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マルチバイト環境での使用にあたって
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WebLogic Integration 8.1 SP6 マルチバイト環境での使用にあたって
WebLogic Integration 8.1 SP6 付属 HP-JDK 1.4.2_10 に関する問題点
WebLogic Integration 8.1 SP6 に付属する HP-JDK 1.4.2_10 を使用した場合、BEA では、ebXML アクション名へのマルチバイト文字の使用に問題があることが確認されています。
特に旧バージョンからのアップグレードを予定されている場合は、アップグレード前の十分な評価を検討してください。
(CR279979)
WebLogic Integration 8.1 リリース全般での注意点
印刷可能グラフ (PDF) にマルチバイト文字を使用するための追加作業
印刷可能グラフでマルチバイト文字を正しく表示させるためには、ユーザによるフォン ト設定作業が必要になります。以下の手順に従い、設定を行って下さい。
% cd C:\bea\weblogic81\integration
% mkdir fop
--------------------------------------------------------------------- <configuration> <entry> <key>fontBaseDir</key> <value>C:\bea\weblogic81\integration\fop\</value> </entry> <fonts> <font metrics-file="msgothic.xml" embed-file="C:\Windows\Fonts\msgothic.ttc" kerning="yes"> <font-triplet name="Gothic" style="normal" weight="normal"/> <font-triplet name="Gothic" style="normal" weight="bold"/> <font-triplet name="Gothic" style="italic" weight="normal"/> <font-triplet name="Gothic" style="italic" weight="bold"/> </font> </fonts> </configuration> ---------------------------------------------------------------------
※ ディレクトリパスはシステム環境に合わせて適切に修正してください。
※ metrics-file 属性の XML ファイル名と、次ステップで作成する実際の
XMLファイルの名前を同一にする必要があります。
※ 例では、embed-file 属性に日本語フォント msgothic.ttc を指定しています。
韓国語では gulim.ttc、簡体字中国語では simsun.ttc、繁体字中国語では minliu.ttc などです。
※ 日本語版の場合、font-triplet の name 属性 "Gothic" は固定です。
韓国語版の場合は "Gulim"、簡体字中国語版の場合は "SimSun"、繁体字中国語版の場合は "MingLiU" となります。
コマンド例: [TTC 形式フォントを使用する場合] % cd C:\bea\weblogic81\integration\fop % SET PATH=C:\bea\jdk141_05\bin % java -cp C:\bea\weblogic81\server\lib\fop.jar;C:\bea\weblogic81\server\lib\ avalon-framework.jar;C:\bea\weblogic81\server\lib\xml-apis.jar;C:\bea\weblogic81\server\lib\ xercesImpl.jar;C:\bea\weblogic81\server\lib\xalan.jar org.apache.fop.fonts.apps. TTFReader -ttcname"MS Gothic" C:\Windows\Fonts\msgothic.ttc msgothic.xml※ 例では、日本語フォント "MS Gothic" と msgothic.ttc を指定しています。
[TTF 形式フォントを使用する場合] % cd C:\bea\weblogic81\integration\fop % SET PATH=C:\bea\jdk141_05\bin % java -cp C:\bea\weblogic81\server\lib\fop.jar;C:\bea\weblogic81\server\lib\ avalon-framework.jar;C:\bea\weblogic81\server\lib\xml-apis.jar;C:\bea\weblogic81\server\lib\ xercesImpl.jar;C:\bea\weblogic81\server\lib\xalan.jar org.apache.fop.fonts.apps.TTFReader C: \Windows\Fonts\simhei.ttf simhei.xml
韓国語では "Gulim" と gulim.ttc、簡体字中国語では "SimSun" と simsun.ttc、繁体字中国語では "MingLiU" と minliu.ttc などです。
※ 例では、簡体字中国語フォント simhei.ttf を指定しています。 韓国語では ngulim.ttf などです。
【注意】
お使いのシステムがTrue Type フォントを持っていない場合、ユーザがあらかじめ追加する必要があります。
WebLogic Integration 8.1 SP2からのアップグレードにおける注意点
SP2用パッチとして提供しているJRockit 1.4.1_06をご使用中の場合は、ドメインのアップグレードに際し、あらかじめ一部プロパティファイルを修正する必要があります。
$WLHOME\integration\upgrade\domain_upgrade\domain_upgrade.properties 中の
jrockitsp2=jrockit81sp2_141_05 を jrockitsp2=jrockit81sp2_141_06
と書き換えた上で、アップグレードスクリプトを実行してください。
JDK パスの書き換えが必要なファイルは以下の通りです。
[Windows環境] 下記ファイルのJAVA_HOME環境変数設定行 installService.cmd startWebLogic.cmd stopManagedWebLogic.cmd setDomainEnv.cmd stopWebLogic.cmd webappCompile.cmd [UNIX環境] 下記ファイルのJAVA_HOME環境変数設定行 startWebLogic.sh stopManagedWebLogic.sh setDomainEnv.sh stopWebLogic.sh webappCompile.sh [Windows/UNIX共通] workshop.properties 内、jdkHome.path 設定行 _cfgwiz_donotdelete\domain-info.xml の domain-info 要素の属性値 javahome の値 _cfgwiz_donotdelete\startscript.xml の <setenv name="JAVA_HOME"> 要素内の <value>要素の値
FormatBuilderフィールド名へのマルチバイト文字使用制限
FormatBuilderによりメッセージフォーマットファイル(.MFL)を作成する場 合、フィールド名にマルチバイト文字を使用すると、入出力データに対す るvalidation 機能が使用できません。
FormatBuilderファイル名へのマルチバイト文字使用制限
FormatBuilderにより生成される.MFLファイル名にマルチバイト文字を使用 した場合、入出力データに対するvalidation機能が使用できません。
FormatBuilder デリミタへのマルチバイト使用制限
FormatBuilder におけるフィールド定義のデリミタに、マルチバイト文字を使用することはできません。
AI Console を使用してアプリケーションビューを作成する際、アプリケー ションビュー名にマルチバイト文字を使用することはできません。
ビジネスプロセスのノード名に使用できる文字数は 100 バイトです。マルチバイト文字では 1 文字に必要なバイト数は、キャラクタセットによって変わります。長いノード名をご使用になるときは、ご使用中のデータベースのキャラクタセットを確認し、 100 バイトを超えない文字数になるように注意してください。
FTPタイプのFile Event Generatorの日付によるソート機能が正しく動作しない。
英語以外のロケールで動作しているftpサーバーに対しEvent Generatorを作成した場合、ファイルの更新日付によるソート機能が正しく動作しない場合があります。
回避策:
ftpサーバーを英語ロケールで起動してください。
FTPタイプのFile Event Generatorにおいて、WLI実行環境のシステムデフォルトエンコーディングが、FTP上のファイル名のエンコーディングと異なる場合、マルチバイト文字を含むファイル名を正しく扱うことが出来ない。
FTPタイプのFile Event Generatorを使用する際、WLI実行環境のシステムデフォルトエンコーディングが、FTPサーバー上のファイル名のエンコーディングと異なる場合、イベントトリガ対象とするファイルの名称にマルチバイト文字を含んでいると、そのファイルを正しく扱うことが出来ません。
回避策:
WLI実行環境のシステムデフォルトエンコーディングとFTPサーバー上のファイル名のエンコーディングを一致させてください。
8.1 で作成した、マルチバイト エレメント要素を含むスキーマを持つアプリケーションを、8.1SP2以降のドメインにデプロイしアクセスすると XmlException が発生する。
8.1 でマルチバイト エレメント要素を含むスキーマを持つアプリケーションを作成した場合、.ear ファイルをそのまま 8.1SP2以降のドメインにデプロイしてアクセスすると、XmlException が発生する可能性があります。
回避策:
8.1SP2以降の環境でアプリケーションをリビルドして下さい。
8.1 で作成した AI Control を用いたアプリケーションを 8.1SP2以降のドメインで使用すると、マルチバイト文字で設定した部分が文字化けする。
8.1 上でアプリケーションビューを作成する際、Description 等にマルチバイト文字を使用し、それを利用した AI Control を持つアプリケーションを 8.1SP2以降の環境へ移行すると、AI Console や WLI Admin Console 上で、マルチバイト文字部が文字化けします。
回避策:
または、作成済みのアプリケーション(.ear) を一旦解凍し、下記ファイルの エンコーディングを UTF-8 に修正し、.ear ファイルに再アーカイブすることでも対処は可能です。
<アプリケーションビュー名>_ApplicationView.xml <アプリケーションビュー名>_Default_Adapter.xml
ビジネスプロセス内で一部のマルチバイト文字を使用している場合、BpelExport で エクスポートされた.bpelファイル、.wsdlファイルが、BPEL4WSスキーマ、またはWSDLスキーマに合致しない場合がある。
BpelExport機能は、ビジネスプロセス(.jpd)の以下の項目を用いて.bpelファイルおよび.wsdlファイルを生成します。BPELおよびWSDLのスキーマでは、これらを使用する項目をNCName型やQName型として使用可能文字を制限している場合がありますが、BpelExportでは制限されている文字に対する処理は行っておりません。その為、NCName 型や QName 型で使用できないマルチバイト文字をビジネスプロセスで 使用している場合、スキーマに合致しない.bpelおよび.wsdlファイルが生成される可能性があります。
回避策:
生成された.bpel及び.wsdlファイルを編集し、不正な文字が使用されている箇所を手動で修正してください。
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