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Tuxedo CORBA ノーティフィケーション・サービス

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ntsadmin

概要

BEA Tuxedo CORBA ノーティフィケーション・サービス管理コマンドのインタプリタです。

構文

ntsadmin

説明

ノーティフィケーション・サービスには、CORBA ノーティフィケーション・サービス・アプリケーションで次のタスクを実行するコマンドを備える管理コマンド・インタプリタ (ntsadmin) があります。

注記 アプリケーションに一時的なサブスクリプションしかない場合、ntsadmin を入力してプログラムを起動すると、永続的なサブスクリプション用のコマンドは無効になります。

注記 ntsadmin を使用するには、事前にノーティフィケーション・サービスが実行されていなければなりません。

コマンド・プロンプトで q を入力すると、ntsadmin プログラムを終了できます。Break キーを押すと、コマンドからの出力を終了できます。その後、プログラムは新しいコマンドの入力を要求します。

ntsadmin からの出力は、使用されているページ割りコマンドに従ってページ割りされます (paginate コマンドを参照)。

注記 subscription コマンドの出力は、verbose コマンドの設定によって異なります。

セキュリティ

このユーティリティを使用できるのはシステム管理者のみです。

関連項目

TMNTS、TMNTSFWD_T、TMNTSFWD_Pqmadmin

ntsadmin コマンド

コマンドは、フル・ネームか略称で入力できます (略称がある場合は、フル・ネームの後にかっこで示されている)。コマンドの後には、適切な引数を入力します。角かっこ [] で示されている引数はオプションです。中かっこ {} で示されている引数は、相互に排他的なオプションの選択を示します。各コマンドには、次のオプションがあります。

オプション

定義

[ -i identifier ]

指定された場合は、identifier と一致するサブスクリプションを識別します。

[ -n name ]

指定された場合は、name と一致するサブスクリプション名のサブスクリプションのみを識別します。空の文字列と一致する名前を指定するには (つまり名前のないサブスクリプション)、空の文字列を引用符 ("") で囲みます。

注記 このオプションではワイルドカード文字 (*) がサポートされていないので、名前はサブスクリプション名と正確に一致しなければなりません。

[ -t ]

指定された場合は、QoS が一時的のサブスクリプションのみを示します。

[ -p ]

指定された場合は、QoS が永続的のサブスクリプションのみを示します。


 

ntsadmin コマンドを次に示します。

subscriptions (sub) [{-i identifier |-n name |-t | -p}]

サブスクリプション・データベースにあるサブスクリプションをリストします。

注記 subscription コマンドの出力は、冗長モードが有効かどうかによって異なります (verbose コマンドについては後述)。リスト7-12 は、冗長モードが有効な場合と無効な場合の subscription の出力例を示しています。

コード リスト 7-12 冗長モードが有効な場合と無効な場合の subscription コマンドの出力

> verbose on
Verbose mode is now on
> sub
ID: 1000000006
Name: marcello
QoS: Transient
Qspace: <N/A>
Expression: stock trade¥.quote
Filter: stock_name %% 'BEAS' && price_per_share > 150
          ID: 1000000005
Name: marcello
QoS: Persistent
Qspace: TMNTSQS
Expression: stock trade¥.sell
Filter:
          ID: 1000000004
Name: marcello
QoS: Persistent
Qspace: TMNTSQS
Expression: stock trade¥.buy
Filter:
> verbose off
Verbose mode is now off
> sub
ID Name Expression
-- ---- ----------
1000000006 marcello [T] stock trade¥.quote
1000000005 marcello [P] stock trade¥.sell
1000000004 marcello [P] stock trade¥.buy

rmsubscriptions (rmsub) [{-i identifier |-n name |-t | -p}][-y]

サブスクリプション・データベースからサブスクリプションを削除します。このコマンドは、-y が使用されている場合以外は確認を要求します。

このコマンドでは、削除されたサブスクリプションの数が表示されます。

pendevents (pevt) [{-i identifier |-n name}]

保留イベント・キューのイベントについての情報を表示します。

rmpendevents (rmpevt) [{-i identifier |-n name |-o}][-y]

保留イベント・キューのイベントを削除します。-o が指定された場合は、サブスクリプション・データベースに対応するサブスクリプションのないすべてのイベントが削除されます。

このコマンドは、-y が指定されている場合以外は確認を要求します。このコマンドでは、削除されたイベントの数が表示されます。

errevents (eevt) [{-i identifier |-n name}]

イベント・エラー・キューのイベントをリストします。

rmerrevents (rmeevt) [{-i identifier |-n name |-o}][-y]

イベント・エラー・キューのイベントを削除します。-o が指定された場合は、サブスクリプション・データベースに対応するサブスクリプションのないすべてのイベントが削除されます。

このコマンドは、-y が指定されている場合以外は確認を要求します。このコマンドでは、削除されたイベントの数が表示されます。

retryerrevents (reteevt) [{-i identifier |-n name}][-y]

イベント・エラー・キューのイベントの配信を再試行します。このコマンドでは、エラー・キューから保留キューにイベントが移動されます。

このコマンドは、-y が使用されている場合以外は確認を要求します。このコマンドでは、エラー・キューから保留キューに移動されたイベントの数が表示されます。

quit (q)

セッションを終了します。

echo (e) [{off |on}]

on に設定されている場合に入力コマンド行をエコーします。入力がない場合は、現在の設定が切り替えられ、新しい設定が出力されます。初期設定は off です。

help (h) [{command |all}]

ヘルプ・メッセージを出力します。command が指定されている場合は、そのコマンドの略称、引数、および説明が出力されます。all が指定されている場合は、すべてのコマンドの説明が表示されます。引数を省略すると、すべてのコマンドの構文が表示されます。

paginate (page) [{off |on}]

出力をページ割りします。入力がない場合は、現在の設定が切り替えられ、新しい設定が出力されます。標準入力または標準出力のいずれかが端末デバイスではない場合を除いて初期設定は on です。ページ割りは、標準入力と標準出力が両方とも端末デバイスである場合に限り有効にできます。シェル環境変数 PAGER を使用すると、出力のページングに使用されるデフォルトのコマンドを上書きできます。デフォルトのページング・コマンドは、ネイティブのオペレーション・システム環境に固有のページャです。たとえば、コマンド pg は UNIX オペレーティング・システムのデフォルトです。

verbose (v) [{on | off }]

冗長モードで出力を生成します。オプションが指定されない場合は、現在の設定が切り替えられ、新しい設定が出力されます。初期設定は off です。

! shellcommand

このコマンドを使用すると、シェルにエスケープして shellcommand を実行できます。

!!

このコマンドを使用すると、前回のシェル・コマンドを繰り返すことができます。

#[text]

このコマンドを使用すると、行をコメントとして指定できます。

<CR>

このコマンドを使用すると、前回のコマンドを繰り返すことができます。

ntsadmin ユーティリティの使い方

この節では、ntsadmin ユーティリティの使用例を紹介します。

リスト7-13 は、ntsadmin を使用してエラー・キューから保留キューにイベントを移動する例を示しています。このタスクは次のように実行されます。

  1. すべてのサブスクリプションで marcello を検索します。

  2. 一意の subscription_id を使用して、エラー・キューにあるイベントの情報を表示します。

  3. エラー・キューから保留キューにイベントを移動します。

コード リスト 7-13 エラー・キューから保留キューへのイベントの移動

D:¥smith¥reg>ntsadmin
ntsadmin - Copyright (c) 1996-1999 BEA Systems, Inc.
Portions * Copyright 1986-1997 RSA Data Security, Inc.
All Rights Reserved.
Distributed under license by BEA Systems, Inc.
BEA Tuxedo is a registered trademark.
INFO: /Q Qspace - TMNTSQS
INFO: /Q Device - D:¥smith¥reg¥QUE (SITE1)
> subscriptions -n marcello
ID Name Expression
-- ---- ----------
1000000002 marcello [T] stock trade¥.quote
1000000001 marcello [P] stock trade¥.sell
1000000000 marcello [P] stock trade¥.buy
> verbose off
Verbose mode is now off
> eevt -i 1000000003
ID Name Count
-- ---- -----
1000000003 marcello 1
> reteevt -i 1000000003 -y
1 event(s) retried

リスト7-14 は、ntsadmin を使用してサブスクリプションを削除し、イベントをパージする例を示しています。

コード リスト 7-14 サブスクリプションの削除

> rmsub -n BillJones -y
2 subscription(s) removed
> rmeevt -n marcello -y
1 event(s) removed
> rmpevt -n BillJones -y
No events removed

リスト7-15 は、特定サブスクリプションの保留イベントを調べる方法を示しています。

コード リスト 7-15 保留イベントのチェック

> pevt -n marcello
ID Name Count
-- ---- -----
1000000003 marcello 1

 


ノーティフィケーション・サーバ

この節では、次のサーバについて説明します。

ノーティフィケーション・サービスでは、次の BEA Tuxedo システム・サーバも使用されます。これらのサーバの説明については、『BEA Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法』を参照してください。

 

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