WebLogic Integration の概要

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バックエンド システムとの統合

BEA SmartConnect は AquaLogic Service Bus (ALSB) からエンタープライズ リソース プランニング (ERP) システムへのネイティブな接続性を提供します。

WebLogic Integration (WLI) では、Web サービス、JMS、HTTP などの標準的なプロトコルを使用して、AquaLogic Service Bus (ALSB) 2.6 RP1 経由で SmartConnect 2.6 を活用します。WLI の制御メカニズムを使用して ALSB に接続することができます。また、WLI 10.2 と ALSB 3.0 の間の緊密な統合を活用して ERP システムに接続できます。

SmartConnect 2.6 の詳細については、BEA SmartConnect 2.6 のドキュメント (英語版) を参照してください。WLI 10.2 と ALSB 3.0 の統合の詳細については、「AquaLogic Service Bus との統合」を参照してください。

注意 : 従来、WLI では、WLI の Application Integration (AI) フレームワーク上に構築された J2EE コネクタ アーキテクチャ ベースのアダプタにアクセスするために、アプリケーション ビュー コントロールをサポートしていました。AI フレームワークは WLI 9.2 で非推奨になり、WLI 10.2 では使用中止されています。JCA アダプタは引き続きサポートされていますが、AI ベースのアダプタを使用しているユーザには、SAP および Siebel アプリケーションと接続するために SmartConnect 2.6 の使用を開始することをお勧めします。

次の表に、WLI のアプリケーション統合機能の概要を示します。

表 11-1 アプリケーション統合機能
機能
説明
アプリケーション統合
  • BEA SmartConnect は SAP および Siebel の ERP システムへのネイティブな統合を提供する。
  • J2EE CA ベースのアダプタをホストするための標準ベース アーキテクチャ。
アダプタ
  • 拡張機能付きの J2EE CA 1.0 ベースのアダプタ インフラストラクチャ。
  • サービス アダプタでは、アプリケーション サービスを WLI に公開する。
  • イベント アダプタでは、非同期の非請求メッセージをアプリケーションからメッセージ ブローカにパブリッシュする。
XML メタデータ キャッシュ管理
  • XML メタデータ キャッシュはグローバルなドメイン全体のキャッシュである。このキャッシュに格納されたデータは、ドメインにデプロイされているどのビジネス プロセスからでもアクセスできる。キャッシュを使用すると、クラスタ内でデータを共有できる。キャッシュの管理は WLI Administration Console から、または MBean API を使用して行う。MBean API を使用すると、独自の NetUI ベースのコンソールを作成できる。
  • XML メタデータ キャッシュではキーと値のペアの形式でコンフィグレーション データを格納する。キーは String 型で、値には XML データが格納される。キャッシュのデータは、ファイルベースで格納することにより、永続的に使用できるようになる。
  • XML ドキュメントをキャッシュに追加するたびに、新しい XML メタデータ キャッシュ ファイルが作成される。
  • WLI では XML メタデータ キャッシュ コントロールを提供している。このコントロールをビジネス プロセス内で使用すると、キャッシュからデータを取得できる。コントロールでは (キーと値のペアの) キーを使用して、関連付けられた XML メタデータをキャッシュから取得する。
詳細については、『WebLogic Integration Administration Console の使用』の「XML キャッシュ」を参照。


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