チュートリアル : 初めてのビジネス プロセス設計

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手順 5 : ビジネス プロセスの実行

作成したビジネス プロセスを実行してテストするには、以下の手順を実行します。

  1. WebLogic Server (WLS) がまだ実行されていない場合は、WorkSpace Studio のメニューから [ウィンドウ|ビューの表示|その他|サーバー|サーバー] を選択し、[OK] をクリックします。
  2. [サーバー] ビューが表示されます。サーバが定義されていない場合、ビューは空です。

  3. [パッケージ・エクスプローラー] ビューで、[RequestQuote.java] を右クリックし、[実行Arrow symbolサーバーで実行] を選択します。
  4. [サーバーで実行] ウィザードが表示されます。

  5. [手動で新規サーバーを定義](サーバが定義されていない場合) を選択し、[次へ] をクリックします。
  6. 注意 : 1 つまたは複数のサーバがすでに定義されている場合は、[既存のサーバーを選択] を選択できます。

    [BEA WebLogic Server v10.2] ダイアログ ボックスが表示されます。

  7. [ドメイン ホーム] フィールドの横にある [参照] をクリックして、サンプルの統合ドメイン ディレクトリを BEA_HOME\wlserver_10.0\samples\domains\integration から選択します。ここで、BEA_HOME は WLI をインストールしたディレクトリを表します。
  8. [終了] をクリックします。
  9. サーバが起動し、そのサーバ上に RequestQuote アプリケーションがデプロイされます。サーバのステータスが [サーバー] ビューで [始動済み] に変わります。

    アプリケーションがデプロイされた後で、テスト ブラウザが表示されます。

  10. [テスト フォーム] タブを選択します。
  11. [xml requestXML (file value)] フィールドの横にある [参照...] ボタンをクリックします。
  12. Tutorial_Process_Application_Web\src\testxml\QuoteRequest.xml ファイルを選択します。
  13. [quoteRequest] ボタンをクリックしてビジネス プロセスを開始します。
  14. 注意 : ボタンのラベルは、ビジネス プロセスの開始メソッドの名前を反映しています。
    図 6-1 [テスト フォーム]


    [テスト フォーム]

    [テスト フォーム] タブが更新され、要求パラメータと Web サービスからの応答の概要が [メッセージ ログ] に表示されます。

    図 6-2 [メッセージ ログ] - 初期


    [メッセージ ログ] - 初期

  15. [更新] をクリックして、ビジネス プロセスのこのインスタンスの実行が完了するまで、ログ内のエントリを更新します。
  16. 図 6-3 [メッセージ ログ] - 更新後


    [メッセージ ログ] - 更新後

  17. [メッセージ ログ] には、ビジネス プロセスのメソッドに対応する以下のエントリが表示されます。
    • ビジネス プロセスを開始する quoteRequest メソッド。
    • ビジネス プロセスから taxCalculation Web サービスへの呼び出し : taxCalcControl.requestTaxRate
    • taxCalculation Web サービスからビジネス プロセスへの応答 : taxCalcControl.returnTaxRate
    • インスタンス ID : ビジネス プロセスが終了すると、以下のようなメッセージがメッセージ ログに表示されます。
    • Instance instanceID is Completed. (インスタンス instanceID が完了しました。)

      instanceID は、ビジネス プロセスの quoteRequest メソッドが呼び出されたときに生成された ID です。

      メッセージ ログ内のメソッドをクリックすると、呼び出しの詳細が表示されます。たとえば、quoteRequest をクリックすると、このメソッドが呼び出されたときにクライアントから送信された XML メッセージが [Service Request] パネルに表示されます。

      taxCalcControl.returnTaxRate をクリックすると、taxCalculation サービスからの応答を表示できます。

      図 6-4 詳細が示されたメッセージ ログ


      詳細が示されたメッセージ ログ

      使用したサンプルの XML メッセージでは、stateNJ でした。したがって、プロセスでは [Sales Tax Calculation Needed?] ノードの [Yes] ブランチが実行されます。

      次のコードは、このテスト XML メッセージに対して返される税率を示しています。

      <returnTaxRate xmlns="http://www.openuri.org/">

      <taxRate>0.08</taxRate>

      </returnTaxRate>

ここまでの手順では、開始ノードと分岐ノードをもち、コントロールを介して Web サービスに対する非同期呼び出しを行う、単純なビジネス プロセスを実行し、テストしました。

このチュートリアルの以降の手順では、これまでに作成したビジネス プロセスを基にして作業を進めます。

注意 : テスト ブラウザのその他の機能に関する詳細については、「テスト ブラウザの追加機能」を参照してください。

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