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Tuxedo コマンド・リファレンス

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mklanginfo(1)

名前

mklanginfo−ロケールの言語情報定数をコンパイル

形式

mklanginfo [fname]

機能説明

このプログラムは引数として指定されたファイルを取り込み、その入力を $TUXDIR/locale/xx/LANGINFO に配置するのに適したファイルに変換します (xx は特定のロケール)。ファイルの引数が指定されていない場合は、標準入力が使用されます。この言語値は、setlocale(3c)strftime(3c)、および nl_langinfo(3c) で使用されます。

mklanginfo は入力行を読み取ります。このとき、空白または &slq;#&srq; で始まる行は無視され‘力行は次の’ればなりません。

<token> = “value 

トークン (token) と二重引用符値との間の文字は、トークンの後に空白があれば、二重引用符を除けば何でもかまいません。value がヌル文字列であると、その行は無視されます。そうでなければ、トークンは 1 から 48 までの任意の整数とするか、以下に示す文字列のいずれかとしなければなりません。

整数 文字列  値 1

DAY_1 週の第 1 日目 (例: Sunday) 2
DAY_2 週の第 2 日目 (例: Monday) 3
DAY_3 週の第 3 日目 (例: Tuesday) 4
DAY_4 週の第 4 日目 (例: Wednesday) 5
DAY_5 週の第 5 日目 (例: Thursday) 6
DAY_6 週の第 6 日目 (例: Friday) 7
DAY_7 週の第 7 日目 (例: Saturday) 8
ABDAY_1 週の第 1 日目の略称 (例: Sun) 9
ABDAY_2 週の第 2 日目の略称 (例: Mon) 10
ABDAY_3 週の第 3 日目の略称 (例: Tue) 11
ABDAY_4 週の第 4 日目の略称 (例: Wed) 12
ABDAY_5 週の第 5 日目の略称 (例: Thu) 13
ABDAY_6 週の第 6 日目の略称 (例: Fri) 14
ABDAY_7 週の第 7 日目の略称 (例: Sat) 15
MON_1 年の最初の月 (例: January) 16
MON_2 年の 2 番目の月 (例: February) 17
MON_3 年の 3 番目の月 (例: March) 18
MON_4 年の 4 番目の月 (例: April) 19
MON_5 年の 5 番目の月 (例: May) 20
MON_6 年の 6 番目の月 (例: June) 21
MON_7 年の 7 番目の月 (例: July) 22
MON_8 年の 8 番目の月 (例: August) 23
MON_9 年の 9 番目の月 (例: September) 24
MON_10 年の 10 番目の月 (例: October) 25
MON_11 年の 11 番目の月 (例: November) 26
MON_12 年の 12 番目の月 (例: December) 27
ABMON_1 年の最初の月の略称 (例: Jan) 28
ABMON_2 年の 2 番目の月の略称 (例: Feb) 29
ABMON_3 年の 3 番目の月の略称 (例: Mar) 30
ABMON_4 年の 4 番目の月の略称 (例: Apr) 31
ABMON_5 年の 5 番目の月の略称 (例: May) 32
ABMON_6 年の 6 番目の月の略称 (例: Jun) 33
ABMON_7 年の 7 番目の月の略称 (例: Jul) 34
ABMON_8 年の 8 番目の月の略称 (例: Aug) 35
ABMON_9 年の 9 番目の月の略称 (例: Sep) 36
ABMON_10 年の 10 番目の月の略称 (例: Oct) 37
ABMON_11 年の 11 番目の月の略称 (例: Nov) 38
ABMON_12 年の 12 番目の月の略称 (例: Dec) 39
RADIXCHAR 基数文字 (例: '.')40
THOUSEP 1000 位の区切り文字 41
YESSTR 肯定応答文字 (例: yes) 42
NOSTR 否定応答文字 (例: no) 43
CRNCYSTR 通貨記号 44
D_T_FMT 日付・時刻のフォーマット文字列 (例: &dlq;%a%b%d%H:%M“rq;) 45
D_FMT 日付のフォーマット文字列 (例: &dlq;%m/%d/%y“) 46
T_FMT 時刻のフォーマット文字列 (例: &dlq;H:%M:%S&“ 47
AM_FMT 午前を表す接尾辞 (例: AM) 48
PM_FMT 午後を表す接尾辞 (例: PM)

入力行の順序は任意でかまいません (ある入力行が同じ値で複数回現れる場合は、その値の最後の行が使用されます)。

ファイルを処理した後、mklanginfo は上記の各言語情報定数ごとに文字列の名前と文字列値を上記の順序で標準エラー出力に出力します。指定されていない言語情報定数があれば、それに対応する値としてヌル文字列が使用されます。nl_langinfo はこうした未設定定数に対しては C ロケールのデフォルトの値 (U.S. English) を使用します。

コマンド行にファイル名が指定されていると、mklanginfo は「コンパイル」された出力を fname.out に出力します。指定されていない場合は標準出力に出力します。形式は、すべて NULL で終わる文字列値のリストです (改行文字は入りません)。

診断

ファイルの読み取りエラーや構文エラーがあると、エラー・メッセージが標準エラー出力に書き出された後、終了コード 1 でプログラムは終了します。成功時には、プログラムは終了コード 0 で終了します。

使用例

BEA Tuxedo システムのデフォルト値 (ロケール C) は、$TUXDIR/locale/C/lang.text にあります。たとえば、UNIX システム・プラットフォームでフランス語を使用するには、次のように指定します。

mkdir $TUXDIR/locale/french
cd $TUXDIR/locale/french
cp $TUXDIR/locale/C/lang.text .
ed lang.text
... フランス語に翻訳
w
q
mklanginfo lang.text > LANGINFO

ファイル

$TUXDIR/locale/C/lang.text−C ロケールのデフォルト値
$TUXDIR/locale/C/LANGINFO−C ロケールのコンパイル済みファイル
$TUXDIR/locale/xx/LANGINFOxx ロケールのコンパイル済みファイル

注意事項

mklanginfo コマンドと、その実行結果として得られる LANGINFO ファイルは、setlocale()strftime()、あるいは nl_langinfo() の BEA Tuxedo システムの互換関数を使用する場合にのみ必要となります。UNIX で提供される関数は、別のファイル・セットおよびファイル形式を使用します。

関連項目

nl_langinfo(3c)setlocale(3c)strftime(3c)langinfo(5)

 

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