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Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法

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T_NETMAP クラスの定義

概要

T_NETMAP クラスは、TM_MIBT_MACHINE クラスからの TA_LMID を、T_NETGROUP クラスからの TA_NETGROUP オブジェクトに関連付けます。つまり、このクラスには論理マシンのネットワーク・グループへの割り当てが格納されます。TA_LMID は、複数の TA_NETGROUP グループに含めることができます。ある LMID が別の LMID に接続している場合、ブリッジ・プロセスは 2 つの LMID が属すネットワーク・グループのサブセットを決定します。一対の LMID がいくつかの共通したグループに存在する場合、それらの LMID は TA_NETPRIO の降順にソートされます (TA_NETGRPNO は二次キー)。TA_NETPRIO が同じネットワーク・グループは、ネットワーク・データを並列で送信します。ネットワークのエラーにより、最も優先順位の高いグループを使用してデータが送信できない場合は、次に優先順位の高いネットワーク・グループを使用します。これをフェイルオーバーと呼びます。データを送信しているネットワーク・グループよりも優先順位の高いすべてのネットワーク・グループが定期的に試行されます。TA_NETPRIO 値のより高いネットワーク接続が確立すると、優先順位の低い接続へのデータ送信はスケジューリングされなくなります。優先順位の低い接続は、必要がなくなると順番に切断されます。これをフェイルバックと呼びます。

属性表

表 53 TM_MIB(5): T_NETMAP クラス定義の属性表

属性

タイプ

パーミッション

デフォルト値

TA_NETGROUP(r)(*)

string

ru-------

string[1..30]

N/A

TA_LMID(r)(*)

string

ru-------

LMID

N/A

TA_STATE

string

RW-------

GET: "VAL"

SET: "{NEW | INV}"

N/A

N/A

TA_NADDR

string

rw-r--r--

string[1..256] (注 1)

""

TA_FADDR

string

rw-r--r--

string[0..256] (注 1)

""

TA_FRANGE

long

rw-r--r--

1 <= num <= 65,535

1

TA_MINENCRYPTBITS

string

rwxrwx---

"{0 | 40 | 56 | 128}" (注 2)

"0"

TA_MAXENCRYPTBITS

string

rwxrwx---

"{0 | 40 | 56 | 128}" (注 2)

"128"

(r)-オブジェクトの作成に必要なフィールド (SET TA_STATE NEW)
(*)-GET/SET キー。SET 操作では 1 つ以上必要


  注 1 BEA Tuxedo 8.0 以前では、この属性の文字列の最大長は 78 バイトです。
注 2リンク・レベルの暗号化値の 40 ビットは、下位互換性を維持するために提供されています。

属性の意味

TA_NETGROUP: string[1..30]

この属性は、T_NETGROUP のクラス内にある関連付けられたネットワーク・グループの名前です。

TA_LMID:LMID

このネットワークのマッピングに使用する T_MACHINE クラス(TM_MIB 内) の論理マシン名です。

TA_STATE:

GET: "{VALid}"

GET 操作は、選択した T_NETMAP オブジェクトの実行時情報を検索します。以下に示す状態は、GET 要求への応答で返される TA_STATE の意味を示します。


 

SET: "{NEW | INValid}"

SET 操作は、選択した T_NETMAP オブジェクトのコンフィギュレーション情報を更新します。以下に示す状態は、SET 要求で設定される TA_STATE の意味を示します。これ以外の状態を設定することはできません。


 

TA_NADDR: string[1..256] (BEA Tuxedo 8.0 以前では最大 78 バイト)

論理マシン上のブリッジ・プロセスが接続指示受け付けアドレスとして使用する完全なネットワーク・アドレスを指定します。BRIDGE の接続指示受け付けアドレスは、アプリケーションに参加している別のブリッジ・プロセスがコンタクトするときに使用するものです。つまり、T_DOMAIN:TA_OPTIONS 属性値で LAN オプションが設定されているときには必ず設定します。

string の形式が "0xhex-digits" の場合、文字数が偶数の有効な 16 進数値を含める必要があります。このような形式の文字列は、指定された文字列の 16 進数表現を含む文字配列に内部変換されます。

TCP/IP アドレスの場合は、以下のいずれかの形式になります。

TA_FADDR: string[0..256] (BEA Tuxedo 8.0 以前では最大 78 バイト)

tmboottmloadcf、BRIDGE などのローカル・プロセスが、アウトバウンド接続を確立する前にバインドできる完全なネットワーク・アドレスを指定します。このアドレスには、TCP/IP アドレスを指定する必要があります。この属性および TA_FRANGE 属性は、TCP/IP ポート (プロセスがアウトバウンド接続を行う前にバインドするときのバインド先) の範囲を指定します。この属性が NULL または空文字列に設定されている場合、オペレーティング・システムはバインド先のローカル・ポートをランダムに選択します。

string の形式が "0xhex-digits" の場合、文字数が偶数の有効な 16 進数値を含める必要があります。このような形式の文字列は、指定された文字列の 16 進数表現を含む文字配列に内部変換されます。

TCP/IP アドレスの場合は、以下のいずれかの形式になります。

TA_FRANGE: 1<= num <= 65,535

ローカル・プロセスがアウトバウンド接続を確立する前にバインドする TCP/IP ポートの範囲を指定します。範囲のベースとなるアドレスは、TA_FADDR 属性で指定します。

TA_MINENCRYPTBITS: "{0 | 40 | 56 | 128}"

ネットワーク・リンクを確立するときに必要な最高の暗号化レベルを指定します。0 は暗号化が行われないことを示し、4056、および 128 は暗号化キーの長さをビット単位で指定します。ここで指定する最小レベルの暗号化が満たされない場合、リンクの確立は失敗します。デフォルトは 0 です。

注記 リンク・レベルの暗号化の値 40 は、下位互換性を維持するために提供されています。

制限事項: この属性を変更しても、確立済みのネットワーク・リンクには反映されません。

TA_MAXENCRYPTBITS: "{0 | 40 | 56 | 128}"

リンクを確立するときに実行できる最高の暗号化レベルを指定します。0 は暗号化が行われないことを示し、4056、および 128 は暗号化キーの長さをビット単位で指定します。デフォルトは 128 です。

注記 リンク・レベルの暗号化の値 40 は、下位互換性を維持するために提供されています。

制限事項: この属性を変更しても、確立済みのネットワーク・リンクには反映されません。

128 ビット暗号化の使用が許可されている場合には、TA_MAXENCRYPTBITS のデフォルト値は 128 になります。56 ビット暗号化の使用が許可されている場合には、デフォルト値は 56 になります。暗号化の使用が許可されていない場合には、デフォルト値は 0 ビットになります。ブリッジ・プロセスは接続の際、共通の最も高い TA_MAXENCRYPTBITSに調整されます。

制限事項

なし

 

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