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Tuxedo C リファレンス

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tpimport(3c)

名前

tpimport()−メッセージ・バッファの外部化された表現を型付きメッセージ・バッファに変換

形式

#include <atmi.h>
int tpimport(char *istr, long ilen, char **obuf, long *olen,
long flags)

機能説明

tpimport() は、メッセージ・バッファの外部化された表現を、型付きメッセージ・バッファに変換します。外部化された表現とは、通常は伝送直前にメッセージ・バッファに追加される BEA Tuxedo ATMI ヘッダ情報を含まないメッセージ・バッファです。プロセスによって tpexport() 関数が呼び出され、型付きメッセージ・バッファが外部化された表現に変換されます。

istr に関連付けられているデジタル署名は、バッファがインポートされるときに確認されますが、インポート後も tpenvelope() を介して確認できます。

istr バッファ表現が暗号化されている場合、インポート・プロセスは解読に有効な秘密鍵にアクセスする必要があります。解読はインポート・プロセス内で自動的に実行されます。

flagsTPEX_STRING が設定されていない場合、istr に含まれるバイナリ・データの長さは ilen に含まれます。ilen が 0 の場合は、istr は NULL 終了文字列を指していると推定され、TPEX_STRING フラグが指定されているものと考えられます。

*obuf は、(1) 以前 tpalloc() を呼び出すプロセスによって割り当てられたメッセージ・バッファ、または (2) システムによって受信プロセスに渡されたメッセージ・バッファのうち、いずれかの有効な型付きメッセージ・バッファを指している必要があります。バッファは結果に応じて再度割り当てられ、バッファのタイプまたはサブタイプは変更される場合があります。

*olen は出力バッファに含まれる有効なデータ量に設定されます。olen が入力時に NULL の場合は、無視されます。

入力する外部化表現が文字列形式 (base 64 エンコード) の場合は、flags 引数は TPEX_STRING に設定されています。それ以外の場合、入力は ilen の長さのバイナリ形式です。

戻り値

異常終了すると、この関数は -1 を返し、tperrno を設定してエラー条件を示します。

エラー

[TPEINVAL]

無効な引数が指定されました。たとえば、istr の値が NULL か、または flags パラメータが正しく設定されていません。

[TPEPERM]

パーミッションに失敗しました。暗号化サービス・プロバイダが、解読に必要な秘密鍵にアクセスできませんでした。

[TPEPROTO]

プロトコルの異常終了が発生しました。異常終了には、istr のデータ形式が無効な場合や、デジタル署名が確認できなかった場合があります。

[TPESYSTEM]

エラーが発生しました。詳細については、システム・エラーのログ・ファイルを参照してください。

関連項目

tpenvelope(3c)tpexport(3c)

 

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