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e-docs > Tuxedo > Tuxedo コマンド・リファレンス > セクション 1 - コマンド |
Tuxedo コマンド・リファレンス
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名前
IIOP を使用してリモート BEA Tuxedo クライアントから BEA Tuxedo オブジェクトにアクセスできるようにする
形式
ISL SRVGRP="identifier"
SRVID="number"
CLOPT="[-A ] [ servopts options ] -- -n netaddr
[-C {detect|warn|none} ]
[-d device ]
[-E principal_name]
[-K {client|handler|both|none} ]
[-m minh ]
[-M maxh ]
[-T Client-timeout]
[-x mpx-factor ]
[-H external-netaddr]
#options for Outbound IIOP
[-O]
[-o outbound-max-connections]
[-s Server-timeout]
[-u out-mpx-users]
#options for SSL
[-a]
[-R renegotiation-interval]
[-S secure port]
[-v {detect|warn|none} ]
[-z [0|40|56|128]]
[-Z [0|40|56|128]]"
機能説明
IIOP サーバ・リスナ (ISL) は BEA Tuxedo が提供するサーバ・コマンドです。このコマンドを使用すると、IIOP を使用してリモートの BEA Tuxedo クライアントから BEA Tuxedo オブジェクトにアクセスできるようになります。アプリケーション管理者は、SERVERS セクションで IIOP サーバ・リスナをアプリケーション・サーバとして指定することで、アプリケーション・オブジェクトへのアクセスを可能にできます。関連するコマンド行オプションを使用して、IIOP サーバ・リスナおよび IIOP サーバ・ハンドラのパラメータを指定します。
位置指定、サーバ・グループ、サーバ ID、およびその他の汎用サーバ関連パラメータは、サーバ用の標準コンフィギュレーション・ファイルのメカニズムを使用して ISL に関連付けられます。ISL コマンド行オプションを使用してカスタマイズすることもできます。
各 ISL はアプリケーションの一部としてブートされるため、リモートの BEA Tuxedo クライアントが多数存在しても、1 つの周知のネットワーク・アドレスを使用すればアプリケーションに簡単にアクセスできます。IIOP サーバ・ハンドラは、着信時の負荷の状況に基づき、必要に応じて ISL によって動的に起動および停止されます。
共同クライアント/サーバの場合、リモートの共同クライアント/サーバ ORB が双方向の IIOP 接続をサポートしていれば、ISL はリモート共同クライアント/サーバに対するアウトバウンド呼び出しに同じインバウンド呼び出しを使用できます。また、ISL は、ISH に接続されていない共同クライアント/サーバ内のオブジェクトに対してアウトバウンド呼び出し (アウトバウンド IIOP) を行うこともできます。この機能は、-O オプションが指定されると有効になります。関連するコマンド行オプションを使用して、アウトバウンド IIOP サポートを構成することができます。
パラメータ
CLOPT パラメータでは、CLOPT 文字列の二重ダッシュ (--) の後に、以下のオプションを指定します。
"//hostname:port_number"
"//#.#.#.#:port_number"
注記 ホスト名は文字で始まる必要があります。
注記 Java の Tobj_Bootstrap オブジェクトは、port_number を short 型として格納します。したがって、Java クライアントからの接続をサポートする場合には、port_number に指定する値は 0 〜 32,767 になります。
注記 プログラマが Bootstrap オブジェクトのコンストラクタまたは TOBJADDR で指定するネットワーク・アドレスは、アプリケーションの UBBCONFIG ファイルのネットワーク・アドレスと正確に一致する必要があります。アドレスの形式や、大文字/小文字も識別されます。アドレスが一致しない場合、Bootstrap コンストラクタの呼び出しは失敗し、次のようなエラー・メッセージが表示されます。
ERROR:Unofficial connection from client at
<tcp/ip address>/<port-number>:
たとえば、ネットワーク・アドレスとして //TRIXIE:3500 が ISL コマンド行オプション文字列で指定された場合に、Bootstrap オブジェクトのコンストラクタまたは TOBJADDR で //192.12.4.6:3500 や //trixie:3500 が指定されていると、接続試行は失敗します。
UNIX システムでは、ホスト・システム上で uname -n コマンドを使用して、大文字と小文字のどちらが使用されているかを判断します。Windows NT システムでは、[コントロール パネル] の [ネットワーク] を開いて、大文字と小文字のどちらが使用されているかを判断できます。
注記 BEA Tuxedo システムのワークステーション・リスナ (WSL) とは異なり、ネットワーク・アドレスの形式には //host:port しか使用できません。BEA Tuxedo サーバではホスト名とポート番号が使用されることが理由です。そのため、ホスト名が 16 進数形式で表されることはなく、ホスト名はドット区切りの IP アドレス形式でのみサーバに渡されます。
注記 非公式な接続を使用すると、トランザクションを使用するリモート・クライアント・アプリケーションで問題が発生する可能性があります。アプリケーションは、同じトランザクション内での公式および非公式な両方の接続で呼び出しが成功していると認識しますが、実際には、公式な接続での呼び出しにしか ACID (原子性、一貫性、独立性、持続性) は保証されません。
注記 KEEPALIVE の間隔はオペレーティング・システムのパラメータによって決まるので、この値を変更すると KEEPALIVE が有効になっているその他のアプリケーションにも影響します。多くのプラットフォームではデフォルト値は長めの 2 時間に設定されています。
移植性
UNIX および Microsoft Windows NT オペレーティング・システムでは、IIOP サーバ・リスナは BEA Tuxedo が提供するサーバとしてサポートされます。
相互運用性
ISL は、IIOP 準拠の ORB と共に運用できます。
リモート・オブジェクトのタイプおよび目的のアウトバウンド IIOP 設定によっては、追加のプログラミング作業が必要となる場合もあります。表 15 に、オブジェクトのタイプおよびアウトバウンド IIOP 設定別の要件を示します。
ネットワーク・アドレス
ISL を実行するローカル・マシンが TCP/IP アドレッシングを使用している場合を考えます。ローカル・マシンの名前は backus.company.com、アドレスは 155.2.193.18 です。ISL はポート番号 2334 で要求を受け付けます。-l オプションで指定されるアドレスは、次のとおりです。
//155.2.193.18:2334
//backus.company.com:2334
使用例
*SERVERS
ISL SRVGRP="ISLGRP" SRVID=1002 RESTART=Y GRACE=0
CLOPT="-A -- -n //piglet:1900 -d /dev/tcp"
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