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Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法

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T_QUEUE クラスの定義

概要

T_QUEUE クラスは、アプリケーション内のキューの実行時属性を表します。これらの属性の値によって、実行中のアプリケーションでサーバに割り当てられた BEA Tuxedo システムの要求キューを識別できます。また、それぞれのキュー・オブジェクトに関連付けられたアプリケーションの作業負荷に関する統計値も記録できます。

複数のマシンが存在するアプリケーションで MIB_LOCAL フラグを使用して GET 操作を実行する場合は、アクティブな各キューに対して複数のオブジェクト (ローカル属性を収集する論理マシンごとに 1 つずつ) が返されます 。

属性表

表 54 TM_MIB(5): T_QUEUE クラス定義の属性表

属性

タイプ

パーミッション

デフォルト値

TA_RQADDR(*)

string

R--R--R--

string[1..30]

N/A

TA_SERVERNAME(k)

string

R--R--R--

string[1..78]

N/A

TA_STATE(k)

string

R--R--R--

GET: "{ACT | MIG | SUS | PAR}"

SET:N/A

N/A

N/A

TA_GRACE

long

R--R--R--

0 <= num

N/A

TA_MAXGEN

long

R--R--R--

1 <= num < 256

N/A

TA_RCMD

string

R--R--R--

string[0..256] (注 1)

N/A

TA_RESTART

string

R--R--R--

"{Y | N}"

N/A

TA_CONV

string

R--R--R--

"{Y | N}"

N/A

TA_LMID(k)

string

R--R--R--

LMID

N/A

TA_RQID

long

R--R--R--

1 <= num

N/A

TA_SERVERCNT

long

R--R--R--

1 <= num < 8,192

N/A

T_QUEUE クラス:ローカル属性

TA_TOTNQUEUED

long

R-XR-XR--

0 <= num

N/A

TA_TOTWKQUEUED

long

R-XR-XR--

0 <= num

N/A

TA_SOURCE(k)

string

R--R--R--

LMID

N/A

TA_NQUEUED

long

R--R--R--

0 <= num

N/A

TA_WKQUEUED

long

R--R--R--

0 <= num

N/A

(k)-GET キー・フィールド
(*)-GET/SET キー。SET 操作では 1 つ以上必要


  注 1 BEA Tuxedo 8.0 以前では、この属性の文字列の最大長は 78 バイトです。

属性の意味

TA_RQADDR: string[1..30]

要求キューのシンボリック・アドレス。同じ T_SERVER:TA_RQADDR 属性の値を持つサーバは、複数サーバ単一キュー (MSSQ) セットにまとめられます。T_QUEUE オブジェクトで返される属性値は、このシンボリックなキュー・アドレスに関連付けられたすべてのアクティブなサーバに適用されます。

TA_SERVERNAME: string[1..78]

サーバの実行可能ファイルの絶対パス名。T_QUEUE:TA_LMID 属性が示すマシンで、TA_SERVERNAME が示すサーバを実行していることを示します。この属性を GET 操作でキー・フィールドとして指定した場合は、関連パス名を指定することができ、すべての適切な絶対パスが一致します。

TA_STATE:

GET: "{ACTive | MIGrating | SUSpended | PARtitioned}"

GET 操作は、選択した T_QUEUE オブジェクトの実行時情報を検索します。T_QUEUE クラスは、コンフィギュレーション情報を直接示すわけではありません。ここで説明したコンフィギュレーション関連の属性は、関連のある T_SERVER オブジェクトの一部として設定する必要があります。以下に示す状態は、GET 要求への応答で返される TA_STATE の意味を示します。


 

SET:

SET 操作は、選択した T_QUEUE オブジェクトの実行時情報を更新します。状態の変更は、T_QUEUE オブジェクトの情報の更新時にのみ可能です。既存の T_QUEUE オブジェクトの変更は、オブジェクトが ACTive 状態にある場合にのみ可能です。

TA_GRACE: 0 <= num

T_QUEUE:TA_MAXGEN の制限が適用される期間を示します (単位は秒)。この属性は、再起動が可能なサーバに対してのみ (T_QUEUE:TA_RESTART 属性が "Y" にセットされている場合にのみ) 有効です。この属性を 0 に設定すると、サーバはいつでも再起動できます。

TA_MAXGEN: 1 <= num < 256

指定された猶予期間 (T_QUEUE:TA_GRACE) において、このキューに関連付けられた再起動可能なサーバ (T_QUEUE:TA_RESTART == "Y") に許可された最大の世代数。各サーバを最初にアクティブにする動作を 1 つの世代としてカウントし、その後の再起動もそれぞれ 1 つの世代としてカウントします。

TA_RCMD: string[0..256] (BEA Tuxedo 8.0 以前では最大 78 バイト)

このキューに関連付けられたアプリケーション・サーバのシステムの再起動と並行して実行するアプリケーション指定のコマンド。

TA_RESTART: "{Y | N}"

このキューに関連付けられたサーバを再起動できる ("Y") かできない ("N") かを示します。

TA_CONV: "{Y | N}"

このキューに関連付けられたサーバが、会話方式 ("Y") であるか要求/応答方式 ("N") であるかを示します。

TA_LMID:LMID

このキューに関連付けられたサーバがアクティブになっている論理マシン。

TA_RQID: 1 <= num

UNIX システムのメッセージ・キューの識別子。

制限事項: UNIX システム固有の属性です。アプリケーションを実行しているプラットフォームが UNIX ベースでない場合、この属性は返されないことがあります。

TA_SERVERCNT: 1 <= num < 8,192

このキューに関連付けられたアクティブなサーバの数。

TA_TOTNQUEUED: 0 <= num

このキューがアクティブな間のキューの長さの合計。この合計値には、キュー上ですでにアクティブでなくなっているサーバによって登録および処理された要求も含まれます。キューに新たな要求が割り当てられると、要求がキューに登録される直前にそのキューの長さが合計値に加算されます。

制限事項: T_DOMAIN:TA_LDBAL 属性が "N" に設定されている場合、および T_DOMAIN:TA_MODEL 属性が "MP" の場合、TA_TOTNQUEUED は返されません。また、同様のコンフィギュレーションでは、この属性に対する更新は無視されます。したがって、この属性が返される場合には、TA_LMIDTA_SOURCE が同じ値になります。

TA_TOTWKQUEUED: 0 <= num

このキューがアクティブな間にキューに登録された負荷の合計。この合計値には、キュー上ですでにアクティブでなくなっているサーバによって登録および処理された要求も含まれます。キューに新たな要求が割り当てられると、要求がキューに登録される直前にそのキュー上の負荷が合計値に加算されます。

制限事項: T_DOMAIN:TA_LDBAL 属性が "N" に設定されている場合、および T_DOMAIN:TA_MODEL 属性が "MP" の場合、TA_TOTWKQUEUED は返されません。また、同様のコンフィギュレーションでは、この属性に対する更新は無視されます。したがって、この属性が返される場合には、TA_LMIDTA_SOURCE が同じ値になります。

TA_SOURCE:LMID

ローカル属性値の検索元となる論理マシン。

TA_NQUEUED: 0 <= num

TA_SOURCE の論理マシンから現在このキューに登録されている要求の数。この値は、要求がキューに登録されると増加し、サーバがキューから要求を取り出すと減少します。

制限事項: "T_DOMAIN":"TA_LDBAL" 属性が "N" に設定されている場合、および T_DOMAIN:TA_MODEL 属性が "MP" の場合、TA_NQUEUED は返されません。したがって、この属性が返される場合には、TA_LMIDTA_SOURCE が同じ値になります。

TA_WKQUEUED: 0 <= num

TA_SOURCE の論理マシンから現在このキューに登録されている負荷。T_DOMAIN:TA_MODEL 属性が SHM に設定されており、T_DOMAIN:TA_LDBAL 属性が "Y" に設定されている場合、TA_WKQUEUED 属性はアプリケーション全体を通じてこのキューに登録されている負荷を示します。ただし、TA_MODELMP に設定されており、TA_LDBAL が"Y" にセットされている場合は、最近のタイムスパンにおいて TA_SOURCE の論理マシンからこのキューに登録された負荷を示します。この属性は、ロード・バランシングのために使用します。そのため、新たに起動したサーバが排除されないよう、BBL が各マシンのこの属性値を定期的にゼロにリセットします。

制限事項

なし

 

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