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Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法

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NETWORK セクション

NETWORK では、LAN 環境用のネットワーク・コンフィギュレーションを指定します。BRIDGE サーバが位置している各プロセッサごとに、NETWORK セクションにエントリを入れて、BRIDGE プロセスのネットワーク・アドレスを指定しなければなりません。このセクションが存在し、RESOURCES セクションの OPTIONS パラメータに LAN が指定されていない場合、エラーが発生します。

このセクションのエントリの一般的な形式は次のとおりです。

LMID required_parameters [optional_parameters]

LMID は、BRIDGE プロセスが存在する論理マシンです。LMID には、使用されるネットワーク・デバイスへの直接アクセス権が必要です (BRIDGE パラメータで指定される)。

以下のパラメータは必須です。

NADDR = string_value[0..256] (BEA Tuxedo 8.0 以前では最大 78 バイト)

この LMID の BRIDGE プロセスが使用する完全なネットワーク接続指示受け付けアドレスを指定します。BRIDGE の接続指示受け付けアドレスは、アプリケーションに参加している他の BRIDGE プロセスがこの BRIDGE プロセスと通信するための手段として使用されます。string_value の形式が "0xhex-digits" または "¥¥xhex-digits" の場合、偶数の有効な 16 進数桁を含める必要があります。。これらの形式は、TCP/IP アドレスを含む文字配列に内部変換され、以下の 2 つの形式のいずれかになります。

"//hostname:port_number"
"//#.#.#.#:port_number"

最初の形式では、オペレーティング・システム・コマンドでアクセスされたローカル設定の名前解決機能を使ってアドレスがバインドされるときに、hostname は TCP/IP ホスト・アドレスに解決されます。"#.#.#.#" はドットで区切った 10 進数の形式で、# は 0 から 255 までの 10 進数の値を表します。Port_number は 0 から 65535 までの 10 進数で、指定された文字列の 16 進表現です。

注記 一部のポート番号は、お使いのシステムで使用されるトランスポート・プロトコル (TCP/IP など) のために予約されている場合があります。予約されているポート番号を確認するには、トランスポート・プロトコルのマニュアルを調べてください。

オプション・パラメータは以下のとおりです。

BRIDGE = string_value

LMID の BRIDGE プロセスがネットワークにアクセスするために使用するデバイス名を指定します。この値は、TLI ベースの BEA Tuxedo システム・バイナリを介してネットワーク・アプリケーションに参加する場合に必要です。このパラメータは、ソケット・ベースの BEA Tuxedo システム・バイナリでは不要です。

NLSADDR = string_value[0..256] (BEA Tuxedo 8.0 以前では最大 78 バイト)

このパラメータは、LMID でネットワークにサービスを提供する tlisten(1) プロセスが使用するネットワーク・アドレスを指定します。NLSADDR 用のネットワーク・アドレスは、上記 NADDR パラメータ用に指定されたのと同じ形式です。アドレスの形式が "0xhex-digits" または "¥¥xhex-digits" の場合、偶数の有効な 16 進数桁を含める必要があります。TCP/IP アドレスは "//#.#.#.#:port" という形式にできます。 NLSADDR が警告を表示する MASTER LMID 以外のエントリにない場合、tmloadcf(1) はエラーを表示します。ただし、NLSADDRMASTER LMID にない場合、tmadmin(1) はリモート・マシン上で管理モードでは実行できず、読み取り専用操作に限定されます。これはまた、バックアップ・サイトが障害後にマスタ・サイトを再起動できないことを意味します。

FADDR = string_value[0..256] (BEA Tuxedo 8.0 以前では最大 78 バイト)

ほかのマシンに接続する際にローカル・マシンが使用するネットワーク・アドレスを指定します。このパラメータは、FRANGE パラメータと共に、アウトバウンド接続を確立する前にプロセスがバインドを試みる TCP/IP ポートの範囲を決定します。このアドレスには、TCP/IP アドレスを指定する必要があります。TCP/IP アドレスのポート部分は、プロセスが TCP/IP ポートをバインドできる範囲のベース・アドレスを表します。FRANGE パラメータは、範囲の大きさを指定します。たとえば、このアドレスが //mymachine.bea.com:30000FRANGE が 200 の場合、この LMID からアウトバウンド接続の確立を試みるすべてのネイティブ・プロセスは、mymachine.bea.com 上のポートを 30000 から 30200 の間でバインドします。このパラメータを設定しない場合、デフォルトは空文字列になり、オペレーティング・システムがローカル・ポートを任意に選択します。

FRANGE = number

アウトバウンド接続を確立する前にネイティブ・プロセスがバインドを試みる TCP/IP ポートの範囲を指定します。FADDR パラメータは、範囲のベース・アドレスを指定します。たとえば、FADDR パラメータが //mymachine.bea.com:30000 で、FRANGE が 200 に設定されている場合、この LMID からアウトバウンド接続の確立を試みるすべてのネイティブ・プロセスは、mymachine.bea.com 上のポートを 30000 から 30200 の間でバインドします。有効範囲は 1 から 65535 までです。デフォルトは 1 です。

MINENCRYPTBITS = {0 | 40 | 56 | 128}

このマシンへのネットワーク・リンクを確立するときに必要な暗号化の最低レベルを指定します。0 は暗号化を行わないことを示し、4056、および 128 は暗号化キーの長さをビット単位で指定します。ここで指定する最小レベルの暗号化が満たされない場合、リンクの確立は失敗します。デフォルトは 0 です。

注記 リンク・レベルの暗号化の値 40 は、下位互換性を維持するために提供されています。

MAXENCRYPTBITS = {0 | 40 | 56 | 128}

ネットワーク・リンクを確立するときに使用できる暗号化の最高レベルを指定します。0 は暗号化を行わないことを示し、4056、および 128 は暗号化キーの長さをビット単位で指定します。デフォルトは 128 です。

注記 リンク・レベルの暗号化の値 40 は、下位互換性を維持するために提供されています。

NETGROUP = string_value

string_value は、このネットワーク・エントリに関連付けるネットワーク・グループです。指定しない場合、デフォルトは DEFAULTNET です。NETGROUP パラメータを DEFAULTNET に設定しない場合は、ファイルの NETGROUPS セクションにあるグループ名として前に指定された値を指定する必要があります。NETGROUP パラメータが DEFAULTNET に設定されているネットワーク・エントリは、すべて TM_MIBT_MACHINE クラスで表されますが、ほかの NETGROUP に関連付けられた NETWORK エントリは、TM_MIBT_NETMAP クラスで表され、旧リリースとの相互運用が可能です。

 

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