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Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法

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T_DOMAIN クラスの定義

概要

T_DOMAIN クラスは、グローバルなアプリケーションの属性を表します。これらの属性値は、BEA Tuxedo システム・アプリケーションの識別、カスタマイズ、サイズの指定、セキュリティ保護に使用します。以下で示す属性値の多くは、この MIB で示すほかのクラスでアプリケーションのデフォルト値として使用します。

個々のアプリケーションには、T_DOMAIN クラスのオブジェクトが 1 つだけ存在します。したがって、このクラスにはキー・フィールドは定義されません。このクラスに対する GET 操作は、常にこの唯一のオブジェクトに関する情報を返します。同様に、SET 操作は常にその唯一のオブジェクトを更新します。GETNEXT は、このクラスでは使用できません。

属性表

表 46 TM_MIB(5): T_DOMAIN クラス定義の属性表

属性

タイプ

パーミッション

デフォルト値

TA_IPCKEY(r)

TA_MASTER(r)

TA_MODEL(r)

long

string

string

rw-r--r--

rwxr-xr--

rw-r--r--

32,769 <= num < 262,144

"LMID1[,LMID2]"

"{SHM | MP}"

N/A

N/A

N/A

TA_STATE

string

rwxr--r--

GET: "{ACT | INA}"

SET: "{NEW | INV | ACT | INA | FIN}"

N/A

N/A






TA_DOMAINID

string

rwxr--r--

string[0..30]

""

TA_PREFERENCES

string

rwxr--r--

string[0..1023]

""

TA_UID

long

rwyr--r--

0 <= num

(注 1 )

TA_GID

long

rwyr--r--

0 <= num

(注 1)

TA_PERM

long

rwyr--r--

0001 <= num <= 0777

0666

TA_LICEXPIRE

long

R--R--R--

string[0..78]

N/A

TA_LICMAXUSERS

long

R--R--R--

0 <= num < 32,768

N/A

TA_LICSERIAL

string

R--R--R--

string[0..78]

N/A

TA_MIBMASK

long

rwx------

0 <= num <= 0777

0000






TA_MAXACCESSERS

TA_MAXCONV

TA_MAXGTT

long

long

long

rwyr--r--

rwyr--r--

rwyr--r--

1 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

50

64

100

TA_MAXBUFSTYPE

TA_MAXBUFTYPE

TA_MAXDRT

TA_MAXGROUPS

TA_MAXNETGROUPS

TA_MAXMACHINES

TA_MAXQUEUES

TA_MAXRFT

TA_MAXRTDATA

TA_MAXSPDATA

TA_MAXTRANTIME

TA_MAXSERVERS

TA_MAXSERVICES

TA_MAXACLGROUPS

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rwyr--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

1 <= num < 32,768

1 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

100 <= num < 32,766

1 <= num < 8,192

256 <= num < 8,191

1 <= num < 8,192

0 <= num < 32,766

0 <= num < 32,761

1 <= num <= 2147483640

1 <= num <= 2147483647

1 <= num < 8,192

1 <= num < 32,766

1 <= num < 16,384

32

16

0

100

8

256

50

0

0

0

0

50

100

16,384


TA_CMTRET

string

rwyr--r--

"{COMPLETE | LOGGED}"

"COMPLETE"

TA_LDBAL

string

rwyr--r--

"{Y | N}"

"Y"

TA_NOTIFY

string

rwyr--r--

"{DIPIN | SIGNAL | THREAD | IGNORE}"

"DIPIN"

TA_SYSTEM_ACCESS

string

rwyr--r--

"{FASTPATH | PROTECTED} [,NO_OVERRIDE]"

"FASTPATH"


TA_OPTIONS

string

rwyr--r--

"{[LAN | MIGRATE | ACCSTATS | NO_XA | NO_AA],*}"

""

TA_USIGNAL

string

rw-r--r--

"{SIGUSR1 | SIGUSR2}"

"SIGUSR2"


TA_SECURITY

string

rw-r--r--

"{NONE | APP_PW | USER_AUTH | ACL | MANDATORY_ACL}"

"NONE"

TA_PASSWORD

string

-wx------

string[0..30]

N/A

TA_AUTHSVC

string

rwxr--r--

string[0..15]

""


TA_SCANUNIT

long

rwxr-xr--

0 <= num <= 60

10(注 2)

TA_BBLQUERY

long

rwxr-xr--

0 <= num <32,768

300(注 3)

TA_BLOCKTIME

long

rwxr-xr--

0 <= num < 32,768

60(注 3)

TA_DBBLWAIT

long

rwxr-xr--

0 <= num < 32,768

20(注 3)

TA_SANITYSCAN

long

rwxr-xr--

0 <= num < 32,768

120(注 3)


TA_CURDRT

TA_CURGROUPS

TA_CURMACHINES

TA_CURQUEUES

TA_CURRFT

TA_CURRTDATA

TA_CURSERVERS

TA_CURSERVICES

TA_CURSTYPE

TA_CURTYPE

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

r--r--r--

r--r--r--

r--r--r--

r--r--r--

r--r--r--

r--r--r--

r--r--r--

r--r--r--

r--r--r--

r--r--r--

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

TA_HWDRT

TA_HWGROUPS

TA_HWMACHINES

TA_HWQUEUES

TA_HWRFT

TA_HWRTDATA

TA_HWSERVERS

TA_HWSERVICES

long

long

long

long

long

long

long

long

r--r--r--

r--r--r--

r--r--r--

r--r--r--

r--r--r--

r--r--r--

r--r--r--

r--r--r--

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

0 <= num < 32,768

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A


TA_SEC_PRINCIPAL_NAME

string

rwxr--r--

string[0..511]

""

TA_SEC_PRINCIPAL_LOCATION

string

rwxr--r--

string[0..511]

""

TA_SEC_PRINCIPAL_PASSVAR

string

rwxr--r--

string[0..511]

""

TA_SIGNATURE_AHEAD

long

rwxr--r--

1 <= num <= 2147483647

3600

TA_SIGNATURE_BEHIND

long

rwxr--r--

1 <= num <= 2147483647

604800

TA_SIGNATURE_REQUIRED

string

rwxr--r--

"{Y | N}"

"N"

TA_ENCRYPTION_REQUIRED

string

rwxr--r--

"{Y | N}"

"N"

(r)-オブジェクトの作成に必要なフィールド (SET TA_STATE NEW)


  注 1 UNIX システムが認識できる UIDGID
注 2 num は 5 の倍数であること
注 3 num は、numTA_SCANUNIT の積がほぼデフォルト値と同じになるように設定します。

属性の意味

TA_IPCKEY: 32,769 <= num < 262,144

BEA Tuxedo システムの掲示板の既知のアドレスに対する数値キー。単一プロセッサ環境では、このキーにより掲示板の名前が指定されます。マルチプロセッサ環境または LAN 環境では、このキーにより DBBL のメッセージ・キューが指定されます。また、このキーは、既知のアドレスのほか、アプリケーション全体の掲示板などのリソース名の基準としても使用されます。

TA_MASTER: "LMID1[,LMID2]"

マスタ論理マシン (LMID1) とバックアップ論理マシン (LMID2) の識別子。INActive 状態のアプリケーションでは、マスタの識別子 (LMID1) がローカル・マシンと一致する必要があります。SHM モードのアプリケーション (後述の TA_MODEL を参照) では、マスタ論理マシンの識別子のみ設定できます。ACTive MP状態のアプリケーション (後述のTA_MODEL を参照) では、この属性値の変更は次のような意味を持ちます。

現在アクティブなマスタ LMID を A、現在のバックアップ・マスタ LMIDを B、セカンダリ LMID をそれぞれ C、D、. . . とすると、MP モードで実行中のアプリケーションの TA_MASTER 属性で可能な変更は、次のようなシナリオによって定義されます。

A,B -> B,A - マスタをA からB に移行。

A,B -> A,C - バックアップ・マスタ LMID を C に変更。

マスタの移行には、順序立てた方式と分断方式があります。順序立てた移行は、マスタ・マシンが ACTive 状態でアクセス可能な場合に行われます。それ以外の場合には分断方式で移行します。ネットワークへの接続を新たに確立する場合や確立しなおす際は、接続する 2 つのサイトがマスタ・マシンの場所に関する情報を共有しているかどうかが確認されます。この点が確認できない場合、接続は拒否され、適切なログ・メッセージが生成されます。ACTive 状態のアプリケーションのマスタ・マシンとバックアップ・マシンの BEA Tuxedo リリース番号は、アプリケーション内のほかのすべてのマシンのリリース番号と同じかそれ以上である必要があります。また、マスタ・マシンとバックアップ・マシンのリリース番号は同じでなければなりません。TA_MASTER 属性を変更する際は、この関係を維持する必要があります。

TA_MODEL: "{SHM | MP}"

コンフィギュレーションの種類。SHM は単一のマシンのコンフィギュレーションを設定します。指定できるのは、T_MACHINE オブジェクトのみです。MP は、複数のマシンを使用する環境、すなわちネットワーク・コンフィギュレーションを設定します。ネットワーク化されたアプリケーションを定義する場合は、MP を指定する必要があります。

TA_STATE:

GET: "{ACTive | INActive}"

GET 操作は、T_DOMAIN オブジェクトのコンフィギュレーション情報および実行時情報を検索します。以下に示す状態は、GET 要求への応答で返される TA_STATE の意味を示します。


 

SET: "{NEW | INValid | ACTive | INActive | FINactive}"

SET 操作は、T_DOMAIN オブジェクトのコンフィギュレーション情報および実行時情報を更新します。以下に示す状態は、SET 要求で設定される TA_STATE の意味を示します。以下に示されていない状態は設定できません。

NEW

アプリケーションの T_DOMAIN オブジェクトを作成します。状態の変更は INValid 状態でのみ可能です。正常に終了すると、オブジェクトの状態は INActive になります。この状態の変更により、TA_MASTER から推定された TA_LMID、ローカル・システム名に基づく TA_PMID、および環境変数 TUXCONFIGTUXDIR に基づいて決定された TA_TUXCONFIGTA_TUXDIR により、新しい T_MACHINE オブジェクトも作成されます。T_MACHINE クラスのほかのコンフィギュレーション可能な属性は、T_DOMAIN NEW 要求に値を設定することにより、この時点で設定できます。TA_APPDIR の値を指定しない場合は、カレント・ディレクトリがデフォルト・ディレクトリとなります。

unset

T_DOMAIN オブジェクトを変更します。変更は、ACTive 状態または INActive 状態でのみ可能です。正常終了した場合、オブジェクトの状態は変わりません。

INValid

アプリケーションの T_DOMAIN オブジェクトを削除します。状態の変更は、INActive 状態でのみ可能です。正常終了すると、オブジェクトの状態は INValid になります。

ACTive

マスタ・マシンの管理プロセス (DBBL、BBL など) をアクティブにします。この状態遷移に対するパーミッションの決定に際しては、アクティブなオブジェクトのパーミッション (--x--x--x) が考慮されます。状態の変更は、INActive 状態でのみ可能です。正常に終了すると、オブジェクトの状態は INActive になります。

INActive

マスタ・マシンの管理プロセス (DBBL、BBL など) を非アクティブにします。状態の変更は、ACTive 状態でのみ可能です。正常に終了すると、オブジェクトの状態は INActive になります。

FINactive

マスタ・マシンの管理プロセス (DBBL、BBL など) を強制的に非アクティブにします。シャットダウンを許可するかどうかの決定においては、アタッチされているクライアントは無視されます。状態の変更は、ACTive 状態でのみ可能です。正常に終了すると、オブジェクトの状態は INActive になります。


 

TA_DOMAINID: string[0..30]

ドメインの識別文字列。

TA_PREFERENCES: string[0..1023]

アプリケーションが定義するフィールド。このフィールドは、BEA Tuxedo システム/Admin GUI 製品で GUI 表示の環境設定を格納、保管するために使用します。

TA_UID: 0 <= num

T_MACHINE クラスで新たにコンフィギュレーションするオブジェクトの属性のデフォルト設定。制限事項: この属性を変更しても、コンフィギュレーション済みの T_MACHINE オブジェクトおよびアクティブなオブジェクトには影響しません。

TA_GID: 0 <= num

T_MACHINE クラスで新たにコンフィギュレーションするオブジェクトの属性のデフォルト設定。制限事項: この属性を変更しても、コンフィギュレーション済みの T_MACHINE オブジェクトおよびアクティブなオブジェクトには影響しません。

TA_PERM: 0001 <= num <= 0777

T_MACHINE クラスで新たにコンフィギュレーションするオブジェクトの属性のデフォルト設定。制限事項: この属性を変更しても、コンフィギュレーション済みの T_MACHINE オブジェクトおよびアクティブなオブジェクトには影響しません。

TA_LICEXPIRE: string[0..78]

マシンのバイナリの失効期日。バイナリが BEA Tuxedo システム・マスタ・バイナリでない場合は長さゼロの文字列になります。

TA_LICMAXUSERS: 0 <= num < 32,768

マシンにライセンスされたユーザの最大数。バイナリが BEA Tuxedo システム・マスタ・バイナリでない場合は -1 になります。

TA_LICSERIAL: string [0..78]

マシンのシリアル番号。

TA_MIBMASK: 0 <= num <= 0777

属性のアクセス・マスク。この属性値に指定したユーザ・タイプとアクセス・モードの組み合わせは、このマニュアルで定義されているクラスと属性のすべての組み合わせに使用できるわけではありません。たとえば、0003 と設定した場合は、管理者およびオペレータ以外のユーザに対する更新が禁止されます。

TA_MAXACCESSERS: 1 <= num < 32,768

このアプリケーション内の特定のマシン上の掲示板に、同時にアクセスできるクライアントおよびサーバの最大数のデフォルト値。指定しない場合のデフォルトの最大数は 50 です。この属性の T_DOMAIN の値は、マシンごとに T_MACHINE クラスでオーバライドできます。

この数には、BBL、restartsrvcleanupsrvtmshutdown()tmadmin() などのシステム管理プロセスを含める必要はありません。ただし、DBBL、すべてのブリッジ・プロセス、すべてのシステム提供サーバ・プロセスとアプリケーション・サーバ・プロセス、および特定のサイトで使用する可能性があるクライアント・プロセスはこの数に含めますシステム提供のサーバには、AUTHSVRTMQUEUETMQFORWARDTMUSREVTTMSYSEVTTMS (T_GROUP:TA_TMSNAME 属性を参照)、TMS_QMGWTDOMAINWSL などがあります。アプリケーションが特定のサイトでワークステーション・リスナ (WSL) を起動する場合は、起動する WSL と使用する可能性があるワークステーション・ハンドラ (WSH) の両方をこの数に含める必要があります。

BEA Tuxedo リリース 7.1 より前 (6.5 以前) では、ユーザ・ライセンス数をチェックする仕組みにおいて、アプリケーションのTA_MAXACCESSERS 属性と TA_MAXSERVERS 属性が使用されていました。つまり、アプリケーションで実行中の 1 台以上のマシンの TA_MAXACCESSERS の数と、特定のマシンの TA_MAXACCESSERS の数の合計が、TA_MAXSERVERS の数とユーザ・ライセンス数の合計より大きい場合、マシンを起動することはできませんでした。したがって、アプリケーションの TA_MAXACCESSERS パラメータには、TA_MAXSERVERS の数とユーザ・ライセンス数の合計か、またはそれより小さい値を指定しなければなりませんでした。

BEA Tuxedo のリリース 7.1 以降では、アプリケーションに設定されているユーザ・ライセンスの数と、現在使用されているユーザ・ライセンスの数に基づいて、ライセンスのチェックが行われます。すべてのユーザ・ライセンスが使用中になると、アプリケーションに新しいクライアントが参加することはできなくなります。

制限事項: この属性を変更しても、コンフィギュレーション済みの T_MACHINE オブジェクトおよびアクティブなオブジェクトには影響しません。

TA_MAXCONV: 0 <= num < 32,768

このアプリケーションの特定のマシン上のクライアントとサーバが同時に関与できる会話の最大数。この値を指定しない場合のデフォルト値は、T_SERVER クラスに会話サーバが定義されている場合は 64、そうでない場合は 1 になります。1 つのサーバで、最大 64 個の会話を同時に行うことができます。この属性の T_DOMAIN の値は、マシンごとに T_MACHINE クラスでオーバライドできます。

制限事項: この属性を変更しても、コンフィギュレーション済みの T_MACHINE オブジェクトおよびアクティブなオブジェクトには影響しません。

TA_MAXGTT: 0 <= num < 32,768

このアプリケーションの特定のマシンが同時に関与できるグローバル・トランザクションの最大数。指定しない場合のデフォルト値は 100 です。この属性の T_DOMAIN の値は、マシンごとに T_MACHINE クラスでオーバライドできます。

制限事項: この属性を変更しても、コンフィギュレーション済みの T_MACHINE オブジェクトおよびアクティブなオブジェクトには影響しません。

TA_MAXBUFSTYPE: 1 <= num < 32,768

掲示板のバッファ・サブタイプ・テーブルに対応するバッファ・サブタイプの最大数。

TA_MAXBUFTYPE: 1 <= num < 32,768

掲示板のバッファ・タイプ・テーブルに対応するバッファ・タイプの最大数。

TA_MAXDRT: 0 <= num < 32,768

掲示板のルーティング・テーブルに対応するルーティング・テーブル・エントリの最大数。T_ROUTING クラス・オブジェクトごとに、エントリが 1 つずつ必要です。実行時にテーブルを拡張できるようにするには、追加のエントリを割り当てる必要があります。

TA_MAXGROUPS: 100 <= num < 32,766

掲示板のサーバ・グループ・テーブルに対応するサーバ・グループの最大数。制限事項: BEA Tuxedo リリース 4.2.2 以前のサイトでは、この属性の値が 100 に固定されています。こうしたサイトとの相互運用性を確保するには、使用中のサーバ・グループ・エントリの数が常に 100 以下になるようにする必要があります。リリース 4.2.2 以前のサイトは、定義されているサーバ・グループの数が 100 を超えるアプリケーションには結合できません。また、リリース 4.2.2 以前のサイトがすでに含まれているアプリケーションでは、100 を超えるサーバ・グループを追加することはできません。

TA_MAXNETGROUPS: 1 <= num < 8,192

TUXCONFIG ファイルの NETWORK セクションに対応するコンフィギュレーション済みのネットワーク・グループの最大数を指定します。この値には、1 以上 8192 未満を指定します。指定しないは、デフォルト値の 8 が設定されます。

TA_MAXMACHINES: 256 <= num < 8,191

掲示板のマシン・テーブルに対応するマシンの最大数。制限事項: BEA Tuxedo リリース 4.2.2 では、この属性の値が 256 に固定されています。4.2.2 より前のリリースでは、この属性の値が 50 に固定されています。リリース 4.2.2 以前のサイトとの相互運用性を確保するには、使用しているマシン・エントリの数が、最も低い固定値を超えないようにする必要があります。リリース 4.2.2 のサイトは、定義されているマシンの数が 256 を超えるアプリケーションには結合できません。4.2.2 より前のリリースのサイトは、定義されているマシンの数が 50 を超えるアプリケーションには結合できません。また、リリース 4.2.2 以前のサイトがすでに含まれているアプリケーションでは、最も低い制限値を超えるマシンを追加することはできません。

TA_MAXQUEUES: 1 <= num < 8,192

掲示板のキュー・テーブルに対応するキューの最大数。制限事項: リリース 4.2.2 以前のサイトは、TA_MAXQUEUES の設定が TA_MAXSERVERS の設定に等しい場合に限り、アクティブなアプリケーションに結合することができます。

TA_MAXRFT: 0 <= num < 32,768

掲示板の範囲基準テーブルに対応するルーティング基準範囲テーブル・エントリの最大数。TA_RANGES の設定に含まれる範囲ごとに 1 つのエントリが必要です。これに加え、T_ROUTING クラス・オブジェクトごとに 1 つの追加エントリが必要です。実行時にテーブルを拡張できるようにするには、追加のエントリを割り当てる必要があります。

TA_MAXRTDATA: 0 <= num < 32,761

掲示板の文字列プール・テーブルに対応する文字列プール領域の最大数。文字列プールには、TA_RANGES の値で指定した文字列と CARRAY が格納されます。実行時にテーブルを拡張できるようにするには、追加の領域を割り当てる必要があります。

TA_MAXSPDATA 0 <= num <= 2147483640

掲示板の共通文字列プールに対応する文字列プール領域の最大数。この値には、0 以上 2147483640 以下を指定します。指定しない場合は、デフォルト値の 0 が設定されます。この属性は、BEA Tuxedo 8.1 以降が動作するアプリケーションにのみ適用されます。

ほとんどの場合、この属性をデフォルト値に設定しておけば、BEA Tuxedo システムによって TUXCONFIG パラメータ文字列 (TUXCONFIGTUXDIRAPPDIRTLOGDEVICEULOGPFXENVFILETMSNAMERCMDNADDRNLSADDRFADDR、および SERVERS セクションの AOUT) に必要な文字列プール領域が割り当てられます。BEA Tuxedo 8.1 では、これらのパラメータ文字列の最大長が 256 バイトまで拡張されています。

大規模な動的コンフィギュレーション (たとえば、BEA Tuxedo アプリケーションにさらに 6 つのマシンを追加するなど) が予想されるアプリケーションの場合、管理者は TA_MAXSPDATA 属性を使用して共通文字列プールのサイズを増やすことができます。共通文字列プールのサイズを調整しても、TA_MAXRTDATA 属性で制御するルーティング文字列プールのサイズには影響しません。これら 2 つの文字列プールは別々に制御されます。

TA_MAXSPDATA にどのような値を指定しても、BEA Tuxedo システムが計算した範囲外の文字列プール領域への割り当ては行われません。この範囲の計算は、(1) TUXCONFIG ファイルに実際に指定した文字列、および (2) 指定された文字列が最大長の 256 バイトである場合に必要となる領域の長さ、の 2 つに基づいて行われます。ユーザが指定した値がこの範囲の外である場合、tmloadcf(1) コマンドによって警告が通知され、それに最も近い許容値が設定されます。

TUXCONFIG パラメータの最大長が 256 バイトに拡張されたため、実際に掲示板に格納されるのは、GROUPS セクションの TMSNAME パラメータ、および SERVERS セクションの AOUT および RCMD パラメータのみになっています。その他のパラメータは、プロセスの起動時に読み込まれ、プロセス・メモリに格納されます。

TA_MAXTRANTIME 0 <= num <= 2147483647

この BEA Tuxedo アプリケーションが開始または受信するトランザクションのタイムアウトの最大値 (単位は秒)。この値には、0 以上 2147483647 以下の値を指定します。デフォルト値は 0 で、グローバル・トランザクションのタイムアウトを設定しないことを示します。この属性は、BEA Tuxedo 8.1 以降が動作するアプリケーションにのみ適用されます。

TA_MAXTRANTIME タイムアウト値が、AUTOTRAN サービスに対して指定した TRANTIME タイムアウト値またはトランザクションを開始する際に tpbegin(3c) 呼び出しで渡されたタイムアウト値よりも小さい場合、トランザクションのタイムアウトは TA_MAXTRANTIME 値まで減少します。TA_MAXTRANTIME は BEA Tuxedo 8.0 以前を実行するマシン上で開始されるトランザクションには影響を与えません。ただし、BEA Tuxedo 8.1 以降が動作するマシンがトランザクションの影響を受ける場合は、そのマシンに対して設定されている TA_MAXTRANTIME 値までトランザクション・タイムアウト値が制限 (必要に応じて減少) されます。

UBBCONFIG ファイルの SERVICES セクションで指定した TRANTIME 値が TA_MAXTRANTIME の値より大きい場合は、tmloadcf(1) コマンドによってコンフィギュレーションがエラーなしでロードされます。BEA Tuxedo 8.1 以降のマシンが AUTOTRAN トランザクションの影響を受ける場合は、そのマシンに対して設定されている TA_MAXTRANTIME 値までトランザクション・タイムアウト値が自動的に減少されます。

制限事項: この属性を実行時に変更しても、それ以前に開始されたトランザクションには反映されません。

TA_MAXSERVERS: 1 <= num < 8,192

このアプリケーションの掲示板のサーバ・テーブルに対応するサーバの最大数。指定しない場合のデフォルト値は 50 です。

アプリケーションで使用可能なシステム提供のサーバおよびアプリケーション・サーバのすべてのインスタンスを、掲示板のサーバ・テーブルに指定する必要があります。このテーブルはグローバル・テーブルであるため、同じサーバ・テーブルがアプリケーションの各マシン上に存在します。システム提供のサーバには、AUTHSVRTMQUEUETMQFORWARDTMUSREVTTMSYSEVTTMS (T_GROUP:TA_TMSNAME 属性を参照)、TMS_QMGWTDOMAINWSL などがあります。

BEA Tuxedo システムを使用するサイトを管理するには、1 サイトあたりほぼ 1 つのシステム提供サーバが必要です。さらに、DBBL プロセス、BBL プロセス、ブリッジ・プロセス、および WSH プロセスもすべて TA_MAXSERVERS の数に含めます。

TA_MAXSERVICES: 1 <= num < 32,766

掲示板のサービス・テーブルに対応するサービスの最大数。この値には、0 より大きく 32,766 未満の値を指定します。指定しない場合は、デフォルト値の 100 が設定されます。

この属性を設定する場合、アプリケーション・サーバおよびシステム・サーバで使用するサービスの数を計算に入れる必要があります。考慮すべきサーバとしては、BBL、DBBL、BRIDGE、TMS、システム提供の管理サーバなどがあります。BEA Tuxedo システムのサイトを管理するには、サイト 1 つにつき 5 つ程度のサービスが必要になります。また、ワークステーション、/Q、ドメインといった管理コンポーネントをサポートする管理サービスも計算に入れる必要があります。

TA_MAXACLGROUPS: 1 <= num < 16, 384

ACL パーミッションのチェックに使用できるグループ識別子の最大数。定義可能なグループ ID の最大数は、TA_MAXACLGROUPS - 1 です。

TA_CMTRET: "{COMPLETE | LOGGED}"

BEA Tuxedo システム・アプリケーションのすべてのクライアント・プロセスおよびサーバ・プロセスの TP_COMMIT_CONTROL 特性の初期設定。LOGGED の場合、TP_COMMIT_CONTROL 特性は TP_CMT_LOGGED に初期設定され、それ以外の場合は TP_CMT_COMPLETE に初期設定されます。この特性の設定の詳細については、BEA Tuxedo System ATMI 関数 tpscmt() の説明を参照してください。

制限事項: この属性を実行時に変更しても、アクティブなクライアントやサーバには反映されません。

TA_LDBAL: "{Y | N}"

ロード・バランシング機能のオン (「Y」) / オフ (「N」) を切り替えます。

制限事項: この属性を実行時に変更しても、アクティブなクライアントやサーバには反映されません。

TA_NOTIFY: "{DIPIN | SIGNAL | THREAD | IGNORE}"

クライアント・プロセスに対して送出される任意通知型メッセージに使用する通知検出方式のデフォルト設定。このデフォルト設定は、適切な tpinit() フラグ値を使用してクライアントごとにオーバライドできます。いったん検出された任意通知型メッセージをアプリケーションで使用するには、tpsetunsol() 関数で指定したアプリケーション定義の任意通知型メッセージ処理ルーチンを使用します。

DIPIN は、ディップ・イン方式で通知検出を行うことを示します。この方式では、クライアント・プロセスに代わってシステムが ATMI 呼び出しの間に通知メッセージのみを検出します。特定の ATMI 呼び出しでの検出ポイントは、システムによって定義されるものではありません。したがって、システムによるブロッキング呼び出しがディップ・イン検出によって割り込みされることはありません。DIPIN は、デフォルトの通知検出方式です。

SIGNAL は、シグナル・ベース方式で通知検出を行うことを示します。この方式では、通知メッセージが使用可能になると、システムがターゲットのクライアント・プロセスにシグナルを送出します。システムは、通知方式を選択したクライアントに代わって、シグナル検出ルーチンをインストールします。

THREAD は、THREAD 方式で通知を行うことを示します。この方式では、任意通知型メッセージを受け取るための専用のスレッドが作成され、そのスレッドに任意通知型メッセージ・ハンドラがディスパッチされます。1 つの BEA Tuxedo アプリケーションで同時に実行できる任意通知型メッセージ・ハンドラは 1 つのみです。この値は、マルチスレッドをサポートするプラットフォーム専用です。COBOL クライアントでは、THREAD 通知は使用できません。THREAD を指定した場合は、デフォルトで DIPIN に設定されます。

IGNORE は、アプリケーション・クライアントがデフォルトで通知メッセージを無視することを示します。この設定は、tpinit() 時の通知を要求するクライアントのみが任意通知型メッセージを受信するアプリケーションに適しています。

制限事項: この属性を実行時に変更しても、アクティブなクライアントには反映されません。ネイティブ・クライアント・プロセスのすべてのシグナルは、アプリケーション・プロセスではなく管理システム・プロセスによって処理されます。したがって、SIGNAL 方式を使用して通知できるのは、アプリケーション管理者と同じ UNIX システム・ユーザ識別子で実行されているネイティブ・クライアントのみです。ワークステーション・クライアントの場合は、どのユーザ識別子で実行されているかに関係なく、SIGNAL 方式を使用できます。

注記 SIGNAL 通知方式は、MS-DOS クライアントでは使用できません。

TA_SYSTEM_ACCESS: {FASTPATH | PROTECTED}[,NO_OVERRIDE]

BEA Tuxedo システム・ライブラリが、アプリケーションのプロセス内で BEA Tuxedo システムの内部テーブルにアクセスするために使用するデフォルト・モード。FASTPATH は、BEA Tuxedo システム・ライブラリが、高速アクセス用の保護されていない共有メモリを使用して BEA Tuxedo システムの内部テーブルにアクセスできることを示します。PROTECTED は、BEA Tuxedo システム・ライブラリが、アプリケーションのコードによって破壊されないよう保護された共有メモリを使用して BEA Tuxedo システムの内部テーブルにアクセスできることを示します。NO_OVERRIDE は、アプリケーション・プロセスが tpinit(3c) または TPINITIALIZE(3cbl) で使用可能なフラグを使用して選択モードを変更できないことを示します。

制限事項: (1) 実行中のアプリケーションでこの属性を変更しても、新たに起動したクライアントおよび新たにコンフィギュレーションした T_SERVER オブジェクトにしか反映されません。
(2) TA_SYSTEM_ACCESSPROTECTED に設定しても、マルチスレッド・サーバには反映されない場合があります。これは、あるスレッドが BEA Tuxedo コードを実行している間、すなわちスレッドが掲示板にアタッチされている間は、別のスレッドがユーザ・コードを実行している可能性があるためです。BEA Tuxedo システムでは、このような状況を回避することはできません。

TA_OPTIONS: "{[LAN | MIGRATE | ACCSTATS | NO_XA | NO_AA],*}"

有効なアプリケーション・オプションのカンマ区切りリスト。以下に、有効なオプションを定義します。

LAN-ネットワーク対応のアプリケーション

MIGRATE-サーバ・グループの移行を許可する

ACCSTATS-正確な統計値 (SHM モードの場合のみ)

NO_XA-XA トランザクションの使用を許可しない

NO_AA-監査および認証のプラグイン関数を呼び出さない

制限事項: アクティブなアプリケーションでは、ACCSTATS のみを設定または再設定できます。

TA_USIGNAL: "{SIGUSR1 | SIGUSR2}"

シグナル・ベース方式の通知に使用するシグナル (前述の TA_NOTIFY を参照)。

TA_SECURITY: "{NONE | APP_PW | USER_AUTH | ACL | MANDATORY_ACL}"

アプリケーション・セキュリティの種類。長さゼロの文字列および NONE は、セキュリティ機能をオフにすることを示します。識別子 APP_PW は、アプリケーション・パスワードによるセキュリティを有効にすることを示します。クライアントは、初期化時にアプリケーション・パスワードを提示する必要があります。この属性の設定には、長さがゼロでない TA_PASSWORD 属性が必要です。識別子 USER_AUTHAPP_PW とほぼ同じですが、クライアントの初期化時にユーザごとの認証を実行する点が異なります。識別子 ACLUSER_AUTH とほぼ同じですが、サービス名、キュー名、およびイベント名に対してアクセス制御チェックを実行する点が異なります。ある名前に対応する ACL が見つからなかった場合は、パーミッションが付与されているものとみなされます。識別子 MANDATORY_ACL は、 ACL とほぼ同じですが、名前に対応する ACL が見つからない場合にパーミッションを付与しない点が異なります。

注記 TA_OPTIONS パラメータで NO_AA 値が有効になっている場合、セキュリティ値 NONEAPP_PW、および USER_AUTH は正しく機能しますが、認証や監査は実行されません。また、ACL および MANDATORY_ACL パラメータも正常に機能しますが、デフォルトの BEA セキュリティ・メカニズムのみが使用されます。

TA_PASSWORD: string[0 . . 30]

平文のアプリケーション・パスワード。この属性は、TA_SECURITY 属性の値が設定されていない場合は無視されます。アプリケーション・パスワードは、システムによって自動的に暗号化されます。

TA_AUTHSVC: string[0..15]

システムに関与する各クライアントに対して呼び出されるアプリケーション認証サービス。TA_SECURITY 属性の値が設定されていない場合または APP_PW に設定されている場合、この属性は無視されます。

TA_SCANUNIT: 0 <= num <= 60 (5 の倍数)

システムが定期的に実行するスキャンの間隔 (単位は秒)。定期的なスキャンは、サービス要求内の古いトランザクションやタイムアウトになったブロッキング呼び出しを検出するために使用します。TA_BBLQUERY属性、TA_BLOCKTIME属性、TA_DBBLWAIT属性、および TA_SANITYSCAN 属性は、この値の乗数で指定します。SET 操作においてこの属性値としてゼロを渡すと、属性値がデフォルト値にリセットされます。

TA_BBLQUERY: 0 <= num < 32,768

TA_SCANUNIT 属性の乗数。登録された BBL に対する DBBL 状態チェックの間隔を示します。DBBL は、すべての BBL の状態が TA_BBLQUERY で指定した期間内に報告されるようにします。BBL からの報告がない場合、DBBL はその BBL にメッセージを送信し、状態を照会します。応答がない場合、BBLは分断されます。SET 操作においてこの属性値としてゼロを渡すと、属性値がデフォルト値にリセットされます。この属性は、TA_SANITYSCAN 属性 (後述) の値の 2 倍以上の値に設定する必要があります。

TA_BLOCKTIME: 0 <= num < 32,768

TA_SCANUNIT 属性の乗数。ATMI のブロッキング呼び出しがタイムアウトする前にブロックする最短時間を示します。SET 操作においてこの属性値としてゼロを渡すと、属性値がデフォルト値にリセットされます。

TA_DBBLWAIT: 0 <= num < 32,768

TA_SCANUNIT 属性の乗数。DBBL がタイムアウトする前に BBL からの応答を待機する最長時間を示します。SET 操作においてこの属性値としてゼロを渡すと、属性値がデフォルト値にリセットされます。

TA_SANITYSCAN: 0 <= num < 32,768

TA_SCANUNIT 属性の乗数。システムに対する基本的な正常性チェックの間隔を示します。正常性チェックには、BBL ステータス・チェック・イン (MP モードの場合のみ) だけでなく、ローカル・マシンで実行しているクライアントまたはサーバの各 BBL によって行われるクライアントまたはサーバの実行可能状態のチェックも含まれます。SET 操作においてこの属性値としてゼロを渡すと、属性値がデフォルト値にリセットされます。

TA_CURDRT: 0 <= num < 32,768

掲示板のルーティング・テーブル・エントリの現在の使用数。

TA_CURGROUPS: 0 <= num < 32,768

掲示板のサーバ・グループ・テーブル・エントリの現在の使用数。

TA_CURMACHINES: 0 <= num < 32,768

現時点でコンフィギュレーションが済んでいるマシンの数。

TA_CURQUEUES: 0 <= num < 32,768

掲示板のキュー・テーブル・エントリの現在の使用数。

TA_CURRFT: 0 <= num < 32,768

掲示板のルーティング基準範囲テーブル・エントリの現在の使用数。

TA_CURRTDATA: 0 <= num < 32,768

ルーティング・テーブルの文字列プールの現在のサイズ。

TA_CURSERVERS: 0 <= num < 32,768

掲示板のサーバ・テーブル・エントリの現在の使用数。

TA_CURSERVICES: 0 <= num < 32,768

掲示板のサービス・テーブル・エントリの現在の使用数。

TA_CURSTYPE: 0 <= num < 32,768

掲示板のサブタイプ・テーブル・エントリの現在の使用数。

TA_CURTYPE: 0 <= num < 32,768

掲示板のタイプ・テーブル・エントリの現在の使用数。

TA_HWDRT: 0 <= num < 32,768

掲示板のルーティング・テーブル・エントリの使用数の上限。

TA_HWGROUPS: 0 <= num < 32,768

掲示板のサーバ・グループ・テーブル・エントリの使用数の上限。

TA_HWMACHINES: 0 <= num < 32,768

コンフィギュレーションが済んでいるマシンの最大数。

TA_HWQUEUES: 0 <= num < 32,768

掲示板のキュー・テーブル・エントリの使用数の上限。

TA_HWRFT: 0 <= num < 32,768

掲示板のルーティング基準範囲テーブル・エントリの使用数の上限。

TA_HWRTDATA: 0 <= num < 32,768

ルーティング・テーブルの文字列プールのサイズの上限。

TA_HWSERVERS: 0 <= num < 32,768

掲示板のサーバ・テーブル・エントリの使用数の上限。

TA_HWSERVICES: 0 <= num < 32,768

掲示板のサービス・テーブル・エントリの使用数の上限。

TA_SEC_PRINCIPAL_NAME: string[0..511]

BEA Tuxedo 7.1 以降が動作するアプリケーションで認証用に使用されるセキュリティ・プリンシパル名。この属性の最大文字数は、文字列の最後を表す NULL 文字列を除いて 511 文字です。この属性に指定するプリンシパル名は、このドメインで実行される 1 つ以上のシステム・プロセスの識別子として使用されます。

TA_SEC_PRINCIPAL_NAME は、コンフィギュレーションの階層のうち、T_DOMAIN クラス、T_MACHINE クラス、T_GROUP クラス、および T_SERVER クラスの 4 つのレベルのどこでも指定できます。特定のコンフィギュレーション・レベルでのプリンシパル名は、下位レベルでオーバライドできます。TA_SEC_PRINCIPAL_NAME がどのレベルでも指定されていない場合、アプリケーションのプリンシパル名にはこのドメインの TA_DOMAINID 文字列がデフォルトで設定されます。

TA_SEC_PRINCIPAL_NAME のほかにも、TA_SEC_PRINCIPAL_LOCATIONTA_SEC_PRINCIPAL_PASSVAR という属性があります。後の 2 つの属性は、アプリケーション起動時に、BEA Tuxedo 7.1 以降で動作するシステム・プロセスに対して復号化キーのオープンする処理に関係する属性です。特定のレベルで TA_SEC_PRINCIPAL_NAME のみが指定されている場合には、それ以外の2 つの属性に長さゼロの NULL 文字列が設定されます。

TA_SEC_PRINCIPAL_LOCATION: string[0..511]

TA_SEC_PRINCIPAL_NAME に指定したプリンシパルの復号化 (秘密) キーを格納するファイルまたはデバイスのロケーション。この属性の最大文字数は、文字列の最後を表す NULL 文字列を除いて 511 文字です。

TA_SEC_PRINCIPAL_LOCATION は、コンフィギュレーションの階層のうち、T_DOMAIN クラス、T_MACHINE クラス、T_GROUP クラス、および T_SERVER クラスの 4 つのレベルのどこでも指定できます。この属性は、どのレベルで指定する場合でも TA_SEC_PRINCIPAL_NAME 属性と対になっている必要があり、それ以外の場合には無視されます (TA_SEC_PRINCIPAL_PASSVAR はオプションです。この属性が指定されていない場合、システムによって長さゼロの NULL 文字列が設定されます)。

TA_SEC_PRINCIPAL_PASSVAR: string[0..511]

TA_SEC_PRINCIPAL_NAME に指定したプリンシパルのパスワードを格納する変数。この属性の最大文字数は、文字列の最後を表す NULL 文字列を除いて 511 文字です。

TA_SEC_PRINCIPAL_PASSVAR は、コンフィギュレーションの階層のうち、T_DOMAIN クラス、T_MACHINE クラス、T_GROUP クラス、および T_SERVER クラスの 4 つのレベルのどこでも指定できます。この属性は、どのレベルで指定する場合でも TA_SEC_PRINCIPAL_NAME 属性と対になっている必要があり、それ以外の場合には無視されます (TA_SEC_PRINCIPAL_LOCATION はオプションです。この属性が指定されていない場合、システムによって長さゼロの NULL 文字列が設定されます)。

初期化時は、TA_SEC_PRINCIPAL_PASSVAR に設定した復号化キーの各パスワードを管理者が入力する必要があります。管理者が入力したパスワードはシステム側で自動的に暗号化され、それぞれが対応するパスワード変数に割り当てられます。

TA_SIGNATURE_AHEAD: 1 <= num <= 2147483647

デジタル署名のタイムスタンプとして許容する時刻の範囲 (秒)。ローカル・マシンのシステム・クロックを基準とし、それより何秒後まで許容するかを指定します。指定しない場合、デフォルト値の 3600 秒 (1 時間) が設定されます。この属性は、BEA Tuxedo 7.1 以降が動作するアプリケーションにのみ適用されます。

TA_SIGNATURE_BEHIND: 1 <= num <= 2147483647

デジタル署名のタイムスタンプとして許容する時刻の範囲 (秒)。ローカル・マシンのシステム・クロックを基準とし、それより何秒前まで許容するかを指定します。指定しない場合、デフォルト値の 604800 秒 (1 週間) が設定されます。この属性は、BEA Tuxedo 7.1 以降が動作するアプリケーションにのみ適用されます。

TA_SIGNATURE_REQUIRED: "{Y | N}"

"Y" に設定すると、このドメインで実行するすべてのプロセスで、その入力メッセージ・バッファのデジタル署名が必要となります。指定しない場合、デフォルト値の "N" が設定されます。この属性は、BEA Tuxedo 7.1 以降が動作するアプリケーションにのみ適用されます。

TA_SIGNATURE_REQUIRED は、コンフィギュレーションの階層のうち、T_DOMAIN クラス、T_MACHINE クラス、T_GROUP クラス、および T_SERVICE クラスの 4 つのレベルのどこでも指定できます。特定のレベルで SIGNATURE_REQUIRED"Y" を設定すると、下位レベルで動作するすべてのプロセスに署名が必要となります。

TA_ENCRYPTION_REQUIRED: "{Y | N}"

"Y" に設定すると、このドメインで実行するすべてのプロセスで暗号化された入力メッセージ・バッファが必要となります。指定しない場合、デフォルト値の "N" が設定されます。この属性は、BEA Tuxedo 7.1 以降が動作するアプリケーションにのみ適用されます。

TA_ENCRYPTION_REQUIRED は、コンフィギュレーションの階層のうち、T_DOMAIN クラス、T_MACHINE クラス、T_GROUP クラス、および T_SERVICE クラスの 4 つのレベルのどこでも指定できます。特定のレベルで TA_ENCRYPTION_REQUIRED"Y" を設定すると、下位レベルで動作するすべてのプロセスに暗号化が必要となります。

制限事項

このクラスの属性の多くは、アプリケーションが非アクティブなときにしか調節できません。つまり、ATMI インターフェイス・ルーチンを使用してアプリケーションを管理することはできません。そのため、起動されていないアプリケーションをコンフィギュレーションしたりコンフィギュレーションしなおしたりするための手段として、tpadmcall() という関数が用意されています。このインターフェイスは、アプリケーションのマスタ・サイトとして設定されたサイトのみで、非アクティブなアプリケーションのコンフィギュレーション (SET 操作) のためだけに使用します。いったん初期のコンフィギュレーションを作成してアクティブにすると、MIB(5) で説明した標準の ATMI インターフェイスを使用してアプリケーションを管理することが可能になります。

 

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