bea ホーム | 製品 | dev2dev | support | askBEA
BEA Logo Tuxedo
 ドキュメントのダウンロード   サイトマップ   用語集 
検索
0

Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法

 Previous Next Contents View as PDF  

T_DM_OSITPX クラスの定義

概要

T_DM_OSITPX クラスは、特定のローカルまたはリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに対するOSI TP 4.0 以降のプロトコル関連のコンフィギュレーション情報を定義します。T_DM_OSITPX クラスは、BEA Tuxedo 8.0 以降のソフトウェアでのみサポートされます。

属性表

表 18 DM_MIB(5): T_DM_OSITPX クラス定義の属性表

属性

タイプ

パーミッション

デフォルト値

TA_DMACCESSPOINT(r)(k)(*)

string

rw-r--r--

string[1..30]

N/A

TA_STATE(r)

string

rw-r--r--

GET: "VAL"

SET: "{NEW | INV}"

N/A

N/A

TA_DMAET(r)

string

rw-r--r--

string[1..78]

N/A

TA_DMNWADDR(r)

string

rw-r--r--

string[1..631]

N/A

TA_DMTSEL

string

rw-r--r--

string[1..66]

N/A

TA_DMDNSRESOLUTION

string

rw-r--r--

"{STARTUP | RUNTIME}"

"STARTUP"

TA_DMPSEL

short

rw-r--r--

string[1..10]

""

TA_DMSSEL

short

rw-r--r--

string[1..34]

""

TA_DMTAILORPATH

short

rw-r--r--

string[1..78]

""

TA_DMXATMIENCODING

string

rw-r--r--

"{CAE | PRELIMINARY | OLTP_TM2200 | NATIVE_A_SERIES}"

"CAE"

TA_DMEXTENSIONS

short

rw-r--r--

string[1..78]

""

TA_DMOPTIONS

short

rw-r--r--

"{SECURITY_SUPPORTED}"

""

(r)-新しいオブジェクトが作成される場合に必須です。
(k)-オブジェクトを取り出すためのキー・フィールドです。
(*)-すべての SET 操作で必須のキー・フィールドです。


 

属性の意味

TA_DMACCESSPOINT: string[1..30]

このエントリがプロトコル固有のコンフィギュレーション情報を提供するローカルまたはリモート・ドメイン・アクセス・ポイントの名前。このフィールドは、ドメイン・アクセス・ポイントのプロトコルに依存しないコンフィギュレーションを定義する T_DM_LOCAL または T_DM_REMOTE エントリで指定したドメイン・アクセス・ポイント名と一致します。

TA_STATE:

GET: "{VALid}"

GET 操作は、T_DM_OSITPX オブジェクトのコンフィギュレーション情報を検索します。以下に示す状態は、GET 要求に対する応答で返される TA_STATE 属性の意味を示します。以下に示されていない状態は返されません。


 

SET: "{NEW | INValid}"

SET 操作は、選択した T_DM_OSITPX オブジェクトのコンフィギュレーション情報を更新します。以下に示す状態は、SET 要求の TA_STATE の意味を示します。以下に示されていない状態は設定できません。


 

TA_DMAET: string[1..78]

ローカルまたはリモート・ドメイン・アクセス・ポイントのアプリケーション・エンティティ・タイトル。このアドレスは、OSI TP ネットワーク内のすべてのホスト通信において一意である必要があり、リモート (OLTP) ノード上のローカル AE タイトルに一致します。

この属性の値には、オブジェクト識別子としてアプリケーション・プロセス・タイトルが含まれます。オブジェクト識別子の後には、"{object identifier},{integer qualifier}" のように、整数値としてアプリケーション・エンティティ修飾子が続きます。中かっこは構文の一部で、引用符の内側に入れる必要があります。

TA_DMNWADDR: string[1..631]

このアクセス・ポイントで使用するネットワーク・アドレスのセミコロン区切りのリスト。ネットワーク・アドレスは、TCP/IP ネットワークを使用している場合は IP アドレス、そうでない場合は DNS 名になります。ネットワーク・アドレスの形式は次のいずれかになります。

"#.#.#.#:port_number" IP アドレス
"//hostname:port_number" DNS 名
"//hostname:port_number;//hostname:port_number; ..."

port_number 構成要素が指定されていない場合は、デフォルト・ポートの 102 が使用されます。

ローカル・ドメイン・アクセス・ポイントの場合、この属性の値には接続要求をリスンするための待機用アドレスを 8 個までセミコロンで区切って指定できます。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントの場合、この属性の値には目的のドメインの優先アドレスを指定し、その後に最大 7 個の代替アドレスを優先順位の高い順に指定します。代替アドレスは、最初のアドレスが使用できない場合に使用されます。

TA_DMTSEL: string[1..66]

このローカルまたはリモート・ドメイン・アクセス・ポイントで使用する転送サービス・アクセス・ポイントのアドレス。1 〜 32 の ASCII 非制御文字 (16 進数では 20 から 7E)、先頭に 0x が付く 1 〜 32 の 16 進数オクテット、または "NONE"- (NULL 文字列) のいずれかを指定します。

TA_DMDNRESOLUTION: "{STARTUP | RUNTIME}"

このローカル・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付けられたドメイン・ゲートウェイ (GWOSITP) 用に、TA_DMNWADDR 属性で定義したネットワーク・アドレスの DNS 名を解決するタイミングを指定します。この属性を "STARTUP" (デフォルト) に設定すると、ゲートウェイの起動時にホスト名が実 IP アドレスに解決されます。この属性を "RUNTIME" に設定すると、ゲートウェイの実行時にホスト名が実 IP アドレスに解決されます。

この属性は、ローカル・ドメイン・アクセス・ポイントを定義する場合にのみ有効です。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントでは無視されます。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントのインスタンスに対する GET 呼び出しでは、この属性は NULL 文字列に設定されます。

TA_DMPSEL: string[1..10]

このローカルまたはリモート・ドメイン・アクセス・ポイントで使用するプレゼンテーション・サービス・アクセス・ポイントのアドレス。1 〜 4 の ASCII 非制御文字 (16 進数では 20 から 7E)、先頭に 0x が付く 1 〜 4 の 16 進数オクテット、または "NONE" (デフォルト) のいずれかを指定します。

TA_DMSSEL: string[1..34]

このローカルまたはリモート・ドメイン・アクセス・ポイントで使用するセッション・サービス・アクセス・ポイントのアドレス。1 〜 16 の ASCII 非制御文字 (16 進数では 20 から 7E)、先頭に 0x が付く 1 〜 16 の 16 進数オクテット、または "NONE" (デフォルト) のいずれかを指定します。

TA_DMTAILORPATH: string[1..78]

このローカル・ドメイン・アクセス・ポイントの OSI TP スタックの調整に使用するオプションの OSI TP 調整ファイルの絶対パス名を示します。二重引用符が必要です。値を指定しない場合、および NULL 文字列を設定した場合、OSI TP スタックはデフォルトの調整パラメータで実行されます。

この属性は、ローカル・ドメイン・アクセス・ポイントを定義する場合にのみ有効です。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントでは無視されます。

TA_DMXATMIENCODING: "{CAE | PRELIMINARY | OLTP_TM2200 | NATIVE_A_SERIES}"

リモート・システムとの通信に使用する XATMI プロトコルのバージョンを指定します。この属性は、リモート・ドメイン・アクセス・ポイントの記述でのみ有効です。次の値を指定できます。

"CAE" (デフォルト)

"PRELIMINARY" (Unisys MCP OLTP システムで使用)

"OLTP_TM2200" (Unisys TM 2200 システムで使用)

"NATIVE_A_SERIES" (この符号化タイプをサポートする Unisys MCP OLTP
システムで使用)

TA_DMEXTENSIONS: string[1..78]

このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付けられたリモート・ドメインの操作を制御します。有効な値としては、セミコロン (;) 区切りで "ONLINE=N/Y" (デフォルトは Y) と"RdomAssocRetry=nn" を含めます。nn には、オンライン・リモート・ドメインへの再接続の間隔を秒単位で指定します。RdomAssocRetry 調整パラメータが存在する場合は、その値がこの属性のデフォルトになります。RdomAssocRetry が存在せず、nn が指定されていない場合のデフォルトは 60 秒です。

TA_DMOPTIONS: "{SECURITY_SUPPORTED}"

このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントのオプション・パラメータを示します。"SECURITY_SUPPORTED" は、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付けられたリモート・ドメインが OSITP セキュリティの拡張をサポートすることを示します。この属性は下位互換性があり、リモート・ドメイン・アクセス・ポイントの記述でのみ有効です。

制限事項

以下の場合は、このクラスのインスタンスを削除または更新することはできません。

このクラスのインスタンスを追加または更新する SET 操作の実行時には、TA_DMACCESSPOINT 属性に指定した特定のローカルまたはリモート・ドメイン・アクセス・ポイントが、T_DM_LOCAL クラスまたは T_DM_REMOTE クラスに存在している必要があります。ドメイン・アクセス・ポイントが存在しない場合、TA_DMACCESSPOINT 属性に対して "not defined" エラーが返され、操作は失敗します。

 

Back to Top Previous Next
Contact e-docsContact BEAwebmasterprivacy