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ビジネス プロセス構築ガイド
ビジネス プロセスのバージョニング
BEA Workshop for WebLogic Platform のグラフィカル設計環境の WebLogic Integration バージョニング機能を使用すると、現在実行中のインスタンスを中断することなくビジネス プロセスに変更を加えることができます。バージョニングにより、新たなプロセス インスタンスでは新しくアクティブになったバージョンを使用できる一方で、すでに進行中のプロセス インスタンスでは起動時にアクティブであるバージョンを使用して処理を完了します。
ビジネス プロセスをバージョニングする際には、親と同じパブリック URI (インタフェース) を共有するビジネス プロセスの子バージョンを作成します。実行時にアクティブとしてマークされるプロセスのバージョンは、パブリック URI を通じて外部クライアントからアクセスされます。
警告 :
ビジネス プロセスはバージョニングできますが、当該プロセス、またはスキーマやトランスフォーメーションなど、その他のビジネス プロセス関連のコンポーネントに関連付けられた個別のコントロールはバージョニングできません。ビジネス プロセスをバージョニングする場合は、そのプロセスのサブプロセスもバージョニングする必要があります。つまり、親プロセスがバージョニングされても、サブプロセスは自動的にバージョニングされません。これは、こうしたコンポーネントに変更を加えると、現在実行中の前のプロセス バージョンに影響を与えるということになります。この問題を回避するには、必要な変更を行う際にこれらのコンポーネントの複製を作成し、元のコンポーネントの代わりにこの複製を使用します。
この節では、以下のトピックを取り上げます。
ビジネス プロセスの新しいバージョンの作成
ビジネス プロセスの新しいバージョンを初めて作成すると、元のプロセスの内容が新しいバージョンにコピーされ、古いプロセスは編集できなくなります。元の状態に戻りたい場合、最初のバージョンには手を付けず、2 番目のバージョンのみを編集または更新することをお勧めします。ビジネス プロセスの新しいバージョンを作成するには、以下の節に示す手順を実行します。
ビジネス プロセスの最初のバージョンを作成するには
[パッケージ・エクスプローラー ] ペインで、新しいバージョンを作成するビジネス プロセス (Process.java ファイル) を右クリックし、[プロセス バージョン バージョンの作成 ] を選択します。
[バージョンの作成 ] ウィンドウが開きます。
[バージョンの作成 ] ウィンドウで、以下のプロパティを入力します。
パブリック URI - これは、外部クライアントからビジネス プロセスの最もアクティブなバージョンにアクセスするための URI (インスタンス) です。デフォルト値は、クライアントがビジネス プロセスの元のバージョンにアクセスした際のパブリック インスタンスです。
バージョン URI - これは、バージョニングされたファイルの名前であり、BEA Workshop for WebLogic Platform でこのバージョンのビジネス プロセスにアクセスできる URI です。
[OK ] をクリックします。
[バージョンの作成] ウィンドウが閉じ、ビジネス プロセスの新しいバージョンが [パッケージ・エクスプローラー ] ペインに追加されます (図 21-1 を参照)。
は、ビジネス プロセスのこのバージョンがアクティブなバージョンであることを示しています。デフォルトでは、プロセスの最初のバージョンが新しいバージョンになります。これは、元のバージョンがプロセスのアクティブなバージョンを指定する仮想 URI になるためです。現在実行中のプロセスのインスタンスは、すべて元のプロセスを使用して処理を完了しますが、ビジネス プロセスのインスタンスが次にパブリック URI を介して呼び出されたときは、作成したバージョンを使用して処理されます。
注意 :
仮想 URI を右クリックしてプロセスまたはサービス ブローカ コントロールを作成すると、コントロールは、その URI のビジネス プロセスのアクティブなバージョンに基づいて作成されます。プロセスのバージョンのパブリック URI を右クリックしてコントロールを作成すると、コントロールは、選択したビジネス プロセスのバージョンに基づいて作成され、Process.java ファイルは表示されません。
ビジネス プロセスの新しいバージョンを作成するには
[パッケージ・エクスプローラー ] ペインで、新しいバージョンを作成するビジネス プロセス (Process.java ファイル) を右クリックし、[プロセス バージョン 新しいバージョンの作成 ] を選択します。
新しいバージョン ファイルの作成 ウィンドウが開きます。
新しいバージョン ファイルの作成 ウィンドウで、BEA Workshop for WebLogic Platform 内でビジネス プロセスのこのバージョンにアクセスできる URI の値を [バージョン URI ] に入力します。
ビジネス プロセスのこのバージョンをプロセスのアクティブ バージョンにする場合、[アクティブ バージョン ] チェック ボックスを選択します。ビジネス プロセスのバージョンはいつでもアクティブに変更できます。「ビジネス プロセスのバージョンをアクティブ バージョンにするには 」を参照してください。
[OK ] をクリックします。
[バージョンの作成] ウィンドウが閉じ、ビジネス プロセスの新しいバージョンが [パッケージ・エクスプローラー ] ペインに追加されます。
は、ビジネス プロセスのこのバージョンがアクティブなバージョンであることを示しています。現在実行中のプロセスのインスタンスはすべて処理を完了しますが、ビジネス プロセスのインスタンスが次にパブリック URI を介して呼び出されたときは、作成したバージョンを使用して処理されます。
ビジネス プロセスの新しいバージョンのコンフィグレーション
ビジネス プロセスのバージョンをアクティブ バージョンにするには
アクティブ バージョンにするビジネス プロセスのバージョンはいつでも変更することができます。手順は次のとおりです。
[パッケージ・エクスプローラー ] ペインで、アクティブにするビジネス プロセス (Process.java ファイル) を右クリックし、[プロセス バージョン アクティブなバージョンにする ] を選択します。
選択したビジネス プロセスのバージョンは、アイコンを に変更することにより、[アプリケーション] ペインで新しいアクティブ バージョンに更新されます。現在実行中のプロセスのインスタンスはすべて処理を完了しますが、ビジネス プロセスのインスタンスが次にパブリック URI を介して呼び出されたときは、ここでアクティブとマークしたバージョンを使用して処理されます。
ビジネス プロセスのバージョンの編集
プロセスのバージョンは、元のビジネス プロセスの編集と同様に編集できます。ただし、注意すべき点がいくつかあります。
ビジネス プロセスのバージョンでクライアント オペレーションを追加または変更する場合、そのビジネス プロセスのその他すべてのバージョンはパブリック URI と同期しなくなる。これは、process.java ファイルのアイコンを に変更すると [パッケージ・エクスプローラー ] ペインに表示されます。
注意 :
ビジネス プロセスが保存されていない場合、エラー アイコンは表示されません。[ファイル] から、[すべて保管] をクリックします。
変数などの内部リソースを編集または追加した場合、このような内部リソースは、編集または作成されたプロセスでのみ利用可能となる。プロセスの他のバージョンからこれらのリソースにアクセスすることはできません。
プロセスのトランスフォーメーション ファイルなどの外部リソースを編集した場合、これらの変更が古いバージョンに影響を及ぼし、古いバージョンを破損する恐れがある。また、古いバージョンから編集した外部リソースへの呼び出しが無効となる場合があります。したがって、外部リソースを編集するのではなく、編集する外部リソースのコピーを作成し、新しい名前を付けてプロセスのバージョン内で当該のリソースに対する呼び出しを編集し、新しい名前を反映させることをお勧めします。これを行う最も簡単な方法は、ソース ビュー の検索および置換機能を利用することです。
ビジネス プロセスのバージョンの削除
ビジネス プロセスのバージョンを削除するには
[パッケージ エクスプローラー ] ペインで、削除するビジネス プロセス (Process.java ファイル) を右クリックし、[プロセス バージョン バージョンの削除 ] を選択します。
選択したビジネス プロセスのバージョンが [パッケージ・エクスプローラー ] ペインから削除されます。
注意 :
ビジネス プロセスのアクティブなバージョンを削除すると、そのビジネス プロセスの最新バージョンが自動的にアクティブになります。ビジネス プロセスの最後に残っているバージョンを削除すると、そのプロセスの内容が元の Process ファイルにコピーされ、[パッケージ・エクスプローラー ] が更新されます。
長時間実行されるビジネス プロセスに対するバージョニングの使用
ビジネス プロセスの一部には、本質的に長時間実行 されるものがあります。つまり、それらは実行中のビジネス タスクが自動化または管理されている場合に長時間の寿命があります。デフォルトでは、WebLogic Integration のバージョニング機能では、新しいプロセス インスタンスにはプロセスの変更のみが適用され、変更時にすでに進行中のプロセス インスタンスには適用されません。しかし、長時間実行されるプロセスの場合、プロセス定義を変更し、変更するビジネス条件を反映して、そうした変更を進行中のプロセス インスタンスに適用させることが望ましい場合があります。これを実現するためには、BEA は、以下の設計プラクティスを推奨します。
長時間実行されるビジネス プロセスを複数のサブプロセスに分割する。
バージョン方法を疎結合 として指定する (ビジネス プロセスとサブプロセスの中間)。これにより、必要なときに、新しいサブプロセスのバージョンを取り込むことができます。「ビジネス プロセスのバージョン方法を指定するには 」を参照してください。
可能な場合は、プロセスとサブプロセスの間には汎用または型なしのインタフェースを使用する。これにより、サブプロセスに加えた変更の影響を軽減できます。たとえば、Client Request は特別なスキーマ型ではなく XmlObjects を取ります。これにより、スキーマを変更したときに、コントロール メソッド シグネチャを変更する必要がなくなります。
注意 :
WebLogic Integration Administration Console を使用して、バージョンをアクティブにする時間を有効化、無効化、または設定することができます。
ビジネス プロセスのバージョン方法を指定するには
バージョン方法パラメータを変更するビジネス プロセスの開始 ノードを選択します。
[アノテーション ] ビュー で、サブプロセスのプロセス ロジックに使用する version strategy メソッドを選択します。リスト ボックスから、以下のいずれかを実行します。
loosely-coupled - サブプロセスのバージョンをサブプロセスが呼び出されたときに設定する場合、このオプションを選択します。つまり、ビジネス プロセスのインスタンスが現在実行中ではあるものの、新しいバージョンを作成したサブプロセスはまだ呼び出されていない場合、プロセスがそのサブプロセスを呼び出すときには、サブプロセスの新しい バージョンが使用されます。
tightly-coupled - サブプロセスのバージョンを親プロセスが呼び出されたときに設定する場合、このメソッドを選択します。つまり、ビジネス プロセスのインスタンスが現在実行中ではあるものの、新しいバージョンを作成したサブプロセスはまだ呼び出されていない場合、プロセスがそのサブプロセスを呼び出すときには、サブプロセスの古い バージョンが使用されます。メイン プロセスが次に呼び出されるときには、サブプロセスを呼び出す際に新しいバージョンが使用されます。
バージョニングされたビジネス プロセスのインポート
別のアプリケーションからビジネス プロセスの複数のバージョン (JPD) をインポートする場合、バージョニングの関係はインポートした JPD には保存されません。アプリケーションの \Web\WEB-INF
フォルダにある wlw-config.xml
コンフィグレーション ファイルを手動で編集する必要があります。