チュートリアル : WLI 8.1 以上および WLI 9.2 アプリケーション ソースの WLI 10.2 へのアップグレード
チュートリアル : WLI 9.2 アプリケーション ソースのアップグレード
この節では、WLI 9.2 アプリケーション ソースをアップグレードし、WebLogic Integration 10.2 環境で表示する方法について説明します。このチュートリアルでは、サンプル アプリケーションのすべての側面の検証は行いません。Weblogic Integration では、WLI 9.2 から WLI 10.2 へのバイナリ互換性アップグレードがサポートされます。詳細については、『WebLogic Server 10.0 の互換性について』を参照してください。
WLI 9.2 アプリケーション ソースをアップグレードする前に、以下を必ず実行してください。
Workshop for WebLogic Platform で、WLI 10.2 環境に WLI 9.2 ランタイムを作成する。
新しいランタイムを作成するには、[ファイル|新規|その他|サーバー|サーバー|次へ] を選択します。[BEA WebLogic Server v 9.2] を選択して、[次へ] をクリックします。ウィザードを使用して、新規 WLI 9.2 ランタイムの WebLogic ホームとドメイン ホームへのパスを定義します。
| 注意 : |
WLI 9.2 プロジェクトのインポート後に WLI 9.2 ランタイムを作成する場合、プロジェクト クリーンを呼び出して再ビルドし、プロジェクト エラーを削除する必要があります。プロジェクト クリーンを呼び出して再ビルドするには、[プロジェクト|クリーン] を選択します。 |
WLI 9.2 でプロジェクトを閉じる前に、バージョン 9.2 Workshop パースペクティブを閉じる (開いている場合)。WLI 9.2 で Workshop パースペクティブを右クリックして [閉じる] をクリックします。WLI 10.2 のデフォルト パースペクティブは J2EE パースペクティブです。
ワークスペース内のすべてのプロジェクトが開いていることを確認する。プロジェクトは、IDE から閉じることができますが、ワークスペース内には存在し続けます。閉じたプロジェクトが原因で、そのワークスペースを WLI 10.2 で開く際に、エラーが発生する場合があります。
WLI 9.2 プロジェクトをインポートするには、[ファイル|インポート|一般|既存プロジェクトをワークスペースへ] を選択します。プロジェクトまたはアーカイブされたプロジェクトへのパスを指定します。Workshop でプロジェクトが開き、最初にアップグレードが必要なプロジェクトのコンポーネントが識別されリストされます (図 3-1 を参照)。[終了] を選択して、プロジェクトを WLI 10.2 へアップグレードします。
プロジェクトを変更すると、そのプロジェクトが [プロジェクト・エクスプローラー] ペインに表示されます。Workshop によって、IDE でのアプリケーション用にワークスペースがビルドされます。WLI 10.2 へのアプリケーションのアップグレード中に発生したエラーをすべて表示する、ダイアログ ボックスの下部にある [問題] ペインには、プロセスのログが表示されます。すべてのエラーは、プロジェクトをデプロイおよびパブリッシュする前に解決する必要があります。
| 注意 : |
このチュートリアルの性質上、[問題] ペインに表示される警告、情報、エラーの種類のメッセージに注意する必要はありません。 |
プロジェクトをデプロイ、パブリッシュ、および検証するには
[プロジェクト・エクスプローラー] ペインで、以下を行います。
ディレクトリ構造を移動し、[sampleAppWeb|src|requestquote|RequestQuote.java] ファイルを表示します。
ファイルを右クリックして、[実行|サーバーで実行] を選択します。
既存のサーバのリストから [WebLogic Server 10.0] を選択して、[サーバーで実行] ウィンドウで [終了] をクリックします。
アプリケーションのデプロイとパブリッシュが正常に終了すると、IDE にブラウザのペインが開き、RequestQuote.jpd プロセスの [概要] タブが表示されます。
ブラウザのペインの [テスト フォーム] タブをクリックします。
QuoteRequest.xml ファイルを探して指定します。このファイルには、アップグレード済みアプリケーションの検証に必要なテスト値が保存されています。このファイルは、[パッケージ・エクスプローラー] ペイン内の [WebContent] フォルダの下にあります。QuoteRequest.xml ファイルを右クリックして、[アプリケーションから開く|テキスト・エディター] を選択し、IDE ブラウザに内容を表示します。
ソース ファイルの内容をすべてコピーし、[テスト フォーム] タブの [xml requestXML] フィールドに貼り付けます。
[quoteRequest] をクリックして処理を開始します。プロセスが正常に完了すると、[テスト フォーム] タブが更新され、完了したとしてインスタンスがレポートされます。
これで、WLI 9.2 アプリケーションの WLI 10.2 ワークスペースでのインポート、パブリッシュ、および検証が完了しました。