RDBMS イベント ジェネレータ
BEA WebLogic Integration の紹介
この節では、BEA WebLogic Integration の概要を説明します。
このドキュメントは、以下のトピックで構成されています。
BEA WebLogic Integration について
RDBMS イベント ジェネレータは WebLogic Integration Administration Console で作成可能な WebLogic Integration イベント ジェネレータです。
RDBMS イベント ジェネレータは、トリガを使用して、行が追加、削除、または更新されていないかどうかデータベース テーブルの変更を確認し、結果をメッセージ ブローカ チャネルにパブリッシュします。また、RDBMS イベント ジェネレータを使用すると、データベース テーブルにカスタム クエリを実行し、メッセージ ブローカ チャネルに結果をパブリッシュすることもできます。
WebLogic Integration Administration Console で使用可能なイベント ジェネレータおよび RDBMS イベント ジェネレータのチャネル ルール定義の詳細については、『WebLogic Integration ソリューションの管理』を参照してください。
『WebLogic Integration ソリューションのデプロイメント』の以下の節にも、イベント ジェネレータの構成に関する情報が記載されています。
サポートされる RDBMS イベント
RDBMS イベント ジェネレータを RDBMS と統合するには、データをビジネス プロセスで使用可能な XML または CachedRowSet としてデータベースから取得します。これは、WebLogic Integration でデータベースをエンタープライズ アプリケーションと統合する簡便な方法です。
RDBMS イベント ジェネレータでは、Oracle、Microsoft SQL Server、IBM DB2 UDB、Informix Dynamic Server、Sybase Adaptive Server などのデータベースから 2 種類の方法で非同期メッセージを取得できます。
プロセス内のテーブル イベント (Insert/Delete/Update) の統合
プロセス内のカスタム SQL クエリ出力の統合
サポートされるデータベース
現在、以下のデータベースがサポートされます。
DB2
IBM Informix Dynamic Server
MS SQL 2000
Sybase
Oracle
サポート対象のデータベース バージョンの更新情報および詳細については、「WebLogic Platform 8.1 でサポート対象のコンフィグレーション」の「8.1 SP5 でサポートされるデータベース」を参照してください。
サポートされるドライバ
この節では、BEA WebLogic Integration が以下のオペレーティング システムでサポートするドライバを示します。
Windows 2000 Professional
Sun Solaris 8 および 9
HP-UX 11i
AIX
また、ドライバに対応するドライバ クラス名と JDBC URL を示します。
注意 : BEA WebLogic Integration には JDBC 2.1 準拠ドライバを使用する必要があります。
Oracle Thin Driver
Oracle 10g 10.1.0.2.0 Thin Driver ファイル (WL_HOME/server/lib/ojdbc14.jar
) が製品に付属しています。
表 1-1 Oracle Thin Driver のドライバ クラス名と JDBC URL
通常の接続
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ドライバ クラス名
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oracle.jdbc.driver.OracleDriver
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JDBC URL
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jdbc:oracle:thin:@ hostname : port : schema_name
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例
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jdbc:oracle:thin:@127.0.0.1:1521:UAT02
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XA 接続
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ドライバ クラス名
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oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource
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JDBC URL
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jdbc:oracle:thin:@ hostname : port : schema_name
|
例
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jdbc:oracle:thin:@127.0.0.1:1521:UAT02
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MS SQL Server 2000 JDBC ドライバ
MS SQL Server 2000 JDBC ドライバ ファイル (Version :2.2.0037) msutil.jar
、msbase.jar
、および mssqlserver.jar
は以下の URL からダウンロードできます。
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=9f1874b6-f8e1-4bd6-947c-0fc5bf05bf71&;displaylang=en
表 1-2 MS SQL Server 2000 JDBC ドライバのドライバ クラス名と JDBC URL
通常の接続
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ドライバ クラス名
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com.microsoft.jdbc.sqlserver.SQLServerDriver
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JDBC URL
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jdbc:microsoft:sqlserver:// hostname : port ; SelectMethod=Cursor;DatabaseName=?
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例
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jdbc:microsoft:sqlserver://127.0.0.1:1433; SelectMethod=Cursor;DatabaseName=AdapterTesting
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XA 接続
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ドライバ クラス名
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com.microsoft.jdbcx.sqlserver.SQLServerDataSource
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JDBC URL
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jdbc:microsoft:sqlserver:// hostname:port ; SelectMethod=?;DatabaseName=?;ServerName=?
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例
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jdbc:microsoft:sqlserver://127.0.0.1:1433; SelectMethod=cursor;DatabaseName=AdapterTesting; ServerName=itpl-025019
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DB2 JDBC ドライバ (JDBC 2.0 準拠)
DB2 JDBC ドライバ ファイル db2java.zip
はデータベース インスタンスで使用可能です。
表 1-3 DB2 JDBC ドライバ (JDBC 2.0 準拠) のドライバ クラス名と JDBC URL
通常の接続
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ドライバ クラス名
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COM.ibm.db2.jdbc.app.DB2Driver
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JDBC URL
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jdbc:db2: DatabaseName
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例
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jdbc:db2:DWCTRLDB
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XA 接続
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ドライバ クラス名
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COM.ibm.db2.jdbc.DB2XADataSource
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JDBC URL
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jdbc:db2;DatabaseName=?
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例
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jdbc:db2;DatabaseName=DWCTRLDB
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Informix Dynamic Server JDBC ドライバ
Informix JDBC ドライバ バージョン 2.21 のファイル ifxjdbc.jar
および ifxjdbcx.jar
はデータベース インスタンスで使用可能です。
表 1-4 Informix JDBC ドライバのドライバ クラス名と JDBC URL
通常の接続
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ドライバ クラス名
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com.informix.jdbc.IfxDriver
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JDBC URL
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jdbc:informix-sqli:// host : port / DatabaseName : INFORMIXSERVER= ServerName
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例
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jdbc:informix-sqli://127.0.0.1:1526/BEADEV : INFORMIXSERVER=BEA_SVR_INFX
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XA 接続
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ドライバ クラス名
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com.informix.jdbcx.IfxXADataSource
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JDBC URL
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jdbc:informix-sqli:// host : port / DatabaseName ; ServerName= ServerName ;PortNumber= port ; IfxIFXHOST= host ;DatabaseName= DatabaseName
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例
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jdbc:informix-sqli://127.0.0.1:1526/BEADEV;ServerName=BEA_SVR_INFX;PortNumber=1526; IfxIFXHOST=127.0.0.1;DatabaseName=BEADEV
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Sybase DataDirect Connect for JDBC
Sybase Adaptive Server データベースとの統合には、BEA WebLogic Integration と DataDirect Connect for JDBC (Release 3.3) を使用します。必要な JDBC ドライバ ファイル util.jar
、base.jar
、および sybase.jar
は DataDirect Connect for JDBC Release 3.3 の一部です。
DataDirect Connect for JDBC の入手方法については、以下の URL を参照してください。
http://www.datadirect.com/products/jdbc/jdbcindex.asp
表 1-5 Informix JDBC ドライバのドライバ クラス名と JDBC URL
通常の接続
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ドライバ クラス名
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com.ddtek.jdbc.sybase.SybaseDriver
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JDBC URL
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jdbc:datadirect:sybase:// host : port ; databaseName= name
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例
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jdbc:datadirect:sybase://127.0.0.1:2048; databaseName=DB1
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XA 接続
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ドライバ クラス名
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com.ddtek.jdbcx.sybase.SybaseDataSource
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JDBC URL
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jdbc:datadirect:sybase:// host : port ; DatabaseName= name ;ServerName= host ; PortNumber= port ;SelectMethod=cursor
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例
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jdbc:datadirect:sybase://127.0.0.1:2048; DatabaseName=DB1;ServerName=127.0.0.1; PortNumber=2048;SelectMethod=cursor
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