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Tuxedo アプリケーションの設定
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ワークステーション・クライアントについて
ここでは、次の内容について説明します。
Workstation コンポーネントとは
BEA Tuxedo システムの Workstation コンポーネントを使用すると、サーバ側の機能がフル・インストールされていないマシン、つまり管理サーバもアプリケーション・サーバもサポートしないマシンに、アプリケーション・クライアントを収容できます。クライアントとアプリケーション・サーバ間の通信は、すべてネットワーク経由で行われます。
ワークステーション・クライアントのプロセスは、Windows 98、Windows 2000、または UNIX プラットフォーム上で実行できます。また、このクライアントは、ATMI にアクセスすることもできます。ユーザは、発行した要求が背後のネットワークでどのように処理されているかを意識する必要はありません。ワークステーション・クライアントは、ワークステーション・ハンドラ (WSH) を介してシステムに登録し、ネイティブ・クライアントが使用できる機能と同じ機能にアクセスします。
ワークステーション・クライアントとアプリケーション・サーバ間の通信はすべて、ワークステーション・ハンドラ (WSH) プロセスを介して行われます。
ワークステーション・クライアントは、ネットワーク・クライアントで実行できる機能とほぼ同じ機能を実行できます。たとえば、次のような機能があります。
4 つのワークステーション・クライアントが接続されたアプリケーションの例
次の図は、4 つのワークステーション・クライアントが接続されたアプリケーションの例です。
図 10-1 4 つのワークステーション・クライアントが接続された銀行業務アプリケーション
4 つのうち、2 つのワークステーション・クライアントは、UNIX システム上で実行されています。残りの 2 つのワークステーション・クライアントは、Windows 2000 上で実行されています。すべてのワークステーション・クライアントは、まず、ワークステーション・リスナ (WSL) からアプリケーションに参加します。ワークステーション・リスナは、それ以降の通信処理をワークステーション・ハンドラ (WSH) に任せます。このプロセスは、ネイティブ・クライアントがアプリケーションに参加するプロセスとは異なります。後者の場合、ネイティブ・クライアントは直接掲示板にアタッチして参加します。 管理サーバとアプリケーション・サーバはすべて SITE1 と SITE2 に配置されています。ワークステーション・クライアントからアプリケーションへのサービス要求は、ネットワーク経由で WSH に送られます。WSH は、要求を該当するサーバに転送し、サーバから応答を受け取り、その応答をワークステーション・クライアントに返します。 注記 リソース・マネージャとは、BEA Tuxedo アプリケーションでトランザクション処理を行い、操作を実行するための XA 標準インターフェイスのインプリメンテーションのことです。リソース・マネージャの代表的な例はデータベースです。リソース・マネージャは、グローバル・トランザクション内でアクセスされ、制御されます。 この例では、アプリケーションは 2 台のマシンに分散されているため、MP モードで動作します。ワークステーション・クライアントは、要求を 1 つのワークステーション・ハンドラに送信します。ワークステーション・ハンドラはその要求を BRIDGE プロセスに転送し、次に BRIDGE プロセスにより、要求が正しいマシンに転送されます。
ワークステーション・クライアントのアプリケーションへの接続方法
次の流れ図は、ワークステーション・クライアントからアプリケーションに接続する方法を示しています。
クライアントは、既定のネットワーク・アドレスを使用して WSL プロセスに接続します。クライアントによって tpchkauth() または tpinit() が呼び出されると、接続を確立するプロセスが開始します。WSL は WSH のアドレスをクライアントに返し、ワークステーション・ハンドラのプロセスに接続要求のプロセスを通知します。WSC は WSH に接続します。以降の WSC とアプリケーション間の通信はすべて WSH を通じて行われます。
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