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Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法

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T_DM_REMOTE クラスの定義

概要

T_DM_REMOTE クラスは、リモート・ドメイン・アクセス・ポイントのコンフィギュレーション情報を表します。1 つまたは複数のローカル・ドメイン・アクセス・ポイントを通してエクスポートされるローカル・リソースは、リモート・ドメイン・アクセス・ポイントを通してリモート・ドメインにアクセスできます。同様に、リモート・リソースはリモート・ドメイン・アクセス・ポイントを通してリモート・ドメインからインポートされます。

属性表

表 21 DM_MIB(5): T_DM_REMOTE クラス定義の属性表

属性

タイプ

パーミッション

デフォルト値

TA_DMACCESSPOINT(r)(k)(*)

string

rw-r--r--

string[1..30]

N/A

TA_DMACCESSPOINTID(r)

string

rw-r--r--

string[1..30]

N/A

TA_DMTYPE(k)

string

rw-r--r--

"{TDOMAIN | TOPEND | SNAX | OSITP | OSITPX}"

"TDOMAIN"

TA_STATE(r)

string

rw-r--r--

GET: "VAL"

SET: "{NEW | INV}"

N/A

N/A

TA_DMPRIORITY_TYPE

string

rw-r--r--

"{LOCAL_RELATIVE | LOCAL_ABSOLUTE | GLOBAL}"

"LOCAL_
RELATIVE"

TA_DMINPRIORITY

string

rw-r--r--

-99 <= num <= 100

0 or 50

TA_DMTYPE=TDOMAIN|OSITPX: の場合に設定可能な属性

TA_DMACLPOLICY

string

rwxr--r--

"{LOCAL | GLOBAL}"

"LOCAL"

TA_DMLOCALPRINCIPALNAME

string

rwxr--r--

string[0..511]

""

TA_DMTYPE=TDOMAIN: の場合に設定可能な属性

TA_DMCONNPRINCIPALNAME

string

rwxr--r--

string[0..511]

""

TA_DMCREDENTIALPOLICY

string

rwxr--r--

"{LOCAL | GLOBAL}"

"LOCAL"

TA_DMMACHINETYPE

string

rw-r--r--

string[0..15]

""

TA_DMTYPE=SNAX|OSITPX: の場合に設定可能な属性

TA_DMCODEPAGE

string

rw-r--r--

string[1..20]

N/A

(r)-新しいオブジェクトが作成される場合に必須です。
(k)-オブジェクトを取り出すためのキー・フィールドです。
(*)-すべての SET 操作で必須のキー・フィールドです。


 

属性の意味

TA_DMACCESSPOINT: string[1..30]

この T_DM_REMOTE エントリの名前。この Domains コンフィギュレーション内の T_DM_REMOTE および T_DM_REMOTE アクセス・ポイントの範囲内で一意なユーザ指定のリモート・ドメイン・アクセス・ポイントの識別子 (論理名) です。

TA_DMACCESSPOINTID: string[1..30]

リモート・ドメインへの接続を設定するときのセキュリティのため、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付けられているリモート・ドメインの識別子。この識別子は、すべてのローカルおよびリモート・ドメイン・アクセス・ポイント間で一意でなければなりません。

TA_DMTYPE: "{TDOMAIN | TOPEND | SNAX | OSITP | OSITPX}"

このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントのドメインのタイプを指定します。BEA Tuxedo ドメインの場合は "TDOMAIN"、BEA TOP END ドメインの場合は "TOPEND"、SNA ドメインの場合は "SNAX"、OSI TP 1.3 ドメインの場合は "OSITP"、OSI TP 4.0 以降のドメインの場合は "OSITPX" を指定します。ほかの属性が存在するかどうかは、この属性の値に依存します。

TA_DMTYPE="OSITPX" の設定は、BEA Tuxedo 8.0 以降のソフトウェアでのみサポートされます。

TA_STATE:

GET: "{VALid}"

GET 操作は、T_DM_REMOTE オブジェクトのコンフィギュレーション情報を検索します。以下に示す状態は、GET 要求に対する応答で返される TA_STATE 属性の意味を示します。以下に示されていない状態は返されません。


 

SET: "{NEW | INValid}"

SET 操作は、選択した T_DM_REMOTE オブジェクトのコンフィギュレーション情報を更新します。以下に示す状態は、SET 要求の TA_STATE の意味を示します。以下に示されていない状態は設定できません。


 

TA_DMPRIORITY_TYPE = "{LOCAL_RELATIVE | LOCAL_ABSOLUTE | GLOBAL}"

TA_DMINPRIORITY = -99 <= num <= 100

TA_DMPRIORITY_TYPE パラメータと TA_DMINPRIORITY 属性では、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントのメッセージの優先順位に関する処理を指定します。これらの属性は、BEA Tuxedo 8.0 以降のソフトウェアでサポートされます。

TA_DMPRIORITY_TYPE 属性の場合、"LOCAL_RELATIVE""LOCAL_ABSOLUTE" はすべてのリモート・ドメイン・タイプに対して有効ですが、GLOBALTDOMAIN のリモート・ドメイン・タイプに対してのみ有効です。TA_DMPRIORITY_TYPE 属性を設定しない場合、デフォルトは LOCAL_RELATIVE です。

TA_DMPRIORITY_TYPE="LOCAL_RELATIVE" は、tpsprio 呼び出しなどによるリモート・ドメイン・アクセス・ポイントからの要求の優先順位がローカル・ドメインによって使用されないことを意味します。代わりに、リモート・ドメイン・アクセス・ポイントから受信する要求の優先順位は TA_DMINPRIORITY の値を基準に設定されます。この値は -99 (最低の優先順位) 〜 +99 (最高の優先順位) です。デフォルトは 0 です。TA_DMINPRIORITY の設定によって、サービスのデフォルトの優先順位は、設定値の符号に応じて最大 100、最小 1 まで増減します。最高の優先順位は 100 です。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントへの要求の場合、要求に関連付けられている優先順位も一緒にリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに送信されます。

TA_DMPRIORITY_TYPE="LOCAL_ABSOLUTE" は、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントからの要求の優先順位がローカル・ドメインによって使用されないことを意味します。代わりに、リモート・ドメイン・アクセス・ポイントから受信する要求の優先順位は TA_DMINPRIORITY の値を基準に設定されます。この値は 1 (最低の優先順位) 〜 100 (最高の優先順位) です。デフォルトは 50 です。TA_DMINPRIORITY の設定によって、サービスのデフォルトの優先順位は、設定値の符号に応じて最大 100、最小 1 まで増減します。最高の優先順位は 100 です。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントへの要求の場合、要求に関連付けられている優先順位も一緒にリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに送信されます。

TA_DMPRIORITY_TYPE="GLOBAL" は、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントからの要求の優先順位がローカル・ドメインによって調整されることを意味します。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントから受信する要求の優先順位は TA_DMINPRIORITY の値を基準に調整されます。この値は -99 (最低の優先順位) 〜 +99 (最高の優先順位) です。デフォルトは 0 です。TA_DMINPRIORITY を設定した場合、受信した要求に関連付けられている優先順位は TA_DMINPRIORITY の値に加算され、その要求の優先順位の絶対値が設定されます。TA_DMINPRIORITY を設定しない場合、受信する要求の優先順位がそのままローカル・ドメインによって使用されます。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントへの要求の場合、要求に関連付けられている優先順位も一緒にリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに送信されます。

TA_DMTYPE=TDOMAIN|OSITPX の場合に設定可能な属性

TA_DMACLPOLICY: {LOCAL | GLOBAL}

このリモート・ドメイン・アクセス・ポイント用のアクセス制御リスト (ACL) 方針。この属性は、BEA Tuxedo 7.1 以降のソフトウェアが実行されている TDOMAIN タイプのドメイン・ゲートウェイ、および BEA Tuxedo 8.0 以降が実行されている OSITPX タイプのドメイン・ゲートウェイにのみに適用されます。

LOCAL を指定すると、ローカル・ドメインは、リモート・ドメインから受け取ったサービス要求のクリデンシャル (ID) を、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに対する TA_DMLOCALPRINCIPALNAME 属性で指定されたプリンシパル名に置き換えます。GLOBAL を指定すると、ローカル・ドメインは、リモート・サービス要求で受け取ったクリデンシャルを置き換えません。リモート・サービス要求でクリデンシャルを受け取らなかった場合、ローカル・ドメインはそのサービス要求をそのままの状態でローカル・サービスに転送します (通常これは失敗する)。この属性を指定しない場合、デフォルトは LOCAL です。

TA_DMACLPOLICY 属性は、ローカル・ドメインがリモート・ドメインから受信したサービス要求のクリデンシャルを TA_DMLOCALPRINCIPALNAME 属性に指定されているプリンシパル名に置き換えるかどうかを制御します。TA_DMCREDENTIALPOLICY はこの属性に関連する属性で、ローカル・ドメインがリモート・ドメインにローカル・サービス要求を送信する前にその要求からクリデンシャルを削除するかどうかを制御します。

TA_DMLOCALPRINCIPALNAME: string[0..511]

ローカル・プリンシパル名の識別子 (クリデンシャル) を指定します。これは、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントの TA_DMACLPOLICY 属性が LOCAL (デフォルト) に設定されている場合、このリモート・ドメインから受け取ったサービス要求に対してローカル・ドメインが割り当てる ID です。この属性は、BEA Tuxedo 7.1 以降のソフトウェアが実行されている TDOMAIN タイプのドメイン・ゲートウェイ、および BEA Tuxedo 8.0 以降が実行されている OSITPX タイプのドメイン・ゲートウェイにのみに適用されます。

TA_DMLOCALPRINCIPALNAME 属性には最大 511 文字を指定できます (最後の NULL 文字を除く)。この属性を指定しないと、ローカル・プリンシパル名はデフォルトでこのリモート・ドメイン・アクセス・ポイントの TA_DMACCESSPOINTID 文字列になります。

TA_DMTYPE=TDOMAIN の場合に設定可能な属性

TA_DMCONNPRINCIPALNAME: string[0..511]

接続プリンシパル名の識別子。これは、ローカル・ドメイン・アクセス・ポイントに接続するこのリモート・ドメイン・アクセス・ポイントの ID を検証するためのプリンシパル名です。この属性は、BEA Tuxedo 7.1 以降のソフトウェアが実行されている TDOMAIN タイプのドメイン・ゲートウェイにのみ適用されます。

TA_DMCONNPRINCIPALNAME 属性には最大 511 文字を指定できます (最後の NULL 文字を除く)。この属性を指定しない場合は、リモート・ドメイン・アクセス・ポイントの TA_DMACCESSPOINTID 文字列がデフォルト値になります。

デフォルトの認証プラグインで、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントの TA_DMCONNPRINCIPALNAME 属性に値を割り当てる場合、その値は、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントの TA_DMACCESSPOINTID 属性の値と同じでなければなりません。これらの値が一致しないと、ローカル・ドメイン・ゲートウェイとリモート・ドメイン・ゲートウェイを接続しようとしても失敗し、次の userlog(3c) メッセージが生成されます。ERROR:ドメイン domain_name の管理用キーを初期化できません。

TA_DMCREDENTIALPOLICY: {LOCAL | GLOBAL}

The credential policy for this remote domain access point.この属性は、BEA Tuxedo 8.0 以降のソフトウェアが実行されている TDOMAIN タイプのドメイン・ゲートウェイにのみ適用されます。

LOCAL の場合は、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに対するローカル・サービス要求からクリデンシャル (ID) がローカル・ドメインによって削除されます。GLOBAL の場合、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに対するローカル・サービス要求からクリデンシャルは削除されません。この属性を指定しない場合、デフォルトは LOCAL です。

TA_DMCREDENTIALPOLICY 属性は、リモート・ドメインに送信する前にローカル・ドメインがローカル・サービス要求からクリデンシャルを削除するかどうかを指定します。TA_DMACLPOLICY 属性は、リモート・ドメインから受信したサービス要求のクリデンシャルが、TA_DMLOCALPRINCIPALNAME 属性で指定されたプリンシパル名に置換されるかどうかを指定します。

TA_DMMACHINETYPE: string[0..15]

ドメインをグループ化して、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付けられているマシンとローカル・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付けられているマシン間のメッセージの符号化と復号化を省略するために使用します。TA_DMMACHINETYPE を指定しない場合、デフォルトで符号化または復号化が実行されます。TA_DMMACHINETYPE フィールドに設定した値が接続のための T_DM_LOCAL クラスと T_DM_REMOTE クラスで共通している場合、データの符号化と復号化が省略されます。TA_DMMACHINETYPE には、15 文字までの任意の文字列値を指定できます。この値は比較のためだけに使用します。

TA_DMTYPE=SNAX|OSITPX の場合に設定可能な属性

TA_DMCODEPAGE: string[1..20]

このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントを通して送信される要求と応答を変換する際に使用するデフォルトの変換テーブルの名前。

制限事項

この要求と同じドメイン・タイプのローカル・ドメイン・アクセス・ポイントをサポートするドメイン・ゲートウェイ管理サーバ (GWADM) がアクティブのとき、SET を実行して TA_STATEINValid にしたり、TA_DMACCESSPOINTIDTA_DMTYPETA_DMMACHINETYPE、または TA_DMCODEPAGE 属性を更新することはできません。

T_DM_ACLT_DM_IMPORTT_DM_OSITPT_DM_OSITPXT_DM_ROUTING、または T_DM_TDOMAIN クラスのインスタンスによって T_DM_REMOTE クラスのインスタンスが参照される場合、そのインスタンスを削除することはできません。

 

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