WebLogic Operations Control の紹介

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用語集

アクション

WLOC Administration Console での警告メッセージの表示、通知の送信、またはサービスの実行時状態の変更を処理できる Java クラス。WLOC でアクション パイプラインが呼び出される前にユーザ入力を要求し、アクションを裁決できます。
アクションは、コントローラによるポリシーの適用の一部として呼び出すか、または WLOC Administration Console から手動で呼び出すことができます。

アクション パイプライン

プロセスが制約を越えて動作した場合に WLOC で呼び出されるアクションのシーケンス。各ポリシーには最大で 1 つのアクション パイプラインを定義できます。WLOC でアクション パイプラインが呼び出される前にユーザ入力を要求し、アクション パイプラインを裁決できます。
アクション パイプラインは、コントローラによるポリシーの適用の一部として呼び出すか、または WLOC Administration Console から手動で呼び出すことができます。

エージェント

WLOC プロセスのホストと対話する WLOC コンポーネント。エージェントは、WLOC で割り当て可能なコンピューティング リソースを検出し、コントローラの代わりにコマンドを起動し、モニタ データをコントローラに提供します。WLOC には、以下のタイプのエージェントが含まれています。

アプリケーション

サービス」および「プロセス」を参照してください。

計算能力

CPU サイクル」を参照してください。

計算リソース

リソース プール」を参照してください。

CPU サイクル

リソース プールによって供給され、サービスで必要とされる CPU リソースの測定値。i386 プロセッサによる処理のメガヘルツが他のタイプのプロセッサのメガヘルツと比較できるよう、測定値は CPU アーキテクチャ間で正規化されます。

制約

サービスのサービス レベル アグリーメント (SLA) を定義する実行時の制約。プロセスの動作が制約を越えた場合、ポリシーはアクションまたはアクション パイプラインをトリガできます。
WLOC ではあらかじめコンフィグレーションされた制約が提供され、ユーザは追加の制約をコンフィグレーションできます。あらかじめコンフィグレーションされた制約では、状態およびパフォーマンスの最も一般的で重要な測定値に要件を付与できます。 時間や MBean 属性の値に基づいた追加の制約をコンフィグレーションできます。ESX Agent で管理されるリソース プールでは、リソースの使用に基づいた制約をコンフィグレーションできます。

コントローラ

オペレーティング環境およびデプロイされたサービスに関するデータをエージェントから収集することで、順応的管理を提供し、制約を評価し、エージェントに対するアクションの実行命令を発動する中央のコンポーネント。このコントローラは、WLOC Administration Console をホストします。各 WLOC 環境にはコントローラが 1 つ含まれます。

ハイパーバイザ

1 台の物理マシンで同時に複数のオペレーティング システムの実行を可能にする仮想化ソフトウェア。

JMS

Java Message Service。

JVM

Java 仮想マシン。

JMX

Java Management Extensions。

WLOC 環境

WLOC の 1 つのインストールに含まれるすべてのリソース プール、サービス、プロセス、エージェントおよびコントローラの集合。

マシン

物理マシンまたは仮想マシン。

管理対象の環境

「WLOC 環境」を参照してください。

メトリック

プロセスまたはプロセス グループのパフォーマンスを示す実行時の数値。一部のメトリックは生の (観察された) データの集約値または計算値です。ポリシーはメトリックに対して制約を設定します。

物理ホスト

エージェントまたは仮想マシンをホストする物理マシン。

ポリシー

サービスの実行時の要件、およびサービスの動作が要件を越える場合に実行されるアクション。各ポリシーは、単一の制約、およびアクションまたはアクション パイプラインの 2 つの部分で構成されます。各サービスに複数のポリシーを作成できます。ポリシーは、サービスのすべてのプロセス、プロセスのグループ (プロセスのタイプ)、または単一のプロセスに適用できます。

プロセス

WLOC で管理されるプログラム。たとえば、単一の WebLogic Server 管理対象サーバは 1 つのプロセスです。WLOC の観点では、Java プロセスは完全な JVM スタックから構成され、コントローラで管理されるアプリケーション サーバおよびアプリケーションが含まれています。

プロセス グループ

ポリシーの作成が可能な、サービス内のプロセスの集合。たとえば、3 つの WebLogic Server インスタンスが含まれたプロセス グループを作成できます。サービスのデプロイ時に 3 つのサーバ インスタンスすべてを開始するポリシーを作成できます。また、制約を越えた場合に 3 つのサーバすべてに特定のリソースを追加するポリシーを作成することもできます。

プロセス タイプ

プロセス グループ」を参照してください。

リソース プール

WLOC サービスをデプロイできる仮想環境。各リソース プールでは、物理的コンピューティング リソース (CPU サイクル、メモリ、ディスク領域など) およびサービスが実行する必要のあるあらかじめインストールされたソフトウェアへのアクセスが提供されます。また、リソース プールにはコンピューティングおよびソフトウェア リソースをホストするマシンのフェイルオーバ機能の記述も含まれています。

ルール

制約」を参照してください。

サービス

WLOC での管理単位となる 1 つまたは複数のプロセスの集合。サービス内の各プロセスは、Java 仮想マシン (JVM) から起動し、JVM で実行するクラスが含まれているソフトウェア スタックです。
たとえば、Java EE アプリケーションがデプロイされた単一の WebLogic Server インスタンスを管理するサービスを作成したり、クラスタ内のすべての WebLogic Server インスタンスを管理するサービスを作成したりできます。サービスでは、以下を指定します。

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