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Commerce サービスの管理

WebLogic Portal Commerce ツールを使用して、効果的かつ効率的に製品を販売することができます。 開発者がプロダクト カタログ データベースを作成し、その検証が済むと、そのカタログを訪問者が使用するための管理を開始できます。 プロダクト カタログ管理ツールは、カタログ アイテムの表示方法の管理や変更を簡単に行えるよう用意されたものです。

WebLogic Portal で提供するコマース サービスには、カタログ サービス、注文サービス、顧客支払サービス、割引サービスなど、いくつかの種類があります。

この章では、以下の内容について説明します。

 


カタログの作成と管理

WebLobic Portal のカタログ管理ツールを通じて、カタログ アイテムを分かりやすく提示するためカテゴリに分類することができます。 これらのカテゴリは、プロダクト カタログ内で階層構造になっています。

図10-1 カテゴリとサブカテゴリ


 

カタログは、以下のような要素から構成されています。

カタログ管理ツールの起動

  1. WebLogic Portal Server を起動してから、WebLogic Portal Administration Tools を起動します。 管理ツールの起動とログインを参照してください。

  2. Portal Administration Tools ホーム ページで、[カタログ管理] アイコンをクリックします。

カタログへのカテゴリの追加

以下のステップは、プロダクト カタログに対するデータの追加方法を説明したものです。 カタログには、開発者によって大量のデータがロードされていることを前提としています。

カタログへのカテゴリの追加

カタログにカテゴリを追加するには、以下の手順を実行します。

  1. WebLogic Portal サーバが動作し、管理ツールが起動していることを確認します。 管理ツールの起動とログイン を参照してください。

  2. [管理ツール ホーム ページ] で、[カタログ管理] アイコンをクリックします。 [カタログ管理] ページが表示されます。

    図10-2 [カタログ管理] ページ


     


     

  3. [カタログ管理] ページで、[カテゴリ] グラフィック上の [create] ボタンをクリックします。 [カテゴリ] ページが表示されます。

    図10-3 [カテゴリ] ページ


     

  4. 階層の現在のレベルで新しいカテゴリを追加するには、[カテゴリ] ページで、赤枠で囲まれた白のプラス記号アイコンをクリックします。 図 10-4 は、プラス記号のアイコンをクリックすると表示される [新しいサブカテゴリの作成] ページです。

    図10-4 [新しいサブカテゴリの作成] ページ


     

  5. 必要な情報を入力します。必須フィールドには、アスタリスク (*) が付いています。

  6. フィールド値を入力したら、[create] ボタンをクリックして新しいカテゴリを作成します。 ページ先頭に確認メッセージが表示されます。

  7. [カテゴリの作成] ページの下部にある [back] ボタンをクリックします。[カテゴリ階層] ページに、新しいカテゴリが表示されます。

既存のカテゴリ内でのサブカテゴリの作成

  1. カテゴリ名の左横にある赤い矢印クリックします。 カテゴリを展開して、既存のすべてのカテゴリが表示されます。

  2. [Add a subcategory to xxxx] とあるテキストの横のプラス記号アイコンをクリックします。

  3. [カテゴリの作成] ページが表示され、必要な情報を入力して、[create] をクリックします。

上記手順を繰り返して、カテゴリやサブカテゴリをさらに追加作成します。

カタログへの商品の追加

カタログに表示する商品を追加するには、次の手順を実行します。

  1. WebLogic Portal サーバが動作し、管理ツールが起動していることを確認します。 詳細については、管理ツールの起動とログインを参照してください。

  2. [管理ツール ホーム ページ] で、[カタログ管理] アイコンをクリックします。

  3. [カタログ管理] メイン画面で、[アイテム] の方の [create] をクリックします。 [新しいアイテムの作成] ページが表示されます。

    図10-5 [新しいアイテムの作成] ページ


     

  4. 商品アイテムの各フィールドを編集します。 必須フィールドには名前の横にアスタリスク (*) が付いており、以下のものがあります。 SKU はユニークな識別子です。

  5. [create] ボタンをクリックして、新しいアイテムを作成します。 [アイテム] ページに、確認メッセージが表示されます。

カタログ内のカテゴリやアイテムの変更

アイテムとカテゴリをいったん作成したら、以下の作業を行うことができます。

アイテムのカテゴリへの割り当て

  1. WebLogic Portal サーバが動作し、管理ツールが起動していることを確認します。 詳細については、管理ツールの起動とログインを参照してください。

  2. [管理ツール ホーム ページ] で、[カタログ管理] をクリックします。

  3. [カタログ管理] ページで、[カテゴリ] リンクをクリックします。

  4. [カテゴリ階層] の表示領域で、商品の追加先のカテゴリまたはサブカテゴリをチェックしてください。 カテゴリを展開してそのサブカテゴリを表示するには、カテゴリ名の左横にある赤い矢印をクリックします。 (現在のカテゴリの下線の付いた名前をクリックすると、[カテゴリの編集] ページになります。

  5. アイテムを追加するカテゴリまたはサブカテゴリの下線の付いたリンクをクリックします。 図 10-6 は、サンプルの [カテゴリの編集: Java Books] 画面の上部です。

    図10-6 [カテゴリの編集] ページ


     

  6. [このカテゴリに割り当てられているアイテムを変更するには、ここをクリックしてください。]の文中のリンクをクリックします。図 10-7 とよく似た画面が表示されます。 サンプル ページでは、カテゴリには現在のところ何もアイテムが割り当てられていません。

    図10-7 [カテゴリに割り当てられているアイテムの変更] ページ


     

  7. [カテゴリに割り当てられているアイテム] テキスト ボックスに、すでにこのカテゴリに入っているアイテムが表示されます。 (しかしこのサンプルでは、[Java Books] カテゴリにはアイテムはありません。) 追加または削除したいアイテムを検索し、その検索結果が左側のテキスト ボックスに表示されます。

    検索方法には、キーワード ベースの検索と、クエリ ベースの検索の 2 通りあります。

  8. アイテムをカテゴリに割り当てるには、アイテムを選択してから、右矢印をクリックして、アイテムを [カテゴリに割り当てられたアイテム] ボックスに移します。

  9. カテゴリに対するどのような変更も、[save] ボタンをクリックしてコミットする必要があります。 その後で次の検索を行うか、このページを終了します。


     

カテゴリとアイテムの属性の編集

既存のカテゴリとアイテムの属性を編集するには、カタログ管理ツールを使います。 この節では以下の作業について説明します。

カテゴリの属性の編集

カテゴリの属性を編集するには、以下の手順に従います。

  1. WebLogic Portal サーバが動作し、管理ツールが起動していることを確認します。 詳細については、管理ツールの起動とログインを参照してください。

  2. [管理ツール ホーム ページ] で、[カタログ管理] アイコンをクリックします。

  3. [カタログ管理] ページで、[カテゴリ] をクリックします。

  4. [カテゴリ] ページで、カテゴリとサブカテゴリの階層構造をたどっていくか、または、検索の入力ボックスにカテゴリ ID を入力することにより、変更したいカテゴリを見つけることができます。

  5. 変更するカテゴリが表示されたら、カテゴリの名前をクリックします。 図 10-9 は、「Java Books」をクリックした結果、表示されるページの一部です。

    図10-9 [カテゴリの編集: Java Books] サンプルのページ


     

  6. このページでは、カテゴリの属性の追加、変更、削除が行えます。

    警告: カテゴリ固有の ID は修正できません。 カテゴリ ID を変更する必要がある場合は、そのカテゴリ自体をいったん削除し、別の固有の ID で新しくカテゴリを作り直します。

  7. カテゴリの属性を編集した後、[save] ボタンをクリックします。 変更内容をコミットせずにページを終了するには、[back] ボタンをクリックします。

商品アイテムの属性の編集

  1. WebLogic Portal サーバが動作し、管理ツールが起動していることを確認します。 詳細については、管理ツールの起動とログインを参照してください。

  2. [管理ツール ホーム ページ] で、[カタログ管理] アイコンをクリックします。

  3. [カタログ管理] メイン ページで、[アイテム] グラフィックの下線の付いた [アイテム] ボタンをクリックします。

  4. [アイテムの検索] ページで、商品アイテムを検索します。

    アイテムのキーワードの 1 つを入力するか、クエリ ベースの検索式を入力するか、孤立商品の検索を行って、商品アイテムを見つけ出します。

    図 10-10 は、 price > 1000 && price <= 5000 の式による検索結果を示しています。

    図10-10 クエリ ベースの検索による商品アイテム検出の例


     

    下線の付いた [Next] ボタンまたは [Previous] ボタンが表示されている場合には、それをクリックして、他のアイテムも表示します。

  5. アイテムをクリックして、そのアイテムの属性を編集します。 図 10-11 は、Java 関連書籍の検索結果を示したものです。

    図10-11 最初に表示される [アイテムの属性の編集] ページの例


     

  6. [edit] ボタンをクリックすると、[アイテム情報の編集] ページが表示されます。 このページでは、アイテムの属性の追加、変更、削除が行えます。

    編集可能な属性には、アイテムの価格、[短い説明] および [長い説明]、基本的な在庫設定、カタログにおける可視性などがあります。

  7. この [アイテム情報の編集] ページで加えた変更内容を保存する前に、アイテムの在庫状況を [アイテムの在庫] ページで設定します。

  8. アイテムの属性を編集したら、[save] ボタンをクリックして、変更内容をデータベースにコミットします。 確認メッセージが表示されます。 変更内容をコミットせずにページを終了するには、[back] ボタンをクリックします。

アイテムの出荷体制の変更

[アイテム情報の編集] ページには、在庫機能へのリンクがあります。

前の節の 図 10-11 に、[アイテム情報の編集] ページの一部を示してあります。 図 10-12 は、[ここ] リンクをクリックすると表示される [アイテムの在庫] ページです。

図10-12 [アイテムの在庫] ページの例


 

  1. [Yes] または [No] をクリックして、特定の商品アイテムの在庫があるかどうかを示します。 出荷にかかる時間を示す文字列も入力できます(Web サイトの訪問者に対して、商品の詳細ページでこの文字列を表示できます)。 アイテムの在庫に関するその他のコメントも入力できます。

  2. [アイテムの在庫] ページで何か変更した場合は、[save] ボタンをクリックします。 何も変更していない場合は、[back] ボタンをクリックします。

カテゴリからのアイテムの削除(除去)

すでに説明したように、アイテムは、1 つまたは複数のカテゴリに割り当てることができます。 管理ツールを使用して、以下のことができます。

カタログからのアイテムの削除

[カタログ管理] 操作の実行は、Web サイトの利用がピークではないときに行います。 WebLogic Portal Administration Tools を使用して、アイテムを削除したり、カテゴリからアイテムを外したりすると、そのアイテム レコードは自動的に Web サイトから削除され、その後は Web サイトの訪問者に利用可能な、カテゴリ分けされたアイテムが正しく表示されるようにします。

アイテムを削除するには、以下の手順に従います。

  1. WebLogic Portal サーバが動作し、WebLogic Portal Administration Tools が起動していることを確認します。 詳細は、管理ツールの起動とログイン を参照してください。

  2. [管理ツール ホーム ページ] で、[カタログ管理] アイコンをクリックします。

  3. [カタログ管理] メイン ページで、下線の付いた [アイテム] リンクをクリックします。

  4. [アイテムの検索] ページで、キーワードまたはクエリを使用してアイテムを検索します。

  5. [検索結果] リストに、削除したいアイテムが表示されたら、アイテム名の右側にある赤の [X] アイコンをクリックします。

    警告: 赤の [X] アイコンをクリックすると、恒久的な削除操作がただちに実行されます。確認ページは表示されません。

1つまたは複数のカテゴリからの商品の削除(除去)

アイテムの削除(割り当ての解除)は、1 度に 1 カテゴリずつ行います。 すべてのカテゴリからアイテムを削除しても、アイテムはそのまま Commerce データベースの中に残り、カテゴリに属さない商品、すなわち、孤立商品としてフラグがたてられます。

以下の手順を開始する前に、アイテムを削除しようとしている各カテゴリの名前を正確に把握しておいてください。 カタログの Web アプリケーションを実行して、カテゴリの階層構造をたどり、アイテム名を見つけることができます。

  1. WebLogic Portal サーバが動作し、管理ツールが起動していることを確認します。 詳細については、管理ツールの起動とログインを参照してください。

  2. [管理ツール ホーム ページ] で、[カタログ管理] アイコンをクリックします。

  3. [カタログ管理] ページで、下線の付いた [カテゴリ] リンクをクリックします。

  4. [カタログ階層] の表示領域で、アイテムを削除するカテゴリまたはサブカテゴリをクリックします。 サブカテゴリがある場合に、現在のカテゴリを展開してそれを表示するには、カテゴリ名の左横にある赤い矢印をクリックします。

  5. カテゴリまたはサブカテゴリの階層が表示されたら、下線の付いたリンクをクリックします。

  6. [カテゴリの編集: <カテゴリ名>] ページで、[このカテゴリに割り当てられているアイテムを変更するには、ここをクリックしてください。] という文中のリンクをクリックします。

    図 10-13 はサンプル ページです。

    図10-13 カテゴリからのアイテムの削除


     


     

  7. 削除するアイテムを選択したら、左矢印をクリックして、そのアイテムをカテゴリから削除します。

  8. ページの下方にある [save] ボタンをクリックして、変更を確定します。 また、そのページで行った更新をキャンセルするには、ページの下方にある [back] ボタンをクリックします。

カテゴリの削除

カテゴリを削除すると、サブカテゴリがある場合にはそれも一緒に削除されます。 そのカテゴリやサブカテゴリに属し、他の既存のカテゴリには割り当てられていないアイテムがあれば、「孤立商品」となり、カタログ内には残されて、他のカテゴリに割り当て直すことができます。

既存のサブカテゴリを他のカテゴリ下に移したい場合には、先にそのようにしておきます。

カテゴリの削除は、次の手順で行います。

  1. WebLogic Portal サーバが動作し、管理ツールが起動していることを確認します。 詳細については、管理ツールの起動とログインを参照してください。

  2. [管理ツール ホーム ページ] で、[カタログ管理] アイコンをクリックします。

  3. [カタログ管理] ページで、[カテゴリ] グラフィック上の 下線の付いた [カテゴリ] をクリックします。

  4. 次のうちの 1 つを行って、修正するカテゴリを指定します。

    図 10-14 は、カテゴリ ID で検索した後の結果を表示する [カテゴリ] ページの一部です。

    図10-14 カテゴリの検索結果の例


     

  5. 削除したいカテゴリの右側にある赤の [X] アイコンをクリックします。

警告: カテゴリにサブカテゴリがある場合は、それも含めてすべてが削除されるので注意してください。

別のカテゴリへのアイテムの移動

別のカテゴリへのアイテムの移動は、次の手順で行います。

 


顧客の注文情報の管理

このサービスで、顧客のショッピング カートに入っているアイテムの受付から最終的な注文確認に至るまで、顧客の注文プロセスに必要なすべてのタスクを処理できます。

この節では、以下の内容について説明します。

注文の検索

注文管理ツールにアクセスするには、[管理ツール ホーム ページ] の [注文管理] アイコンをクリックします。[ 注文の検索] ページが表示されます(図 10-15)。

図10-15 [注文の検索] ページ


 

  1. 以下のいずれかを行います。

  2. 範囲を入力し、[save] をクリックします。選択した日付は [From] フィールドと [To] フィールドに表示されます。

  3. [search] ボタンをクリックします。

注意: 検索結果には、日付範囲の境界も含まれます。 たとえば、2002 年の 7 月 22 日から 2002 年の 8 月 24 日までの間の注文を検索すると、7 月 22 日の注文と、8 月 24 日の注文も検索結果に含まれます。

  1. 対応する [search] ボタンをクリックします。

  2. ページの上部に、検索で見つかった注文数を表すメッセージが表示されます。

    顧客 ID による検索の例を図 10-17 に示します。 [注文リスト] には、注文 ID、注文日、注文金額が表示されます。

    図10-17 顧客 ID による注文検索結果の例


     

  3. 特定の注文の詳細 (注文商品、配送情報、税額など) を参照するには、ハイパーリンクになっている [注文 ID] をクリックして、[注文状況] ページ(図 10-18 参照) をロードします。

    図10-18 [注文状況] ページの例


     

  4. [注文状況] ページの下方の [back] ボタンをクリックすると、[注文の検索] ページに戻ります。

注文ステータスの更新

[注文リスト] ページで、ハイパーリンクになった [注文 ID] をクリックすると、[注文状況] ページ (図 10-19 参照) が表示されます。 ここでは、注文ステータスの変更方法について説明します。

図10-19 [注文状況] ページの例


 

  1. [注文状況] リストのドロップダウン矢印をクリックします。

  2. 新しいステータスを選択し、[OK] をクリックします。

    新しいステータスが入力されると、[注文状況] リストに表示されるオプションが更新されます。 これらのオプションは、注文ステータスのシーケンスに基づいて更新されます。 たとえば、変更前の [注文状況] リストに次のようなオプションが表示されていたとします。

    ここでステータスを [Authorized] に変更すると、[注文状況] リストには次のようなオプションが表示されます。

 


顧客の支払情報の管理

Portal Administration Tools を使用して、支払を検索し、必要に応じて支払情報のトラブルシュートを行うことができます。 この節では、以下の内容について説明します。

支払の検索

  1. WebLogic Portal Administration Tools を起動します。管理ツールの起動とログインを参照してください。

  2. [管理ツール ホーム ページ] で、[支払管理] アイコンをクリックします。 [支払の検索] ページ(図 10-20 参照)が表示されます。

    図10-20 [支払の検索]ページ


     

  3. 検索条件を入力します。

  4. [search] ボタンをクリックします。

  5. ページの上部に、その処理状況の支払数を表すメッセージが表示されます。

図 10-21 に示すような実際の結果が表示されます。

図10-21 顧客 ID による支払検索結果の例


 

トランザクションの認可

[支払処理の履歴] セクション(検索実行後に [支払の検索] ページの下側に表示されるもの。図 10-21 を参照。)には、各支払トランザクションの情報が表示されます。 これには、日付、トランザクション ID、支払金額、支払ステータスと、トランザクションを完了するために使われたマスクされたクレジット カードのバージョンが表示されます。

表10-1 に、支払ステータスの値の説明を示します。

表10-1 支払ステータスの値

ステータス

解説

Authorized

トランザクションが正常に認可されて、登録および決済を待っている状態。

MarkedForSettle

(登録された後)決済のために、トランザクションがバッチ化された状態。

PendingSettle

トランザクションの決済プロセスが起動されている状態。

Settled

トランザクションの決済が完了した状態。

Rejected

トランザクションの認可が拒否された状態。

Retry

トランザクションが記録されたが、認可が成功していないか、または延期されている状態。


 

注意: 販売側が、支払トランザクションに関連するお金を取得するには、トランザクションの認可、登録、決済が行われなければなりません。 トランザクションのステータスに応じて、[支払処理の履歴] セクションの最終行に、テキスト フィールドと関連するボタンが表示されます。 これを利用すると、トランザクションのステータスを手動で変更できます。

  1. 注文のステータスが「Retry」に設定されていると、[Authorize] ボタンが表示されます(図 10-22)。

    図10-22 [Authorize] ボタンが表示された[支払処理の履歴]


     

  2. [Authorize] ボタンをクリックします。WebLogic Portal 製品は、Payment Web サービスに接続して、販売者に代わって、顧客の口座からクレジット金額を確保します。

    支払の認可を延期するようにサーバを設定したり、システム障害のために Payment サービスが利用できない場合は、トランザクションが Retry 状態になります。 このような場合は、関連する支払トランザクションが Authorized に設定されるまで、注文を完了することはできません。

 


割引の管理

割引は、アイテムに対して永続的または一時的な値下げを行ったり、追加購入、特定の日までの購入その他、割引になる条件を付けて顧客に購入を促すことができます。

この節では、割引の管理に関して以下のことがらを説明します。

新しい割引と属性の定義

この節では、以下の内容について説明します。

新しい割引を定義する

指定できる割引には 3 種類あります。

新しい割引を定義するには、以下の手順に従います。

  1. まだ起動していない場合には、E-Business Control Center を起動します。 E-Business Control Center の起動 を参照してください。 画面左側に [エクスプローラ] パネルが表示されます。

    図10-23 新しい割引の作成の選択


     

  2. [エクスプローラ] ウィンドウで、[ビジネス ロジック] タブをクリックします。 ([割引] アイコンをクリックすると、既存の割引の一覧を見ることができます。)

  3. [新規作成] ボタンをクリックし、[割引] を選択します。

    図10-24 [割引エディタ]


     

  4. 図 10-24 に示すような [割引エディタ] ウィンドウが表示されます。 以下の 4 節で説明する手順に従ってください。 割引の作成に必要なステップを順に説明していきます。

割引に関する全般的情報を指定する

  1. 割引エディタで、[全般] バーをクリックします。 [全般] ペインが開きます。

    図10-25 割引エディタの [全般] ペイン


     

  2. 作成するのは [スタンドアロン] 割引か [キャンペーン] 割引かを選択します。

    [スタンドアロン] を選択した場合、概要フィールドには、顧客向けに割引の説明を入力するとよいでしょう。 ページの設計(Java Server Pages) でこのフィールドの情報を表示するようにすれば、割引を受ける顧客に表示されます。

  3. [優先順位] フィールドに数値を入力することで、割引の優先順位を指定します。

  4. [概要] テキスト領域に割引の概要を入力します。

  5. ペインを閉じるには、[全般] バーをクリックします。

割引条件を指定する

  1. [割引条件] バーをクリックします。 [割引条件] ペインが開きます。

    図10-26 割引エディタの [割引条件] ペイン


     

  2. [商品ごとの割引] 、[セット割引] 、[注文割引] に対応するラジオ ボタンを選択します。

  3. 前のステップで選択した割引タイプに応じて、以下の各節で説明している手順に従います。

A) 商品ごとの割引

「商品ごとの割引」は、個々の商品に与えられる割引です。 割引条件を定義するには、割引条件エディタを使用して、以下の手順を実行します。

  1. 割引条件エディタで、[トリガの追加] ボタンをクリックします。 [トリガ商品の指定] ウィンドウが表示されます。

    図10-27 [トリガ商品の指定] ウィンドウ


     

  2. ラジオ ボタンの [任意の商品] か [特定の商品] のいずれかをクリックして、割引トリガ オプションを選択します。

    たとえば、 [任意の商品] オプションを選択した場合には、ショッピング カートにいずれかの商品アイテムが入っていれば(その商品が何であるかに関係なく)顧客は割引を受ける資格があります。 一方、[特定の商品] オプションを選択した場合には、(SKU 番号や商品カテゴリで)指定される商品がショッピング カートに入っている顧客だけに割引を受ける資格があります。

  3. 前のステップで [特定の商品] を選択した場合には、以下の手順に従って、どの商品が割引をトリガするかを指定する必要があります。

    1. ドロップダウン リストから [SKU] か [カテゴリ] のいずれかを選択します。

    2. プロダクト カタログに登録されている SKU またはカテゴリを該当するフィールドに入力します。

    3. [追加] ボタンをクリックします。 指定されたトリガ商品がその下のテキスト領域に表示されます。 トリガ商品として使用したい商品ごとに、このプロセスを繰り返します。

    注意: (SKU またはカテゴリのいずれかによって)複数のトリガ商品を指定した場合、その商品のいずれかが顧客のショッピング カートに入っていることにより、その顧客に割引を受ける資格が与えられます。 言い換えれば、複数のトリガ商品が [割引条件] リスト内の同じ行に表示される場合、それらは選択肢とみなされます。

  4. ラジオ ボタンの[限度] か[限度なし] のいずれかを選択して、割引の注文限度を指定します。 注文限度は、注文ごとの割引適用回数の上限を指定するものです。

  5. 注文限度を指定した場合、対応するフィールドに限度値を入力します。

  6. 必要であれば、[最低限必要な購入数量] フィールド内の値を 1 から別の数値に変更します。 注文限度は、最低限必要な購入数量以上でなければなりません。

  7. [OK] をクリックします。 [トリガ商品の指定] ウィンドウが閉じ、[割引条件] リスト内に表示されている最初の条件句が選択内容を反映するように変わります。

    ステップ 1 〜 6 を繰り返して、その他のトリガを指定できます。

  8. [割引の追加] ボタンをクリックします。 [割引値の指定] ウィンドウが表示されます。

    図10-28 [割引値の指定]ウィンドウ


     

  9. 割引値を選択し、商品の割引率(パーセント)、割引額、あるいは価格を該当するフィールドに入力します。 「%」や通貨をフィールドに入力する必要はありません。 割引は、 [割引率 (%)] 、[割引額] 、[割引後の価格] から選択できます。

  10. 必要に応じて、対応するドロップリストから通貨タイプを選択します。 カタログにある商品や送料に使用している通貨タイプと同じものを選択するようにしてください。

  11. [OK] をクリックします。 [割引値の指定] ウィンドウが閉じ、[割引条件] リスト内に表示されている 2 番目の条件句が選択内容を反映するように変わります。

  12. [対象の追加] をクリックします。 [対象商品の指定] ウィンドウが開きます。

    図10-29 [対象商品の指定]ウィンドウ


     

  13. 割引をトリガしたのと同じ商品(ステップ 2 および 3 で指定したもの)、任意の商品、および特定の商品の中から割引対象を選択します。

  14. 前のステップで [特定の商品] を選択した場合には、 以下の手順に従って、割引の適用対象となる商品を指定する必要があります。

    1. ドロップダウン リストから [SKU] か [カテゴリ] のいずれかを選択します。

    2. プロダクト カタログに登録されている SKU またはカテゴリを該当するフィールドに入力します。

    3. [追加] ボタンをクリックします。 指定された対象商品がその下のテキスト領域に表示されます。 対象商品として使用したい商品ごとに、このプロセスを繰り返します。

  15. ステップ 13 で [任意の商品] または [特定の商品] を選択した場合には、[制限事項] を選択します。 一定の数以内の対象商品に割引を適用するか、それともちょうど一定の数の対象商品に適用することができます。 どちらのオプションを選ぶ場合でも、適切なフィールドに数値を入力します。

  16. [OK] ボタンをクリックします。 [対象商品の指定] ウィンドウが閉じ、[割引条件] リスト内に表示されている 3 番目の条件句が選択内容を反映するように変わります。 ステップ 13 〜 15 を繰り返して、その他の対象商品を指定できます。

  17. [割引条件] ペインを閉じるには、[割引条件] バーをクリックします。

B) セット割引

「セット割引」は、商品をまとめたものに対する割引です。 セット割引を定義するには、以下の手順に従います。

  1. 割引条件エディタで、[セット割引] のラジオ ボタンを選択します。

  2. ラジオ ボタンの[限度] か[限度なし] のいずれかを選択して、割引の注文限度を指定します。

  3. 注文限度を指定した場合、対応するフィールドに限度値を入力します。

  4. [トリガの追加] ボタンをクリックします。 [トリガ セットの指定] ウィンドウが表示されます。

    図10-30 [トリガ セットの指定]ウィンドウ


     

  5. セットを構成する商品の数をフィールドに入力します。 これは、割引を受ける資格を得るために必要な購入商品の数です。

  6. 対応するラジオ ボタンをクリックして、割引のトリガ方法を指定します。 割引のトリガとして選択できるのは、任意の商品のセットか特定の商品のセットです。

  7. 前のステップで [特定の商品] を選択した場合には、 以下の手順に従って、どの商品が割引をトリガするかを指定する必要があります。

    1. ドロップダウン リストから [SKU] か [カテゴリ] のいずれかを選択します。

    2. プロダクト カタログに登録されている SKU またはカテゴリを該当するフィールドに入力します。

    3. [追加] ボタンをクリックします。 指定されたトリガ商品がその下のテキスト領域に表示されます。 トリガ商品として使用したい商品ごとに、このプロセスを繰り返します。

  8. [OK] ボタンをクリックします。 [トリガ セットの指定] ウィンドウが閉じ、 [割引条件] リスト内に表示されている最初の条件句が選択内容を反映するように変わります。 ステップ 2 〜 6 を繰り返して、その他のトリガを指定できます。

  9. [割引の追加] ボタンをクリックします。 [割引値の指定] ウィンドウが表示されます。

  10. 割引値を選択します。 割引は、[割引率(%)]、[割引額]、[割引後の価格] を選択できます。 該当するフィールドに、商品の割引率(パーセント)、割引額、あるいは価格を入力します。

  11. 必要に応じて、対応するドロップリストから通貨タイプを選択します。 カタログにある商品や送料に使用している通貨タイプと同じものを選択するようにしてください。

  12. [OK] をクリックします。 [割引値の指定] ウィンドウが閉じ、[割引条件] リスト内に表示されている 2 番目の条件句が選択内容を反映するように変わります。

  13. [対象の追加] をクリックします。 [対象商品の指定] ウィンドウが開きます。

  14. 割引をトリガしたのと同じ商品(ステップ 4 および 5 で指定したもの)、任意の商品、および特定の商品の中から割引対象を選択します。

  15. 前のステップで [特定の商品] を選択した場合には、 以下の手順に従って、割引の適用対象となる商品を指定する必要があります。

    1. ドロップダウン リストから [SKU] か [カテゴリ] のいずれかを選択します。

    2. プロダクト カタログに登録されている SKU またはカテゴリを該当するフィールドに入力します。

    3. [追加] をクリックします。 指定された対象商品がその下のテキスト領域に表示されます。 対象商品として使用したい商品ごとに、このプロセスを繰り返します。

  16. [任意の商品] または [特定の商品] を選択した場合には、[制限事項] を選択します。 一定の数以内の対象商品に割引を適用するか、それともちょうど一定の数の対象商品に適用することができます。 どちらのオプションを選ぶ場合でも、適切なフィールドに数値を入力します。

  17. [OK] をクリックします。 [対象商品の指定] ウィンドウが閉じ、[割引条件] リスト内に表示されている 3 番目の条件句が選択内容を反映するように変わります。 ステップ 11 〜 15 を繰り返して、その他の対象商品を指定できます。

  18. [割引条件] ペインを閉じるには、[割引条件] バーをクリックします。

C) 注文の割引

「注文割引」は、1 回の注文に対して与えられる割引です。 [注文割引] タイプを選択した場合には、以下の手順に従って割引の詳細を指定します。

  1. [トリガの追加] をクリックします。 [トリガ小計の指定] ウィンドウが表示されます。

    図10-31 [トリガ小計の指定]ウィンドウ


     

  2. 注文の小計が一定の条件を満たすときに割引をトリガするのか、それともどの注文にも割引を適用するのかを指定します。 [注文の小計] を選択した場合には、ドロップダウン リストと該当するフィールドを使って、比較演算子と小計値を指定します。

    注意: 通貨記号をフィールドに入力する必要はありません。

  3. [OK] をクリックします。 [トリガ小計の指定] ウィンドウが閉じ、[割引条件] リスト内に表示されている最初の条件句が選択内容を反映するように変わります。

  4. [割引の追加] をクリックします。 [割引値の指定] ウィンドウが表示されます。

  5. 割引値を選択し、それぞれ該当するフィールドに、商品の割引率(パーセント)、割引額、あるいは価格を入力します。 割引は、[割引率(%)]、[割引額]、[割引後の価格] を選択できます。

  6. 必要に応じて、対応するドロップリストから通貨タイプを選択します。 カタログにある商品や送料に使用している通貨タイプと同じものを選択するようにしてください。

  7. [OK] ボタンをクリックします。 [割引値の指定] ウィンドウが閉じ、[割引条件] リスト内に表示されている 2 番目の条件句が選択内容を反映するように変わります。

  8. [対象の追加] ボタンをクリックします。 [注文割引対象の指定] ウィンドウが表示されます。

    図10-32 [注文割引対象の指定]ウィンドウ


     

  9. ラジオ ボタンで [注文総額に割引を適用する] と [送料に割引を適用する] のどちらに割引を適用するかを選択します。

  10. [OK] ボタンをクリックします。 [注文割引対象の指定] ウィンドウが閉じ、[割引条件] リスト内に表示されている 3 番目の条件句が選択内容を反映するように変わります。

  11. [割引条件] ペインを閉じるには、[割引条件] バーをクリックします。

割引期間と総限度を設定する

  1. [開始/停止] バーをクリックします。 [開始/停止] ペインが開きます。

    図10-33 [開始/停止] ウィンドウ


     

  2. 指定されたフィールドに、割引の開始日開始時刻停止日、および停止時刻を入力します。

  3. ラジオ ボタンの[限度] か[限度なし] のいずれかを選択して、総限度を指定します。

  4. 総限度を選択したら、対応するフィールドに限度値を入力します。

  5. ペインを閉じるには、[開始/停止] バーをクリックします。

割引の保存、確定、同期

割引を作成して定義したら、この節で説明する手順に従って、システム内に保存してください。

保存、確定、同期

この節では、割引の保存、確定、同期の違いを説明します。

割引の保存と確定の要件

割引を保存するのに必要な情報はユニークな名前だけです。 一方、割引を確定するには、必ず以下の情報をそれぞれ指定する必要があります。

割引の保存

割引を保存するには、以下の手順に従います。

図10-34 [保存] アイコン


 

  1. E-Business Control Center のツールバーで [保存] アイコンをクリックします。 [名前を付けて保存] ウィンドウが表示されます。

  2. [名前を付けて保存] ウィンドウで、割引に対してユニークな名前を入力します。 新しい割引の名前は、[エクスプローラ] ウィンドウの [割引] リストに表示されます。

割引の確定

割引を確定するには、以下の手順に従います。

  1. 割引が開いていることを確認します。 まだ起動していない場合には、E-Business Control Center を起動します。 詳細については、E-Business Control Center の起動を参照してください。

  2. [ビジネス ロジック] タブをクリックして、[割引] アイコンを選択し、既存の割引をクリックすると、[割引エディタ] ウィンドウが開きます。

  3. [割引エディタ] ウィンドウの [開始/停止] ペインを開きます。

  4. [この割引を確定する] チェック ボックスを選択します。

    警告: 定義している割引が、求めるとおりのものであると確定できる場合でなければ、[この割引を確定する] ボックスをチェックしないでください。 割引定義が確定した後は、その割引に対する修正はごく限られた部分にしかできません。 割引の確定/同期後に修正可能な項目に関する詳細は、既存の割引の変更を参照してください。 [開始/停止] ペインにはいつでも戻ることができ、時を改めて割引を確定できることを忘れないでください。

  5. [保存] をクリックして、割引を保存します。

割引の同期

割引を同期する前に、割引の定義が完成し、[開始/停止] ペインにある [この割引を確定する] チェック ボックスがチェックされていて、その割引が保存されていることを確認します。 この要件が満たされていないと、その割引は機能しません。

割引の同期をとるには、E-Business Control Centerで [ツール|同期] メニュー オプションを選択します。 同期は、周到な計画とプロセスを要する重要なステップです。

図10-35 [同期] メニュー オプション


 

警告: 複数の開発者が、1つのエンタープライズ アプリケーションに対して同時にデータを同期させると、他人の仕事を上書きしたり、互換性のないデバッグ困難な変更セットを作成してしまう可能性があります。 このような事態を回避するには、アプリケーションの別々のインスタンスに対して同期させます。

既存の割引や商品(アイテム)の検索

この節では、以下の内容について説明します。

カタログのブラウズ

[カタログ ブラウザ] のブラウズ機能により、カテゴリあるいは特定のアイテムをカタログから選択できます。 複数のアイテムまたはカテゴリを選択できます。

  1. まだ起動していない場合には、E-Business Control Center を起動します。 詳細については、E-Business Control Center の起動を参照してください。

  2. E-Business Control Center の [エクスプローラ] ウィンドウの [ビジネス ロジック] タブをクリックします。

  3. 割引を作成または編集します。 [新規作成] アイコンをクリックして [割引] を選択するか、[割引] アイコンを選択し、既存の割引をダルブクリックして、割引をオープンします。

  4. [割引条件] バーをクリックし、[トリガの追加] または [対象の追加] をクリックし、[特定の商品] ラジオ ボタンを選択します。 ウィンドウは、図 10-36 のようになります。

    図10-36 カタログのブラウズ機能にアクセスするウィンドウ


     

  5. [カタログ ブラウザ] を開くため、[ カタログをブラウズ] ボタンをクリックします(カタログのブラウズ参照)。

    図10-37 ブラウズ機能へのログイン


     

  6. [ログオン] ダイアログ ウィンドウで、ユーザ名パスワードを入力し、[接続] ボタンをクリックします。 [カタログ ブラウザ] が開きます。

    図10-38 [カタログ ブラウザ]


     

  7. 左のナビゲーション ペインで、割引定義またはキャンペーン定義に追加したい商品を含むカテゴリまたは商品カテゴリに移動します。

  8. 右のペインで、1 つ以上のカテゴリまたは商品を選択します。

  9. [OK] ボタンをクリックします。 その商品またはカテゴリが割引定義またはキャンペーン定義に追加されます。

カタログの検索

カタログ ブラウザの検索機能により、 特定の商品またはカテゴリをカタログから検索できます。 正確な SKU がわからない場合には、ワイルドカード (*) を使って商品を検索できます。

  1. まだ起動していない場合には、E-Business Control Center を起動します。 詳細については、E-Business Control Center の起動を参照してください。

  2. [カタログ ブラウザ] を開くため、[ カタログをブラウズ] ボタンをクリックします(カタログのブラウズ参照)。

  3. [検索] ボタンをクリックします。 [検索] ウィンドウが開きます。

    図10-39 [検索] ウィンドウ


     

  4. カテゴリまたは SKU を対応するフィールドに入力し、[検索] ボタンをクリックします。 ワイルドカード検索をするにはアスタリスク (*) を使用します。

  5. 左ペインに検索リストが表示されたら、左ペインから希望するカテゴリまたは SKU を選択します。

  6. [OK] をクリックします。 その商品またはカテゴリが割引定義またはキャンペーン定義に追加されます。

既存の割引の検索

割引を多数定義した場合には、[割引] リストに目を通すだけでは、特定の割引を見つけるのに時間がかかってしまうおそれがあります。 そのため、WebLogic Portal には、既存の割引を名前でフィルタ処理するメカニズムが用意されています。

名前フィルタを使って既存の割引を見つけるには、以下の手順に従います。

  1. まだ起動していない場合には、E-Business Control Center を起動します。 詳細については、E-Business Control Center の起動を参照してください。

    図10-40 [フィルタ] アイコンが強調表示された [エクスプローラ] ウィンドウ


     

  2. E-Business Control Center の [エクスプローラ] ウィンドウの [ビジネス ロジック] タブをクリックします。

  3. [ビジネス ロジック] タブの[エクスプローラ] ウィンドウにある [割引] アイコンをクリックします。 [割引] ビューが有効になり、割引のリストが [割引] リストに表示されます。

  4. [名前フィルタ] フィールドに、探したい割引の名前を入力します。

  5. [フィルタ] アイコンをクリックします。 入力したテキストで始まる名前を持つ割引が [割引] リストに表示されます。

  6. 割引の全リスト表示に戻すには、[すべてのオブジェクトを表示] アイコンをクリックします。

既存の割引の変更

既存の割引を表示したり変更することもできます。 割引がまだ確定されていない場合には、その割引に関する情報はどれでも変更できます。 しかし、割引がすでに確定されている場合には、変更できる情報は以下のものだけです。

割引が確定済みかどうかにかかわらず、変更するには割引をオープンする必要があります。 既存の割引を変更のためオープンするには、以下の手順に従います。

  1. まだ起動していない場合には、E-Business Control Center を起動します。 詳細については、E-Business Control Center の起動を参照してください。

  2. 割引が表示されていない場合は、[割引] ビューに切り替えます。 (E-Business Control Center の [エクスプローラ] ウィンドウで、[ビジネス ロジック] タブをクリックします。 [割引] アイコンをクリックします。 割引のリストが [割引] リストに表示されます。)

    図10-41 割引がリストされた [エクスプローラ] ウィンドウ


     

  3. 変更したい割引の名前をクリックします。 その割引が強調表示されます。

  4. [エクスプローラ] ツールバーに表示されている [開く] アイコンをクリックします。 [割引エディタ] が開きます。

    図10-42 [割引エディタ]


     

  5. オープンした割引がまだ確定されていない場合には、その割引定義は、割引名以外どの部分でも変更できます。 新しい割引と属性の定義 を参照してください。

  6. オープンした割引がすでに確定されている場合には、以下の指示に従います。

  7. 変更内容を保存するには、E-Business Control Center ツール バーで [保存] をクリックします。

警告: 変更対象の割引がプロモーション用キャンペーンで使用中の場合には、変更内容を割引に保存すると、その割引を参照するすべてのシナリオ アクションが影響を受けます。 変更内容は所属組織で決められている方針に沿ったものでなければならず、その変更は必ず WebLogic Portal に正しく入力してください。

アクティブ ステータスの制御と割引の削除

この節では、以下の内容について説明します。

割引のアクティブ化と非アクティブ化

割引は、いったん同期されると、アクティブとみなされます。 言い換えれば、同期された割引は Web サイト上で作動しているのです。

割引の非アクティブ化

割引の提供を停止するには、以下の手順に従います。

  1. まだ起動していない場合には、E-Business Control Center を起動します。 詳細については、E-Business Control Center の起動を参照してください。

  2. E-Business Control Center の [エクスプローラ] ウィンドウの [ビジネス ロジック] タブをクリックします。

  3. 割引を編集します。 [割引] アイコンを選択し、既存の割引をダブルクリックして、割引エディタを開きます。

  4. [開始/停止] ペインを開き、[この割引を非アクティブにする] チェック ボックスをチェックします。

  5. 割引を [保存] します(割引の保存を参照)。

  6. 割引を [同期] します(割引の同期を参照)。

    割引が非アクティブにされた時点で顧客の注文がすでにその割引に関連付けられている場合には、システムは依然としてその割引を提供します。 ただし、その割引が新たに提供されることはありません。

割引の再アクティブ化

割引の再アクティブ化は、次の手順で行います。

  1. まだ起動していない場合には、E-Business Control Center を起動します。 詳細については、E-Business Control Center の起動を参照してください。

  2. E-Business Control Center の [エクスプローラ] ウィンドウの [ビジネス ロジック] タブをクリックします。

  3. [割引] アイコンを選択し、既存の割引をダブルクリックして、割引エディタを開きます。

  4. [開始/停止] ペインを開き、[この割引を非アクティブにする] チェック ボックスをクリックして、チェックマークを外します。

  5. 割引を [保存] します(割引の保存を参照)。

  6. 割引を [同期] します(割引の同期を参照)。 再びアクティブになります。

注意: 割引を非アクティブにしても、確定済みの割引に課せられた変更の制限は解消されません。

既存の割引の削除

割引に関連付けられている処理中の商品や顧客の注文がない場合には、WebLogic Portal を使って、既存の割引を削除することもできます。

警告: BEA では、割引の有効期限が切れる(すなわち、割引に関連付けられている終了日時に達する)までと、割引に関連付けられている注文の決済がすべて済むまでは割引を削除しないように心がけることを推奨しています。 さらに、削除を行うときはいつも、間違った割引を選択していないことと、本当にその割引を削除してもよいことを必ず確認してください。 割引は、いったん削除されると復元できません。

既存の割引を削除するには、以下の手順に従います。

  1. まだ起動していない場合には、E-Business Control Center を起動します。 詳細については、E-Business Control Center の起動を参照してください。

  2. E-Business Control Center の [エクスプローラ] ウィンドウの [ビジネス ロジック] タブをクリックします。

  3. 削除したい割引の名前をクリックします。

  4. [エクスプローラ] ツールバーに表示されている [削除] アイコンをクリックすると、割引が削除されます。

    図10-43 [削除] アイコン


     

 

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