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この節では、WLOC をインストールする方法について説明します。この節は、以下のトピックで構成されています。
ソフトウェアのインストールを開始する前に、以下の情報を確認してください。
注意 : | 同一の BEA ホーム ディレクトリまたは同一のファイルの場所では、同じ製品の以前インストールされたバージョンの上に Oracle 製品を再インストールすることはできません。ただし、既存のインストールに製品および製品のコンポーネントを追加できます。たとえば、あるインストールで WebLogic Server をインストールし、別のインストールで WLOC をインストールできます。ただし、いずれかの製品の同じバージョンを再インストールする場合は、「WLOC のアンインストール」の説明に従って、先に以前のインストールをアンインストールする必要があります。 |
Windows と UNIX の GUI およびコンソールベースのインストール プログラムでは、以下のディレクトリの場所を指定するよう求めるメッセージが表示されます。先に進む前に、これらの場所に関するドキュメントを確認する必要があります。
以下の節では、WLOC インストール プログラムの開始時に使用できる省略可能な設定について説明します。
コマンドラインまたはスクリプトからインストールを起動する場合は、冗長なインストール ログを生成する -log オプションを指定できます。情報、警告、エラー、および致命的なメッセージを含む、インストール処理中に発生したイベントに関するメッセージがインストール ログに格納されます。
注意 : | インストール ログに警告メッセージが含まれる場合があります。ただし、致命的なエラーが発生しない限り、インストール プログラムによってインストールが正常に行われます。インストールのユーザ インタフェースでは各インストールの成功または失敗が示され、インストール ログ ファイルにはインストールが正常に完了したことを示すエントリが含まれます。 |
インストール時に冗長なログ ファイルを生成するには、コマンドラインに -log=full_path_to_log_file オプションを含めます。たとえば、Windows では以下のコマンドを使用します。
wloc103_
platform
-log=C:\logs\wloc_install.log
パスではファイルを指定する必要があります。パス名に名前を指定しただけではフォルダは作成できません。パスには既存のフォルダのみを指定する必要があります。コマンドの実行時に存在しないフォルダがパスに含まれていた場合、インストール プログラムではログ ファイルが作成されません。
WLOC インストール プログラムでは、インストールに必要なファイルを展開するのに一時ディレクトリが使用されます。このディレクトリには、インストール プログラムに付属の圧縮された Java Runtime Environment (JRE) およびその展開されたコピーを格納するための十分な領域が含まれている必要があります。インストール処理の終わりに、一時ディレクトリからすべてのファイルが削除されます。
デフォルトでは、インストール プログラムによって以下の一時ディレクトリが使用されます。
システムの一時領域が十分でない場合は、WLOC インストーラで代わりのディレクトリを求めるメッセージが表示されます。
十分な一時領域を確保するために、代わりのディレクトリをこの目的で割り当てる必要がある場合があります。これを行うには、以下の表の手順に従います。
以下の節では、Windows プラットフォームでインストール プログラムを開始する方法について説明します。
サイレント モードでのインストール プログラムの使用に関する情報については、「サイレント モードでの WLOC のインストール」を参照してください。
注意 : | 複数のモニタをサポートする Windows システムにソフトウェアをインストールする場合は、インストール プログラムを開始する前に 1 台を除くすべてのモニタを無効にする必要があります。 |
グラフィカル モードでのインストールは、GUI ベースでソフトウェアを対話的にインストールする方法です。Windows プラットフォームでグラフィカル モードのインストール処理を開始するには、以下の手順を実行します。
インストール プログラムによって、ソフトウェアのインストールが開始されます。
コンソール モードでのインストールは、コマンドラインからテキストベースでソフトウェアを対話的にインストールする方法です。Windows プラットフォームでコンソール モードのインストール処理を開始するには、以下の手順を実行します。
|
たとえば、WLOC のインストールをコンソール モードで開始するには、wloc103_
platform
-mode=console と入力します。
注意 : | 冗長インストール ログを作成するオプションや、別の一時的なインストール ストレージ ディレクトリを指定するオプションをコマンドラインに含めることもできます。詳細については、「省略可能な起動時の設定の指定」を参照してください。 |
しばらくすると、Oracle インストーラ プログラムによってソフトウェアのインストールが開始されます。インストール プログラムが、特に終わりのほうで、かなり長い間休止するのは普通です。このような場合でも、インストール プログラムは処理を継続しています。
1
と入力して新しいホーム ディレクトリを作成するか、または 2
と入力して既存の BEA ホームを使用します。次に、〔Enter〕を押します。
1
と入力した場合は、パスおよびディレクトリ名を求めるメッセージが表示されます。必要であれば、インストーラによって新しいディレクトリが作成されます。詳細については、「ディレクトリの場所の指定」を参照してください。
1
と入力してすべてのコンポーネントをインストールするか、または 2
と入力してインストールするコンポーネントを選択し、〔Enter〕を押します。
2
と入力した場合は、選択可能なコンポーネントが以下のように表示されます。
Choose components to install.
Release 10.3.0.0
+----WebLogic Operations Control [1] v
| +----wloc-controller [1.1] v
| +----wloc-agent [1.2] v
*Estimated size of installation:141.3 MB
Enter number exactly as it appears in brackets to toggle selection OR
[Exit][Previous][Next]>
1
または 2
と入力し、〔Enter〕を押します。
1
を指定した場合は、マシンに登録されているすべてのユーザが [スタート] メニューの WLOC ショートカットにアクセスできます。2
を指定した場合は、これらのショートカットにアクセスできるのは自身のアカウントのみになります。「WLOC の Windows ショートカット」を参照してください。
これらの手順を実行した後は、インストールの進行状況と、インストールが成功したかどうかを示すメッセージが表示されます。
以下の節では、UNIX プラットフォームで WLOC インストール プログラムを開始する方法について説明します。
サイレント モードでのインストール プログラムの使用に関する情報については、「サイレント モードでの WLOC のインストール」を参照してください。
グラフィカル モードでのインストールは、GUI ベースでソフトウェアを対話的にインストールする方法です。グラフィカル モードのインストールを実行するには、X-Windows などの Java ベースの GUI と 8 ビットの色深度 (256 色) がコンソールでサポートされている必要があります。
インストール プログラムは、グラフィカル モードのインストールが使用するシステムでサポートされないと判断した場合、自動的にコンソール モードでの実行を開始します。詳細については、「コンソール モードでのインストール」を参照してください。
グラフィカル モードのインストール処理を開始するには、以下の手順を実行します。
chmod a+x <filename
.bin>
./filename
.bin
上記のコマンドで、filename
.bin
はインストール プログラムの名前です。
注意 : | 冗長インストール ログを作成するオプションや、別の一時的なインストール ストレージ ディレクトリを指定するオプションをコマンドラインに含めることもできます。詳細については、「省略可能な起動時の設定の指定」を参照してください。 |
インストール プログラムによって、ソフトウェアのインストールが開始されます。
コンソール モードでのインストールは、コマンドラインからテキストベースでソフトウェアを対話的にインストールする方法です。コンソール モードのインストール処理を開始するには、以下の手順を実行します。
chmod a+x <filename
.bin>
./filename
.bin
-mode=console
filename
.bin
はインストール プログラムの名前です。
注意 : | 冗長インストール ログを作成するオプションや、別の一時的なインストール ストレージ ディレクトリを指定するオプションをコマンドラインに含めることもできます。詳細については、「省略可能な起動時の設定の指定」を参照してください。 |
インストール プログラムが、特に終わりのほうで、かなり長い間休止するのは普通です。このような場合でも、インストール プログラムは処理を継続しています。
1
と入力して新しいホーム ディレクトリを作成するか、または 2
と入力して既存の BEA ホームを使用します。次に、〔Enter〕を押します。
1
と入力した場合は、パスおよびディレクトリ名を求めるメッセージが表示されます。必要であれば、インストーラによって新しいディレクトリが作成されます。詳細については、「ディレクトリの場所の指定」を参照してください。
1
と入力してすべてのコンポーネントをインストールするか、または 2
と入力してインストールするコンポーネントを選択し、〔Enter〕を押します。
2
と入力した場合は、選択可能なコンポーネントが以下のように表示されます。
Choose Components to install.
Release 10.3.0.0
+----WebLogic Operations Control [1] v
| +----wloc-controller [1.1] v
| +----wloc-agent [1.2] v
Enter number exactly as it appears in brackets to toggle selection OR
[Exit][Previous][Next]>
指示に従って WLOC コンポーネントの番号を選択し、〔Enter〕を押します。
これらの手順を実行した後は、インストールの進行状況と、インストールが成功したかどうかを示すメッセージが表示されます。
サイレント モードのインストールは、主に複数のマシンのインストールを実行する管理者向けです。インストールするユーザに GUI またはコンソール モードで値を入力するよう要求する代わりに、XML ファイルに指定された設定を使用して、WLOC コンポーネントのインストールを行います。
XML ファイルを設定する手順については、「サイレント モード インストール用の XML ファイルの作成」を参照してください。
Oracle ソフトウェアをサイレント モードでインストールする場合、インストール プログラムでは XML ファイル (通常は silent.xml
という名前) を使用して、実装する必要のあるインストール オプションが決定されます。「サイレント モード インストール用のサンプル XML ファイル」で示すように、サイレント モードの起動コマンドで正しく参照されている限り、XML ファイルには任意の名前を付けることができます。
このため、インストール プログラムをサイレント モードで実行する前に、呼び出されるインストール オプションを指定する XML ファイルを作成する必要があります。たとえば、以下のように、名前と値のペアを使用して必要なコンフィグレーション設定を指定します。
<data-value name="BEAHOME" value="/bea/foo"/>
表 3-2 に、silent.xml
の有効なエントリを示します。
図 3-1 に、サイレント モードの XML ファイル silent.xml
の例を示します。ただし、このファイルに任意の名前を付けることができます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!-- Silent installer option:-mode=silent -silent_xml=/home/me/silent.xml -->
<domain-template-descriptor>
<input-fields>
<data-value name="BEAHOME" value="c:\bea" />
<data-value name="WLOCHOME" value="c:\wloc_10.3" />
<data-value name="INSTALL_SHORTCUT_IN_ALL_USERS_FOLDER" value="true" />
<data-value name="COMPONENT_PATHS" value="WebLogic Operations Control" />
</input-fields>
</domain-template-descriptor>
サイレント モードの XML ファイルを作成するには、以下の手順を実行します。
e:\beahome
へのインストールを行う場合は、BEAHOME
の値を以下のように変更します。<data-value name="BEAHOME" value="e:\beahome" />
サイレント モードでインストール プログラムを実行するには :
インストールが完了したら、『コンフィグレーション ガイド』の説明に従って、WLOC コントローラとエージェントのコンフィグレーションおよび実行に進みます。
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