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Tuxedo システムのインストール

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インストール後の作業の実行

以下の節では、BEA Tuxedo をインストールした後の作業について説明します。

 


BEA Tuxedo のディレクトリ構造について

インストール・プログラムは、BEA Tuxedo ソフトウェアのフル・インストール時に次のディレクトリ構造を作成します。フル・インストールには、BEA Tuxedo サーバおよびクライアント・ソフトウェア・コンポーネントに加えて、リンク・レベルの暗号化 (LLE) およびセキュア・ソケット・レイヤ (SSL) 暗号化ソフトウェア・パッケージが含まれます。

図6-1 BEA Tuxedo 8.1 のディレクトリ構造


 


 


 

この図の製品ディレクトリ (tuxedo8.1) は、BEA Tuxedo 8.1 のデフォルト・ディレクトリです。デフォルト名はインストール時に変更することができます。

次の表では、BEA Tuxedo ディレクトリ構造の最上位にあるディレクトリおよびファイルについて簡単に説明します。

ディレクトリ名

説明

samples

BEA Tuxedo を使用して独自のアプリケーションを開発する方法を学習できるように用意されたサンプル・コードおよびリソースが格納されています。samples ディレクトリには以下のサブディレクトリが格納されています。

help

BEA Tuxedo Administration Console のヘルプ・ファイルが格納されています。

bin

Tuxedo、Jolt、および SNMP エージェントの実行可能プログラムが格納されています。

uninstaller

BEA Tuxedo ソフトウェアをアンインストールするために必要なコードが格納されています。

locale

システム・メッセージのローカライズをサポートするサブディレクトリが格納されています。C サブディレクトリには、デフォルト・ロケールのメッセージ・カタログ (米国の英語) が格納されています

cobinclude

COBOL プログラムで使用する copylib エントリが格納されています。

lib

動的共用ライブラリ (BEA Tuxedo が動的共用ライブラリを使用するプラットフォーム用) を含むコンパイル済みのオブジェクト・ファイルと、BEA Tuxedo クライアントおよびサーバをビルドするために必要なその他のファイルが格納されています。

include

C および C++ 言語のヘッダ・ファイルに加えて、OMG IDL ファイルも格納されています。unicode および xercesc サブディレクトリが格納されており、rpc サブディレクトリが格納される場合があります (プラットフォームによって異なる)。

udataobj

BEA Tuxedo に必要なその他のディレクトリおよびファイルが格納されています。udataobj ディレクトリには以下のサブディレクトリおよびファイルが格納されています。

WebLogicOB

Windows システムのみ: ActiveX クライアント・コンポーネント・ファイルと BEA Application Builder 開発ツール (ActiveX クライアントを作成するための GUI アプリケーション・プログラム) が格納されています。

tux.env (ファイル)

UNIX システムのみ: UNIX でのインストール用の BEA Tuxedo 環境変数を格納しており、変数を設定する際のモデルとなります。


 

 


BEA Tuxedo のアーキテクチャについて

次の図に、BEA Tuxedo アーキテクチャの基礎となる BEA Tuxedo ドメインを示します。

図6-2 BEA Tuxedo アーキテクチャの概略


 


 


 

Tuxedo ドメイン (Tuxedo アプリケーション ともいう) は Tuxedo システムを基盤としたビジネス・ソフトウェア・プログラムであり、UBBCONFIG という 1 つのコンフィギュレーション・ファイルによって定義および制御されます。Tuxedo ドメインは、ネットワークで接続された多くのシステム・プロセス、1 つまたは複数のアプリケーション・クライアント・プロセス、1 つまたは複数のアプリケーション・サーバ・プロセス、および 1 台または複数台のマシンで構成されます。

以下の節では、インストール後のチェックを行う前に知っておく必要がある BEA Tuxedo に関する重要な用語および概念を簡単に説明します。

現時点では用語を完全に理解する必要はありません。必要に応じてこれらの節を参照してください。インストール後の手順の中でこれらの用語を見つけたら、該当する節に戻って正確な意味を確認してください。

UBBCONFIG File

BEA Tuxedo ドメインは、コンフィギュレーション・ファイルによって制御されます。このファイルには、インストール時の設定に基づくパラメータが定義されています。テキスト形式のコンフィギュレーション・ファイルは UBBCONFIG と呼ばれますが、ファイルの内容がBEA Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法の「UBBCONFIG(5)」に示されているフォーマットに従っている限り、コンフィギュレーション・ファイルには任意の名前を付けることができます。

Tuxedo ドメイン用の UBBCONFIG ファイルには、アプリケーションを起動するために必要なすべての情報 (そのリソース、マシン、グループ、サーバ、利用可能なサービスなどのリスト) が格納されています。このファイルは 9 つのセクションで構成され、そのうちの 5 つ (RESOURCESMACHINESGROUPSSERVERS、および SERVICES) はすべてのコンフィギュレーションで必要になります。

MASTER マシン

Tuxedo ドメインの MASTER マシン (または MASTER ノード) は、そのドメインの UBBCONFIG ファイルを保持し、UBBCONFIG ファイルの RESOURCES セクションで MASTER マシンとして指定されています。Tuxedo ドメインの開始、停止、および管理はすべて MASTER マシンから行います。

異なるリリースの Tuxedo システム・ソフトウェアを実行する複数のマシンで構成された Tuxedo ドメインでは、MASTER マシンがそのドメインで最上位リリースの Tuxedo システム・ソフトウェアを実行しなければなりません。

TUXCONFIG ファイル

TUXCONFIG ファイルは、バイナリ形式の UBBCONFIG ファイルです。このファイルを作成するには tmloadcf(1) コマンドを実行します。このコマンドは、UBBCONFIG を解析し、TUXCONFIG 環境変数が参照している場所にバイナリ形式の TUXCONFIG ファイルをロードします。UBBCONFIG と同じく、TUXCONFIG ファイルには任意の名前を付けることができます。

Tuxedo ドメインの MASTER マシンには、TUXCONFIG ファイルのマスタ・コピーが格納されています。TUXCONFIG ファイルのコピーは、Tuxedo システムを MASTER マシン上で起動するたびに、Tuxedo ドメインにあるその他のすべてのサーバ・マシン (非 MASTER マシン) に複製転送されます。

TUXCONFIG 環境変数

TUXCONFIG 環境変数は、tmloadcf(1) コマンドがバイナリ形式の TUXCONFIG ファイルをロードする MASTER マシン上の場所を定義します。この場所は、TUXCONFIG をロードするデバイスまたはシステム・ファイルで終わる絶対パス名で設定しなければなりません。

TUXCONFIG パス名の値は、UBBCONFIG ファイルの MACHINES セクションで指定します。この値は、Tuxedo ドメインの MASTER マシンおよびその他すべてのサーバ・マシンに対して指定します。システムの起動時にバイナリ形式の TUXCONFIG ファイルのコピーを非 MASTER マシンに複製転送した場合、そのコピーは、TUXCONFIG パス名の値に従って非 MASTER マシンに保存されます。

TUXDIR 環境変数

TUXDIR 環境変数は、MASTER マシン上の BEA Tuxedo ソフトウェアの製品インストール・ディレクトリを定義します。製品インストール・ディレクトリの名前で終わる絶対パス名で設定しなければなりません。

TUXDIR パス名の値は、UBBCONFIG ファイルの MACHINES セクションで指定します。この値は、Tuxedo ドメインの MASTER マシンおよびその他すべてのサーバ・マシンに対して指定します。

 


BEA Tuxedo インストール後の製品ライセンスのインストール

BEA Tuxedo ソフトウェアのインストール時に製品ライセンスをインストールしなかった場合、ここで説明する手順に従ってライセンスをインストールすることができます。ライセンスをインストールするまで、BEA Tuxedo システム・サーバを起動することはできません。

サンプルのライセンスを以下に示します。

リスト 6-1 BEA Tuxedo 8.1 の製品ライセンス・ファイルのサンプル

# BEA License File
#
# This file contains license tokens to enable BEA Tuxedo and
# optional components.
# Each License begins with a “[section name]” and ends with
# a “SIGNATURE=” line.
#
# New license sections should be appended to this file, and the
# old section, if present, should be deleted.
#
# WARNING: Altering parameters within a section will invalidate
# the license. This is a violation of BEA Systems licensing
# agreement, and may also disable Tuxedo or optional components.
# For Technical Support and to obtain a license, call 888-BEA-SUPT
# (888-232-7878) or 408-570-8070
[BEA TUXEDO]
VERSION=8.1
LICENSEE=BEA Systems
SERIAL=101999651
ORDERID=Internal
USERS=200000
TYPE=SDK
DEVELOPERS=100000
EXPIRATION=2001-04-28
SIGNATURE=TXmtx+AhQdJgr3sjjznBqRB7SP9Jgr3UzAKctjz+e6RmsFSAhUAhStj
znBQdL9n=
[LINK ENCRYPTION]
VERSION=8.1
LICENSEE=BEA Systems
SERIAL=101999651
ORDERID=Internal
USERS=200000
TYPE=SDK
DEVELOPERS=100000
STRENGTH=56
EXPIRATION=2001-12-31
SIGNATURE=TX0CFHkaBpKpAlXGEtQqi+/jJvMo1VB9AhUAUAkizwsgYefRwQJDNTF
0205b1ik=
[SSL ENCRYPTION]
VERSION=8.1
LICENSEE=BEA Systems
SERIAL=101999651
ORDERID=Internal
USERS=200000
TYPE=SDK
DEVELOPERS=100000
STRENGTH=56
EXPIRATION=2001-12-31
SIGNATURE=TX0CiqA5FCAXJFXUEGvAki+gL+i09eRep9hYdshS/8a70MIJQChUAk9
zIAhUIH4=
[PK ENCRYPTION]
VERSION=8.1
LICENSEE=BEA Systems
SERIAL=101999651
ORDERID=Internal
USERS=200000
TYPE=SDK
DEVELOPERS=100000
STRENGTH=56
EXPIRATION=2001-12-31
SIGNATURE=TXmtx+AhQdJgr3sjjznBqRB7SP9Jgr3UzAKctjz+e6RmsFSAhUAhStj
znBQdL9n=
[PK SIGNATURE]
VERSION=8.1
LICENSEE=BEA Systems
SERIAL=101999651
ORDERID=Internal
USERS=200000
TYPE=SDK
DEVELOPERS=100000
STRENGTH=56
EXPIRATION=2001-12-31
SIGNATURE=TX0CFHkaBpKpAlXGEtQqi+/jJvtt1VB9AhUAUAkizwsgYefRwQJDNTF
0205b1ik=
[BEA JOLT]
VERSION=8.1
LICENSEE=BEA Systems
SERIAL=101999651
ORDERID=Internal
EXPIRATION=2001-12-31
SIGNATURE=TX0CFHkaBpKpAlXGEtQqi+/jJvMo1VB9AhUAUzxizwsgYefRwQJDNTF
0205b1ik=

BEA SNMP エージェントは BEA Tuxedo 8.1 に付属しており、Tuxedo 8.1 製品の一部であると見なされます。したがって、BEA SNMP エージェントを使用するために必要な製品ライセンスは、ホスト Windows または UNIX システムで有効な BEA Tuxedo 8.1 ライセンスのみです。

すべてのライセンスでは、56 ビットの暗号化をデフォルトで利用できます。128 ビットの暗号化を利用可能なライセンスもお買い求めいただけますが、認可手順が別途必要です。ライセンスの購入については、http://www.bea.com/contact/sales1.shtml の BEA Sales にお問い合わせください。

ライセンスを取得するには、次の 2 つの方法があります。BEA Tuxedo 製品の評価版をダウンロードする際に BEA の Web サイトから取得する方法と、BEA Tuxedo 製品を購入する際に電子メールを使用して取得する方法です。ライセンスは、lic.txt というファイルにパッケージ化されています。

BEA Tuxedo の旧リリースのライセンス・ファイルは、BEA Tuxedo 8.1 では無効です。BEA Tuxedo セキュリティまたは BEA Jolt を後で追加する場合は、それらのライセンス・ファイルを BEA Tuxedo 8.1 ライセンス・ファイルに追加します。

注記 lic.txt ファイルのコピーを、BEA Tuxedo 配布キットとは別の安全な場所に保存してください。ライセンス・ファイルは他人が使用することはできませんが、第三者による悪意ある改ざんまたは悪意のない改ざんを防ぐため、保護された場所に保存するようにしてください。

Windows システムでの製品ライセンスのインストール

Windows システム上で BEA Tuxedo 製品ライセンスをインストールするには、次の手順に従います。

  1. ライセンス・ファイル lic.txt をマシンに転送します。

  2. [スタート] メニューの [プログラム] をポイントし、[BEA WebLogic E-Business Platform]、[Tuxedo 8.1]、[bealic] の順に選択して、[BEA License Utility] ウィンドウを表示します。


     

  3. lic.txt ファイルのドライブおよび場所を入力し、[OK] をクリックします。BEA License Utility は、lic.txttux_prod_dir¥udataobj ディレクトリにインストールします。tux_prod_dir は、BEA Tuxedo ソフトウェアをインストールした製品ディレクトリです。

BEA License Utility を使用して製品ライセンスをインストールする代わりに、lic.txttux_prod_dir¥udataobj ディレクトリに手動でコピーすることもできます。

UNIX システムでの製品ライセンスのインストール

UNIX システム上で BEA Tuxedo 製品ライセンスをインストールするには、次の手順に従います。

  1. ライセンス・ファイル lic.txt をマシンに転送します。

  2. lic.txttux_prod_dir/udataobj ディレクトリにコピーします。tux_prod_dir は、BEA Tuxedo ソフトウェアをインストールした製品ディレクトリです。

 


Windows システムのレジストリを使用したアクセス制限の強化

BEA Tuxedo で提供されるクライアント・プログラムは、自分のパーミッションを持つユーザによって直接実行されます。さらに、ネイティブ・クライアント (サーバ・プログラムと同じマシンで実行中のクライアント) を実行するユーザは、UBBCONFIG ファイルにアクセスしたり、掲示板 (アプリケーションを制御するパラメータおよびアプリケーションの統計情報を格納するために確保されている共用メモリの一部) などのプロセス間通信 (IPC) のメカニズムにアクセスできます。

ネイティブ・クライアントは BEA Tuxedo 機能にアクセスするために、アプリケーション管理者の ID (tpsysadm) を使用して BEA Tuxedo アプリケーションに参加します。ただし、tpsysadm は信頼されたユーザであるため、この設定では BEA Tuxedo システムがユーザ認証を省略します。

Windows 2000 サーバ・マシンでセキュリティの認証が行われるようにするには、次の手順に従います。

  1. [スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] をクリックし、[ファイル名を指定して実行] ダイアログ・ボックスに「regEdt32」と入力してから、[OK] をクリックして [レジストリ エディタ] ウィンドウを表示します。

  2. [HKEY_LOCAL_MACHINE]、[Software]、[BEA Systems]、[Tuxedo]、[8.1] の順に選択します。

  3. [SECURITY]、[Permissions] の順に選択します。

  4. [Everyone] のアクセス権を無効にし、管理者権限を持つユーザのアクセスだけを設定します。

 


環境設定

BEA Tuxedo を使用して BEA Tuxedo アプリケーションをビルドして実行する前に、環境変数を設定する必要があります。以下の表は、さまざまな環境変数を定義してまとめたものです。

表6-1 BEA Tuxedo コア環境変数

環境変数

TUXDIR

このマシンで BEA Tuxedo ソフトウェアをインストールした製品ディレクトリの絶対パス名。TUXDIR は、サーバとクライアントのみのマシンの両方で設定する必要があります。

APPDIR

このサーバ・マシンでアプリケーションおよび管理サーバが起動するアプリケーション・ディレクトリの絶対パス名。APPDIR は、1 つまたは複数のディレクトリに設定することができます。

TUXCONFIG

バイナリ形式の TUXCONFIG ファイルが置かれているサーバ・マシン上のファイルまたはデバイスの絶対パス名。TUXCONFIG を作成するには、UBBCONFIG コンフィギュレーション・ファイルに対して tmloadcf(1) コマンドを実行します。

WEBJAVADIR

このサーバ・マシン上の BEA Tuxedo Administration Console 用の Java および画像ファイルの絶対パス名。


 

表6-2 BEA Tuxedo クライアントのみの環境変数

環境変数

WSENVFILE

Tuxedo ATMI Workstation (/WS) クライアント: このワークステーションに対して設定するすべての環境変数を収めたファイルの名前。この変数のデフォルト値はありません。

TOBJADDR

Tuxedo リモート CORBA クライアント: Tuxedo サーバ・マシンのリスナのアドレスです。サーバの UBBCONFIG ファイルで指定したホストおよびポートと、大文字と小文字の違いも含めて正確に一致する必要があります。


 

表6-3 COBOL 環境変数

環境変数

COBCPY

コンパイラで使用される COBOL COPY の各ファイルが置かれたディレクトリ。

COBOPT

コンパイルのコマンド行で使用する引数。


 

表6-4 Java 環境変数

環境変数

JAVA_HOME

このマシンで Java Development Kit (JDK) 1.3 をインストールしたディレクトリの絶対パス名。Java アプリケーションのビルドと実行に必要です。*

JDKDIR

JAVA_HOME 値に設定します。

CLASSPATH

このマシン上のクラスおよび Java アーカイブ・ファイルの絶対パス名。Java アプリケーションの実行に必要です。

* BEA Tuxedo 8.1 では、JDK は配布されません。


 

Windows システムでの環境変数の設定

Windows 2000 サーバ・マシンでは、環境を設定するには以下の環境変数を設定する必要があります。

set TUXDIR=pathname_of_BEA_Tuxedo_product_directory

set APPDIR=pathname_of_BEA_Tuxedo_application_directory

set TUXCONFIG=pathname_of_TUXCONFIG_file

set WEBJAVADIR=%TUXDIR%¥udataobj¥webgui¥java

set PATH=%APPDIR%;%TUXDIR%¥bin;¥bin;%PATH%


 

TUXDIRAPPDIR、および TUXCONFIG の例は次のとおりです。

TUXDIR=C:¥bea¥tuxedo8.1
APPDIR=C:¥home¥me¥simpapp
TUXCONFIG=%APPDIR%¥tuxconfig

TUXDIRAPPDIR、および TUXCONFIG 環境変数は、UBBCONFIG ファイルの MACHINES セクション の TUXDIRAPPDIR、および TUXCONFIG パラメータの値と一致しなければなりません。コマンド行シェルから環境変数を設定する代わりに、BEA Administration プログラムの [Environment] ページを使用する方法があります。Windows NT での BEA Tuxedo システムの使用2-5 ページの「Setting and Modifying Environment Variables」を参照してください。

Windows 2000 は、PATH 変数に設定されたパスを使用して、動的に読み込み可能な必須ライブラリ・ファイルにアクセスします。具体的には、次の順序で動的に読み込み可能なライブラリ・ファイルが検索されます。

  1. BEA Tuxedo アプリケーションのインストール元ディレクトリ

  2. 現在のディレクトリ

  3. Windows システム・ディレクトリ (C:¥Win2000¥System32 など)

  4. Windows ディレクトリ (C:¥Win2000 など)

  5. PATH 環境変数に設定されているディレクトリ

環境変数の詳細については、Windows NT での BEA Tuxedo システムの使用2-5 ページの「Setting and Modifying Environment Variables」を参照してください。

UNIX システムでの環境変数の設定

UNIX サーバ・マシンの環境を設定するには、次のように環境変数を設定し、エクスポートします。

TUXDIR=pathname_of_BEA_Tuxedo_product_directory

APPDIR=pathname_of_BEA_Tuxedo_application_directory

TUXCONFIG=pathname_of_TUXCONFIG_file

WEBJAVADIR=$TUXDIR/udataobj/webgui/java

PATH=$APPDIR:$TUXDIR/bin:/bin:$PATH

LD_LIBRARY_PATH=$APPDIR:$TUXDIR/lib:/lib:/usr/lib:$LD_LIBRARY_PATH

注記 HP-UX システムの場合にのみ、LD_LIBRARY_PATH の代わりに SHLIB_PATH を使用します。

export TUXDIR APPDIR TUXCONFIG WEBJAVADIR PATH LD_LIBRARY_PATH


 


 

TUXDIRAPPDIR、および TUXCONFIG の例は次のとおりです。

TUXDIR=/home/bea/tuxedo8.1
APPDIR=/home/me/simpapp
TUXCONFIG=$APPDIR/tuxconfig

TUXDIRAPPDIR、および TUXCONFIG 環境変数は、UBBCONFIG ファイルの MACHINES セクション の TUXDIRAPPDIR、および TUXCONFIG パラメータの値と一致しなければなりません。UNIX システム上でこれらの環境変数やその他の環境変数を設定するモデルとして、BEA Tuxedo 製品ディレクトリにある tux.env という Bourne シェル・スクリプトを使用します。

 


tlisten プロセスの開始

アプリケーション管理者は、アプリケーションを起動する前に、ネットワーク接続された BEA Tuxedo アプリケーションの各マシンの tlisten プロセスを開始する必要があります。tlisten プロセスを使用すると、管理者と MASTER マシンで実行中の BEA Tuxedo ソフトウェアは、非 MASTER マシンで実行中の BEA Tuxedo プロセスを開始、シャットダウン、および管理することができます。たとえば、tmboot(1) を使用すると、非 MASTER マシン上の BEA Tuxedo システム・サーバを開始できます。一般に、tlisten は、サーバ・マシン上で実行中の BEA Tuxedo アプリケーションごとに 1 つ必要です。

BEA Tuxedo のインストール時にポート 3050 で tlisten プロセスを開始するインストーラ・プログラムに加えて、tlisten プロセスを開始できます。 . .

マシンの種類 . .

担当管理者 . .

開始方法 . .

Windows 2000 サーバ

BEA Tuxedo アプリケーション管理者

BEA Administration プログラムの [Listener ] ページ。詳細については、Windows NT での BEA Tuxedo システムの使用2-10 ページの「Configuring tlisten Processes to Start Automatically」を参照してください。

コマンド行シェルから tlisten プロセスを手動で開始します。

UNIX サーバ

UNIX システム管理者

UNIX 初期化 (起動) スクリプトの一部として開始します。

BEA Tuxedo アプリケーション管理者

cron ジョブとして開始します。

コマンド行シェルから tlisten プロセスを手動で開始します。


 

tlisten の呼び出し

どの場合でも、tlisten を呼び出す基本的な構文は同じです。

%TUXDIR%¥bin¥tlisten -l nlsaddr [-u appuid] (Windows)
$TUXDIR/bin/tlisten [-d devname] -l nlsaddr [-u appuid] (UNIX)

-l オプションは必須です。-l に渡す引数は、UBBCONFIG ファイルにある NETWORK セクションの NLSADDR パラメータの値と一致していなければなりません。NLSADDR の値の調べ方については、BEA Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法の「UBBCONFIG(5)」を参照してください。

devname の値は、ネットワーク・プロバイダのデバイス名 (Starlan など) です。tlisten プロセスがソケットで動作している場合、-d オプションは不要です。

appuid の値は、BEA Tuxedo アプリケーション管理者のユーザ ID (UID) またはログイン名です。これは、UBBCONFIG ファイルの RESOURCES セクションにある UID パラメータの値と一致している必要があります。

注記 UNIX システム上で UID を取得するには、id コマンドを実行します。

UNIX マシンでは、このコマンドが root によって実行されるインストール・スクリプトの一部である場合、-u appuid オプションを使用して、このマシンにインストールされている BEA Tuxedo ソフトウェアの所有者の有効な UID で tlisten プロセスを実行します。tlisten が BEA Tuxedo アプリケーション管理者によって cron ジョブとして、または手動で開始される場合、ジョブは既に適切なアカウントによって所有されているので、-u オプションは必要ありません。

tlisten コマンドの詳細については、BEA Tuxedo コマンド・リファレンスの「tlisten(1)」を参照してください。Windows 2000 サーバ・マシン上で tlisten プロセスを開始する手順については、Windows NT での BEA Tuxedo システムの使用2-10 ページの「Configuring tlisten Processes to Start Automatically」を参照してください。

tlisten パスワード

BEA Tuxedo では、インストール時に指定した管理用パスワードを使用して、認可されていない管理要求や操作 (tmboot(1) など) から、BEA Tuxedo がインストールされているマシンを保護します。tlisten(1) または wlisten(1) ゲートウェイ・プロセスを介して管理通信情報がこのマシンに到着するたびに、BEA Tuxedo は tlisten パスワードでそれらのアクセスが正当かどうかを確認します。

tlisten パスワードは、クリア・テキスト形式の英数字であることが必要です。長さは 80 文字までです。

BEA Tuxedo アプリケーション内にある 2 台のマシンが交信するには、共通のパスワードが必要です。そのため、単一アプリケーション内にある複数のマシンに BEA Tuxedo をインストールする場合は、必ず同じパスワードを使用します。ただし、BEA Tuxedo のインストール時にマシンごとに異なるパスワードを使用した場合は、そのマシンの交信相手となる既存のマシンの tlisten.pw ファイルに、そのマシンのパスワードを追加する必要があります。

これらの理由から、tlisten.pw ファイルには複数の管理用パスワードを追加できます。1 つのパスワード・ファイルには、20 のパスワードを 1 行に 1 つずつ格納できます。tlisten.pw ファイルにパスワードを追加するには、通常のテキスト・エディタを使用します。

 


UBBCONFIG ファイルの編集

BEA Tuxedo アプリケーションは、コンフィギュレーション・ファイルによって制御されます。このファイルには、インストール時の設定に基づくパラメータが定義されています。BEA Tuxedo のマニュアルではこのファイルを UBBCONFIG と呼んでいますが、ファイルの内容がBEA Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法の「UBBCONFIG(5)」に示されているフォーマットに従っている限り、このファイルに任意の名前を付けることができます。通常、コンフィギュレーション・ファイル名は文字列 ubb で開始し、その後にわかりやすい名前を続けます。たとえば、simple の場合は ubbsimple というファイル名にします。

BEA Tuxedo のインストールで配布される ATMI ベースの基本的な simpapp アプリケーションの UBBCONFIG ファイル、ubbsimple を例として考えてみます。Windows システムではこのアプリケーションはディレクトリ %TUXDIR%¥samples¥atmi¥simpapp にあり、UNIX システムではディレクトリ $TUXDIR/samples/atmi/simpapp にあります。

次のサンプル・リストは、ubbsimple を示しています。サンプル・リスト内の例は、Windows または UNIX システムに配布された ubbsimple ファイルから変更されて、例で示した Windows および UNIX システムのパス名の値が含まれています。

リスト 6-2 ATMI ベースの simpapp アプリケーションの ubbsimple

 #ident “@(#)apps:simpapp/ubbsimple   $Revision: 1.3 $

#Skeleton UBBCONFIG file for the Tuxedo Simple Application.
#Replace the <bracketed> items with the appropriate values.

*RESOURCES
IPCKEY <Replace with a valid IPC Key>

#Example:
#IPCKEY 123456

DOMAINID simpapp
MASTER simple
MAXACCESSERS 10
MAXSERVERS 5
MAXSERVICES 10
MODEL SHM
LDBAL N

*MACHINES
DEFAULT:
APPDIR=“<Replace with the current directory pathname>”
TUXCONFIG=“<Replace with your TUXCONFIG Pathname>”
TUXDIR=“<Directory where Tuxedo is installed>”
#Windows
#Example:
# APPDIR=“C:¥home¥me¥simpapp”
# TUXCONFIG=“C:¥home¥me¥simpapp¥tuxconfig”
# TUXDIR=“C:¥bea¥tuxedo8.1”
 #UNIX
#Example:
# APPDIR=“/home/me/simpapp”
# TUXCONFIG=“/home/me/simpapp/tuxconfig”
# TUXDIR=“/home/bea/tuxedo8.1”

<Machine-name> LMID=simple

#Example:
#beatux LMID=simple

*GROUPS
GROUP1
LMID=simple GRPNO=1 OPENINFO=NONE

*SERVERS
DEFAULT:
CLOPT=“-A”
simpserv SRVGRP=GROUP1 SRVID=1

*SERVICES
TOUPPER

実際のコンフィギュレーション・ファイルでは、お使いのアプリケーションに固有の値で、角かっこ内の文字列を置き換えてください。次の表は、すべてのコンフィギュレーション・ファイルで定義する必要があるパラメータの例です。

パラメータ名 . .

指定内容 . .

IPCKEY

アプリケーションで使用する構造体が置かれた共用メモリ・セグメントを識別する数値キー。この値は 32,768 より大きく 262,143 未満でなければなりません。

machine_name

マシンのノード名。Windows 2000 システムでノード名を取得するには、システム管理者に問い合わせてください。UNIX システムでノード名を取得するには、uname -n コマンドを実行します。

APPDIR = string

このマシン上でアプリケーションと管理サーバが起動する 1 つまたは複数のディレクトリのリスト。

Windows の場合、string の値は 1 つのディレクトリの絶対パス名です。この値の後に、定義されているマシン上にある別のディレクトリのパス名が、セミコロン区切りのリストとして続く場合があります。

UNIX の場合、string の値は 1 つのディレクトリの絶対パス名です。この値の後に、定義されているマシン上にある別のディレクトリのパス名が、コロン区切りのリストとして続く場合があります。

TUXCONFIG = string

バイナリ形式の TUXCONFIG ファイルを作成するマシン上のファイルまたはデバイスの絶対パス名。TUXCONFIG を作成するには、UBBCONFIG ファイルに対して tmloadcf(1) コマンドを実行します。

TUXDIR = string

BEA Tuxedo ソフトウェアがインストールされているマシンの製品ディレクトリの絶対パス名。


 

APPDIRTUXCONFIG、および TUXDIR は、BEA Tuxedo アプリケーション内のすべてのマシンに設定する必要があります。UBBCONFIG ファイルの編集時にほかのパラメータを確認する必要がある場合は、BEA Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法の「UBBCONFIG(5)」を参照してください。

UBBCONFIG ファイルの編集は、tmloadcf(1) を実行して IPC 要件を確認する前に行う必要があります。次の節を参照してください。最初に UBBCONFIG ファイルを編集せずに tmloadcf を実行すると、構文エラーになります。

 


UBBCONFIG での TYPE パラメータの使用

コンフィギュレーション・ファイルにある MACHINES セクションの TYPE パラメータは、異なるマシン間にメッセージが渡された際の外部データ表現 (XDR) エンコード/デコード・ルーチンの呼び出しを指定します。同じ種類のマシンの場合でも、各マシンのコンパイラが異なるときは、「異なる」マシンとして扱います。そのような場合は、各マシンに一意な TYPE 文字列を指定して、すべてのメッセージが強制的にエンコード/デコード・ルーチンを通過するようにします。

 


IPC 要件のチェック

BEA Tuxedo システムでは、UNIX のプロセス間通信 (IPC) 資源を頻繁に使用します。大半のシステムでは、各種 IPC 資源のサイズと数量を制御するパラメータのデフォルト値が、小さな BEA Tuxedo アプリケーションの実行に最低限必要な値よりも低く設定されています。そのため、パラメータによってはリセットが必要なものがあります。UBBCONFIG ファイルの編集後、アプリケーションに対して IPC 資源が適切に設定されているどうかを判断する必要があります。

この処理を実行するには、編集後の UBBCONFIG ファイルを入力として指定して、次の tmloadcf(1) コマンドを入力します。

tmloadcf -c UBBCONFIG

-c オプションを使用すると、tmloadcf プログラムではアプリケーションに必要最小限の IPC 資源のリストが出力されますが、TUXCONFIG ファイルの作成も更新も行われません。

次のリストは、ubbsimple の値に基づいた出力レポートです。

リスト 6-3 tmloadcf -c の出力結果

Ipc sizing (minimum /T values only)...
Fixed Minimums Per Processor
SHMMIN: 1
SHMALL: 1
SEMMAP: SEMMNI
Variable Minimums Per Processor
SEMUME, A SHMMAX
SEMMNU, * *
Node SEMMNS SEMMSL SEMMSL SEMMNI MSGMNI MSGMAP SHMSEG
------ ------ ------ ------ ------ ------ ------ ------
sftuxe 17 5 12 A + 1 13 26 75K

where 1 <= A <= 8.

The number of expected application clients per processor should be added to each MSGMNI value.

出力レポートでは、IPC 資源が従来の UNIX 名で識別されます。従来の名前と UNIX プラットフォーム固有の名前のマッピングを確認するには、BEA Tuxedo 8.1 プラットフォーム・データ・シートで該当するプラットフォームのデータ・シートを参照してください。従来の名前と Windows 2000 プラットフォーム固有の名前のマッピングを確認するには、Windows NT での BEA Tuxedo システムの使用2-14 ページの「IPC Resource Name Mappings Between Windows and UNIX Systems」を参照してください。

このサンプル出力レポートは、simpapp の実行にはシステムで SEMUMESEMMNU、および SEMMNS を少なくとも 17 に設定する必要があることを示しています。SEMMSL は 5 以上、SEMMNISEMMAP は A の値が 3 であれば 4 以上に設定する必要があります。MSGMNI は 13 以上、MSGMAP は 26 以上でなければなりません。SHMMAXSHMSEG の積は 75 KB 以上になることが必要です。

IPC 値はアプリケーションによって異なるので、ここで示す数値は小さなコンフィギュレーションでの例にすぎません。IPC 資源を使用する別のクライアントまたはサーバ・アプリケーションが BEA Tuxedo アプリケーションと同じシステムで実行している場合は、両方のアプリケーションの要件を満たす必要があります。アプリケーションに参加するすべてのマシンが十分な IPC 資源を使用できなければなりません。

IPC 資源が不十分な場合は、該当する IPC パラメータの値を大きくします。Windows 2000 システムの現在の IPC 値を変更する手順については、Windows NT での BEA Tuxedo システムの使用2-12 ページの「Configuring IPC Resources to Maximize System Performance」を参照してください。UNIX システムの現在の IPC 値を変更する手順については、BEA Tuxedo 8.1 プラットフォーム・データ・シートを参照してください。

 


汎用デバイス・リスト (UDL: Universal Device List) とトランザクション・ログの作成

グローバル・トランザクションに参加するアプリケーション内の各マシンで、汎用デバイス・リスト (UDL) を作成し、グローバル・トランザクション・ログ (TLOG) の UDL エントリを定義します。TLOG は、トランザクションが終了するまで、トランザクションに関する情報が保持されているログです。

TLOG の定義

UDL を作成し、TLOG の UDL エントリを定義する前に、グローバル・トランザクションに参加するアプリケーション内の各マシンで、UBBCONFIG ファイルの MACHINES セクションの以下のパラメータを設定する必要があります。

Table 6-5

パラメータ名 . .

指定内容 . .

TLOGDEVICE = string

このマシン用の分散トランザクション処理 (DTP) TLOG を格納する BEA Tuxedo ファイルシステム。このパラメータを指定しないと、マシンには TLOG がないものと見なされます。

TLOGOFFSET = offset

デバイスの先頭から BEA Tuxedo ファイルシステムの開始点 (このマシンの DTP トランザクション・ログを格納) までのページ単位の数値のオフセット。デフォルト値は 0 です。

TLOGNAME = string

このマシンの DTP トランザクション・ログの名前。値を指定しない場合は、デフォルトの TLOG が指定されます。

TLOGSIZE = size

このマシンの DTP トランザクション・ログのサイズ(ページ単位)。値を指定しない場合は、デフォルトの 100 ページが指定されます。


 

TLOG が 100 ブロックを超えることはほとんどありません。また、ディスク・パーティションは TLOG よりはるかに大きいので、同じデバイス上に TUXCONFIG ファイルと TLOG の両方を格納します。その場合、デバイスのパス名を TUXCONFIGFSCONFIG 環境変数に設定します。

UDL と TLOG の UDL エントリの作成

TLOGDEVICE の UDL エントリは、TLOG が必要な各マシンで手動で作成する必要があります。エントリを作成するのは TUXCONFIG をロードする前でも後でもかまいませんが、アプリケーションを起動する前でなければなりません。

デバイス・リストの作成コマンドの crdl にアクセスするには、アプリケーションを起動していない状態で tmadmin -c を呼び出します。-c オプションを指定すると、コンフィギュレーション・モードで tmadmin が呼び出されます。

グローバル・トランザクションに参加するアプリケーション内の各マシンで、UDL と TLOG の UDL エントリを作成するには、次の手順に従います。

  1. アプリケーション管理者として MASTER マシンにログインします。

  2. 次のコマンドを入力します。
    tmadmin -c
    crdl -z config -b blocks

    -z config には、UDL の格納先デバイス (TLOG の常駐先デバイス) の絶対パス名を指定します。-bblocks には、デバイスに割り当てるブロック数を指定します。config の値は、UBBCONFIG ファイルにある MACHINES セクションの TLOGDEVICE パラメータの値と一致していなければなりません。ブロック数は、TLOGSIZE の値より大きくなければなりません。. -z を指定しないと、config の値はデフォルトによって FSCONFIG 環境変数の値に設定されます。

  3. 残りの非 MASTER マシンにアプリケーション管理者としてログインして、手順 2 を繰り返します。

TLOGDEVICE が 2 つのマシン間でミラーリングされる場合は、片方のマシンに対して手順 3 を実行する必要はありません。TLOG を障害から回復できるようにするには、TLOG をミラーリング可能なデバイス上に配置する必要があります。

 


simpapp を実行してインストールを確認する

BEA Tuxedo ソフトウェアが正しくインストールされているかどうかを確認する方法の 1 つは、インストール時に提供される 1 つまたは複数のサンプル・アプリケーションを実行することです。サンプル・アプリケーションでは、ATMI および CORBA クライアントと、ATMI および CORBA C++ サーバの機能が具体的に示されます。

以下の節では、インストールした BEA Tuxedo の ATMI および CORBA C++ 関連の部分を確認する手順について説明します。

simpapp アプリケーションは非分散アプリケーションです。つまり、1 台のマシン上で動作します。BEA Tuxedo ソフトウェアをインストールした数分後に起動して動作できるように設計されています。

simpapp アプリケーションは、文字列を小文字から大文字に変換する TOUPPER という 1 つのサービスを提供します。クライアントは、大文字に変換する小文字の文字列だけを引数にして呼び出されます。サーバは変換後の文字列をクライアントに返し、クライアントはその文字列を出力します。

次の例を参照してください。

simpcl “hello world”

この呼び出しによって次のように出力されます。

Returned string is: HELLO WORLD

simpapp には、ATMI バージョンと CORBA バージョンがあります。ATMI バージョンは、ATMI サーバ、ATMI クライアント、および UBBCONFIG ファイルで構成されています。CORBA バージョンは、CORBA C++ サーバ、CORBA C++ クライアント、および CORBA Java クライアントで構成されています。CORBA Java クライアントをビルトして実行するには、JDK 1.3 をシステムにインストールしておく必要があります。

simpapp を実行して BEA Tuxedo ATMI ソフトウェアのインストールを確認する

BEA Tuxedo ATMI ソフトウェアが正しくインストールされているかどうかを確認するには、ATMI バージョンの simpapp アプリケーションを実行します。このアプリケーションは、Windows システムではディレクトリ%TUXDIR%¥samples¥atmi¥simpapp にあり、UNIX システムではディレクトリ $TUXDIR/samples/atmi/simpapp にあります。次の 2 つの節で説明する手順は、simpapp ディレクトリの README ファイルと、サンプルを使用した BEA Tuxedo アプリケーションの開発方法2-1 ページの「Tutorial for simpapp, a Simple C Application」にも記載されています。

Windows システム上で simpapp を実行して BEA Tuxedo ATMI ソフトウェアのインストールを確認する

Windows システム上で ATMI バージョンの simpapp をコンフィギュレーションして実行するには、次の手順に従います。

  1. Administrator または Administrator グループのメンバとして Windows システムにログインし、コマンド行シェルを開きます。

  2. サンプル・アプリケーション用の作業ディレクトリを作成し、そのディレクトリに移動します。
    cd C:¥home¥me
    mkdir atmi
    cd atmi

  3. BEA Tuxedo システムが使用する環境変数を設定します。Windows システムでの環境変数の設定を参照してください。APPDIRTUXCONFIG を次のように設定します。
    set APPDIR=C:¥home¥me¥atmi
    set TUXCONFIG=%APPDIR%¥tuxconfig

    注記 WEBJAVADIR 環境変数を設定する必要はありません。

  4. simpapp 用のファイルを作業ディレクトリにコピーします。コンフィギュレーション・ファイルと ubbsimple のいずれかを編集する必要があります。作業ディレクトリ内のすべてのファイルに対するパーミッションを確認し、必要に応じて、パーミッションをフル・アクセスに変更します。たとえば、次のように入力します。
    copy %TUXDIR%¥samples¥atmi¥simpapp¥*.* *.*
    attrib -R /S *.*

  5. 次のコマンドを入力して、simpapp クライアントおよびサーバ・プログラムをコンパイルします。
    buildclient -o simpcl -f simpcl.c
    buildserver -o simpserv -f simpserv.c -s TOUPPER

  6. サンプルのコンフィギュレーション・ファイル ubbsimple で、山かっこで囲まれた文字列を BEA Tuxedo システムのインストール条件に合わせた値に置き換えます。ubbsimple 内のコメントには、ファイルのカスタマイズ方法が記載されています。ubbsimple ファイルの以下のパラメータを設定します。

    注記 ubbsimple ファイル内の APPDIRTUXCONFIG、および TUXDIR パラメータの設定は、APPDIRTUXCONFIG、および TUXDIR 環境変数の設定に一致していなければなりません。

  7. tuxconfig というファイルを生成する tmloadcf(1) を呼び出して、バイナリ形式の編集済みコンフィギュレーション・ファイルを作成します。このファイルは、TUXCONFIG 環境変数によって参照され、実行時にアプリケーション・コンフィギュレーションの説明を BEA Tuxedo システムに提供します。
    tmloadcf -y ubbsimple

  8. 次のコマンドを入力して simpapp を起動します。
    tmboot -y

    起動が成功すると、次のような画面が表示されます。手順 10 に進みます。

リスト 6-4 tmboot 幌 の出力結果

Booting all admin and server processes in C:¥home¥me¥atmi¥tuxconfig
INFO: BEA Tuxedo(r) System Release 8.1
INFO: Serial #: 000102-9125503751, Maxusers 25
Booting admin processes ...
exec BBL -A:
process id=24180 ... Started.
Booting server processes ...
exec simpserv -A :
process id=24181 ... Started.
2 processes started.

  1. 起動が失敗した場合は、アプリケーション・ディレクトリ (%APPDIR%, C:¥home¥me¥atmi) にある ULOG.mmddyy というログを調べます。文字列 mmddyy は、ファイル名の末尾となる日付 (現在の月、日、および年を表す数字) のプレースホルダです。ログの最後に、
    can’t create enough semaphores for BB

    このようなメッセージがある場合は、オペレーティング・システムでコンフィギュレーションされているプロセス間通信 (IPC) 資源が simpapp の実行に適していないと考えられます。

    これが正しいかどうかを確認するには、BEA Tuxedo システム・コマンドの tmloadcf(1) を呼び出し、コンフィギュレーション・ファイルの名前を指定します。次の例を参照してください。

    tmloadcf -c %APPDIR%¥ubbsimple

    オペレーティング・システムでコンフィギュレーションされている現在の IPC パラメータ値が、tmloadcf の出力結果で示された最低限の値 (Variable または Fixed) よりも小さい場合は、そのパラメータの値を大きくする必要があります。プラットフォームの現在の IPC 値の決定方法と変更方法については、Windows NT での BEA Tuxedo システムの使用2-12 ページの「Configuring IPC Resources to Maximize System Performance」を参照してください。

  2. 起動が成功した場合は、クライアントを呼び出すことができます。たとえば、次のコマンドを入力します。
    simpcl “hello world”

    次のように表示されます。

    Returned string is: HELLO WORLD

  3. 操作が終了したら、次のコマンドで simpapp をシャットダウンします。
    tmshutdown -y

UNIX システム上で simpapp を実行して BEA Tuxedo ATMI ソフトウェアのインストールを確認する

UNIX システム上で ATMI バージョンの simpapp をコンフィギュレーションして実行するには、次の手順に従います。

  1. BEA Tuxedo アプリケーション管理者としてターゲット・マシンにログインし、コマンド行シェルを開きます。

  2. サンプル・アプリケーション用の作業ディレクトリを作成し、そのディレクトリに移動します。
    cd /home/me
    mkdir atmi
    cd atmi

  3. BEA Tuxedo システムが使用する環境変数を設定してエクスポートします。UNIX システムでの環境変数の設定を参照してください。APPDIRTUXCONFIG を次のように設定します。
    APPDIR=/home/me/atmi
    TUXCONFIG=$APPDIR/tuxconfig
    export APPDIR TUXCONFIG

    注記 WEBJAVADIR 環境変数を設定する必要はありません。

  4. simpapp 用のファイルを作業ディレクトリにコピーします。コンフィギュレーション・ファイルと ubbsimple のいずれかを編集する必要があります。クライアントおよびサーバ用のファイル (simpclsimpserv) が実行可能であることと、コンフィギュレーション・ファイル (ubbsimple) が書き込み可能であることを確認します。たとえば、次のように入力します。
    cp $TUXDIR/samples/atmi/simpapp/* .
    chmod 755 simpserv simpcl
    chmod 644 ubbsimple

  5. 次のコマンドを入力して、simpapp クライアントおよびサーバ・プログラムをコンパイルします。
    buildclient -o simpcl -f simpcl.c
    buildserver -o simpserv -f simpserv.c -s TOUPPER

  6. サンプルのコンフィギュレーション・ファイル ubbsimple で、山かっこで囲まれた文字列を BEA Tuxedo システムのインストール条件に合わせた値に置き換えます。ubbsimple 内のコメントには、ファイルのカスタマイズ方法が記載されています。ubbsimple ファイルの以下のパラメータを設定します。

    注記 ubbsimple ファイル内の APPDIRTUXCONFIG、および TUXDIR パラメータの設定は、APPDIRTUXCONFIG、および TUXDIR 環境変数の設定に一致していなければなりません。

  7. tuxconfig というファイルを生成する tmloadcf(1) を呼び出して、バイナリ形式の編集済みコンフィギュレーション・ファイルを作成します。このファイルは、TUXCONFIG 環境変数によって参照され、実行時にアプリケーション・コンフィギュレーションの説明を BEA Tuxedo システムに提供します。
    tmloadcf -y ubbsimple

  8. 次のコマンドを入力して simpapp を起動します。
    tmboot -y

    起動が成功すると、次のような画面が表示されます。手順 10 に進みます。

リスト 6-5 tmboot 幌 の出力結果

Booting all admin and server processes in /home/me/atmi/tuxconfig
INFO: BEA Tuxedo(r) System Release 8.1
INFO: Serial #: 000102-9125503751, Maxusers 25
Booting admin processes ...
exec BBL -A:
process id=24180 ... Started.
Booting server processes ...
exec simpserv -A :
process id=24181 ... Started.
2 processes started.

  1. 起動が失敗した場合は、アプリケーション・ディレクトリ ($APPDIR, /home/me/atmi) にある ULOG.mmddyy というログを調べます。文字列 mmddyy は、ファイル名の末尾となる日付 (現在の月、日、および年を表す数字) のプレースホルダです。ログの最後に、
    can’t create enough semaphores for BB

    このようなメッセージがある場合は、オペレーティング・システムでコンフィギュレーションされているプロセス間通信 (IPC) 資源が simpapp の実行に適していないと考えられます。

    これが正しいかどうかを確認するには、BEA Tuxedo システム・コマンドの tmloadcf(1) を呼び出し、コンフィギュレーション・ファイルの名前を指定します。次の例を参照してください。

    tmloadcf -c $APPDIR/ubbsimple

    オペレーティング・システムでコンフィギュレーションされている現在の IPC パラメータ値が、tmloadcf の出力結果で示された最低限の値 (Variable または Fixed) よりも小さい場合は、そのパラメータの値を大きくする必要があります。プラットフォームの現在の IPC 値の決定方法と変更方法については、BEA Tuxedo 8.1 プラットフォーム・データ・シートを参照してください。

  2. 起動が成功した場合は、クライアントを呼び出すことができます。たとえば、次のコマンドを入力します。
    simpcl “hello world”

    次のように表示されます。

    Returned string is: HELLO WORLD

  3. 操作が終了したら、次のコマンドで simpapp をシャットダウンします。
    tmshutdown -y

simpapp を実行して BEA Tuxedo CORBA C++ ソフトウェアのインストールを確認する

BEA Tuxedo CORBA C++ ソフトウェアが正しくインストールされているかどうかを確認するには、CORBA バージョンの simpapp アプリケーションを実行します。このアプリケーションは、Windows システムではディレクトリ%TUXDIR%¥samples¥corba¥simpapp にあり、UNIX システムではディレクトリ $TUXDIR/samples/corba/simpapp にあります。次の 2 つの節で説明する手順は、simpapp ディレクトリの README ファイルと、サンプルを使用した BEA Tuxedo アプリケーションの開発方法2-1 ページの「Tutorial for simpapp, a Simple C Application」にも記載されています。

Windows システム上で simpapp を実行して BEA Tuxedo CORBA C++ ソフトウェアのインストールを確認する

Windows システム上で CORBA バージョンの simpapp をコンフィギュレーションして実行するには、次の手順に従います。

  1. Administrator または Administrator グループのメンバとして Windows システムにログインし、コマンド行シェルを開きます。

  2. サンプル・アプリケーション用の作業ディレクトリを作成し、そのディレクトリに移動します。
    cd C:¥home¥me
    mkdir corba
    cd corba

  3. BEA Tuxedo ソフトウェアをインストールした製品ディレクトリが TUXDIR 環境変数で設定されていることを確認します。たとえば、ソフトウェアを C:\bea\tuxedo8.1 ディレクトリにインストールした場合は、TUXCONFIG を次のように設定します。
    set TUXDIR=C:¥bea¥tuxedo8.1

  4. simpapp ファイルを作業ディレクトリにコピーし、すべてのファイルに対するパーミッションをフル・アクセスに変更します。たとえば、次のように入力します。
    copy %TUXDIR%¥samples¥corba¥simpapp¥*.* *.*
    attrib -R /S *.*

  5. nmake がパスに含まれていることを確認します。

  6. simpapp を自動的に実行するには、runme を入力します。simpapp アプリケーションが起動し、次のメッセージが表示されます。

Testing simpapp
cleaned up
prepared
built
loaded ubb
booted
ran
shutdown
saved results
PASSED

  1. サンプルを手動で実行して simpapp プロセスの開始と停止を確認するには、次の手順に従います。

    1. results¥setenv と入力します。

    2. tmboot -y と入力します。アプリケーションがいくつかのプロセスを開始します。

    3. simple_client と入力します。プロンプト String? が表示されます。

    4. 任意の文字列を小文字で入力します。アプリケーションがその文字列を大文字に変換してから小文字に変換します。

    5. tmshutdown -y と入力します。アプリケーションがプロセスをシャットダウンします。

  2. ディレクトリを元の状態に復元するには、次の手順に従います。

    1. results¥setenv

    2. nmake -f makefile.nt clean

UNIX システム上で simpapp を実行して BEA Tuxedo CORBA C++ ソフトウェアのインストールを確認する

UNIX システム上で CORBA バージョンの simpapp をコンフィギュレーションして実行するには、次の手順に従います。

  1. BEA Tuxedo アプリケーション管理者としてターゲット・マシンにログインし、コマンド行シェルを開きます。

  2. サンプル・アプリケーション用の作業ディレクトリを作成し、そのディレクトリに移動します。
    prompt> cd /home/me
    prompt> mkdir corba
    prompt> cd corba

  3. BEA Tuxedo ソフトウェアをインストールした製品ディレクトリが TUXDIR 環境変数で設定されていることを確認します。たとえばソフトウェアを /home/bea/tuxedo8.1 ディレクトリにインストールした場合は、TUXCONFIG を次のように設定してエクスポートします。
    prompt> TUXDIR=/home/bea/tuxedo8.1
    prompt> export TUXDIR

  4. simpapp ファイルを作業ディレクトリにコピーし、すべてのファイルに対するパーミッションをフル・アクセスに変更します。たとえば、次のように入力します。
    prompt> cp $TUXDIR/samples/corba/simpapp/* .
    prompt> chmod 777 *

  5. make がパスに含まれていることを確認します。

  6. simpapp を自動的に実行するには、. ./runme.ksh と入力します。simpapp アプリケーションが起動し、次のメッセージが表示されます。

    Testing simpapp
    cleaned up
    prepared
    built
    loaded ubb
    booted
    ran
    shutdown
    saved results
    PASSED

  7. simpapp を手動で実行してプロセスの開始と停止を確認するには、次の手順に従います。

    1. prompt> ksh

    2. prompt> ../results/setenv.ksh

    3. prompt> tmboot -y

      アプリケーションが複数のプロセスを開始します。

    4. prompt> simple_client

      プロンプト String? が表示されます。

    5. prompt> enter_a_word_in_lowercase_letters

      アプリケーションがその文字列を大文字に変換してから小文字に変換し、結果を表示します。

    6. prompt> tmshutdown -y

    7. アプリケーションがプロセスをシャットダウンします。

  8. ディレクトリを元の状態に復元するには、次の手順に従います。

    1. prompt> ../results/setenv.ksh

    2. prompt> make -f makefile.mk clean

 


XA リソース・マネージャを使用する BEA Tuxedo アプリケーションの buildtms および buildXAJS の実行

分散トランザクションおよび XA 準拠のリソース・マネージャを使用する BEA Tuxedo アプリケーションの場合、buildtms コマンドを使用して、トランザクション・マネージャ・サーバ・ロード・モジュールを構築する必要があります。この作業は、Windows 2000 および UNIX システムで必要です。モジュールを作成したら、Windows 2000 システムでは %TUXDIR%¥bin に、UNIX システムでは $TUXDIR/bin に格納します。

CORBA C++ University サンプル・アプリケーションを実行すると、各サンプルの makefile によって、tms_ora.exe という TMS ロード・モジュールが作成されます。したがって、buildtms を別個の操作として実行する必要があるのは、これらのサンプル・アプリケーションを実行しない場合だけです。

BEA Tuxedo アプリケーションに対する buildtms コマンドについては、BEA Tuxedo コマンド・リファレンスの「buildtms(1)」を参照してください。

 


BEA Tuxedo のアンインストール

BEA Tuxedo 8.1 または 8.0 をアンインストールする場合、関連付けられている BEA ホーム・ディレクトリが削除されるのではなく、インストーラ・プログラムによってインストールされたすべての BEA Tuxedo コンポーネントが削除されます。また、以下のいずれにも該当しない場合は、関連付けられている製品ディレクトリも削除されます。

BEA Tuxedo 8.1 をアンインストールするには、次の表の該当するプラットフォームの手順を実行します。BEA Tuxedo 8.0 をアンインストールする場合は、次の表の「8.1」を「8.0」に置き換えてください。

BEA Tuxedo をアンインストールするプラットフォームの種類 . .

実行する手順 . .

Windows

    1. 実行中の BEA Tuxedo サーバをすべてシャットダウンします。tmshutdown コマンドを使用して BEA Tuxedo アプリケーションをシャットダウンする手順については、BEA Tuxedo コマンド・リファレンスの「tmshutdown(1)」リファレンス・ページを参照してください。

    2. Windows の [スタート] メニューの [プログラム] をポイントし、[BEA WebLogic E-Business Platform]、[Tuxedo 8.1]、[uninstall] の順に選択します。

BEA インストール・プログラムの [Uninstaller] ウィンドウが表示されます。

    3. [Uninstall] をクリックしてアンインストール・プログラムを起動します。

    4. [Uninstall Complete] ウィンドウの [Exit] をクリックします。

UNIX

    1. 実行中の BEA Tuxedo サーバをすべてシャットダウンします。tmshutdown コマンドを使用して BEA Tuxedo アプリケーションをシャットダウンする手順については、BEA Tuxedo コマンド・リファレンスの「tmshutdown(1)」リファレンス・ページを参照してください。

    2. tux_prod_dir/uninstaller ディレクトリに移動します。tux_prod_dir は、BEA Tuxedo ソフトウェアをインストールした製品ディレクトリを表します。

    3. 2 とおりのソフトウェアのアンインストール方法のいずれかを選択します。

    4. GUI モードを使用する方法の場合、プロンプトで sh Uninstall_Tuxedo8 コマンドを入力します。[Uninstaller] ウィンドウで、[Uninstall] をクリックしてアンインストール・プログラムを起動し、[Uninstall Complete] ウィンドウの [Exit] をクリックするとアンインストールが完了します。

    5. コンソール・モードを使用する方法の場合、プロンプトで sh Uninstall_Tuxedo8 -i console コマンドを入力します。アンインストール処理が完了したら、Enter キーを押してアンインストーラを終了します。


 

 


BEA Tuxedo の再インストール

BEA Tuxedo 8.1 が既にインストールされているシステム上で BEA Tuxedo の BEA インストール・プログラムを起動すると、 BEA インストール・プログラムは既存のインストール内容を検出し、次の表に示すプロンプトを表示します。

クリックするボタン . .

目的 . .

[Continue]

警告ウィンドウを閉じ、インストールを続行します。このオプションを選択すると、既存のインストール内容が上書きされます。

[Cancel]

[BEA ホーム・ディレクトリの選択] ウィンドウに戻ります。別の BEA ホーム・ディレクトリを使用してインストールを続行するには、リリース 8.1 ソフトウェアが含まれていない既存の BEA ホーム・ディレクトリを選択するか、新しい BEA ホーム・ディレクトリを作成します。

[Exit]

インストール・プログラムを終了し、以前のインストール内容をアンインストールします。BEA Tuxedo のアンインストールで説明したようにアンインストール・プログラムを呼び出すことも、以下の節で説明したようにソフトウェアを再インストールすることもできます。


 

 

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