BEA ホーム | 製品 | デベロッパ・センタ | support | askBEA
 ドキュメントのダウンロード   サイト マップ   用語集 
検索

開発者ガイド

 前 次 目次 索引 PDFで表示  

新規ドメインへのポータルの新規作成

 


ステップ 1: ドメインの新規作成

この節では、Domain Configuration Wizard を実行して、WebLogic Portalプラットフォームで提供される管理機能、コマース機能、パーソナライゼーション機能、およびポータル機能をすべて備えた完全なエンタープライズ アプリケーション一式を新規作成する方法を示します。

  1. Windows プラットフォームでは、[スタート|プログラム|BEA WebLogic Platform 7.0|Domain Configuration Wizard] を選択します。

    また、以下のディレクトリから dmwiz.cmd(UNIX では dmwiz.sh) を実行することで、Domain Configuration Wizard を起動することもできます。

    <BEA_HOME>¥weblogic700¥common¥bin

  2. 画面左側のドメイン テンプレートのリストから、図 2-1 に示すように WLP Domain を選択します。 次に、ドメインの名前を入力します。この手順では、例として「myNewDomain」という名前を使用します。 [Next] をクリックします。

    図2-1 WLP Domain の選択


     

  3. [サーバ タイプを選択] ページで、図 2-2 に示すように、[Single Server (StandAlone Server)] が選択されていることを確かめ、[Next] をクリックします。

    図2-2 サーバ タイプの選択


     

  4. [ドメインの場所を選択] ページに表示されているドメインの場所が正しいかどうか確かめます。 この例の場合には、図 2-3 に示すように、<BEA_HOME>¥user_projects でなければなりません。 [Next] をクリックします。

    図2-3 ドメインの場所の選択


     

  5. [スタンドアロン/管理サーバのコンフィグレーション] ページに表示されるサーバ情報を確認します。 WebLogic Portal をローカルに実行している場合には、図 2-4 に示すような情報になっているはずです。 [Next] をクリックします。

    図2-4 サーバのコンフィグレーション


     

注意: Domain Configuration Wizard で指定するオプションの詳細については、『コンフィグレーション ウィザードの使い方』 (http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/confgwiz/index.html) を参照してください。

  1. 管理者のユーザ名とパスワードを入力して、管理ユーザを作成します。 図 2-5 に示すように、weblogic/weblogic の組み合わせが典型的です。 [Next] をクリックします。

    図2-5 管理ユーザの作成


     

  2. 図 2-6 に示すように、[サーバの [スタート] メニュー エントリを作成] ページで [はい] を選択したあと、[Next] をクリックします。

    図2-6 [スタート] メニュー エントリの作成


     

  3. 図 2-7 に示すように [コンフィグレーションの概要] ウィンドウに表示される設定で正しいかどうか確認し、[作成] をクリックします。 Wizard の実行がしばらく続き、ファイルが処理され作成されます。

    図2-7 コンフィグレーション概要の確認


     

  4. [コンフィグレーション ウィザードが完了しました。] ページが表示されます。 図 2-8 に示すように、[コンフィグレーション ウィザードを終了します。] が選択されていることを確かめ、[完了] をクリックします。

    図2-8 Configuration Wizard の完了


     

これで、新しいポータルとそれに関連付けられるポータル Web アプリケーションを作成する用意ができました。

上記で作成されたリソースに関する注意

Configuration Wizard で提供されるサイト インフラストラクチャ:ドメインの新規作成の一環として、ドメイン ウィザードは、portalApp という完全なエンタープライズ アプリケーションも作成します。 E-Business Control Center で portalApp-project ファイルを開いたうえで、[サイト インフラストラクチャ] タブをクリックし、図 2-9 に示すように [ユーザ プロファイル] を選択します。 CustomerProperties というユーザ プロパティ セットがすでに用意されていることに注意してください。

図2-9 ユーザ プロファイル


 

Configuration Wizard で提供される J2EE リソース:新しいエンタープライズ アプリケーションは(今のところはまだ空のテンプレートですが)、Foundation サービスや、パーソナライゼーション、対話管理、インテリジェント管理、および統合の各サービスを最初からサポートしています。新たに作成されたディレクトリの中を調べれば、図 2-10 に示すように、これらのサービスを実装するための JAR が含まれていることがわかります。

図2-10 新しいエンタープライズ アプリケーション ディレクトリに含まれている JAR


 

 


ステップ 2: ポータルの新規作成

サポート役のエンタープライズ アプリケーション リソースができあがったら、以下の手順に従って、新規ポータルを作成しデプロイします。

  1. [スタート|プログラム|BEA WebLogic Platform 7.0|User Projects|<新規ドメイン名>|Start Portal Server]を選択して、サーバを起動します(ここで紹介した手順に従っている場合には、<新規ドメイン名> は myNewDomain になります)。

  2. 資格情報の入力を要求されたら、ステップ 1 の 6)(図 2-5)で作成したユーザ名とパスワードを入力します(たとえば、weblogic/weblogic)。 ログインの様子を 図 2-11 に示します。

    図2-11 作成済みのドメイン用ユーザ名およびパスワードの入力


     

注意: UNIX プラットフォームの場合:デフォルトでは、新たに作成されたドメイン スクリプトにはどれも実行特権がないので、システム管理者に連絡して、それらに特権を付与してもらう必要がありま す。

  1. [スタート|プログラム|BEA WebLogic Platform 7.0|WebLogic Portal 7.0|E-Business Control Center] を選択して、E-Business Control Center を起動します。

  2. E-Business Control Center が起動したら、図 2-12 および 図 2-13 に示すように、[ファイル|プロジェクトを開く] を選択し、<BEA_HOME> user_projects¥<新規ドメイン名>¥beaApps¥portalApp-project ディレクトリ内の portalApp-project.eaprj プロジェクト ファイルを開きます。

    図2-12 A: プロジェクト ファイルのオープン


     

    図2-13 B: プロジェクト ファイルのオープン


     

  3. E-Business Control Center の [プレゼンテーション] タブをクリックします。

  4. [エクスプローラ] ツールバーの [新規作成] アイコンをクリックし、図 2-14 に示すように [ポータル] を選択します。

    図2-14 [ポータルの新規作成] ダイアログのオープン


     

  5. 図 2-15 に示すように、[Portal Wizard を使用して、新しいポータルを最初から作成する。] オプションが選択されていることを確かめます。 [OK] をクリックします。

    図2-15 Portal Wizard 起動画面


     

  6. 図 2-16 に示すように、新規ポータルに名前を付けます。 この手順では、例として「ThisNewPortal」というポータル名を使用します。

    図2-16 新規ポータルの命名


     

  7. 図 2-17 に示すように、[新規作成] ボタンをクリックして、新しいポータル Web アプリケーションを作成します。

  8. ポータル Web アプリケーション名を入力します。この手順では、例として「NewPortalWebApp」を使用します。 [OK] をクリックします。

    図2-17 新規ポータル Web アプリケーションの命名


     

  9. 図 2-18 に示すように、ポータル テンプレートを選択します。 [次へ] をクリックします。

    図2-18 ポータル テンプレートの選択


     

  10. [リソース ファイルの場所] ウィンドウ (図 2-19) で、新規ポータル Web アプリケーション用の J2EE リソースのロケーションが正しいことを確認します。

注意: サーバ マシンで E-Business Control Center を稼動している場合、デフォルトのロケーションで問題ないはずです。

  1. [作成] をクリックします。

    図2-19 リソース ファイルの場所の選択


     

  2. Portal Wizard によってファイルが作成され、図 2-20 に示すように、[まとめ] ページにその一覧が表示されます。 [次へ] をクリックします。

    図2-20 ファイル一覧


     

    注意: Portal Wizard によって自動的に作成される 2 種類のファイルの例をリスト 2-1 に示します。それは、select_page_view.gif などの J2EE リソースと、ポータル フレームワークで使用される security.wf などのメタデータです。 これらのファイルを格納するのに別個のディレクトリが使用されることに注意してください。

コード リスト 2-1 異なるタイプのポータル リソース

¥portalApp¥NewPortalWebApp¥framework¥skins¥futurism¥images¥select_page_view.gif
¥portalApp-project¥application-sync¥webapps¥NewPortalWebApp¥security.wf

  1. 新規ポータルをデプロイします。 図 2-21 に示すように、[はい、ホット デプロイします...] ラジオ ボタンを選択し、[デプロイ] をクリックします。

    図2-21 新規ポータルのホット デプロイ


     

  2. 資格情報の入力を要求されたら、ステップ 1 の 6 (図 2-5)で作成した管理者のユーザ名とパスワード(たとえば、weblogic/weblogic)を入力します。

    図2-22 管理者のユーザ名とパスワードの入力


     

  3. デプロイメント プロセスの実行がしばらく続き、その間、図 2-23 に示すようなウィンドウが表示されます。 [詳細] をクリックすると、デプロイメント ログが表示されます。

    図2-23 ホット デプロイ中の処理メッセージ


     

  4. 図 2-24 に示すように新規ポータルが正常にデプロイされたら、[閉じる] をクリックします。

    図2-24 ホット デプロイの正常終了メッセージ


     

  5. 図 2-27 に示すように WebLogic Portal Administration Tools 内からこの新規ポータルが見えるかどうか確かめます。それには、以下の URL にアクセスします。

http://<hostname>:<port>/portalAppTools/

管理ツールをローカルに実行している場合には、この URL は以下のものになるはずです。

http://localhost:7501/portalAppTools/

  1. 図 2-25 に示すように、ログイン画面が表示されます。 administrator/password としてログインします。

注意: weblogic/weblogic を使ってはいけません 。

図2-25 Administration Tools へのログイン


 

  1. 図 2-26 に示すような、Administration Tools のメイン ウィンドウが表示されます。 「ポータル管理」という見出しの右側にあるアイコンをクリックします。

    図2-26 [ポータル管理] アイコンのクリック


     

  2. [ポータル管理] ページが表示され、図 2-27 に示すように、先ほど新規作成したポータル Web アプリケーションの名前が表示されます。

    図2-27 Portal Wizard で作成したポータルに関する情報(Administrator Tools での表示)


     

  3. この空の新規ポータルはブラウザから見えるはずです。ただし、その中にはまだ何もコンテンツはありません。 ブラウザに以下の URL を入力すると、ポータルが表示されます。

http://<hostname>:<port>/<newportalwebappname/index.jsp

ツールをローカルに実行していて、用意されているサンプル名を使用した場合には、この URL は以下のものになるはずです。

http://localhost:7501/NewPortalWebApp/index.jsp

図2-28 ブラウザに表示された新規ポータル


 

 


ステップ 3: ポートレットの追加

以上でポータルがデプロイされ動作するようになったので、次は、Portlet Wizard を使用してポータルに新しいポートレットを追加しましょう。

  1. E-Business Control Center の [プレゼンテーション] タブで、図 2-29 に示すように、エクスプローラの [新規作成] アイコンをクリックし [ポートレット] を選択します。

    図2-29 ポートレットの新規作成の選択


     

  2. 図 2-30 に示すように [Portlet Wizard を使用して、新しいポートレットを最初から作成する。] が選択されていることを確かめて、[OK] をクリックします。

    図2-30 Portlet Wizard 起動画面


     

  3. 図 2-31 に示すように、新規ポートレットに名前を付けます。 この手順では、例として「BasicPortlet」という名前を使用します。 [次へ] をクリックします。

    図2-31 ポートレットの命名


     

  4. 図 2-32 に示すように、ポートレットをポータル ページに関連付けます。 この例では、表示される唯一のページである home ポータル ページを選択します。

    図2-32 ポータル ページへのポートレットの関連付け


     

  5. 図 2-33に示す [ポートレット コンポーネント] ページには、ヘッダー、バナー、ヘルプ、フッターといった、ポートレットに追加できるコンポーネントが表示されます。 この例では、追加コンポーネントを選択しないで、[次へ] をクリックします。

    図2-33 ポートレット コンポーネントの選択


     

  6. 図 2-34 に示すように、ポートレットのコンテンツ タイプを選択します。 この例では、[基本(Webflow なし)] を選択し、[次へ] をクリックします。

    図2-34 コンテンツ タイプの選択


     

  7. ポートレット リソースのデフォルトの格納場所が表示されるので、それで正しいかどうか確かめます。 これは、以下のようなパスになっているはずです。
    <BEA_HOME>¥user_projects¥<domainname>¥beaApps¥ 
    portalApp¥<portalwebappname>¥portlets

    この例では、図 2-35 に示されている以下の場所で正しいはずです。

    C:¥bea¥user_projects¥myNewdomain¥beaApps¥ 
    portalApp¥NewPortalWebApp¥portlets

    [次へ] をクリックします。

    図2-35 リソース ファイルの格納場所の選択


     

  8. [まとめ] ページ (図 2-36 参照) に、Portlet Wizard によって作成されるファイルが示されます。 [作成] をクリックします。

    図2-36 ファイル一覧の表示


     

  9. 図 2-37 に示すような [次のステップ] ページが表示されたら、両方のチェックボックスのチェックをはずして、[閉じる] をクリックします。

    図2-37 オプションをチェックせずに [次のステップ] ウィンドウを閉じる


     

  10. ポータル プロジェクトを同期化します。 それには、図 2-38 に示すように、E-Business Control Center ツールバーの [同期] ボタンをクリックします。

    図2-38 E-Business Control Center の [同期] ボタン


     

注意: この例では、接続設定「Default」 (localhost:7501) が使用されるはずです。

  1. Portlet Wizard で作成したデータが E-Business Control Center によって同期化されたあと、図 2-39 に示すようなメッセージが表示されます。 [閉じる] をクリックします。

    図2-39 同期の完了


     

  2. キャンペーン状態のリセットを選択するウィンドウが表示されたら、[キャンセル] をクリックします。

このポートレットをブラウザに表示させるには、ステップ 4: 新規ポートレットの可視化に示すように、そのポートレットを表示対象かつ利用可能として指定する必要があります。

 


ステップ 4: 新規ポートレットの可視化

これで、新規ポートレットがサーバ上に配置されましたが、さらに、WebLogic Portal Administration Tools を使って、それを利用可能に設定する必要があります。

  1. Web ブラウザで、http://<hostname>:<port>/portalAppTools という URL にアクセスします。 この例では、http://localhost:7501/portalAppTools を使用します。

  2. 図 2-40 に示すように、administrator/password としてログインします。

    図2-40 Administration Tools へのログイン


     

  3. Administration Tools のメイン ページが表示されたら、図 2-41 に示すように [ポータル管理] をクリックします。

    図2-41 [ポータル管理] へのアクセス


     

  4. 図 2-42 に示すように、[ポータル管理ホーム] ページでデフォルト ポータルをクリックします。

    図2-42 デフォルト グループ ポータルの選択


     


     

  5. [グループ ポータル管理ホーム] ページで、図 2-43 に示す [ページとポートレットを管理] をクリックします。

    図2-43 [ページとポートレットを管理]


     

  6. 次に、[ページおよびポートレット] ページで、図 2-44 に示すように [ポートレットの編集] をクリックします。

    図2-44 [ポートレットの編集] のクリック


     

  7. [右記ページのポートレットの資格と属性の編集] ページで、ポートレット(この例では BasicPortlet)を選択してから、図 2-45 に示すように [属性を設定] ボタンをクリックします。

    図2-45 [属性を設定] の選択


     

  8. 図 2-46 に示すように、ポートレットの属性を [表示対象] および [利用可能] に設定します。

    図2-46 ポートレット属性の設定


     

  9. [保存] をクリックします。 これで、ポートレット(この例では BasicPortlet)が表示されるように、属性が設定されました。

  10. http://<hostname>:<port>/<webappname>/index.jsp(この例では、http://localhost:7501/NewPortalWebApp/index.jsp)にアクセスして、結果を確認します。 図 2-47 に示すような結果になるはずです。

    図2-47 新規ポートレットの表示


     

 

ページの先頭 前 次