セキュリティ ガイド

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セキュリティ プロバイダの管理

この章では、認証プロバイダ、ロール マッピング プロバイダ、およびセキュリティ プロバイダ サービスの表示方法およびコンフィグレーション方法について説明します。

[ユーザ、グループ、およびロール|セキュリティ プロバイダ] メニューでは、WebLogic Portal Administration Console と対話するために、プロバイダがどのようにコンフィグレーションされているかについて詳細を表示できます。このメニューには、認証機能とロール ベースの認可機能を提供するためにコンフィグレーションした各プロバイダに対して、アクセス権限が表示されます。アクセス権限には、ユーザ、グループ、およびロールを表示、削除、または変更できるかどうかといった情報が含まれます。

[コンフィグレーション設定|サービス管理] メニューでは、読み込みアクセスを許可していないセキュリティ プロバイダに対して、ユーザおよびグループのテキスト入力を許可するかどうかを指定できます。これにより、特定のユーザまたはグループが作成または削除されるのを防ぐことができます。また、UserProvider API および GroupProvider API を使用して、実行できる実行時オペレーションが自身のロールで決定される、ユーザ管理ロールおよびグループ管理ロールをコンフィグレーションできます。

この章の内容は以下のとおりです。

 


コンフィグレーション済みのセキュリティ プロバイダの表示

WebLogic Portal Administration Console を使用して、認証機能およびロール ベースの認証機能を提供するためにコンフィグレーションした各プロバイダに対するアクセス権限を表示します。

WebLogic Server に接続する認証プロバイダとロール マッパーは、特定の方法でコンフィグレーションされます。たとえば、WebLogic SQL Authenticator は、通常、WebLogic Portal Administration Console でユーザとグループの追加と削除ができるようにコンフィグレーションされますが、カスタム認証プロバイダのコンフィグレーションでは、ユーザとグループへのアクセスが読み込みアクセスに限定されることがあります。

コンフィグレーションされたセキュリティ プロバイダを表示するには、以下の手順を実行します。

  1. [ユーザ、グループ、およびロール|セキュリティ プロバイダ] を選択します。
  2. セキュリティ プロバイダ ツリーの [セキュリティ プロバイダ] を選択します。

図 6-1 のように、[セキュリティ プロバイダの参照] タブに、認証プロバイダ、ロール マッパーなどの各カテゴリのプロバイダのタイトルおよび説明が表示されます。

図 6-1 セキュリティ プロバイダ

セキュリティ プロバイダ

このタブで、セキュリティ プロバイダのタイプ (認証プロバイダまたはロール マッパー) を選択すると、追加情報を表示できます。

 


コンフィグレーション済みの認証プロバイダの表示

認証プロバイダには、ユーザ、パスワード、およびグループが格納され、それらの情報をプロバイダ内で直接表示し、管理することができます。さらに、プロバイダでは、WebLogic Portal Administration Console などのツールでプロバイダを操作するときのルールもコンフィグレーションされています。

WebLogic SQL Authenticator (デフォルトの認証プロバイダ) と WebLogic LDAP Authenticator は、WebLogic Portal Administration Console (および WebLogic Server Administration Console) に対して、デフォルトで読み込みアクセスと書き込みアクセスを許可します。

サポートされている外部認証プロバイダの通常のコンフィグレーションは、WebLogic Portal Administration Console (および WebLogic Server Administration Console) に対して、ユーザとグループの読み込みアクセスのみを許可しています。WebLogic Portal Administration Console から外部のユーザとグループに書き込みアクセスができるようにするには、書き込みアクセスを許可するためにカスタム認証プロバイダを開発する必要があります。カスタム認証プロバイダを使用する場合は、「カスタム認証プロバイダの開発方法」のガイドラインに従って認証プロバイダを開発します。

コンフィグレーションされた認証プロバイダを表示するには、以下の手順を実行します。

  1. [ユーザ、グループ、およびロール|セキュリティ プロバイダ] を選択します。
  2. セキュリティ プロバイダ ツリーの [認証プロバイダ] を選択します。

図 6-2 のように、[認証プロバイダの参照] タブに、各認証プロバイダのタイトルと説明が表示されます。デフォルトでは、少なくとも 1 つの認証プロバイダ、SQLAuthenticator が表示されます。

図 6-2 認証プロバイダ

認証プロバイダ

ヒント : WebLogic Portal Administration Console では、認証プロバイダのグループ階層ツリーも構築できます。グループのツリー ビューは、プロファイル値の変更、グループ内のユーザの検索、委託管理ロールおよび訪問者資格ロールへのユーザおよびグループの追加を実行するための便利な視覚的モードです。詳細については、『ユーザ管理ガイド』を参照してください。

 


認証プロバイダの詳細の表示

コンフィグレーションされた認証プロバイダの詳細を表示するには、以下の手順を実行します。

  1. [ユーザ、グループ、およびロール|セキュリティ プロバイダ] を選択します。
  2. セキュリティ プロバイダ ツリーの [認証プロバイダ] を選択します。
  3. 詳細を表示する認証プロバイダを選択します。

[認証プロバイダの詳細] タブに認証プロバイダの名前、説明、およびバージョンが表示されます。プロバイダに実装されている管理インタフェースの種類も表示されます。

図 6-3 認証プロバイダの詳細

認証プロバイダの詳細

表 6-1 に、利用できる管理インタフェースの説明をまとめます。

表 6-1 認証プロバイダの管理インタフェース
管理インタフェース
説明
[デフォルト認証プロバイダ]
WebLogic Server で最初にコンフィグレーションされた認証プロバイダかどうかを示す。現在使用されている認証プロバイダに関係なく、デフォルトは変更されない。
[Group Editor]
グループの追加、グループの移動、およびグループへのユーザの追加というグループの管理を WebLogic Portal Administration Console で実行できるかどうかを示す。
[Group Reader]
WebLogic Portal Administration Console でグループを表示できるかどうかを示す。
[Group Remover]
WebLogic Portal Administration Console でグループを削除できるかどうかを示す。
[Group Member Lister]
WebLogic Portal Administration Console を使用してグループ内で特定の名前パターンに一致するユーザまたはサブグループを検索できるかどうかを示す。
[Member Group Lister]
ユーザまたはグループが直接格納されているグループを WebLogic Portal Administration Console に表示できるかどうかを示す。
[User Editor]
WebLogic Portal Administration Console でユーザのグループ メンバシップを変更できるかどうかを示す。
[User Lockout Manager]
ユーザ ロックアウト設定には、ユーザが何回ログインに失敗すると、それ以上ログインを試行できなくなるかを示す回数が表示される。WebLogic Server Administration Console でユーザ ロックアウト設定を変更する方法については、『Administration Console オンライン ヘルプ』を参照。
[User Password Editor]
WebLogic Portal Administration Console でユーザのパスワードを変更できるかどうかを示す。
[User Reader]
WebLogic Portal Administration Console でユーザを表示できるかどうかを示す。
[User Remover]
WebLogic Portal Administration Console でユーザを削除できるかどうかを示す。

WebLogic Portal Administration Console から外部のユーザとグループに書き込みアクセスできるようにするには、書き込みアクセスを許可するように認証プロバイダをコンフィグレーションする必要があります。これは開発タスクです。詳細については、「WebLogic セキュリティ プロバイダのコンフィグレーション」を参照してください。

認証プロバイダが WebLogic Portal Administration Console にユーザとグループの読み込みアクセスを許可していない場合でも、テキスト入力フィールドに名前を入力して既存のユーザとグループを選択できます。たとえば、読み込みアクセスをサポートしていないプロバイダに格納されているユーザのユーザ プロファイル プロパティ値を変更する必要がある場合、ユーザ管理ツリーにユーザ名を入力することで、プロパティを変更するユーザを選択できます。テキスト入力の許可については、「認証プロバイダに対するテキスト入力の有効化」を参照してください。

カスタム認証プロバイダを開発する必要があるかどうかの判断、およびカスタム認証プロバイダの開発方法については、「カスタム認証プロバイダの開発方法」を参照してください。認証プロバイダを追加する必要がある場合は、「WebLogic とカスタム認証プロバイダの選択」を参照してください。

 


認証プロバイダの削除

WebLogic Server Administration Console を使用して認証プロバイダを削除した場合は、[サービス管理|認証階層サービス] ツリーを使用して WebLogic Portal Administration Console からもそのプロバイダを必ず削除してください。詳細については、『ユーザ管理ガイド』を参照してください。

 


コンフィグレーション済みのロール マッパーの表示

ロール マッピング プロバイダは、リソースで実行される操作にどのセキュリティ ロールを適用するかを決定します。デフォルトのロール マッピング プロバイダは、WebLogic XACML プロバイダ XACMLRoleMapper であり、ロール ポリシーを格納するために組み込み LDAP サーバを使用します。

注意 : WebLogic XACML ロール マッピング プロバイダは WebLogic Portal に必須のロール マッピング プロバイダであり、大部分のニーズに対応できます。カスタム ロール マッピング プロバイダをコンフィグレーションする必要はまずありません。

コンフィグレーションされたロール マッパーを表示するには、以下の手順を実行します。

  1. [ユーザ、グループ、およびロール|セキュリティ プロバイダ] を選択します。
  2. セキュリティ プロバイダ ツリーの [ロール マッパー] を選択します。

[ロール マッパーの参照] タブに各ロール マッパーのタイトルと説明が表示されます。デフォルトでは、図 6-4 のように、デフォルトのロール マッパー XACMLRoleMapper が表示されます。

図 6-4 ロール マッパー

ロール マッパー

 


ロール マッパーの詳細の表示

コンフィグレーションされたロール マッパーの詳細を表示するには、以下の手順を実行します。

  1. [ユーザ、グループ、およびロール|セキュリティ プロバイダ] を選択します。
  2. セキュリティ プロバイダ ツリーの [ロール マッパー] を選択します。
  3. 詳細を表示するロール マッパーをタブまたはツリーから選択します。

[ロール マッパーの詳細] タブにロール マッパーの名前、説明、およびバージョンが表示されます。ロール マッパーに実装されている管理インタフェースの種類も表示されます。

図 6-5 ロール マッパーの詳細

ロール マッパーの詳細

表 6-2 に、利用できる管理インタフェースの説明をまとめます。

表 6-2 ロール マッパーの管理インタフェース
管理インタフェース
説明
[デフォルト ロール プロバイダ]
WebLogic Server で最初にコンフィグレーションされたロール マッパーかどうかを示す。現在使用されているロール マッパーに関係なく、デフォルトは変更されない。
[Role Editor]
WebLogic Portal Administration Console でロール定義を変更できるかどうかを示す。
[Role Reader]
WebLogic Portal Administration Console でロールを読み込むことができるかどうかを示す。

 


認証プロバイダ サービスの表示

コンフィグレーションされた認証プロバイダ サービスを表示するには、以下の手順を実行します。

  1. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  2. ツリーで、[アプリケーション コンフィグレーション設定|セキュリティ|認証セキュリティ プロバイダ サービス] を選択します。

[認証セキュリティ プロバイダ サービス] ウィンドウに、コンフィグレーション済みの各サービスの名前と説明が表示されます。個々の認証プロバイダ サービスの設定をオーバーライドしない限り、AllAtnProviders サービスのコンフィグレーション設定がすべての認証プロバイダ サービスに適用されます。

 


認証プロバイダ サービスの詳細の表示

コンフィグレーションされた認証プロバイダ サービスに関する詳細情報を表示するには、以下の手順を実行します。

  1. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  2. ツリーで、[アプリケーション コンフィグレーション設定|セキュリティ|認証セキュリティ プロバイダ サービス] を選択します。
  3. 詳細情報を表示する認証プロバイダ サービスを選択します。AllAtnProviders サービスのコンフィグレーション設定がすべての認証プロバイダ サービスに適用されます。ただし、個々の認証プロバイダ サービスのこれらの設定をオーバーライドできます。

選択した認証プロバイダ サービスに関する詳細情報が表示されます。

[述部テキスト入力可能] チェック ボックスでは、委託管理者がテキスト ボックスにユーザ、グループ、およびロールの名前を入力して、それらをロール ポリシーとセキュリティ ポリシーに追加できるかどうかを指定します。詳細については、「認証プロバイダに対するテキスト入力の有効化」を参照してください。

また GroupProvider API および UserProvider API を使用して、グループおよびユーザを作成、読み込み、更新、または削除する機能を、どのロールが所有しているか確認することもできます。

Anonymous ロールは、すべての未認証ユーザに割り当てられます。Self ロールは、ログインした認証済みユーザに割り当てられ、ユーザ自身のグループへの追加、パスワードの変更など、ユーザ自身に関連する操作をそのユーザが実行できるかどうかを示します。

表 6-3 は、グループ管理機能およびユーザ管理機能の説明です。

表 6-3 グループ管理機能およびユーザ管理機能の説明
[作成可能]
そのロールで GroupProvider API または UserProvider API を使用して、グループまたはユーザを作成できるかどうかを指定する。
[読み込み可能]
そのロールで GroupProvider API または UserProvider API を使用して、グループまたはユーザを表示できるかどうかを指定する。
[更新可能]
そのロールで GroupProvider API または UserProvider API を使用して、グループまたはユーザを更新できるかどうかを指定する。
[削除可能]
そのロールで GroupProvider API または UserProvider API を使用して、グループまたはユーザを削除できるかどうかを指定する。

特定の名前を持つグループおよびユーザの作成または削除を制限することもできます。

表 6-4 は、設定できるグループおよびユーザの命名制限についての説明です。

表 6-4 命名制限の説明
[保護]
特定の名前を持つグループまたはユーザを削除できるかどうかを指定する。
[予約]
特定の名前を持つグループまたはユーザを作成できるかどうかを指定する。

認証プロバイダ サービスのコンフィグレーション」で説明されているように、このウィンドウから、認証プロバイダ サービスを追加してコンフィグレーションしたり (次で説明します)、コンフィグレーション設定を編集したりできます。

 


認証セキュリティ プロバイダ サービスの追加

[サービス管理] メニューでコンフィグレーション設定の表示と編集ができるように、既存の認証プロバイダ サービスを追加することができます。

認証セキュリティ プロバイダ サービスを追加するには、以下の手順を実行します。

  1. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  2. アプリケーション コンフィグレーション設定ツリーで、[セキュリティ|認証セキュリティ プロバイダ サービス] を選択します。
  3. [セキュリティ プロバイダ サービスの追加] をクリックします。
  4. [セキュリティ サービスに認証セキュリティ プロバイダ サービスを追加] ダイアログのドロップダウン リストで、認証プロバイダの名前を選択します。
  5. 必要に応じて、サービスの説明を追加します。
  6. 必要に応じて、そのサービスの述部テキスト入力を有効にするためにボックスをチェックします。詳細については、「認証プロバイダに対するテキスト入力の有効化」を参照してください。
  7. [更新] をクリックします。

追加したサービスがサービス リストに表示されます。

この設定を更新するには、エンタープライズ アプリケーションを再デプロイするかサーバを再起動する必要があります。

 


認証プロバイダ サービスのコンフィグレーション

認証プロバイダ サービスのコンフィグレーション設定を次のように変更することができます。

認証プロバイダに対するテキスト入力の有効化

一部の認証プロバイダは、WebLogic Portal Administration Console などの外部ツールによるユーザおよびグループへの読み込みアクセスを許可していない場合があります。プロバイダがユーザおよびグループの読み込みアクセスを許可していない場合でも、テキスト入力フィールドを有効にして、それらのプロバイダの [ユーザ管理]、[グループ管理]、[委託管理]、[訪問者の資格] メニューにユーザ名およびグループ名を入力できるようにすることができます。テキスト入力を有効にすると、SSPI プロバイダがリーダーのインタフェースを実装しなければならないという要件は不要になります。
テキスト入力を有効にすると、ツリー セクションに表示されるテキスト ボックスに既知のユーザやグループの名前を入力できます。ユーザまたはグループにプロファイルを割り当て、そのユーザとグループを使用して委託管理ポリシーおよび訪問者の資格ポリシーを定義できます。読み込みアクセス不可の認証プロバイダに属するユーザがログインした場合、そのユーザ用に作成したプロファイルによって、ユーザに対する認証チェックが実行されます。

認証セキュリティ プロバイダ サービスに対するテキスト入力を有効にするには

  1. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  2. ツリーで、[アプリケーション コンフィグレーション設定|セキュリティ|認証セキュリティ プロバイダ サービス] を選択します。
  3. 詳細情報を表示する認証プロバイダ サービスを選択します。
  4. [コンフィグレーション設定 : ServiceName] の横にある [編集] アイコンをクリックします。
  5. [述部テキスト入力可能] チェック ボックスを選択します。
この変更を行うには、エンタープライズ アプリケーションを再デプロイするかサーバを再起動する必要があります。

グループ管理ロールの追加

グループ管理ロールを認証プロバイダ サービスに追加する場合、グループ プロバイダへの API 呼び出しによって手動で実行時チェックを実行するための機能を有効にします。これにより、グループにおける訪問者の資格の使用に代わる低水準の方法が提供されます。グループ管理機能 (作成、読み込み、更新、および削除) ごとに、タスクの実行を許可するロールを指定できます。

注意 : 既存のグローバルまたはエンタープライズ アプリケーション スコープのロールを使用します。

GroupProvider API のロール機能を追加するには、以下の手順を実行します。

  1. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  2. ツリーで、[アプリケーション コンフィグレーション設定|セキュリティ|認証セキュリティ プロバイダ サービス] を選択します。
  3. グループ管理ロールを追加する認証プロバイダ サービスを選択します。
  4. [グループ管理プロバイダ API ロールの制約] セクションで、[グループ管理ロールの追加] をクリックします。
  5. ロール名を入力します。既存のグローバルまたはエンタープライズ アプリケーション スコープのロール名を使用します。
  6. 表 6-3 グループ管理機能およびユーザ管理機能の説明」に従って、ロールの機能を選択します。
  7. [更新] をクリックします。

新しいロールがグループ管理ロールのリスト内に表示されます。この変更を行うには、エンタープライズ アプリケーションを再デプロイするかサーバを再起動する必要があります。

グループ管理ロールの編集

グループ管理ロール機能は、グループ プロバイダへの API 呼び出しにより実行される手動実行時チェックのために使用されます。これにより、グループにおける訪問者の資格の使用に代わる低水準の方法が提供されます。

GroupProvider API のグループ管理ロール機能を編集するには、以下の手順を実行します。

  1. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  2. ツリーで、[アプリケーション コンフィグレーション設定|セキュリティ|認証セキュリティ プロバイダ サービス] を選択します。
  3. グループ管理ロールを編集する認証プロバイダ サービスを選択します。
  4. ロール名または編集するロールの [編集] アイコンをクリックします。
  5. 表 6-3 グループ管理機能およびユーザ管理機能の説明」に従って、ロールの機能を選択します。
  6. [更新] をクリックします。

更新されたロールがグループ管理ロールのリスト内に表示されます。この変更を行うには、エンタープライズ アプリケーションを再デプロイするかサーバを再起動する必要があります。

ユーザ管理ロールの追加

ユーザ管理ロールを認証プロバイダ サービスに追加する場合、ユーザ プロバイダへの API 呼び出しによって手動で実行時チェックを実行するための機能を有効にします。ユーザ管理機能 (作成、読み込み、更新、および削除) ごとに、タスクの実行を許可するロールを指定できます。

注意 : 既存のグローバルまたはエンタープライズ アプリケーション スコープのロールを使用します。

UserProvider API のユーザ管理ロール機能を追加するには、以下の手順を実行します。

  1. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  2. ツリーで、[アプリケーション コンフィグレーション設定|セキュリティ|認証セキュリティ プロバイダ サービス] を選択します。
  3. ユーザ管理ロールを追加する認証プロバイダ サービスを選択します。
  4. [ユーザ管理プロバイダ API ロールの制約] セクションで、[ユーザ管理ロールの追加] をクリックします。
  5. ロール名を入力します。既存のグローバルまたはエンタープライズ アプリケーション スコープのロール名を使用します。
  6. 表 6-3 グループ管理機能およびユーザ管理機能の説明」に従って、ロールの機能を選択します。
  7. [更新] をクリックします。

新しいロールがユーザ管理ロールのリスト内に表示されます。この変更を行うには、エンタープライズ アプリケーションを再デプロイするかサーバを再起動する必要があります。

ユーザ管理ロールの編集

ユーザ管理ロール機能は、グループ ユーザへの API 呼び出しにより実行される手動実行時チェックのために使用されます。

UserProvider API のユーザ管理ロール機能を編集するには、以下の手順を実行します。

  1. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  2. ツリーで、[アプリケーション コンフィグレーション設定|セキュリティ|認証セキュリティ プロバイダ サービス] を選択します。
  3. ユーザ管理ロールを編集する認証プロバイダ サービスを選択します。
  4. ロール名または編集するロールの [編集] アイコンをクリックします。
  5. 表 6-3 グループ管理機能およびユーザ管理機能の説明」に従って、ロールの機能を選択します。
  6. [更新] をクリックします。

更新されたロールがユーザ管理ロールのリスト内に表示されます。この変更を行うには、エンタープライズ アプリケーションを再デプロイするかサーバを再起動する必要があります。

保護されているグループ名および予約されているグループ名の追加

各認証プロバイダに対して、作成または削除できないグループ名を指定できます。

グループ名の制限を設定するには、以下の手順を実行します。

  1. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  2. ツリーで、[アプリケーション コンフィグレーション設定|セキュリティ|認証セキュリティ プロバイダ サービス] を選択します。
  3. グループ名を制限する対象の認証プロバイダ サービスを選択します。
  4. [保護/予約グループ] セクションで、[保護/予約グループの追加] をクリックします。
  5. グループ名を入力します。
  6. この名前のグループを削除しないようにする場合は、[保護] チェック ボックスを選択します。
  7. この名前のグループを作成しないようにする場合は、[予約] チェック ボックスを選択します。
  8. [更新] をクリックします。

グループ名ロールが [保護/予約グループ] のリスト内に表示されます。この変更を行うには、エンタープライズ アプリケーションを再デプロイするかサーバを再起動する必要があります。

保護されているグループ名および予約されているグループ名の編集

[保護/予約グループ] のリスト内にあるグループ名の制限を編集するには、以下の手順を実行します。

  1. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  2. ツリーで、[アプリケーション コンフィグレーション設定|セキュリティ|認証セキュリティ プロバイダ サービス] を選択します。
  3. グループ名の制限を変更する対象の認証プロバイダ サービスを選択します。
  4. [保護/予約グループ] セクションで、グループ名またはそのグループの [編集] アイコンをクリックします。
  5. この名前のグループを削除しないようにする場合は、[保護] チェック ボックスを選択します。
  6. この名前のグループを作成しないようにする場合は、[予約] チェック ボックスを選択します。
  7. [更新] をクリックします。

このグループ名ロールの新しい制限が [保護/予約グループ] のリスト内に表示されます。この変更を行うには、エンタープライズ アプリケーションを再デプロイするかサーバを再起動する必要があります。

保護されているユーザ名および予約されているユーザ名の追加

各認証プロバイダに対して、作成または削除できないユーザ名を指定できます。

ユーザ名の制限を設定するには、以下の手順を実行します。

  1. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  2. ツリーで、[アプリケーション コンフィグレーション設定|セキュリティ|認証セキュリティ プロバイダ サービス] を選択します。
  3. ユーザ名を制限する対象の認証プロバイダ サービスを選択します。
  4. [保護/予約ユーザ] セクションで、[保護/予約ユーザの追加] をクリックします。
  5. ユーザ名を入力します。
  6. この名前のユーザを削除しないようにする場合は、[保護] チェック ボックスを選択します。
  7. この名前のユーザを作成しないようにする場合は、[予約] チェック ボックスを選択します。
  8. [更新] をクリックします。

ユーザ名ロールが [保護/予約ユーザ] のリスト内に表示されます。この変更を行うには、エンタープライズ アプリケーションを再デプロイするかサーバを再起動する必要があります。

保護されているユーザ名および予約されているユーザ名の編集

[保護/予約ユーザ] のリスト内にあるユーザ名の制限を編集するには、以下の手順を実行します。

  1. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  2. ツリーで、[アプリケーション コンフィグレーション設定|セキュリティ|認証セキュリティ プロバイダ サービス] を選択します。
  3. ユーザ名の制限を変更する対象の認証プロバイダ サービスを選択します。
  4. [保護/予約ユーザ] セクションで、ユーザ名またはそのユーザの [編集] アイコンをクリックします。
  5. この名前のユーザを削除しないようにする場合は、[保護] チェック ボックスを選択します。
  6. この名前のユーザを作成しないようにする場合は、[予約] チェック ボックスを選択します。
  7. [更新] をクリックします。

このユーザ名の新しい制限が [保護/予約ユーザ] のリスト内に表示されます。この変更を行うには、エンタープライズ アプリケーションを再デプロイするかサーバを再起動する必要があります。

 


ロール プロバイダ サービスの表示

コンフィグレーションされたロール プロバイダ サービスを表示するには、以下の手順を実行します。

  1. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  2. ツリーで、[アプリケーション コンフィグレーション設定|セキュリティ|ロール セキュリティ プロバイダ サービス] を選択します。

[ロール セキュリティ プロバイダ サービス] ウィンドウに、コンフィグレーション済みの各サービスの名前と説明が表示されます。個々のロール プロバイダ サービスの設定をオーバーライドしない限り、AllRolePrividers サービスのコンフィグレーション設定がすべてのロール マッピング プロバイダ サービスに適用されます。

デフォルトのロール マッピング プロバイダは、WebLogic XACML プロバイダ、XACMLRoleMapper であり、ロール ポリシーを格納するために組み込み LDAP サーバを使用します。

注意 : WebLogic XACML ロール マッピング プロバイダは WebLogic Portal に必須のロール マッピング プロバイダであり、大部分のニーズに対応できます。カスタム ロール マッピング プロバイダをコンフィグレーションする必要はまずありません。

 


ロール プロバイダ サービスの詳細の表示

コンフィグレーションされたロール プロバイダ サービスに関する詳細情報を表示するには、以下の手順を実行します。

  1. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  2. ツリーで、[アプリケーション コンフィグレーション設定|セキュリティ|ロール セキュリティ プロバイダ サービス] を選択します。
  3. 詳細情報を表示するロール プロバイダ サービスを選択します。個々のロール プロバイダ サービスの設定をオーバーライドしない限り、AllRoleProviders サービスのコンフィグレーション設定がすべてのロール プロバイダ サービスに適用されます。

[述部テキスト入力可能] 機能では、委託管理者がテキスト ボックスにユーザ、グループ、およびロールの名前を入力して、それらの名前の述部をロール ポリシーとセキュリティ ポリシーに追加できるかどうかを指定します。詳細については、「ロール マッピング プロバイダに対するテキスト入力の有効化」を参照してください。

 


ロール マッピング プロバイダ サービスの追加

[サービス管理] メニューでコンフィグレーション設定の表示と編集ができるように、既存のロール プロバイダ サービスを追加することができます。

ロール セキュリティ プロバイダ サービスを追加するには、以下の手順を実行します。

  1. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  2. アプリケーション コンフィグレーション設定ツリーで、[セキュリティ|ロール セキュリティ プロバイダ サービス] を選択します。
  3. [セキュリティ プロバイダ サービスの追加] をクリックします。
  4. ドロップダウン リストからロール マッピング プロバイダの名前を選択します。
  5. 必要に応じて、サービスの説明を追加します。
  6. 必要に応じて、述部テキスト入力を有効にするためにボックスをチェックします。詳細については、「ロール マッピング プロバイダに対するテキスト入力の有効化」を参照してください。
  7. [更新] をクリックします。

追加したサービスがサービス リストに表示されます。

この設定を更新するには、エンタープライズ アプリケーションを再デプロイするかサーバを再起動する必要があります。

 


ロール マッピング プロバイダ サービスのコンフィグレーション

デフォルトのロール マッピング プロバイダは、WebLogic XACML ロール マッピング プロバイダであり、ロール ポリシーを格納するために組み込み LDAP サーバを使用します。WebLogic XACML ロール マッピング プロバイダは WebLogic Portal に必須のロール マッピング プロバイダであり、大部分のニーズに対応できます。カスタム ロール マッピング プロバイダをコンフィグレーションする必要はまずありません。

ロール マッピング プロバイダに対するテキスト入力の有効化

一部のロール プロバイダは、WebLogic Portal Administration Console などの外部ツールによるロール ポリシーへの読み込みアクセスを許可していない場合があります。プロバイダがロールへの読み込みアクセスを許可していない場合でも、テキスト入力フィールドを有効にして、プロバイダの [委託管理] メニューと [訪問者の資格] メニューにロール名を入力可能にすることができます。テキスト入力を有効にすると、SSPI プロバイダがリーダーのインタフェースを実装しなければならないという要件は不要になります。
テキスト入力を有効にすると、メニュー ツリーに表示されるテキスト ボックスに既知のロールの名前を入力できます。委託管理と訪問者の資格の各ポリシーは、これらのロール名を使用して定義できます。

ロール セキュリティ プロバイダ サービスのテキスト入力を有効にするには

  1. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  2. ツリーで、[アプリケーション コンフィグレーション設定|セキュリティ|ロール セキュリティ プロバイダ サービス] を選択します。
  3. 詳細情報を表示するロール プロバイダ サービスを選択します。
  4. [コンフィグレーション設定 : ServiceName] の横にある [編集] アイコンをクリックします。
  5. [述部テキスト入力可能] チェック ボックスを選択します。

この変更を行うには、エンタープライズ アプリケーションを再デプロイするかサーバを再起動する必要があります。


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