名前

idltojava−OMG によって定義された IDL から Java へのマッピングに基づき、IDL ファイルを Java ソース・コードにコンパイル

形式

idltojava [idltojava Command Flags] [idltojava Command Options] filename ...

m3idltojava [idltojava Command Flags] [idltojava Command Options] filename ... 

idltojava をクライアント・サイドの IDL ファイルで実行する場合は、次のコマンドを使用します。

idltojava <flags> <options> <idl-files>

idltojava コマンドは、C++ プリプロセッサを必要とし、非推奨の名前の生成に使用されます。コマンド idltojava は、クライアント・サイド ORB に適切な Java コードを生成します。

注記 リモート共同クライアント/サーバとは、コールバック・オブジェクトとして使用されるサーバ・オブジェクトをインプリメントしたクライアントのことです。リモート共同クライアント/サーバのサーバ・ロールは、堅牢性の面で CORBA サーバのサーバ・ロールより大きく劣ります。クライアントおよびサーバのいずれにも、BEA Tuxedo システム管理コンポーネントおよびインフラストラクチャ・コンポーネント (tmadmin、JNDI 登録、ISL/ISH など) はありません。したがって、BEA Tuxedo ATMI システムのスケーラビリティ属性および信頼性属性はありません。

m3idltojava をサーバ・サイドの IDL ファイルで実行する場合は、次のコマンドを使用します。

m3idltojava <flags> <options> <idl-files>

注記 BEA Tuxedo リリース 8.0 では、m3idltojava コンパイラの使用は非推奨になりました。BEA 社は、CORBA Java クライアントおよび CORBA Java 共同クライアント/サーバのクライアント・スタブの生成には、idltojava コンパイラを使用することをお勧めします。

サーバ・サイド ORB は、使用を避ける名前以外の名前を使用するために組み込まれます。コマンド m3idltojava は、使用を避ける名前以外の名前を使用して、サーバ・サイド ORB に適切な Java コードを生成します。

機能説明

idltojava コマンドは、IDL ソース・コードを Java ソース・コードにコンパイルします。コンパイル後、javac コンパイラを使用して、そのソース・コードを Java バイトコードにコンパイルします。

コマンド idltojava を使用して、IDL ソース・コードを、コールバックに使用できる汎用クライアント・スタブおよび汎用サーバ・スケルトンに変換します。コマンド m3idltojava は、IDL ソース・コードを汎用クライアント・スタブおよび CORBA サーバ・スケルトンに変換する際に使用します。

指定された IDL ファイルからの IDL 宣言は、OMG IDL から Java へのマッピングの指定に従って Java 宣言に変換されます。

BEA Tuxedo システムの CORBA 環境に提供される idltojava コンパイラはいくつかの点で機能拡張されており、Sun Microsystems, Inc が提供するオリジナル・バージョンのコンパイラにはない機能です。BEA Tuxedo システム固有の変更について以下にまとめます。

BEA Tuxedo システムの idltojava コンパイラの特長は以下のとおりです。

オプション

注記 Sun Microsystems Inc. の idltojava コンパイラのマニュアルでは説明されていない、いくつかのオプションが追加されています。

コマンド・フラグ

フラグは、ここで示すとおりに指定するとオンになり、フラグの前に no- を付けるとオフになります。たとえば、C プリプロセッサが入力 IDL ファイルで実行されないようにするには、-fno-cpp と指定します。

次の表にすべてのフラグを示します。

注意

BEA Tuxedo システムの idltojava コンパイラが #pragma を処理する方法は、Sun Microsystems, Inc. の idltojava コンパイラでの処理方法とは少し異なります。