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コミュニティ作成のアーキテクチャ段階では、作成するコミュニティのタイプを決定し、そのコミュニティで使用できるリソースと機能を計画します。各コミュニティに対して必要なプロパティも決定します。
この章では、検討すべき要因と、コミュニティ開発を開始する前に実行すべき作業について説明します。
カスタム コミュニティ用に設計されるポータル Web プロジェクトを作成する場合、その Web プロジェクトに GroupSpace ファセットを含めないようにします。GroupSpace コミュニティは、固有のポータル Web プロジェクトで実行する必要があり、カスタム コミュニティと一緒にしてはいけません。詳細については、『GroupSpace ガイド』を参照してください。
コミュニティ開発の前に、次のコミュニティ特性について判断します。このような特性は、各コミュニティでプロパティとして設定され、コミュニティ設計の判断の際に役立ちます。
どのロールまたは機能をコミュニティに提供するかを判断します。デフォルトでは、コミュニティ フレームワークは「作成者」と「所有者」機能を提供します。必要に応じて、「寄稿者」、「リーダー」などの他の機能も作成できます。作成、読み込み、更新および削除のように、各機能に対して提供する操作のタイプも定義します。
ルック アンド フィール ファイル、訪問者やコミュニティ ツールを含むシェル、開発者が開発を開始する前に利用できるレイアウトのようなコミュニティ インタフェース リソースを作成する場合、これらのリソースを最初に作成します。
詳細については、『ポータル開発ガイド』の「ルック アンド フィールの機能を使用したユーザ インタフェース開発」の章を参照してください。
ほとんどすべてのオブジェクトがコンテンツの一部であるのか、または単にドキュメント ストレージが必要なのかなど、コミュニティ内でコンテンツ管理を使用する予定の場合、リポジトリを標準 BEA リポジトリとは別に作成することが、便利で安全なことがわかります。
別個のリポジトリを使用するには、コミュニティ コンテンツを、BEA リポジトリ (または BEA 互換のサードパーティ製リポジトリ) 内に保存されている通常のポータル デスクトップ コンテンツと分離しておくために、独自のデータ ソースとテーブルスペースが必要です。最初に、Configuration Wizard でドメインを拡張し、データ ソースとテーブルスペースをドメインに追加することにより、データ ソースを定義します。その後、ステージング環境で、新しいリポジトリをコンフィグレーションして、新しいデータ ソースを使用できます。
コミュニティでコールバック クラスを使用して、リポジトリおよびディレクトリ構造も作成できます。
コンテンツの操作の詳細については、『コンテンツ管理ガイド』を参照してください。
コミュニティに存在することが予想されるカスタム コミュニティ プロパティに基づき、コミュニティ機能を開発できます。選択したコミュニティに対する WebLogic Portal Administration Console で、コミュニティに関する独自の情報を提供するプロパティである、カスタム コミュニティ プロパティを作成します。
コミュニティ フレームワーク API でアクセスできる標準コミュニティ プロパティ、特に、(たとえば、com.bea.netuix.application.communities*
および com.bea.netuix.servlets.manager.communities*
) の範囲を越えるプロパティについては、必要な場合、どのカスタム コミュニティ プロパティを作成するのかを判断します。
com.bea.netuix.application.communities.CommunityProperty
クラスを CommunityPropertyValue
クラスと一緒に使用して、カスタム コミュニティ プロパティを入手します。
Administration Console でこのようなプロパティを作成する方法の詳細については、「コミュニティの作成および管理」の章の「カスタム コミュニティ プロパティの作成」を参照してください。
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