしたプログラムまたはプログラムのセット。DBMS では、データのプライバシー保護、回復機能、およびマルチ・ユーザ環境での整合性が保証されています。

データ依存型ルーティング

メッセージのデータ・フィールドの値に基づいて、特定のグループ宛てに処理対象の要求をルーティングすること。

DBMS

「データベース管理システム (DBMS: Database Management System)」を参照してください。

デプロイメント・パッケージ

ActiveX Client では、タイプ・ライブラリ、Windows レジストリ・エントリ、およびクライアント・アプリケーションで CORBA オブジェクトの ActiveX ビューを使用するのに必要なアプリケーションを含む、自己登録型の OLE カスタム・コントロール実行可能ファイル。

デザイン・パターン

デザインに関する問題のソリューションを、構造化された形式に従ってカプセル化した文書。デザイン・パターンは、オブジェクト指向アプリケーションの設計で役立つ法則と形式のことです。

デスクトップ・クライアント

Windows 2000 または Windows 98 などの Microsoft デスクトップ・プラットフォームで動作するクライアント・アプリケーション。デスクトップ・クライアント・アプリケーションは、Component Object Model (COM) を使用しており、COM と CORBA 間の変換に ActiveX Client を使用して BEA Tuxedo ドメインと通信します。

分散アプリケーション

2 つまたはそれ以上の部分 (クライアントとサーバなど) に分割されたアプリケーション。異なるコンピュータ上に配置されたそれぞれの部分は、ネットワーク経由で通信します。

分散アプリケーション・フレームワーク

クライアント/サーバ・アプリケーションの構築と管理を行うミドルウェア。このフレームワークには、複数の運用環境にわたる接続を実現し、開発サービスと管理を提供する製品も含まれます。

分散トランザクション

複数のトランザクション・マネージャを含むトランザクション。分散トランザクション環境では、クライアント・アプリケーションが複数のサーバに要求を送信し、その結果、複数のリソース・マネージャでリソースが更新される場合があります。トランザクションを完了するため、クライアント、サーバ、リソース・マネージャの各トランザクション・マネージャは、ドメイン内でポーリングされ、各パーティシパントのコミット処理を調整する必要があります。

分散トランザクション処理 (DTP: Distributed Transaction Processing)

複数のアプリケーション・プログラムが複数のリソース (データベースなど) を協調して更新する処理のこと。アプリケーション・プログラムおよびリソースは、ネットワーク上の 1 つまたは複数のコンピュータに常駐できます。

ドメイン

「BEA Tuxedo のドメイン」を参照してください。

ダイナミック・リンク・ライブラリ (DLL: Dynamic Link Libraries)

ロード・モジュールにグループ化された関数の集合。Windows または OS/2 のアプリケーションでは、実行時に実行形式プログラムに動的にリンクされます。

環境オブジェクト

基となる環境からの独立性 (たとえば、オペレーティング・システムからの独立性) を提供するサポート・オブジェクト。Bootstrap オブジェクトは環境オブジェクトの 1 つです。

イベント

1 つまたは複数のモジュールが関係する条件の発生、状態の変更、または一部の情報の有効化。

例外

データ・セットやファイルの処理、またはリソースの使用時に発生した入出力エラーなどの異常な事態。

ファクトリ

ほかの CORBA オブジェクトへのオブジェクト・リファレンスを返す CORBA オブジェクト。ファクトリは、サーバ・アプリケーションにあります。

ファクトリ・ファインダ

アプリケーションが必要とするファクトリを探し出す CORBA オブジェクト。クライアント・アプリケーションでもサーバ・アプリケーションでもファクトリ・ファインダを使用できます。

フレームワーク

特定のアプリケーション・ドメインのニーズに合わせて調整されたソフトウェア環境。フレームワークには、ソフトウェア・コンポーネントの集合が含まれており、プログラマはこれらを使用して、フレームワークが提示するドメイン用のアプリケーションを構築します。フレームワークには、専用の API、サービス、およびツールが組み込まれているため、ユーザやプログラマは、特定のタスクを実行するための知識を習得する手間を省けます。

ガベージ・コレクション

不要なメモリの自動検出および解放。Java ランタイム・システムは、プログラマが明示的にオブジェクトを解放しないようにガベージ・コレクションを実行します。

グローバル・トランザクション

(1) ローカル・トランザクションを含む 1 つまたは複数のリソース・マネージャにまたがるトランザクション。複数のサーバまたは複数のリソース・マネージャ・インターフェイスを使用し、基本作業単位として調整されるトランザクション用のトランザクション・マネージャの名前。(2) 複数のサーバまたは複数のリソース・マネージャ・インターフェイスを使用し、基本作業単位として調整される BEA Tuxedo のトランザクションの名前。

グラフィカル・ユーザ・インターフェイス (GUI: Graphical User Interface)

グラフィカルなアイコン付きの、ウィンドウやメニュー・バーを使った高水準のインターフェイス。システム・コマンドを入力する代わりに使用し、ユーザとのインタラクティブな環境を実現します。

GUI

「グラフィカル・ユーザ・インターフェイス (GUI: Graphical User Interface)」を参照してください。

ホスト

ネットワークにアタッチされたコンピュータ。通信スイッチの役割以外のサービスも提供します。

識別子

Java プログラムの項目名。

IDL

「OMG IDL」を参照してください。

IDL インターフェイス

CORBA オブジェクトに対する OMG IDL でのインターフェイス宣言。インターフェイス宣言には、IDL のオペレーションおよび属性が含まれます。OMG IDL インターフェイス宣言は、BEA Tuxedo CORBA オブジェクト用のスタブおよびスケルトンを作成する場合に使用します。

「Java インターフェイス」を参照してください。

IIOP

インターネット ORB 間プロトコル (Internet Inter-ORB Protocol)。Object Management Group (OMG) で指定するプロトコルです。IIOP を使用すると、2 つ以上のオブジェクト・リクエスト・ブローカ (ORB) が協調してリクエストを適切なオブジェクトに転送できます。

「CORBA ORB」を参照してください。

IIOP リスナ/ハンドラ

クライアント・アプリケーションと BEA Tuxedo ドメインとのやり取りを可能にする BEA Tuxedo CORBA 機能。IIOP リスナ/ハンドラは、IIOP プロトコルを介してクライアント・アプリケーションからリクエストを受信し、それを BEA Tuxedo ドメイン内の適切なサーバ・アプリケーションに送信します。

インプリメンテーション・コード

特定のオブジェクトでクライアント・アプリケーションの要求を満たすために作成したメソッドのコード。インターフェイスはオペレーションを定義し、メソッドに実装されます。

インプリメンテーション・ファイル

OMG IDL 文で定義した各オペレーションのメソッド宣言をほかのデータといっしょに格納したファイル。そのメソッドをビジネス・ロジックに実装します。サーバ・アプリケーションをビルドする場合、このインプリメンテーション・ファイルを BEA Tuxedo のビルド手順で指定します。

継承

あるオブジェクトの機能および振る舞いを別のオブジェクトに渡すこと。オブジェクトが単一のインターフェイスから振る舞いを継承する場合は、単一継承と呼ばれます。オブジェクトが複数のインターフェイスから振る舞いを継承する場合は、多重継承と呼ばれます。

インスタンス

C++ のオブジェクト・インスタンス。オブジェクト・インスタンスは、BEA Tuxedo CORBA で CORBA オブジェクトのサーバントとして使用されます。

インターフェイス・リポジトリ

クライアント・アプリケーションとサーバ・アプリケーション間の CORBA の取り決めを決定するインターフェイス定義を格納するオンライン・データベース。

インターオペラブル・オブジェクト・リファレンス (IOR: Interoperable Object Reference)

タグ付きプロファイルのコレクションをオブジェクト・リファレンスに関連付けるエンティティ。ORB では、オブジェクト・リファレンスが ORB 間でやり取りされるたびに、オブジェクト・リファレンスから IOR を作成する必要があります。

Java

C++ をモデルとし、小さなサイズ、単純性、プラットフォームおよびオペレーティング・システム間の移植性を実現するように設計されたオブジェクト指向プログラミング言語。

Java Development Kit (JDK)

Java インタープリタ、Java クラス、Java 開発ツール (コンパイラ、デバッガ、逆アセンブラ、アプレットビューア、スタブ・ファイル・ジェネレータ、ドキュメンテーション・ジェネレータ) を含む Java 開発者用ソフトウェア・パッケージ。

Java インターフェイス

Java 言語で抽象インターフェイスを定義するための宣言。Java には多重継承がないため、Java クラスは、1 つまたは複数のインターフェイスをインプリメントして複合機能を提供できます。

「IDL インターフェイス」を参照してください。

Java Runtime Environment (JRE)

JRE を再配布するエンド・ユーザおよびプログラマ向けの Java Development Kit のサブセット。JRE は、Java 仮想マシン、Java コア・クラス、サポート用ファイルで構成されます。

Java 仮想マシン (Java Virtual Machine: JVM)

Java バイトコードを変換する Java Runtime Environment の一部。

JDK

Java Developer's Kit」を参照してください。

レガシー・アプリケーション

BEA Tuxedo ドメインにアクセスするために、変更またはラッピングを必要とする既存のアプリケーション。

論理マシン ID (LMID: Logical Machine ID)

トランザクション・マネージャ・アプリケーションで使用され、コンフィギュレーション・ファイルで論理名が指定された処理エレメント。

makefile

make コマンドによって参照されるファイル。プログラムを実行するために必要な各ファイルの作成方法を make コマンドに通知します。makefile には、ソース・ファイル、オブジェクト・ファイル、および依存関係の情報がリストされています。

管理対象オブジェクト

MIB で定義され、管理デバイスによって制御されるエンティティ (プロセス、ハードウェアの一部、システム・パフォーマンスなど)。

管理情報ベース (MIB: Management Information Base)

(1) BEA Tuxedo システムを構成するオブジェクト・クラスと属性の定義を完全に備えた、BEA Tuxedo システムのコンポーネント。(2) ASN.1 表記を使用した仮想ストレージ・データベース。MIB には、システム・マネージャ・ソフトウェアが監視および制御する各属性を表すオブジェクトがあります。これらのオブジェクトは、ASN.1 表記で定義されます。各属性には、標準的な登録階層内での一意性を保証するオブジェクト識別子 (OID) があります。

マッピング

OMG IDL 文と、OMG IDL 文をコンパイルして作成されるプログラミング言語のコードとの間の関係。たとえば、C++ IDL コンパイラは OMG IDL 文を C++ 言語のバインディングにマップします。

メソッド

C++ または Java クラスのメソッド。ユーザが記述した C++ または Java クラスのメソッドは、BEA Tuxedo CORBA 分散オブジェクトの IDL オペレーションのインプリメンテーションを提供します。

MIB

「管理情報ベース (MIB: Management Information Base)」を参照してください。

MIB グループ

OID ツリーのオブジェクトの名前またはオブジェクト識別子で表すオブジェクトのグループ。管理対象オブジェクトのコレクションを含んでいます。

ミドルウェア

分散されたクライアント/サーバ型アプリケーションの構築に必要なサービスのセット。たとえば、ネットワーク上にほかのプログラムを配置するためのサービス、これらのプログラムとの通信を確立するためのサービス、アプリケーション間で情報を交換するためのサービスなどがあります。ミドルウェアのサービスは、異なるプラットフォームでの不均衡を解決し、複数のベンダ・ソフトウェアやオペレーティング・システムが混在するネットワーク上で同一の認証モデルを実現するためにも使用できます。

モデル

何かを単純化した表現。表現は、詳細の一部が抽象化される形で単純化されます。

モデル化

アーキテクチャの開発、シミュレーション、およびコンピュータ・システムで使用されるデザイン技術。

マルチスレッド処理

いくつかのトランザクションで 1 つのプロセスを使用すること。

ネーミング・コンテキスト

一意な名前の関連性の集合を格納したオブジェクト。

オブジェクト

状態、振る舞い、および ID によって定義されるエンティティ。プロパティとも呼ばれるこれらの属性は、オブジェクトのオブジェクト・システムによって定義されます。

「CORBA オブジェクト」を参照してください。

オブジェクト ID (OID)

指定したインターフェイスの分散オブジェクトを一意に識別する値。

オブジェクト・インプリメンテーション

インターフェイス向けに定義したオペレーションをインプリメントするために作成したコード。

オブジェクト・インターフェイス

アプリケーションの OMG IDL 文で定義したオブジェクトのインターフェイス。オブジェクト・インターフェイスは、引き出し、預け入れ、転送など、オブジェクトに対して実行可能なオペレーションのセットを識別します。

オブジェクト・モデル

アプリケーションまたはシステムの設計全体がオブジェクトとして表現されたモデル。

オブジェクト・リファレンス

従業員の ID 番号のように、オブジェクト定義をオブジェクトのインスタンスに関連付ける識別子。

オブジェクト・システム

システム固有の標準に従って、オブジェクトのコレクションを格納、操作、および使用するソフトウェア・システム。オブジェクト・システムは、オブジェクト間の情報の交換方法と、オブジェクト・モデル (CORBA や COM など) に従ったオブジェクトの実装方法を指定します。

オクテット

8 ビットで構成される単位。バイト。

OLE

Object Linking and Embedding の略。あるアプリケーションから別のアプリケーションへのドキュメントの埋め込みから、もっと複雑な問題まで、ソフトウェア開発の問題に対処する Microsoft の技術。OLE を使用すると、ユーザに透過的な方法でクライアントおよびサーバのリンクが可能になります。

OLE オートメーション

ソフトウェア・パッケージが、固有の機能をスクリプト作成ツールおよびその他のアプリケーションにエクスポーズできるようにする技術。OLE オートメーションは、OLE Component Object Model (COM) を使用しますが、他の OLE 機能とは独立してインプリメントできます。

OMG IDL

Object Management Group Interface Definition Language の略。オブジェクトのインターフェイス、つまりオブジェクトで実行可能なオペレーションなど、オブジェクトの特徴や動作を記述するために OMG によって指定された定義言語。

オペレーション

オブジェクトによって実行可能なアクション。

ポータブル・オブジェクト・アダプタ (POA: Portable Object Adapter)

サーバ・アプリケーションの実行可能イメージに組み込まれる関数のランタイム・ライブラリ。POA は、アプリケーションが使用するすべてのオブジェクトへのオブジェクト・リファレンスを作成および管理します。また、POA はオブジェクトの状態も管理し、永続オブジェクトをサポートするインフラストラクチャを提供して、異なる ORB 製品間でのオブジェクト・インプリメンテーションの移植性を実現します。BEA Tuxedo サーバ・アプリケーションの手順では、POA がサーバ・アプリケーションに組み込まれます。BEA Tuxedo CORBA TP フレームワークは、すべてのサーバ・アプリケーションと POA の対話を自動的に処理します。

要求

実行するオペレーションを指定した、クライアント・アプリケーションから送信されるメッセージ。メッセージは、オブジェクト・リクエスト・ブローカ (ORB) に送信され、要求を満たす適切なサーバ・アプリケーションにリレーされます。

リソース・マネージャ

情報およびプロセスの集合に対するアクセスを提供する、インターフェイスおよび関連ソフトウェア。例として データベース管理システムがあります。リソース・マネージャによって、トランザクション機能とアクションの永続性が可能になります。これらは、グローバル・トランザクション内でアクセスして制御できます。

ロールバック

(1) トランザクション内で更新されたすべてのリソースを元の、つまりトランザクションの開始前の状態に戻してトランザクションを終了すること。(2) トランザクションの途中で実行されたリソースに対するすべての変更を無効にするか、またはやり直してトランザクションを終了するイベント。

スケーラビリティ

開発者が、1 つの解決策を使用して異なるサイズの問題に対処できること。1 つの解決策をあらゆる問題に対して適用できるのは理想的です。ただし実際には、あまり複雑でない問題に対して、より簡単な解決策が適用されるのが普通です。

セキュリティ

情報が不正に変更または開示されたり、リソースが不正に使用されることを防ぐこと。

SecurityCurrent

システムのセキュリティ機能にアクセスできるようにするオブジェクト。

サーバント

アプリケーションの OMG IDL 文で定義するインターフェイスを実装するクラスのインスタンス。サーバントには、1 つまたは複数の CORBA オブジェクトのオペレーションを実装するメソッドのコードが格納されます。

サーバ

BEA Tuxedo CORBA サーバ・アプリケーション」を参照してください。

サーバ・グループ

1 つのマシン上にあるサーバの集合。リソース・マネージャと関連付けられます。サーバ・グループは、サーバの起動、シャットダウン、移行を行うときに使用される管理単位です。

Server オブジェクト

サーバ・アプリケーションの初期化関数を実行し、1 つまたは複数のサーバントを作成し、サーバ・アプリケーションのシャットダウンおよびクリーンナップ手順を実行するオブジェクト。

スケルトン

オブジェクト・インターフェイスに固有の BEA Tuxedo CORBA オブジェクト・リクエスト・ブローカ (ORB) コンポーネント。要求を特定のメソッドを渡す際にオブジェクト・アダプタをサポートします。スケルトンは、IDL コンパイラで作成されます。BEA Tuxedo ORB は、このスケルトンを実行時に使用し、要求を満たす特定のメソッドを呼び出します。

状態

オブジェクトの現在の状態に関する (通常はメモリ内の) 説明。

状態を持たないアプリケーション

サービスまたはオペレーションの完了後、状態情報をメモリからクリアするアプリケーション。

サブスクライバ

イベントまたはイベントのセットをサブスクライブし、イベントの発生が通知されたときに実行すべき処理を宣言しておくアプリケーション・プログラム。

スレッド

実行の単位または実行コンテキスト。命令の実行シーケンス、および各命令が扱うメモリ。

3 層型のクライアント/サーバ

n 層型のクライアント/サーバのインプリメンテーション。

TM

「トランザクション・マネージャ (TM: Transaction Manager)」を参照してください。

トランザクション

(1) データベースをある一貫した状態から別の状態に変換する、1 つの完全な作業単位。DTP では、トランザクションは、1 つまたは複数のシステムで実行される複数の作業単位を含むこともあります。(2) アプリケーションが、データベースなどの共用リソースで作業を実行するための論理構造体。トランザクションの代わりに行われる処理は、ACID 特性 (原子性、一貫性、独立性、持続性) に準拠します。

トランザクション・コーディネータ

トランザクションに関係するオペレーションとデータの整合性および一貫性を保証するインフラストラクチャを備えたシステム・ソフトウェア・コンポーネント。

TransactionCurrent

トランザクションを管理するためのオブジェクト。リソース・マネージャをオープン/クローズするための API もサポートしています。

トランザクション・マネージャ

アプリケーション・プログラムの代わりに、グローバル・トランザクションを管理するシステム・ソフトウェア・コンポーネント。トランザクション・マネージャは、アプリケーション・プログラムおよび通信用リソース・マネージャから発行されるコマンドを調整し、トランザクションに参加するすべてのリソース・マネージャと通信してグローバル・トランザクションを開始したり、実行します。グローバル・トランザクションの処理中にリソース・マネージャに障害が発生した場合は、保留中のグローバル・トランザクションをコミットするか、またはロールバックするかの判定を、リソース・マネージャの代わりにトランザクション・マネージャが行います。

「トランザクション・コーディネータ」を参照してください。

トランザクション方針

トランザクションと関連付けられるクライアント・リクエストとサーバントのトランザクション・コンテキストとの間の、TP フレームワークの対話を決定する方針。

TUXCONFIG

BEA Tuxedo アプリケーション用のバイナリ形式のコンフィギュレーション・ファイル。すべての BEA Tuxedo プロセスは、このファイルを参照してコンフィギュレーション情報を取得します。

2 フェーズ・コミット (2PC: Two-Phase Commit)

複数の DBMS (またはほかのリソース・マネージャ) にまたがる単一のトランザクションを調整する方法。トランザクションで実行した、関連するすべてのデータベースへの更新処理をコミットするか、または完全にロールバックしてトランザクション開始時の状態に戻すことにより、データの整合性を保証できます。

2 層型のクライアント/サーバ

アプリケーションを 2 つの部分に分割し、デスクトップ・ワークステーションとサーバ・マシンに対して処理を分けるというアプリケーション開発の手法。

タイプ・ライブラリ

1 つのファイルで表される共有コードのリポジトリ。データ型とインターフェイス型を格納します。

UBBCONFIG

BEA Tuxedo アプリケーション用の ASCII 形式のコンフィギュレーション・ファイル。このファイルは、TUXCONFIG ファイルの ASCII 表現です。

ユース・ケース

設計中のアプリケーションとユーザが対話する方法を示すテキスト。ユース・ケースは、ユーザが従うプロセスを反映します。

UserTransaction 環境オブジェクト

クライアント・アプリケーションを BEA Tuxedo CORBA トランザクション・サブシステムに接続するオブジェクト。クライアント・アプリケーションは、そのトランザクションのコンテキスト内でオペレーションを実行できます。UserTransaction オブジェクトは、Java クライアント・アプリケーションの場合にのみ存在します。

ビュー

ActiveX など、別のオブジェクト・システムに存在する BEA Tuxedo ドメインの CORBA オブジェクトの表現。

「CORBA オブジェクト」と「BEA Tuxedo ドメイン」を参照してください。

ラップする

アプリケーションをほかのアプリケーションでも利用できるようにソフトウェア層に入れて囲むこと。

ラッパー

レガシー・アプリケーションをインプリメンテーションとして BEA Tuxedo CORBA クライアント・アプリケーションで利用できるように、レガシー・アプリケーションをラップするためのソフトウェア層。

XML

Extensible Markup Language の略。Sun Microsystems, Inc. によって設立された World Wide Web Consortium (W3C) が開発した言語で、SGML を World Wide Web に適用するためのものです。

 

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