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Tuxedo C リファレンス

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tpsprio(3c)

名前

tpsprio()−サービス要求の優先順位の設定

形式

#include <atmi.h> 
int tpsprio(prio, flags)

機能説明

tpsprio() は、カレント・コンテキストのカレント・スレッドが、次に送信または転送する要求の優先順位を設定します。設定された優先順位は、次に送信される要求に対してのみ有効です。メッセージのキュー登録機能がインストールされている場合、優先順位を tpenqueue()tpdequeue() によってキューへ登録、または削除されたメッセージに対しても設定することができます。デフォルトでは、prio に正または負の値を設定することにより、サービスの優先順位が、そのデフォルト値を基準として設定値の分だけ上下します。上限は 100、下限は 1 で、100 が最も高い優先順位を表します。要求のデフォルトの優先順位は、その要求の送信先となるサービスによって決まります。このデフォルトの設定は、構成時に指定してもよいですし (UBBCONFIG(5) を参照)、システムのデフォルト値 50 を使用してもかまいません。tpsprio() は、tpconnect() あるいは tpsend() を介して送られたメッセージには影響しません。

メッセージは、10 回に 1 回は FIFO 方式に基づいて取り出されるため、優先順位の低いメッセージがキューにいつまでも残されることはありません。優先度の低いインターフェイスやサービスでは、応答時間を問題にすべきではありません。

マルチスレッドのアプリケーションでは、tpsprio() はスレッド単位で動作します。

次に、有効なフラグの一覧を示します。

TPABSOLUTE

次の要求の優先順位は、prio の絶対値で送信されます。この絶対値は 1 から 100 までの範囲内の数値とします (最も高い優先順位は 100 です)。この範囲外の値を指定すると、デフォルトの値が使用されます。

マルチスレッドのアプリケーションの場合、TPINVALIDCONTEXT 状態のスレッドは、tpsprio() の呼び出しを発行できません。

戻り値

異常終了すると、tpsprio() は -1 を返し、tperrno を設定してエラー条件を示します。

エラー

異常終了時には、tpsprio()tperrno を次のいずれかの値に設定します。

[TPEINVAL]

flags が無効です。

[TPEPROTO]

tpsprio() が不正に呼び出されました。

[TPESYSTEM]

BEA Tuxedo システムのエラーが発生しました。エラーの正確な内容がログ・ファイルに書き込まれます。

[TPEOS]

オペレーティング・システムのエラーが発生しました。

関連項目

tpacall(3c)tpcall(3c)tpdequeue(3c)tpenqueue(3c)tpgprio(3c)

 

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