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チュートリアル - ポータルの管理

前のチュートリアルでは、ポータル管理者を作成しました。このチュートリアルでは、新しいポータル管理者を使って、既存のポータルのコンテンツとルック アンド フィールを変更します。作業が終了すると、ポータルを表示して変更を確認できます。

このチュートリアルは、WebLogic Portal 『開発者ガイド』の「新規ドメインへのポータルの新規作成」 (http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs70/dev/newdom.htm) から始まる大きなチュートリアルの一部です。このチュートリアルでは、『開発者ガイド』のチュートリアルで作成した新しいドメイン、ポータル、およびポートレットを使用します。

このチュートリアルでは、以下の手順について説明します。

 


ステップ 1: 既存のポータルを表示する

これから作成する変更バージョンと比較できるよう、現時点で作成されているポータルを表示します。

ブラウザで http://<hostname>:<port>/<portalwebappname>/index.jsp にアクセスします。ローカル マシンでサーバを実行し、一連の手順におけるサンプル データを使用している場合は、URL は http://localhost:7501/NewPWApp/index.jsp のはずです。

ユーザ名「administrator」とパスワード「password」でログインします。

図 3-1 のように、ページ タブによって示される単一の「Home」ページが、既存ポータルのルック アンド フィールです。

図3-1 最初のチュートリアルで作成したポータルとポートレット


 

 


ステップ 2: スキンとレイアウトをポータルで選択できるようにする

「スキン」と「レイアウト」は、ポータルとポートレットの外観に影響を与える既存のリソースです。このステップでは、これらのリソースをポータルで選択できるようにします。

注意: 前の手順から引き続きポータル プロジェクト ファイルを開いたまま E-Business Control Center を実行している場合は、最初の 2 つのステップを省略できます。

  1. E-Business Control Center を起動します。[スタート|プログラム|BEA WebLogic Platform 7.0|WebLogic Portal 7.0|E-Business Control Center] を選択します。

  2. プロジェクト ファイルを開きます。この例の場合は portalApp-project です。[ファイル|プロジェクトを開く] を選択し、<BEA_HOME>¥user_projects¥<your_new_domain>¥beaApps¥
    portalApp-project¥portalApp-project
    に移動します。
    図 3-2 を参照してください。

    図3-2 プロジェクト ファイルを開く


     

  3. E-Business Control Center の [エクスプローラ] ウィンドウの [プレゼンテーション] タブをクリックします。

  4. [ポータル] アイコンをクリックし、作成したポータルのファイルをダブルクリックします。この例では、「NewPortalWebApp: ThisNewPortal」ファイルです。図 3-3 を参照してください。

    ThisNewPortal に対するエディタ ウィンドウが表示されます。

    図3-3 ポータル ファイルを開く


     

  5. ポータル エディタ ウィンドウで、[全般] バーをクリックし、[スキン] タブをクリックします(図 3-4 を参照)。

    図3-4 スキンを選択できるようにする


     

  6. [選択可能スキン] リストで「coologic」スキンを選択し、[追加] をクリックして、[選択済みスキン] リストに移動します。

  7. [レイアウト] タブをクリックし、「fourcolumn」レイアウトを [選択済みレイアウト] リストに移動します。

  8. [ポートレット] タブをクリックし、すべてのポートレットが [選択済みポートレット] リストに設定されていることを確認します(図 3-5 を参照)。

    図3-5 すべてのポートレットが [選択済みポートレット] リストに設定されていることを確認する


     

  9. [全般] バーをクリックして閉じます。

ポータル ファイルは開いたままにします。

 


ステップ 3: ポータル ページを作成してポートレットを追加する

新しいポータル ページは、まだ何も書かれていない黒板のようなものです。このステップでは、新しいポータル ページを作成し、前のステップで選択できるようにしたレイアウトを追加して、ページで使用するポートレットを選択します。

  1. ポータル エディタで [ページ] バーをクリックします(図 3-6を参照)。

    図3-6 [ページ] バーをクリックする


     

  2. [追加] をクリックします。 [ページ定義] ウィンドウが表示されます(図 3-7 を参照)。

    図3-7 ページ定義を設定する


     

  3. [ポータル ページ名] フィールドに、ページの名前を入力します。この例では「My Page」などとします。

  4. 使用できるようにするレイアウトを、[選択可能レイアウト] リストから [選択済みレイアウト] リストに移動します。この例では、「threecolumn」レイアウトと「fourcolumn」レイアウトを移動します。複数のレイアウトを選択すれば、後でレイアウトを切り替えることができます。

  5. [選択可能ポートレット] リストから [選択済みポートレット] リストに、使用するポートレットを移動します。この例では、「BasicPortlet」を移動します。

  6. ウィンドウが図 3-8 のようになっていることを確認し、[OK] をクリックします。新しいページの名前が、[ページ] ペインに表示されます。

    図3-8 変更後の [ページ定義] ウィンドウ

  7. E-Business Control Center ツールバーの [保存] アイコンをクリックします(図 3-9 を参照)。

    図3-9 [保存] アイコン


     

 


ステップ 4: 変更したポータルの同期を取る

ポータルの新しいコンフィグレーションを使用するには、ハード ドライブに格納されている E-Business Control Center のデータとサーバを同期させる必要があります。

  1. E-Business Control Center で、同期の設定が正しいことを確認します。[ツールプロジェクトの設定] を選択します。[プロジェクトの設定] ウィンドウが表示されます(図 3-10 を参照)。

    図3-10 プロジェクトの設定を確認する


     

  2. 以下のプロジェクト設定が正しいことを確認します。

    1. [全般] タブでは、[アプリケーション ルート ディレクトリ] のパスが、portalApp エンタープライズ アプリケーション のディレクトリ <BEA_HOME>¥user_projects¥<your_new_domain>¥beaApps¥portalApp に設定されていることを確認します。この例でのディレクトリは <BEA_HOME>¥user_projects¥myNewDomain¥beaApps¥portalApp です。

    2. [接続] タブでは、[接続を編集] をクリックし、「Default」接続を選択して、[編集] をクリックします。[アプリケーション名] フィールドに「portalApp」が設定されていて、[サーバ] フィールドに正しい「http://<hostname>:<port>」情報が設定されていることを確認します。ローカル マシンでサーバを実行している場合は、通常、「http://localhost:7501」と設定する必要があります(図 3-11 を参照)。

      [接続の詳細] ウィンドウと [接続の編集] ウィンドウで、[OK] をクリックします。

      図3-11 接続の詳細を確認する


       

    3. [同期] タブで、[プロジェクトを検証する] と [アクティブなキャンペーンのリセット オプションを表示する] の選択を解除します。[OK] をクリックします。

  3. E-Business Control Center ツールバーの [同期] ボタンをクリックします。E-Business Control Center が必要な処理タスクを実行します(図 3-12 を参照)。

    図3-12 進行中の同期処理


     

  4. [アプリケーションの同期中] ウィンドウで同期の終了が示されたなら、[閉じる] をクリックします(図 3-13 を参照)。

    図3-13 同期の終了


     

 


ステップ 5: 新しいスキン、レイアウト、ポートレットを使用する

新しいスキン、レイアウト、ポートレット付きのポータル ページを含むようにポータルを変更したので、WebLogic Portal Administration Tools を使って、これらのリソースを用いてポータルを実際に変更してみます。変更を行うには、前の手順で作成したポータル管理者としてログインします(この例では portaladmin)。

  1. 開いているブラウザをすべて閉じから新しいブラウザを開き、http://<hostname>:<port>/portalAppTools という URL を指定して WebLogic Portal Administration Tools を起動します。ローカル マシンでサーバを実行している場合には、通常、URL は http://localhost:7501/portalAppTools です。

  2. ログイン プロンプトに対し、作成したポータル管理者の適切なユーザ名とパスワードを入力します。この例では、次の情報を使用します(図 3-14 を参照)。

    ユーザ名: portaladmin

    パスワード: password

    図3-14 作成したポータル管理者として Administration Tools にログインする


     

  3. [ポータル管理ホーム] ページで、「default (everyone)」のリンクをクリックします(図 3-15 を参照)。

    図3-15 [ポータル管理ホーム] ページ


     

  4. [グループ ポータル管理ホーム] ページで、[スキンを選択] をクリックします(図 3-16 を参照)。

    図3-16 [スキンを選択] をクリックする


     

  5. [スキンの選択] ページで、[未使用スキン] リストから [選択可能スキン] リストに「coologic」を移動します。

  6. [選択可能スキン] リストで「coologic」を選択し、リストの下にある [デフォルトとして設定] ボタンをクリックして、「coologic」をデフォルトのスキンにします(図 3-17 を参照)。

    図3-17 デフォルト スキンを設定する


     

  7. [保存] をクリックします。 [グループ ポータル管理ホーム] ページに戻ります。

  8. [ページとポートレットを管理] リンクをクリックします。

  9. [ページおよびポートレット] ページで、[未使用ページ] リストの「My Page」を選択して、[属性] をクリックします。

  10. [ページの属性の設定] ウィンドウで、以下のオプションを選択します(図 3-18 を参照)。

  11. [保存] をクリックします。[ページおよびポートレット] ページに戻ります。「My Page」が [選択可能ページ] リストに表示されていることを確認してください。

  12. 「My Page」の隣の [レイアウト] をクリックします。

  13. [ページのレイアウトの選択] ページで、[未使用レイアウト] リストから [選択可能レイアウト] リストに「fourcolumn」を移動し、[保存] をクリックします。

  14. My Page」の隣の [ポートレットの編集] をクリックします。[ポートレット] リストで「BasicPortlet」を選択し、[属性を設定] をクリックします。

  15. [ポートレット My Page の属性の設定] ページで、以下のオプションを設定します(図 3-19 を参照)。

  16. [保存] をクリックし、表示されるページの下部にある [戻る] をクリックします。[ページおよびポートレット] ページに戻ります。

ポータルの変更は以上で終わりです。このチュートリアルでは、以下の変更を行いました。

変更したポータルは表示できる状態になっています。

 


ステップ 6: 変更したポータルを表示する

ブラウザで http://<hostname>:<port>/<webappname>/index.jsp にアクセスします。ローカル マシンでサーバを実行している場合には、通常、URL は http://localhost:7501/NewPWApp/index.jsp です。

図 3-20 は変更後のポータルの表示です。新しく「My Page」タブが追加されてポートレットの名前が変更された、新しいルック アンド フィールを確認してください。このポータルと元のポータル(図 3-1)を比べてみてください。

図3-20 変更後のポータルを表示する


 

このチュートリアルは以上で終了です。このチュートリアルでは、管理者がポータルの管理で利用できる方法をいくつか見てきました。グループ ポータルとグループ ポータル管理者の作成、キャンペーンの作成、訪問者へのパーソナライズされたデータの提供、従来のシステム管理者が行っていた作業など、管理者は他にもさまざまな作業を実行できます。

これらの作業の手順については、第 II 部ポータルの管理を参照してください。

 

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