非同期バイナリ更新のサンプル

このサンプルでは、JMS プロバイダからのバイナリ メッセージを処理する必要のあるアプリケーションのアーキテクチャに適した設計パターンを提供します。テストの目的で、応答キューが使用されていますが、このパターンでの応答キューの使用は必須ではありません。

注意 : このサンプルは dev2dev で使用可能ですが、BEA のサポート対象外です。

サンプルについて

このサンプルは、非同期ビジネス プロセス (JPD)、スタンドアロン Java クライアント、および関連アイテム (WSDL、プロセス コントロール、スキーマなど) を含む単一の WebLogic Integration アプリケーション サンプルで構成されます。

1. クライアントは、JMS キューを介して非 XML データを送信することによって JPD を呼び出します。
2. ユーザ指定のメッセージ駆動型 Bean (MDB) は JMS メッセージを消費し、JPD プロキシを使用して JPD を呼び出します。
3. 非 XML データは XML に変換され、その後の処理のために転送されます。この XML は後から参照できるように保持されます。
4. 検証コード付きの XML データが返され、保持され、非 XML フォーマットに変換されてから、JMS 応答キューを介してクライアントに送信されます。

サンプルのワークフロー

次のアーキテクチャの図に示すように、MDB は受信メッセージをリスンし、メッセージが到着すると XML に変換し、その後の処理のために JPD を呼び出します。このプロセスが完了すると発信 XML メッセージが作成され、発信メッセージ ハンドラに送信されます。メッセージはこのハンドラで非 XML フォーマットに変換されてから、クライアントに送信されます。

必須ソフトウェア

このサンプルには次のソフトウェアが必要です。

• WebLogic Integration 9.2 MP2 以降 (Jython 2.1 を含む)。WebLogic Integration 9.2 は dev2dev のダウンロード ページからダウンロードします。
• WLI Common Utilities バージョン 2.5。WLI Common Utilities は ダウンロード ページからダウンロードします。
• WebLogic Server Scripting Tool (WLST) (WLI Common Utilities に含まれる)。WLST は ダウンロード ページからもダウンロードできます。
• 注意 : WLST Offline および WLST Online は BEA の dev2dev サイトからダウンロードおよび評価することができますが、正式な WebLogic Platform 9.2 製品には含まれません。WLST は BEA ニュースグループのみでサポートされ、ユーティリティと API は変更される場合があります。WebLogic Platform の将来のリリースではこの機能を正式にサポートする予定です。

注意

このパターンのバリエーションとして、次の例が考えられます。

• IBM MQ Series などの外部 JMS プロバイダの使用。詳細については、「Using Foreign JMS Providers with WebLogic Server」を参照してください。
• ユーザ指定の MDB ではなく WLI JMS イベント ジェネレータの使用。

補足資料

このサンプルには、アプリケーション コードに加えて次の項目が含まれています。

• ant を使用して Java クライアントを作成するための手順およびスクリプト (WebSphere MQ として機能させるため)
• アプリケーションをサポートするように BEA WebLogic Integration クラスタをコンフィグレーションするための手順およびスクリプト
• 適切にコンフィグレーションされたクラスタにアプリケーションをデプロイするための手順およびスクリプト
• クライアント対話の非同期プロセスを設計するための手順、ガイドライン、および注意事項

ダウンロード

非同期バイナリ更新のサンプル、および WLI Common Utilities は dev2dev のサンプル ダウンロード ページからダウンロードできます。