移行の概要

このマニュアルでは、WebLogic Integration 2.1 または WebLogic Integration 2.1 サービス パック 1 (SP1) から WebLogic Integration 7.0 に移行するために必要な手順について説明します。

この章の内容は以下のとおりです。

• 移行する理由

• WebLogic Integration 2.1 以前のリリースからの移行

• WebLogic Integration の WebLogic Server または WebLogic Portal アプリケーションへの追加

 

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移行する理由

WebLogic Integration 7.0 と WebLogic Integration 2.1 または WebLogic Integration 2.1 サービス パック 1 (SP1) では次の点が異なるため、移行が必要となります。

• WebLogic Integration 7.0 の新規のデータベース スキーマ

• RosettaNet ワークフローの変更

• セキュリティ キーストアの変更

• クラスタ化の変更

• WebLogic Server リリース 6.1 および 7.0 間での変更点

  • 起動スクリプト

  • ディレクトリ構造

  • Java メッセージング サービス

  • エンタープライズ JavaBean (Enterprise JavaBeans: EJB) 2.0

  • サーブレット

  • スレッド プールのサイズ

  • Web アプリケーション

  • WebLogic Server クラスタ

  • Apache Xerces XML パーサ

  • Apache Xalan XML トランスフォーマ

  • セキュリティ

注意: WebLogic Integration 7.0 はソフトウェア フレームワークであり、WebLogic Server 7.0 の上に構築されたサービス セットであるため、これらの違いは、WebLogic Integration 7.0 への移行時に重要となります。

WebLogic Server 7.0 の変更点の詳細については、『BEA WebLogic Server 7.0 へのアップグレード』の「WebLogic Server 6.x からバージョン 7.0 へのアップグレード」を参照してください。このマニュアルは、BEA WebLogic Server マニュアル セットの次の URL にあります。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/upgrade/index.html

注意: このマニュアルで使用されているアップグレードおよび移行は同義語です。移行とは、従来のリリースから新規のリリースへのアップグレードを指します。このアップグレード プロセスを WebLogic Server の 1 つのインスタンスから別のものへのクラスタ対応サービスの移動と混同しないでください。

 

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WebLogic Integration 2.1 以前のリリースからの移行

WebLogic Integration 2.1 サービス パック 1 (SP1) 以前のリリースから WebLogic Integration 7.0 に移行する場合、次の図のようにまず WebLogic Integration 2.1 SP1 へアップデートする必要があります。

図1-1 WebLogic Integration 2.1 サービス パック 1 への移行パス

 

WebLogic Integration 2.1 SP1 からの移行後、このガイドの WebLogic Integration 2.1 SP1 から WebLogic Integration 7.0 への移行のための手順に従います。

注意: WeｂLogic Integration 2.0 から WebLogic Integration 7.0 へ移行する場合、次の 2 段階の手順を実行して移行することをお勧めします。1) WebLogic Integration 2.0 から WebLogic Integration 2.1 SP1 へ移行し、2) WebLogic Integration 2.1 SP1 から WebLogic Integration 7.0 へ移行します。移行手順を最小限に押さえられるため、この移行手順をお勧めします。次の 3 段階の手順の代わりにこの 2 段階の手順をお勧めします。1) WebLogic Integration 2.0 から WebLogic Integration 2.1 へ移行し、2) WebLogic Integration 2.1 から WebLogic Integration 2.1 SP1 へ移行し、3) WebLogic Integration 2.1 SP1 から WebLogic Integration 7.0 へ移行します。

以前のリリースから WebLogic Integration 2.1 SP1 への移行の詳細については、次の URL の『WebLogic Integration リリース 2.1 への移行』を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlintegration/v2_1/migrate/index.htm

 

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WebLogic Integration の WebLogic Server または WebLogic Portal アプリケーションへの追加

WebLogic Integration 2.1 から WebLogic Integration 7.0 への移行に記載されている手順は、WebLogic Integration 2.1 または WebLogic Integration 2.1 SP１ から WebLogic Integration 7.0 への手順です。WebLogic Integration を WebLogic Server または WebLogic Portal の以前のリリースの 7.0 バージョンに基づいた既存のアプリケーションに追加する方法については説明されていません。WebLogic Integration を WebLogic Server または WebLogic Portal アプリケーションに追加する場合、追加に影響を及ぼす可能性のあるセキュリティ レルムの違いが存在します。詳細については、次の URL の BEA WebLogic Platform ドキュメント群に含まれている『WebLogic Platform 7.0 Security の概要』を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/secintro/index.html