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B2B Integration ワークフローの作成

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協調的ワークフローの終了

以下の節では、協調的ワークフローの終了と関連する主要なタスクについて説明します。

注意: この章で説明する機能の多くは、WebLogic Integration の本リリースから廃止された XOCP ビジネス プロトコルをベースにしています。 RosettaNet プロトコル ベースの会話の終了については、『B2B Integration RosettaNet の実装』を参照してください。 ebXML プロトコル ベースのワークフローの終了については、『B2B Integration ebXML の実装』を参照してください。 XOCP の代替となるビジネス プロトコルに関する詳細については、『WebLogic Integration リリース ノート』を参照してください。

 


会話終了の定義

会話は、会話開始者ワークフローが完了状態に達したときに終了します。 会話参加者ワークフローは、会話が終了する前にその会話への参加を終了できます。

会話開始者ワークフローの終了の定義

会話開始者ワークフローについては、ワークフローの任意の完了ノードで会話終了プロパティ(成功または失敗での終了)を定義できます。 ワークフローで完了ノードに達すると、アクティブなワークフローがすべての完了ノードに達しているかどうかに関係なく、ワークフローの実行中のインスタンスに完了のマークが付けられます。 会話開始者ワークフローは会話を終了できますが、会話の他の参加者は終了できません。

会話開始者ワークフローの終了を定義するには、次の手順を行います。

  1. WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』の「ワークフロー テンプレートの定義」の説明に従って完了シェイプを追加または表示します。

  2. 完了シェイプをダブルクリックするか、フォルダ ツリーでそれを右クリックします。 [プロパティ] を選択して、[完了のプロパティ] ダイアログ ボックスを表示します。

    図6-1 [完了のプロパティ] ダイアログ ボックス


     

  3. [カスタム] をクリックします。 Studio でインストールされているプラグインごとのドロップダウン リストが表示されます。

    図6-2 [カスタム完了のプロパティ] ドロップダウン リスト


     

  4. [Collaboration Termination] を選択します。

[完了のプロパティ] ダイアログ ボックスの内容は、ワークフロー テンプレートで定義されているプロトコルによって異なります。

サポートされている各プロトコルの完了プロパティ

以下の節では、サポートされている各プロトコルの [完了のプロパティ] ダイアログ ボックスを説明します。

XOCP 1.1 プロトコルの [完了のプロパティ] ダイアログ ボックス(非推奨)

XOCP 1.1 プロトコルで定義されているワークフロー テンプレートでは、[会話終了] プロパティを使用してカスタム完了プロパティを選択した後に次の図のような [完了のプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。

図6-3 XOCP 1.1 プロトコルの [完了のプロパティ] ダイアログ ボックス


 

[完了のプロパティ] ダイアログ ボックスで会話終了オプションを選択します。

表6-1 [完了のプロパティ] ダイアログ ボックスの交換終了オプション

フィールド

説明

[完了]

このオプションは、会話が結果 SUCCESS で終了する場合に選択する(デフォルト)。 会話は、この状態のアクションが完了した後に終了する。

結果 SUCCESS は、ワークフロー インスタンスが正常に完了したことを示す。 会話の参加者には、会話が終了することが通知される(可能な場合)。

[失敗]

このオプションは、会話が結果 FAILURE で終了する場合に選択する。 会話は、この状態のアクションが完了した後に終了する。

結果 FAILURE は、ワークフロー インスタンスで特定の会話またはアプリケーションのエラーが発生したことを示す。 会話の参加者には、会話が終了することが通知される(可能な場合)。


 

RosettaNet 1.1 または 2.0 プロトコルの [完了のプロパティ] ダイアログ ボックス

RosettaNet 1.1 または 2.0 プロトコルでワークフローがコンフィグレーションされている場合、会話終了はワークフローの完了ノードで処理されません。 [会話終了] プロパティを選択すると、次のメッセージが表示されます。

現在の会話設定では、この機能は利用できません。

RosettaNet ベースの会話の終了については、『B2B Integration RosettaNet の実装』を参照してください。

会話参加者ワークフローの終了の定義

会話参加者ワークフローでは、会話プロパティ、ビジネス メッセージ開始プロパティ、および(XOCP ベースのワークフローで必要に応じて)会話終了イベントが定義されています。 会話終了イベントは、会話開始者からの会話終了信号を待つために参加者ワークフローで使用できます。 会話終了イベントを使用すると、参加者ワークフローでは会話終了のステータスに基づいて追加処理(ハウスキーピング処理など)を実行できます。

注意: このイベントの使用はオプションであり、XOCP プロトコルでのみ使用できます。 このイベントを待たないワークフローは、ワークフローを終了するだけで会話から退出できます(完了ノード)。

ワークフロー イベント シェイプは、通知ノードを表します。 ワークフローは、イベントをトリガする会話終了メッセージを待ちます。 そのトリガの時点で、イベントで定義されているアクションを実行したり、ワークフロー変数を設定したりできます。

会話参加者ワークフローに会話終了イベントを追加するには、次の手順を行います。

  1. WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』の「ワークフロー テンプレートの定義」の説明に従ってイベント シェイプを表示または追加します。

  2. イベント シェイプをダブルクリックするか、フォルダ ツリーでそれを右クリックします。 [プロパティ] コマンドを選択して、[イベントのプロパティ] ダイアログ ボックスを表示します。

    図6-4 [イベントのプロパティ] ダイアログ ボックス


     

  3. [説明] フィールドにテキストを入力し、[タイプ] ドロップダウン リストから [Conversation Event] を選択します。

    図6-5 コラボレーション イベントの選択


     

    [イベントのプロパティ] ダイアログ ボックスでイベント タイプとして [Conversation Event] を選択した後、[イベントのプロパティ] ダイアログ ボックスの表示が次の図のように更新されます。

    図6-6 XOCP 1.1 プロトコルの会話コラボレーション終了イベント


     

  4. [イベントのタイプ] 選択ボックスで [会話終了] を選択します。

  5. 終了ステータス変数を格納できる Boolean 型のワークフロー変数を選択します。 この変数は、次の表のいずれかの値に設定されます。


     

    注意: この Boolean 変数は、このダイアログ ボックスで選択する前に明示的に作成する必要があります。 詳細については、ワークフロー変数の使用について を参照してください。

  6. [OK] をクリックして変更を保存します。

Studio では、会話終了ステータスの値が Boolean 型のワークフロー変数に割り当てられます。この変数は、ワークフローからアクセスするか、ビジネス オペレーションに渡すことができます。 ワークフローの開発者は、この値に基づいて適切なアクションを行う必要があります。

 


ワークフロー終了の定義

すべての協調的ワークフローでは、少なくとも 1 つの完了ノードが必要です。 会話開始者ワークフローで完了ノードを定義する方法については、会話開始者ワークフローの終了の定義を参照してください。 会話参加者ワークフローの場合、会話終了イベントの受信はワークフローの終了の定義とまったく関連がありません。 通常、会話参加者ワークフローにはただ単にワークフローを終了するだけの完了ノードが少なくとも 1 つあります。 プロトコルに関係なく、会話参加者ワークフローの完了ノードでコンフィグレーションできる B2B 固有のアクションやイベントは存在しません。

会話参加者ワークフローの終了の定義で説明したように、会話参加者ワークフローでは会話終了イベントを処理する必要がありません。 それらのワークフローは単純に終了でき、終了すると、参加していた会話から自動的に切り離されます。

完了ノードの設定に関する詳細については、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』の「ワークフロー テンプレートの定義」を参照してください。

 

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