Plain Agent の使用例
WLOC サービスとリソースのモニタ
サービスがデプロイされたので、WLOC Administration Console を使用して、サービス レベル アグリーメントへのサービスの準拠の状況と、サービスをホストしているリソース プールをモニタします。
モニタ データを収集するため、WLOC コントローラは収集するデータのタイプに応じて、モニタ対象のオブジェクトを積極的にポーリングするか、または、モニタ対象のオブジェクトに対する変更を受動的にリスンします。
WLOC Administration Console の [Monitoring] タブには、サービスのメトリックを図示するグラフを作成できるダッシュボードが含まれています。特に、以下のことが行えます。
目的に応じてチャートを整理するビューを作成します。たとえば、使用する環境の概要をモニタする一連のチャートが含まれた 1 つのビューを定義できます。その後、特定の JVM セットの CPU 使用量などの特定の詳細にアクセスするための追加のビューを定義できます。
モニタ可能なリソース属性の機能として定義されたカスタム メトリックを開発します。
チャートおよびグラフを必要に応じてカスタマイズする環境設定を設定します。
このトピックには、以下のタスクが含まれています。
ビューの作成
ビューを作成するには :
WLOC ナビゲーション バーで [Monitoring] タブをクリックします。
[Views] タブがデフォルトで選択されています。ビューはまだ作成されていないため、デフォルトのビューのみが表示されています。

テキスト ボックスに作成するビューの名前を入力し、[Add] をクリックします。
この例では、MS_1 JVM の現在の空きヒープ メトリックを表示する HeapFree というビューを作成します。ビューの名前がリストに追加されます。
ビュー名の [HeapFree] をクリックして、アクティブにします。

[Resources] ペインで使用可能な標準のメトリックを使用してモニタするリソースを選択し、[Charts and Views] ペインにドラッグして、モニタ用のチャートをビューに追加します。[Resources] ペインを参照してチャートをビューに追加する手順については、「リソース ペインの参照」を参照してください。
リソース ペインの参照
[Resources] タブを選択すると、モニタ可能なリソースのリストが表示されます。このペインを使用して、サービスの CPU およびメモリ使用量、リソース プール、JVM をモニタできます。インストールされた Smart Pack のメトリック、および各 MBean Server の 1 つまたは複数の MBean 属性の値を時間の経過に沿ってモニタすることもできます。
[Resources] ペインでは、各タイプの横にある + および - を使用して、モニタ可能なリソースのリストを展開したり、折りたたんだりできます。
[Resources] ペインを参照して HeapFree ビューにチャートを追加するには :
[Resources] タブを選択します。
[Resources] ペインでリソースのリストを展開し、各リソースのモニタ可能なタイプを表示します。

使用可能な MBean Server が表示されるまで下にスクロールし、[MBean Server MS_1] を展開します。
MS_1 の使用可能な MBean タイプのリストが表示されます。

リストの [JRockitRuntimeMBean] タイプを展開します。
[MS_1] MBean インスタンスを展開します。
MS_1 のモニタ可能な MBean 属性のリストが表示されます。
MBean 属性のリストを下にスクロールし、[HeapFreeCurrent] 属性を選択します。[Charts and Views] ペインに属性をドラッグし、現在のビューに追加します。時間の経過に沿って現在の空きヒープの使用を示すメトリック チャートが HeapFree ビューに追加されます。

HeapFree ビューは自動的に保存されます。