セクション 1 - コマンド

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Tuxedo コマンド・リファレンス

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注記 BEA Tuxedo リリース 8.0 では、m3idltojava コンパイラの使用は非推奨になりました。BEA 社は、CORBA Java クライアントおよび CORBA Java 共同クライアント/サーバのクライアント・スタブの生成には、idltojava コンパイラを使用することをお勧めします。

名前

Object Management Group (OMG) のインターフェイス定義語 (IDL) ファイルをコンパイルし、Java でインプリメントするインターフェイス定義に必要なクライアント・スタブおよびサーバ・スケルトン・ファイルを生成します。このコマンドは、Java サーバ・アプリケーションを作成する場合にのみ使用します。

形式

m3idltojava [-p] [-j javaDirectory] [-Idirectory][-Dsymbol]
            [-Usymbol] [-foptions] idl-filename...

機能説明

m3idltojava コマンドは、OMG IDL ソース・ファイルを Java ソース・コードにコンパイルします。コンパイル後、javac コンパイラを使用して、そのソース・コードを Java バイトコードにコンパイルします。指定された OMG IDL ファイルからの OMG IDL 宣言は、OMG IDL から Java へのマッピングに従って Java 宣言に変換されます。

提供されている idl-filename ファイルを指定すると、m3idltojava コマンドは、サーバ・アプリケーションの OMG IDL ファイルに定義される各インターフェイスに対して以下のファイルを生成します。

interface-name.java

OMG IDL ファイル内のインターフェイス定義の Java 版が格納されます。それぞれのインターフェイス・インプリメンテーションは、org.omg.CORBA.Object クラスに拡張されます。

_interface-nameStub.java

クライアント・スタブ・ファイルです。

_interface-nameImplBase.java

サーバ・スケルトン・ファイルです。これは、サーバ・アプリケーションのオブジェクト・インプリメンテーション・クラスによって拡張されます。

interface-nameHelper.java

オブジェクトのヘルパー・クラスが格納されます。

interface-nameHolder.java

オブジェクトのホルダー・クラスが格納されます。

m3idltojava コンパイラは、クライアント・スタブおよびサーバ・スケルトン・ファイルを生成します。以前のバージョンのファイルはすべて上書きされます。

不明なオプションがこのコマンドに渡されると、そのオプションおよび使用方法を通知するメッセージがユーザに表示され、コンパイルは実行されません。

パラメータ

idl-filename

OMG IDL 文を含む 1 つまたは複数のファイルの名前を表します。

オプション

生成された Java クラスを、指定されたパッケージにその一部として含めます。コンパイラによって適切なディレクトリ階層が作成され、パッケージと対応するディレクトリ内にこれらのファイルが格納されます。-j オプションを指定すると、指定されたディレクトリの下に階層が作成されます。指定しない場合は、カレント・ディレクトリの下に階層が作成されます。OMG IDL ソース・ファイルで #pragma javaPackage を使用して、このオプションを変更することができます。

-j javaDirectory

生成された Java ファイルを、指定されたディレクトリに書き込みます。このディレクトリは、-p オプションが指定されていても影響を受けません。

-Idirectory

OMG IDL プリプロセッサ・ディレクティブ #include で指定するディレクトリのほか、インクルード・ファイルを検索するディレクトリを指定します。複数のディレクトリを指定する場合は、複数の -I オプションを指定します。

OMG IDL プリプロセッサ・ディレクティブ #include には、システム (<a.idl> など) およびユーザ ( "a.idl" など) の 2 種類があります。システム・ディレクティブ #include のパスは、システム・インクルード・ディレクトリおよび -I オプションで指定されるディレクトリで構成されます。ユーザ・ディレクティブ #include のパスは、#include ディレクティブを含むファイルの場所と、その後に続く、システム・ディレクティブ #include に指定されたパスで構成されます。

デフォルトでは、#include ディレクティブで取り込むファイル内のテキストは、クライアント・コードおよびサーバ・コードには取り込まれません。

OMG IDL ファイルの前処理の際に定義するシンボルを指定します。m3idltojava コマンドは、このシンボルをプリプロセッサに渡します。

OMG IDL ファイルの前処理の際に未定義にするシンボルを指定します。m3idltojava コマンドは、このシンボルをプリプロセッサに渡します。

以下のオプションは、ここ示されるとおりに指定するとオンになり、文字列 no- を付けるとオフになります。たとえば、C プリプロセッサが入力 OMG IDL ファイルで実行されないようにするには、-fno-cpp と指定します。

-flist-flags

すべての -f フラグの状態を表示します。デフォルトでは、このオプションは無効です。

クライアント・アプリケーション・ファイルを生成します。デフォルトでは、このオプションは有効です。

サーバ・アプリケーション・ファイルを生成します。デフォルトでは、このオプションは有効です。

m3idltojava コマンドを冗長モードで機能させます。特に、コマンド出力をその標準出力に書き出します。デフォルトでは、このオプションは無効です。

コンパイラのバージョンおよびタイムスタンプを出力します。デフォルトでは、このオプションは無効です。

使用例

次のコマンドは、Simple.idl に対してサーバ・アプリケーション・ファイルのみを生成します。

m3idltojava -fno-client Simple.idl

次のコマンドは、Simple.idl に対してクライアント・アプリケーション・ファイルのみを生成します。

m3idltojava -fno-server Simple.idl

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