チュートリアル : 初めてのビジネス プロセス構築

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手順 12 : 見積り要求ビジネス プロセスの実行

WebLogic Workshop のブラウザベースのインタフェースを使って、作成したビジネス プロセスの機能を実行してテストすることができます。Workshop のテスト ブラウザで、クライアントとしてビジネス プロセス上でメソッドを起動し、応答を確認します。

テスト ブラウザを起動するには

作成したビジネス プロセスを実行してテストするには、以下の手順を実行します。

  1. WebLogic Server がまだ実行されていない場合は、BEA Workshop メニューから [ウィンドウArrow symbolビューの表示Arrow symbol その他Arrow symbolサーバーArrow symbolサーバー] を選択し、[OK] をクリックします。サーバ ビューが開き、サーバとその状態が表示されます。
  2. [パッケージ・エクスプローラー] で [requestquote.java] を右クリックし、[実行] をクリックし、[サーバーで実行] をクリックします。
  3. [新規サーバーの定義] ダイアログ ボックスで [既存のサーバーを選択] オプションまたは [手動で新規サーバーを定義] オプション (サーバが定義されていない場合) を選択し、[次へ] をクリックします。
  4. [BEA WebLogic v9.2 Server] ダイアログ ボックスでサーバを手動で定義するには、[参照] をクリックし、サンプルの統合ドメイン ディレクトリを製品インストール ディレクトリから選択します (BEA_HOME\weblogic92\samples\domains\integration)。BEA_HOME は、WebLogic Platform をインストールしたディレクトリを表します。[終了] をクリックします。
  5. サンプルのドメイン統合サーバが起動し、RequestQuote アプリケーションがデプロイされます。WebLogic Server が実行されている場合は、以下のインジケータがサーバ ビューに表示されます。



  6. アプリケーションがデプロイされた後で、テスト ブラウザが表示されます。
  7. [Test Form] タブをクリックします。[xml requestXML (file value)] フィールドの横にある [Browse] をクリックして、ファイル ブラウザを開きます。
  8. プロジェクト内の requestquote\testxml フォルダから [RequestQuote.xml] を選択します。
  9. QuoteRequest.xml ファイルが、ファイル システムの以下の場所にあります。
    Tutorial_Process_Application_WEB\src\testxml\QuoteRequest.xml

  10. [Test Form] タブをクリックします。[Test Form] ページで、ビジネス プロセス上のメソッド名 (quoteRequest) が表示されているボタンをクリックして、ビジネス プロセスを開始します。


  11. [Test Form] ページが更新され、要求パラメータと Web サービスからの応答の概要が [Message Log] に表示されます。

  12. [Message Log] の [Refresh] をクリックして、ビジネス プロセスのこのインスタンスの実行が完了するまで、ログ内のエントリを更新します。ビジネス プロセスのメソッドに対応する [Message Log] のエントリは、次のとおりです。
    • ビジネス プロセスを開始する quoteRequest メソッド。
    • ビジネス プロセスから taxCalculation Web サービスへの呼び出し、taxCalculation.requestTaxRate
    • サービスからビジネス プロセスに返される応答、taxCalculation.returnTaxRate
    • インスタンス ID - ビジネス プロセスが終了すると、以下のようなメッセージがメッセージ ログに表示されます。
    • インスタンス instanceID が完了しました

      instanceID は、ビジネス プロセスの quoteRequest メソッドが呼び出されたときに生成された ID です。

      メッセージ ログ内のメソッドをクリックすると、呼び出しの詳細が表示されます。たとえば、quoteRequest をクリックすると、このメソッドが呼び出されたときにクライアントから送信された XML メッセージが [Service Request] パネルに表示されます。

      taxCalculation.returnTaxRate をクリックした場合は、taxCalculation サービスからの応答が表示されます。この場合は、テスト XML 内の state 要素の入力値 (NJ) に基づいて税率が計算されました。



      サンプルの XML メッセージでは、state="NJ" を使用しました。つまり、注文品の発送先は NJ 州になります。この XML メッセージは、Sales Tax Calculation Needed? ノードの Yes ブランチに沿った実行フローになるように設計されています。前の図は、このテスト XML メッセージに対して返される税率を示しています。

      <returnTaxRate xmlns="http://www.openuri.org/">
      <taxRate>0.08</taxRate>
      </returnTaxRate>

      これらの手順に従って、開始ノードと分岐ノードをもち、コントロールを介して Web サービスに対する非同期呼び出しを行う、単純なビジネス プロセスを実行し、テストしました。

ビジネス プロセスのインスタンスをモニタするには

BEA Products Administration Console を使用して、実行中のプロセスをモニタしたり、実行済みのプロセスの統計を表示したりできます。

BEA Products Administration Console の使用方法については、オンライン ヘルプ (http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs92/adminhelp/index.html) を参照してください。

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WebLogic Integration Admin Console オンライン ヘルプ


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