新機能と機能拡張
BEA Tuxedo システムのリリース 8.1 では、以下の新機能や機能拡張が追加されています。
XML パーサの統合
BEA Tuxedo リリース 8.1 では、Apache Xerces C++ パーサが BEA Tuxedo システムに組み込まれ、ユーザ・アプリケーションで XML データを読み書きできるようになりました。Xerces C++ パーサが DTD、XML スキーマ、およびエンティティ・ファイルをキャッシュできるようになりました。
マルチバイト文字符号化
BEA Tuxedo リリース 8.1 では、中国、日本、韓国、およびその他のアジア太平洋言語で必要とされるマルチバイト符号化文字セットをサポートしています。BEA Tuxedo 8.1 には、マルチバイト文字のユーザ・データを転送するための MBSTRING という新しいマルチバイト文字列データ型付きバッファが用意されています。
日本向けにローカライズされたインストール
BEA Tuxedo リリース 8.1 では、インストールの拡張により、BEA Tuxedo システムを英語または日本語でインストールして対話できるようになりました。
TUXCONFIG パラメータ長の拡張
特定の BEA Tuxedo コンフィギュレーション・パラメータの許容長が 64 または 78 文字から 256 文字に増加しました。この拡張は、パス名を保持するパラメータの最大長を増やして、より長いパス名を保持するためのものです。
ドメイン・キープアライブ機能
ドメイン・キープアライブ機能を使用すると、非アクティブな期間にわたって Tuxedo ドメイン間接続をオープンにできるだけでなく、TDomain ゲートウェイがドメイン間接続の障害を迅速に検出できるようになります。
グローバルな最大トランザクション・タイムアウトの拡張
グローバル最大トランザクション・タイムアウト・パラメータを追加して、非常に長い ATMI トランザクション・タイムアウト値を防ぐことができます。
シングル・ポイント・セキュリティ管理オプション
この機能を使用すると、BEA Tuxedo および BEA WebLogic Server アプリケーションが WebLogic Server のデータベースを共有できます。この機能は、BEA Tuxedo 8.1 アプリケーションと WebLogic Server 7.0 以降のアプリケーションを含むデプロイメントに適用されます。
ドメイン・ゲートウェイの性能の向上
ドメイン・ゲートウェイの性能を向上するために、ユーザ・インターフェイスを変更する必要はありません。TDomain ゲートウェイの性能は以下のように改良されました。
スケジューラとメッセージ・レシーバのさまざまな内部アルゴリズムを改良
可能な限りキャッシュを使用してコンフィギュレーション情報を参照
リモート・ドメイン接続方針の拡張
この機能によって、リモート・ドメインごとに選択して接続を行うことができるようになりました。
マルチスレッド・ブリッジ
この機能は、シングル・スレッド実行機能とマルチスレッド実行機能の両方を備えた Tuxedo ブリッジ・サーバ・プロセスを採用しています。コンフィギュレーション設定は、ブリッジ・プロセスがシングル・スレッド実行向けかマルチスレッド実行向けのどちらにコンフィギュレーションされているかを決定します。
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