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管理者ガイド

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チュートリアル - ポータルとグループ ポータルの作成

グループ ポータル (Group Portal) は、WebLogic Portal の最も便利な機能の 1 つです。ポータルには、多くのページとポートレットが含まれる可能性があります。一方で、すべてのポータル訪問者に対してすべてのページとポートレットを表示することが、常に適当または便利であるとは限りません。

グループ ポータルを使うと、ポータル訪問者用にポータルの異なるビューを多数作成することができます。各グループ ポータルは、固有のルック アンド フィールを備え、特定のページとポートレットを表示し、独自の管理者を持つことができます。これにより、異なる訪問者グループごとに、専任のグループ ポータル管理者によって管理されるカスタマイズされたポータルを提供できます。

グループ ポータルは、2 種類の方法で作成できます。

このチュートリアルでは、以下の手順について説明します。

 

ステップ 1: ポータルを作成してデプロイする

新しいポータルを作成すると、デフォルトのグループ ポータルが自動的に作成されます。このステップでは、ポータルを作成することで新しいグループ ポータルを作成する方法を説明します。このチュートリアルでは、Portal Example ドメインにポータルを作成します。

  1. [スタート｜プログラム｜BEA WebLogic Platform 7.0｜WebLogic Portal 7.0｜Portal Examples｜Portal Example｜Launch Portal Server] を選択してサーバを起動します。

    UNIX の場合は、<BEA_HOME>/weblogic700/samples/portal/sampleportalDomain/
    startSamplePortal.sh     を実行します。

    「サーバが RUNNING モードで起動しました。」というメッセージがコマンド ウィンドウに表示されたなら、サーバは稼働しています。

  2. E-Business Control Center を開きます。E-Business Control Center の起動を参照してください。

  3. E-Business Control Center が起動したら、Portal Examples のプロジェクト ファイルを開きます。[ファイル｜プロジェクトを開く] を選択し、<BEA_HOME>weblogic700/samples/portal/sampleportalDomain/
    beaApps/sampleportal-project/sampleportal-project     ファイルを開きます（    図 4-1 を参照）。

    図4-1 プロジェクト ファイルを開く


     

  4. E-Business Control Center の [エクスプローラ] ウィンドウの [プレゼンテーション] タブをクリックします。

  5. [エクスプローラ] ウィンドウの [新規作成｜ポータル] をクリックします（図 4-2 を参照）。

    図4-2 [｜ポータルの新規作成] ダイアログを開く


     

  6. [ポータルの新規作成] ウィンドウで、[Portal Wizard を使用して、新しいポータルを最初から作成する] オプションを選択し（図 4-3 を参照）、[OK] をクリックします。

    図4-3 Portal Wizard オプション


     

  7. Portal Wizard の最初のウィンドウでは、新しいポータルの名前を指定します（図 4-4 を参照）。このチュートリアルでは、「MyNewPortal」という名前を使用します。

    図4-4 新しいポータルの名前を指定する


     

  8. ポータルは、Web アプリケーション内で稼働する必要があります。新しいポータルが稼働する Web アプリケーションを作成するには、[Web アプリケーション] フィールドの隣の [新規作成] をクリックします。[Portal Web アプリケーションの新規作成] ウィンドウが表示されます。

  9. Web アプリケーションの名前を入力し、[OK] をクリックします。このチュートリアルでは、「mynewwebapp」という名前を使用します（図 4-5 を参照）。この名前は大文字と小文字が区別され、ポータルの URL として使用されます。[次へ] をクリックします。

    図4-5 新しいポータル Web アプリケーションの名前を指定する


     

  10. [ポータル テンプレート] ウィンドウでポータル テンプレートをクリックします（図 4-6を参照）。[次へ] をクリックします。

    テンプレートに基づいて、ポータルに必要なすべてのファイルが作成されます。

    図4-6 ポータルのテンプレートを選択する


     

  11. Web アプリケーションは、エンタープライズ アプリケーションのモジュールです。Web アプリケーションが使用する Enterprise JavaBeans などの共通リソースは、エンタープライズ アプリケーションのレベルで格納されます。[リソース ファイルの場所] ウィンドウで、エンタープライズ アプリケーションの場所が <BEA_HOME>¥weblogic700¥samples¥portal¥sampleportalDomain¥
    beaApps¥sampleportal     に設定されていることを確認します（    図 4-7 を参照）。

  12. [作成] をクリックします。

    図4-7 リソース ファイルの場所を選択する


     

  13. [まとめ] ウィンドウ（図 4-8）で [次へ] をクリックします。

    図4-8 まとめ


     

  14. ポータル訪問者がポータルを見ることができるようにするためには、Web アプリケーションをサーバにデプロイする必要があります。[次のステップ] ウィンドウで [はい、ホット デプロイします] オプションを選択し、[デプロイ] をクリックします（図 4-9 を参照）。

    図4-9 新しいポータルをホット デプロイする


     

  15. プロンプトが表示されたなら、WebLogic Server システム管理者のデフォルトのユーザ名とパスワード (weblogic/weblogic) を入力します（図 4-10 を参照）。

    図4-10 WebLogic Server システム管理者のユーザ名とパスワードを入力する


     

  16. デプロイメント処理が実行されて、図 4-11 のウィンドウが表示されます。

    図4-11 ホット デプロイメント中の処理メッセージ


     

  17. 新しいポータルが正しくデプロイされたなら（図 4-12 を参照）、[閉じる] をクリックします。

    図4-12 ホット デプロイメントの正常終了メッセージ


     

    注意: ログインが不正なためにホット デプロイが失敗した場合は、E-Business Control Center を閉じて再起動してください。プロジェクト ファイルが自動的に再ロードされます。新しいポータルを削除して作成し直し、正しくログインしてホット デプロイを再び行ってください。

 

ステップ 2: デフォルトのポートレットを表示対象にする

Web アプリケーションのホット デプロイメントに成功したなら、ポータルに対する WebLogic Portal Administration Tools にアクセスできます。このステップでは、WebLogic Portal Administration Tools を使って、ポータル訪問者に対してデフォルト ポータルが表示されるようにします。

  1. Windows では、[スタート｜プログラム｜BEA WebLogic Platform 7.0｜WebLogic Portal 7.0｜Portal Examples｜Portal Example｜Start Portal Admin Tools] を選択して、WebLogic Portal Administration Tools を起動します。

    または、ブラウザで次の URL を入力します。
    http://localhost:7501/sampleportalTools

    <hostname>:<port> の部分は必要に応じて正しい値に変更してください。

  2. ログインのプロンプトが表示されたなら、デフォルトの WebLogic Portal システム管理者としてログインします (administrator/password)。WebLogic Portal Administration Tools のホーム ページが表示されます（図 4-13 を参照）。

    図4-13 [ポータル管理] アイコンをクリックする


     

  3. [ポータル管理] アイコンをクリックします。[ポータル管理ホーム] ページが表示されます。

    mynewwebapp Web アプリケーションと、デフォルト (everyone) のグループ ポータルが表示されます（図 4-14 を参照）。

    図4-14 新しいグループ ポータルが表示された [ポータル管理ホーム] ページ


     

  4. 「default (everyone)」グループ ポータルのリンクをクリックします。[グループ ポータル管理ホーム] ページが表示されます（図 4-15 を参照）。

    図4-15 [グループ ポータル管理ホーム] ページ


     

    デフォルトのグループ ポータルには、everyone ユーザ グループが関連付けられています。つまり、ログインしないでポータル Web サイトを訪れたすべてのユーザに対して、ポータルのデフォルト ビューが表示されます。[グループ ポータル管理ホーム] ページでは、グループ ポータルが使用するルック アンド フィール（スキンとレイアウト）を変更したり、グループ ポータルのページとポートレットを管理したり、グループ ポータルの管理者をセットアップしたりすることができます。

    このチュートリアルでは、デフォルト ポートレットが表示されるようにします。

  5. [ページとポートレットを管理] をクリックします。

  6. 表示される [ページおよびポートレット] ページで、[ポートレットの編集] をクリックします（図 4-16 を参照）。

    図4-16 ホーム ページのポートレットを編集する


     

  7. 表示される [ポートレットの資格と属性の編集] ページでは、「Portlet1」を選択して [属性を設定] をクリックします（図 4-17 を参照）。

    図4-17 ポートレットの属性を設定する


     

  8. 表示される [ポートレット home の属性の設定] ページでは、[利用可能] オプションと [表示対象] オプションを選択し（図 4-18 を参照）、[保存] をクリックします。

    図4-18 ポートレットを表示対象にする


     

この状態で、デフォルトのグループ ポータルを表示してみます。

 

ステップ 3: デフォルトのグループ ポータル サイトを表示する

作成した新しいポータルには、1 つのページ、1 つのデフォルト ポートレット、そしてデフォルトのスキンとレイアウトだけが含まれています。作成されたデフォルトのグループ ポータルは everyone グループに割り当てられているので、ログインしないでポータルを訪れるすべての訪問者に対し、デフォルト グループ ポータルのビューが表示されます。

このポータルのデフォルト グループ ポータルのビューを見るには、ブラウザで次の URL を入力します。

 
http://localhost:7501/mynewwebapp

<hostname>:<port> の部分は必要に応じて正しい値に変更してください。ポータルのデフォルト ビューが表示されます（図 4-19 を参照）。

図4-19 デフォルトのグループ ポータル


 

 

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