チュートリアル : 初めてのビジネス プロセス構築
手順 11 : ビジネス プロセスからクライアントへの見積りの送信
ビジネス プロセスとクライアントとの間でメッセージの送受信を行うことができる必要があります。「手順 2 : プロセスの開始方法の指定」で、クライアントからメッセージを受信するようにビジネス プロセスを設計しました。この節では、ビジネス プロセスからクライアントにメッセージを送信する操作を追加する方法について説明します。つまり、この節ではクライアント応答ノードの作成方法について学習します。
ここでは、以下のタスクについて説明します。
ビジネス プロセスにクライアント応答ノードを追加するには
[パッケージ・エクスプローラー] ペインで [RequestQuote.java] をダブルクリックして、ビジネス プロセスがデザイン ビューに表示されるようにします。
ノード パレットで [
Client Response] を選択し、終了ノードの直前のビジネス プロセスまでドラッグ アンド ドロップします。デザイン ビューが更新され、[Client Response] ノードが表示されます。
ノードの名前を Client Response から Send Quote に変更します。
![](wwimages/send_quote.gif)
Send Quote ノードを設計するには
この節では、このビジネス プロセスとクライアントとの対話機能の設計を完成させる方法について説明します。プロセスのこの時点では、ビジネス プロセスが、価格や在庫情報を含む見積りをクライアントに送信します。
この手順では、ビジネス プロセスがこのノードからクライアントに送信するドキュメントの構造を指定します。
ビジネス プロセス内の [Send Quote] ノードをダブルクリックします。ノード ビルダが表示されます。
[一般的な設定] タブの [メソッド名] フィールドに入力されている名前を clientResponse から quoteResponse に変更します。
[追加] をクリックしてデータ型のパネルを表示します。
注意 : |
[Combine Price and Avail Quotes] ノードで、見積りを保持する XML 変数を作成しました。この変数に割り当てられたこのデータは、Quote.xsd スキーマに対して有効です。したがって、このノードでは XML 型が関係します。 |
[XML] がまだ選択されていない場合は選択します。
必要に応じて、XML 型の横にある [+] をクリックして、プロジェクト内の XML スキーマのリストを表示します。
[Quote.xsd] を展開し、[quote] ノードをクリックします。[型] フィールドに org.example.quote.QuoteDocument
が表示されます。
[名前] フィールドの値 x0 を responseXML に変更します。これによって、QuoteDocument を返すパラメータを指定します。
[OK] をクリックします。パラメータ QuoteDocument responseXML がノード ビルダの [一般的な設定] タブに追加され、[一般的な設定] タブが完了
とマークされます。
[データの送信] タブをクリックします。ビジネス プロセスがクライアントに送信するデータを保持する 1 つまたは複数の変数を定義するタブが表示されます。
[クライアントが予期する値] フィールドには、[一般的な設定] タブで指定したパラメータのデータ型と名前、QuoteDocument responseXML が表示されます。
[割り当てる変数を選択します] で、[Quote (QuoteDocument)] 変数を選択します。
![](wwimages/send_quote2.gif)
[Send Quote] ノード ビルダを閉じるには、[閉じる] をクリックします。
Workshop メニューから [ファイル
保管] を選択します。
この手順によって、RequestQuote ビジネス プロセスの設計が完成します。このビジネス プロセスを実行するには、「手順 12 : 見積り要求ビジネス プロセスの実行」に進みます。