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B2B Integration cXML の実装

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cXML の管理

注意: cXML ビジネス プロトコルは、WebLogic Integration の本リリースより非推奨になりました。代替機能に関する情報については、『BEA WebLogic Integration リリース ノート』を参照してください。

cXML トランザクションの管理は、WebLogic Integration B2B Console を使用して行います。以下の節では、cXML トランザクションのサポートに必要な管理タスクについて説明します。

 


他の cXML トレーディング パートナへの接続

cXML トレーディング パートナ間の対話では、ピア ツー ピアとハブ アンド スポークの両方のコンフィグレーションが使用されます。これらのコンフィグレーションは、『B2B Integration 入門』で、ほとんどの状況に適用されると説明しましたが、cXML でのこれらの使い方は若干異なります。次の図に、通常の cXML トランザクションで両方のトポロジが同時に使用される様子を示します。

図2-1 cXML デプロイメント コンフィグレーション


 

この図では、Ariba Commerce Services Network(ACSN)がハブです。ほとんどのトランザクションはハブを介して実行され、個々のトレーディング パートナは関連するスポークとなります。しかし、パートナのカタログを参照するときには、直接リモート システムに接続するパンチアウト トレーディング セッションが作成されます。この場合、ハブ アンド スポーク トポロジはバイパスされ、ピア ツー ピア コンフィグレーションが使用されます。パンチアウト セッションが終了し、バイヤが注文またはサブスクリプションを送信すると、システム トポロジはハブ アンド スポーク モデルに戻り、ACSN は再びハブとして機能します。

WebLogic Integration で cXML を使用する場合、ACSN が唯一の認可されたハブであることに注意してください。WebLogic Integration はこれ以外のハブ アンド スポーク デプロイメントのサポートを提供せず、他のどのようなシステムも cXML ベース トランザクション用のハブとして機能することはできません。

 


コラボレーション アグリーメント

cXML で使用するコラボレーション アグリーメントの範囲と効果は、他のトレーディング プロトコル用にコンフィグレーションされたコラボレーション アグリーメントとほぼ同じです。コラボレーション アグリーメントの詳細については、『B2B Integration 管理ガイド』および『B2B Integration Administration Console オンライン ヘルプ』を参照してください。

コラボレーション アグリーメントのコンフィグレーションにおける 1 つの重要な相違点は、資格のコンフィグレーション方法にあります。cXML は Ariba Commerce Services Network を認証ハブとして使用するので、すべての資格は、別のトレーディング パートナではなく ACSN に関連してコンフィグレーションされます。

このため、共有秘密は、自社とトレーディング パートナ間のみで定義されたものではなく、常に ACSN に登録されます。

 


セキュリティ

WebLogic Integration は、cXML 1.1 で具象化されたセキュリティ モデルをサポートしています。このモデルでは、メッセージの真実性を検証するために共有秘密の概念が使用されます。共有秘密は、特定のパートナのアイデンティティを検証するために使用されるパスワードまたは文字列です。パスワードと同じように、特定のトレーディング パートナ エンティティが特定の共有秘密にリンクされて、1 対 1 のアイデンティティ マッピングが提供されます。ただし、複数のトレーディング パートナが同一の共有秘密を使用することを禁止する規定は存在しません。

cXML 1.2 は、Base64-encoded X.509 V3 証明書モデルに基づくデジタル署名の特定の実装を採用しています。現時点では、WebLogic Integration はこのデジタル署名の実装をサポートしていません。

共有秘密のコンフィグレーション

共有秘密をコンフィグレーションするには、WebLogic Integration B2B Console を使用します。その手順については、『B2B Integration Administration Console オンライン ヘルプ』を参照してください。

 

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