WebLogic Portal 10.0 へのアップグレード

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手動によるデータベース アップグレード タスクの実行

この付録では、8.1 SP4、SP5、SP6 または 9.2、9.2 MP1 から WebLogic Portal 10.0 へのアップグレードに WebLogic アップグレード ウィザードを使用しない場合に、データベース アップグレード タスクを手動で実行する方法について説明します。

アップグレードおよび特定のアップグレード手順に使用するファイルの詳細については、README.txt ファイルおよび WL_HOME\portalrade\db ディレクトリにある upgrade_db.properties ファイルを参照してください。

この付録は、次の節で構成されています。

 


メインの WebLogic Portal 8.1 または 9.2 データベースのアップグレード

WebLogic アップグレード ウィザードを使用してメインの WebLogic Portal データベースを 8.1 または 9.2 から 10.0 にアップグレードしなかった場合は、手動でアップグレードできます。9.2 GroupSpace データベースがある場合は、そのデータベースもアップグレードする必要があります。詳細については、「9.2 GroupSpace データベースのアップグレード」を参照してください。

WebLogic Portal データベースをアップグレードするには、以下の手順を実行します。

  1. WebLogic Server を停止します。
  2. データベース ベンダの説明に従って、データベース データをバックアップします。
  3. データベース環境の WL_HOME\portal\upgrade\db\upgrade_db.properties ファイルを編集します。@DB_USER@@DB_PASSWORD@@DB_HOST@@DB_PORT@、および @DB_NAME@ の @ 記号および @ 記号で囲まれた部分を正しい値に置き換えます。
  4. 注意 : PointBase の場合は、「8.1 および 9.2 PointBase データベースのアップグレード」の指示に従ってください。
  5. upgrade_db.properties ファイルで、ポータル データベースの files= の設定を変更してコメントを解除します。アップグレードのタイプ (9.2 から 10.0、または 8.1 から 10.0) ごとの upgrade_db.properties ファイルの手順に従ってください。
  6. スクリプト upgrade_db.cmd/.sh を実行します。
  7. 8.1 から 10.0 にアップグレードする場合は、upgrade_db_data.cmd/.sh スクリプトを実行してデータベース データをアップグレードします。
  8. ヒント : ユーザ ストアをアップグレードするには、「9.2 および 10.0 WebLogic Server SQL 認証プロバイダへのアップグレード」の指示に従ってください。
  9. メインの WebLogic Portal データベースを 8.1 SP4、SP5、または SP6 からアップグレードする場合は、パッチ # CR244936 が適用されているかどうかを確認します。このパッチが適用されている場合は、メインの WebLogic Portal データベースの手動アップグレードが完了しています。このパッチについては、『BEA WebLogic Portal 8.1 (Service Pack 5) リリース ノート』(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/relnotes/relnotes.html#1117746) に次のように記載されています。
  10. CR237251 : マークアップが 4000 バイトを超える場合、データベースに保存しようとするとエラーが発生する。データベースにデータが挿入された PF_MARKUP_XML テーブルがなく (Select count(*) from PF_MARKUP_XML が 0 行を返す場合など)、PF_MARKUP_DEFINITION テーブルに BEGIN_XML 列と END_XML 列が含まれない場合、このパッチは適用されませんでした。

  11. メインの WebLogic Portal データベースを 8.1 SP4、SP5、または SP6 からアップグレードする場合に、パッチ # CR244936 が適用されていないときは、データベースに対して次のスクリプトを実行します。
  12. <WL_HOME>\portal\db\dbms_name\pf9_drop_columns.sql

 


8.1 および 9.2 PointBase データベースのアップグレード

PointBase データベースを 8.1 または 9.2 から手動でアップグレードするには、最初に WebLogic アップグレード ウィザードを実行してドメインのアップグレードを行い、[いいえ] を選択してデータベースのアップグレードをスキップする必要があります。また、データベース ファイル (weblogic_eval.dbnweblogic_eval$#.wal) を \WL_HOME\portal\upgrade\db ディレクトリにコピーしてから、再度コピーしてドメイン ディレクトリに戻してください。

PointBase データベースを手動でアップグレードする手順については、README.txt ファイルを参照してください。

 


9.2 および 10.0 WebLogic Server SQL 認証プロバイダへのアップグレード

ドメインのアップグレード プロセス中に WebLogic アップグレード ウィザードを使用してユーザ ストアをアップグレードしなかった場合、後で手動でアップグレードできます。次のスクリプトを使用して、WebLogic Portal 固有の RDBMS 認証プロバイダから WebLogic SQL 認証プロバイダにアップグレードします。

WL_HOME\common\p13n\db\dbms_name\upgrade_fromdbmsauth_tosqlauth.sql

 


個別の 8.1 の行動追跡データベースのアップグレード

個別の行動追跡データベースを 8.1 で作成した場合は、手動でそのデータベースをアップグレードできます。

個別の行動追跡データベースをアップグレードするには、以下の手順を実行します。

  1. WebLogic Server を停止します。
  2. データベース ベンダの説明に従って、データベース データをバックアップします。
  3. 行動追跡データベースの upgrade_db.properties ファイルの設定を編集します。@DB_USER@@DB_PASSWORD@@DB_HOST@@DB_PORT@、および @DB_NAME@ の @ 記号および @ 記号で囲まれた部分を正しい値に置き換えます。
  4. upgrade_db.properties ファイルで、行動追跡データベースの files= の設定を変更してコメントを解除します。upgrade_db.properties ファイルの手順に従ってください。
  5. スクリプト upgrade_db.cmd/.sh を実行します。

 


追加の 8.1 および 9.2 コンテンツ管理データベースのアップグレード

デフォルトのコンテンツ管理データベースは自動的にアップグレードされます。追加のコンテンツ管理データベースを 8.1 または 9.2 で作成した場合は、手動でそのデータベースをアップグレードできます。

追加のコンテンツ管理データベースをアップグレードするには、以下の手順を実行します。

  1. WebLogic Server を停止します。
  2. データベース ベンダの説明に従って、データベース データをバックアップします。
  3. コンテンツ管理データベースの upgrade_db.properties ファイルの設定を更新します。@DB_USER@@DB_PASSWORD@@DB_HOST@@DB_PORT@、および @DB_NAME@ の @ 記号および @ 記号で囲まれた部分を正しい値に置き換えます。
  4. upgrade_db.properties ファイルで、コンテンツ管理データベースの files= の設定を変更してコメントを解除します。upgrade_db.properties ファイルの手順に従ってください。
  5. スクリプト upgrade_db.cmd/.sh を実行します。

 


9.2 GroupSpace データベースのアップグレード

WebLogic アップグレード ウィザードを使用して WebLogic Portal 9.2 GroupSpace リポジトリ データベースをアップグレードしなかった場合は、手動でそのデータベースをアップグレードできます。

GroupSpace データベースをアップグレードするには、以下の手順を実行します。

  1. WebLogic Server を停止します。
  2. データベース ベンダの説明に従って、データベース データをバックアップします。
  3. upgrade_db.properties ファイルで、GroupSpace データベースの files= の設定を変更してコメントを解除します。upgrade_db.properties ファイルの手順に従ってください。
  4. スクリプト upgrade_db.cmd/.sh を実行します。

 


アップグレード後の非推奨 RDBMS 認証プロバイダ テーブルの削除

WebLogic Server SQL 認証プロバイダにアップグレードしたら、次のスクリプトを使用して WebLogic Portal RDBMS 認証プロバイダに関連付けられたテーブルを削除できます。

WL_HOME\common\p13n\db\dbms_name\dep9_drop_tables.sql

 


アップグレード後の非推奨 Compoze データベース テーブルの削除

WebLogic Portal 10.0 にアップグレードしたら、次のスクリプトを使用して Compoze/コラボレーションに関連付けられたテーブルを削除できます。

WL_HOME\portal\db\dbms_name\dep9_drop_tables.sql

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