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このチュートリアルでは、WebLogic Portal Administration Console を使用して、基本的なポータル編成タスクを実施する方法を説明します。
この章で使用するウィザードの各ダイアログの詳細については、『ポータル開発ガイド』を参照してください。
この章で説明するタスクは、「ポータル開発環境の設定」および「開発環境でのポータルの作成」で説明しているタスクが必要になります。このため、ここで説明するタスクを始める前にそれらのチュートリアルを完了しておいてください。
WebLogic Portal Administration Console は、ポータル管理者がユーザ管理やセキュリティ管理など、従来からのシステム管理アクティビティに加えて、ポータルの動作、コンテンツ、外観を制御する際に使用できるツールです。このチュートリアルでは、ポータルでデスクトップを構築するための基本的なタスクに焦点を当てます。
WebLogic Portal Administration Console は、以下のタスクのカテゴリに従って構成されています。
このチュートリアルでは、基本的なポータル管理タスクの一部について説明します。ポータル管理タスクの詳細は、『ポータル開発ガイド』および『ポートレット開発ガイド』に記載されています。
『ユーザ管理ガイド』と『セキュリティ ガイド』では、このカテゴリのタスクについて詳しく説明します。
このカテゴリに属するタスクの詳細は、『セキュリティ ガイド』、『ポータル開発ガイド』、『連合ポータルガイド』、『対話管理ガイド』、『ユーザ管理ガイド』に記載されています。
『対話管理ガイド』では、このカテゴリのタスクについて詳しく説明します。
『コンテンツ管理ガイド』では、このカテゴリのタスクについて詳しく説明します。
このチュートリアルでは、これまでに作成したポータルとポートレットに基づいてポータル デスクトップを作成し、一部変更を加えて表示します。
このチュートリアルには、以下のタスク実行するための手順が示されています。
WebLogic Portal Administration Console の使用を開始する前に、サーバを実行する必要があります。Workshop for WebLogic ワークベンチの状態に応じて、Administration Console を開く前にサーバの起動が必要な場合があります。
「開発環境でのポータルの作成」からこのチュートリアルに進んでおり、Workshop for WebLogic を閉じずに開いている場合、手順 4 に進むことができます。
「開発環境でのポータルの作成」のチュートリアルを終了して Workshop for WebLogic を閉じている場合は、次の手順に従ってください。
Workshop for WebLogic でサーバが起動されるまで待機します。このプロセスは、お使いのシステムの速度によっては時間がかかる場合があります。プロセスが完了すると、サーバ ビューの [状況] カラムに [始動済み] と表示され、四角形の [サーバーを停止] ボタン がアクティブになります。
myPortal.portal
をクリックして選択します。
図 4-2 に示すように、ワークベンチ エディタ ビューの新しいタブに Administration Console のログイン ダイアログが表示されます。
Administration Console のログイン ダイアログでは、WebLogic Server のシステム管理者または WebLogic Portal の管理者のユーザ名とパスワードを入力する必要があります。WebLogic Server のシステム管理者はドメイン全体の完全なセキュリティ権限を持っており、WebLogic Server Administration Console ツールにログインして使用することができます。WebLogic Portal の管理者はポータル Web プロジェクトの完全なセキュリティ権限を持っています。このプロジェクトには複数のポータルを含めることができます。
表 4-1 に、デフォルトのシステム管理者のユーザ名とパスワードを示します。
このチュートリアルでは、すべての特権が必要なため、デフォルトの WebLogic Server ログインを使用します。
WebLogic Portal Administration Console にログインするには、以下の手順を実行します。
weblogic
」とパスワード「weblogic
」を入力し、[サインイン] をクリックします。
Administration Console のメイン メニューが表示されます。
注意 : | 内部ブラウザではなく外部ブラウザを開くように Workshop for WebLogic のプリファレンスを設定する場合、この手順を行う必要はありません。 |
デスクトップを作成するには、まずデスクトップを格納するポータルを作成します。
[ポータル管理] ページが表示されます。図 4-4 に示すように、ページの左側のペインにはポータル リソース ツリーが表示されます。
表示は「開発環境でのポータルの作成」で作成したポータル Web プロジェクトに基づいているため、ツリーの [ライブラリ|ポートレット] 部分を展開すると、先に作成したポートレットが表示されます。
ポータル ページが表示されます。[ポータルの参照] タブがアクティブな状態になっています。ポートレットがまだ存在しないため、ポートレットを格納するテーブルは空です。
図 4-5 に示すように、[新しいポータルの作成] ダイアログが表示されます。
ポータル ページが再び表示され、[ポータルの参照] テーブルに作成したポータルが表示されます。また、ポータル リソース ツリーに新しいポータルが追加されます。
ポータル ページが表示されます。[デスクトップの参照] タブがアクティブな状態になっています。デスクトップはまだ存在しないため、デスクトップを格納するテーブルは空です。
図 4-6 に示すように、デスクトップの作成ウィザードが表示されます。
確認ダイアログにデスクトップが作成されたことが示され、関連情報が表示されます。
[デスクトップの参照] テーブルには作成したデスクトップが表示されます。また、図 4-7 (ツリーを展開した状態) に示すように、ポータル リソース ツリーには新しいデスクトップが表示されます。
このポータル (このデスクトップのテンプレートとして使用した) に作成したポートレットは、新しいデスクトップに自動的に表示されます。
このタスクでは、デスクトップ ページのポートレット (Workshop for WebLogic を使用して作成) を表示してページ上で再編成します。その後、再編成したページを確認します。
Administration Console の右側のペインに Page 1 の詳細が表示されます。
ポートレットを離すと、図 4-11 に示すように Simple JSP Portlet の上に表示されます。
図 4-12 に示すように、新しい位置に配置にポートレットが配置されたデスクトップがブラウザに表示されます。
このタスクでは、デスクトップに新しいページを作成します。以下の手順を実行します。
図 4-15 に示すように、[新しいページの作成] ダイアログが表示されます。
新しいページが追加されてデスクトップの [詳細] ページに表示されます。図 4-16 に示すように、ポータル リソース ツリーは更新されて新しいページが表示されるようになります。
このチュートリアルでは、基本的なデスクトップを作成しました。さらに、ステージング環境や WebLogic Portal Administration Console の理解を深められるように、いくつかのタスクも実行しました。
実際のポータル環境とデスクトップ ステージングの使用を開始するには、e-docs にある WebLogic Portal ドキュメント ライブラリを参照してください。