ビジネス プロセス構築ガイド

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スキーマの検証

ノード ビルダの検証チェック ボックスに加えて、この節で説明するコード例を使用すると、XML スキーマをソース コードで検証できます。

ビジネス プロセス ノードで [検証] チェック ボックスをオンにして、実行時に検証エラーが発生した場合は、SOAP エラーが送出され、リクエストはビジネス プロセスまたはビジネス プロセス用に定義された例外ハンドラに達する前に停止されます。スキーマの検証と、ビジネス プロセス内の関連する例外の処理を設計する場合に、次の節の例で説明するように、validate() メソッドを使用できます。

この節の例では、XML スキーマを検証する手順だけを説明しています。WebLogic Integration MflObject インタフェースを使用すると、MFL データの同様のタスクを行うことができます。

以下の検証シナリオが説明されています。

 


型付き XML 変数の検証

この例では、ビジネス プロセスに受信される XML の型は設計時に分かっているものとします。つまり、ビジネス プロセスが受信するドキュメントは型付き XML であることが分かっています。次のコードでは、XML をビジネス プロセスに配信し、XML データを対応する XML スキーマに対して検証する方法を示します。

     public void receiveTypedXML(POORDERDocument lineItem) {
if (lineItem.validate()) {
//
} else {
// 処理エラー
}
}

前の例では、POORDERDocument は、ビジネス プロセスが受信した XML データを検証する XML スキーマの名前です。

 


型なし XML タイプの型付けと検証

この例では、ビジネス プロセスが受信した型なし XML データを型付き XML データに変換し、その型に関連付けられた XML スキーマに対して検証します。

これは、以下のコードを記述することで実行できます。

   public void receiveUntypedXML(XmlObject xml) {
if (xml instance of POSUBLINEDocument) {
POSUBLINEDocument sublineItem = (POSUBLINEDocument) xml;
if (sublineItem.validate()) {
// アイテムは有効
           } else {
// アイテムは無効
}
} else {
// 処理エラー - the XmlObject は POSUBLINEDocument ではない
}
}

前の例では、POSUBLINEDocument は XML データを検証する XML スキーマの名前です。

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データ型の操作


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