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Power.Enterprise! チューニング ガイド

この章では、Power.Enterprise! および Power.Server! のチューニングについて説明します。説明するトピックは以下のとおりです。

 


Java 仮想マシン(JVM)のチューニング

この節では、Java 仮想マシンで使用されるチューニング オプションについて説明します。Java 仮想マシンは、すべての Power.Enterprise! ソフトウェアの実行で使用されます。Windows および UNIX システムでの JVM の引数のチューニングについて説明するほか、メモリの使用、および Power.Server! アクセスでのポート番号割り当てについても説明します。

Windows での JVM 引数の指定

power_enterprise_install¥bin にあるファイル applaunch.properties に、Power.Map!、Power.Manager!、Power.Server!、および DBWizard といった各アプリケーション用のセクションが個別に用意されています。

例 :

[PowerMap]

install_dir="D:¥Program Files¥PowerE-3.1GA"
jvm_args="-Duser.dir=.-Dsun.java2d.noddraw -Dvalidationlist.dir=.¥data¥codes"

jre_dir=.¥jre

classpath=;.¥lib¥regional.jar;.¥lib¥activation.jar;
.¥lib¥mail.jar;.¥lib¥PowerMapper¥ecm.jar;
.¥lib¥PowerMapper¥hlvm.jar;
.¥lib¥hlmetadata.jar;.¥lib¥xml4j.jar;.¥lib¥standards.jar;
.¥lib¥mek.jar;.¥jre¥lib¥ext¥jhall.jar;.¥lib¥fesi.jar;
.¥lib¥fldapi.jar;.¥lib¥fldshared.jar;.¥lib¥hlcommon.jar;
.¥lib¥fldcommon.jar;.¥lib¥mekshared.jar;.¥lib¥fldrmi.jar;
.¥lib¥fldserver.jar;.¥lib¥PowerManager¥ecm.jar;.¥bin¥resources;
.¥bin¥resources¥msgd;.¥lib¥pipeline.zip;.¥lib¥edi.jar

connectors=.¥connectors

database=.¥database

standards=.¥standards

imports=.¥standards¥import

JVM の引数を変更または追加するには、jvm_args 行を変更してください。

注意: 他の値は変更しないでください。アプリケーションの動作に悪影響を与える可能性があります。

UNIX での JVM 引数の指定

UNIX プラットフォームでは、JVM の引数は Java アプリケーションを呼び出すスクリプトの中で直接編集できます。スクリプトは、ディレクトリ power_enterprise_install/bin および power_enterprise_install/powerapi に格納されています。

たとえば、power_enterprise_install/bin にある server_start.sh の内容は次のとおりです。

. /home/fld/PE3.1VERYFINALGA/bin/power_env.sh

java -Xmx512m -Xms256m -Dfld.rmiregistry=true -Djava.security.policy=$INSTALLDIR/bin ¥
/resources/fld.policy
-Dvalidationlist.dir=./data/codes -Dfld.trace=false
-user.dir=$INSTALLDIR com.harbinger.fld.jtd.container.HLFLDServer

JVM のメモリ消費

JVM で利用可能なメモリ量の最小値および最大値は、標準的な JVM 引数である -Xms-Xmx でそれぞれ指定されます。大きなドキュメントの変換でメモリ不足エラーが発生した場合は、メモリ量の最大値を増やしてからサーバを再起動してください。デフォルトでは、サーバは最少で 256 MB、最大で 512 MB のメモリを使用するようにコンフィグレーションされています。

サーバのポート番号

サーバでは、クライアントからの通信および変換の要求のために 4 つのポート番号が使用されます。

これらの番号のうち 2 つは Power.Manager! の System Administration セクションでコンフィグレーションされ、RMI レジストリを実行するポートに関係します。必要に応じて、クライアント通信および変換の要求のために 2 つの RMI レジストリが使用可能になります。しかし、デフォルトでは、ポート 1099 番にある 1 つのレジストリのみが使用されます。

残りの 2 つの番号は、サーバがこれらの要求をリスンする実際のポートを表します。デフォルトでは、これらのポート番号は 2500 および 2501 です。これらを変更する方法は、スクリプト powere.rmi.dcport および powere.rmi.apiport に 2 つの JVM 引数を追加することのみです。これらのスクリプトは、それぞれデーモンの制御および変換 API の要求を行います。次のように引数を追加します。

. /home/fld/PE3.1VERYFINALGA/bin/power_env.sh

java -Xmx512m -Xms256m -Dpowere.rmi.dcport=2597
-Dpowere.rmi.apiport=2598 -Dfld.rmiregistry=true
-Djava.security.policy=$INSTALLDIR/bin/resources/fld.policy
-Dvalidationlist.dir=./data/codes -Dfld.trace=false
-user.dir=$INSTALLDIR com.harbinger.fld.jtd.container.HLFLDServer

または

[PowerServer]
install_dir="D:¥Program Files¥PowerE-3.1GA-Server"
jvm_args="-Xmx512m -Xms256m -Dpowere.rmi.dcport=2597
-Dpowere.rmi.apiport=2598
-Djava.security.policy=.¥bin¥resources¥fld.policy
-Dfld.trace=false -Duser.dir=.-Dpowere.rmi.internalregistry=true
-Dvalidationlist.dir=.¥data¥codes"
jre_dir=.¥jre
classpath=;.¥lib¥regional.jar;.¥lib¥PowerServer¥j2ee.jar;
.¥lib¥PowerServer¥jcert.jar;.¥lib¥PowerServer¥jnet.jar;
.¥lib¥PowerServer¥jsse.jar;.¥lib¥PowerServer¥sslj.jar;
.¥lib¥PowerServer¥jsafe.jar;.¥lib¥hlmetadata.jar;
.¥lib¥PowerServer¥hlvm.jar;.¥lib¥serverrmi.jar;.¥lib¥xml4j.jar;
.¥lib¥fesi.jar;.¥lib¥mek.jar;.¥lib¥activation.jar;.¥lib¥mail.jar;
¥jre¥lib¥ext¥jhall.jar;.¥lib¥fldapi.jar;.¥lib¥fldshared.jar;
.¥lib¥fldserver.jar;.¥lib¥hlcommon.jar;.¥lib¥fldcommon.jar;
.¥lib¥standards.jar;.¥lib¥mekshared.jar;.¥lib¥pipeline.zip;
.¥lib¥ejalbert.jar;.¥lib¥fldrmi.jar;.¥bin¥resources;
.¥bin¥resources¥msgd;.¥lib¥PowerServer¥CertReqTool.jar;
.¥lib¥edi.jar
connectors=connectors
database=database
standards=standardsimports=standards¥import

 


データベースのチューニング

データベース アクセスの情報は、サーバ上(特に、power_enterprise_install/bin/resources)にある power_server.properties というファイルで保守されます。クライアントがサーバに接続すると、この情報がクライアントに提供されて、同じデータベースへの接続ができるようになります。ファイルに格納される情報は、使用されるデータベースの種類によって異なり、以下のような項目から成ります。

db_userid

Power.Enterprise! のテーブルを保持しているアカウントのユーザ ID。

db_passwd

Power.Enterprise! のテーブルを保持しているアカウントのパスワード。

db_type

使用されているデータベースの種類。sqlserverOracle、または db2 から選択。

no_dbconnections

Power.Enterprise! からデータベースに対して実行されているデータベース接続の数。

db_host

データベースが実行されているホストの名前。このホストにサーバおよびクライアント マシンの両方からアクセスできるようにするには、ホスト名(クライアントに提供される)を省略なしで指定。

db_server

SQL Server および DB2 の場合は、Power.Enterprise! のテーブルを含んでいるデータベースの名前。Oracle の場合は、Power.Enterprise! のテーブルを含んでいる Oracle のインスタンスの名前。

db_dbname

SQL Server および DB2 の場合は、Power.Enterprise! のテーブルを含んでいるデータベースの名前。Oracle の場合は、Power.Enterprise! のテーブルを含んでいる Oracle のインスタンスの名前。

db_port

Power.Enterprise! のテーブルを含んでいるデータベースが使用する TCP/IP ポート。


 

以下の 3 つの節に、Microsoft SQL Server、Oracle、および IBM DB2 のデータベース用のファイルの例を示します。

SQL Server の場合

#FLD Server Properties
#Thu Aug 30 12:03:49 GMT+01:00 2001
db_userid=fld2
db_passwd=fld2
db_type=sqlserver
no_dbconnections=5
db_host=greedo.man.harbinger.co.uk
db_server=fld2
db_dbname=fld2
db_port=1433

Oracle の場合

#FLD Server Properties
#Tue Sep 18 16:00:18 BST 2001
db_userid=fld8
db_passwd=fld8
db_type=Oracle
no_dbconnections=5
db_host=mace.man.harbinger.co.uk
db_server=fldWE8ISO
db_port=1521

DB2 の場合

#FLD Server Properties
#Tue Sep 18 14:00:45 GMT+01:00 2001
db_userid=fld
db_passwd=fld
db_type=db2
no_dbconnections=5db_host=manuapartington
db_server=FLD
db_dbname=FLD
db_port=6789

 


Power.Server! のチューニング

この節では、サーバが停止して、サーバへの接続を確立できない状態でも Power.Manager! を使用してコンフィグレーションの変更を続行できる方法を説明します。

  1. [Power.Manager! Server Connection] ダイアログ ボックスが表示されているときに、左側のペイン(以前に接続したサーバの名前がリストされている場所)を右クリックします。ポップアップ メニューが表示されます。

  2. [Connect to database] を選択します。サーバのデータベース コンフィグレーションが表示されます。

  3. データベース接続を確立するために必要な指定をして、サーバを介さずにデータベースに直接変更を加えます。

  4. 設定の変更を済ませたら、更新されたデータベースを使用してサーバを起動することができます。この手順の詳細については、『Power.Manager! User Reference Guide』を参照してください。

 


HTTP および HTTPS サーバのコンフィグレーション

socket.properties ファイルを使用すると、HTTP および HTTPS サーバを低レベルでコンフィグレーションすることができます。このファイルは、サーバのインストール先ディレクトリの power_enterprise_install/bin/resources にあります。設定の各パラメータの説明も、このファイルに記述されています。

 

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