チュートリアル - 管理ユーザの作成

このチュートリアルでは、管理ユーザつまりポータル管理者を作成します。管理ユーザは、ポータル全体を管理するための特権を持っていますが、総合的な管理特権は WebLogic Portal システム管理者ほど多くありません。管理ユーザの作成が終われば、新しいポータル管理者として WebLogic Portal Administration Tools にログインできます。ポータル管理者としてログインすると、管理できる機能だけが表示されます。

このチュートリアルは、以下の手順について説明します。

• ステップ 1: ユーザを追加する

• ステップ 2: ユーザにポータル管理の資格を与える

• ステップ 3: ユーザにポータル管理特権を与える

• ステップ 4: 新しいポータル管理者としてログインする

 

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ステップ 1: ユーザを追加する

このステップでは、WebLogic Portal にユーザを追加する方法を説明します。すべての管理特権を持つ既存の WebLogic Portal システム管理者としてログインします。

注意: ドメインと Portal Administration Tools が既に実行されている場合は、最初の 2 つのステップを省略できます。

1. 新しいドメインに対するサーバを起動してログインします。

   Windows では、[スタート] メニューからドメイン サーバを起動できます（[ BEA WebLogic Platform 7.0｜User Projects｜<新規ドメイン名>｜Start Server] を選択）。

   ドメイン起動スクリプトを使用することもできます。スクリプトのデフォルトの格納場所は、<BEA_HOME>¥user_projects¥<your_new_domain> フォルダです。

   ログインのプロンプトが表示されたなら、適切なユーザ名とパスワードを入力します。デフォルトのユーザ名とパスワードは、weblogic と weblogic です。

2. まだ起動していない場合は、WebLogic Portal Administration Tools を起動します。ブラウザで、次の URL にアクセスします。

   http://<hostname>:<port>/portalAppTools

   ローカル マシンでサーバを実行している場合は、デフォルトの URL は http://localhost:7501/portalAppTools です。

   プロンプトが表示されたなら、あらかじめ用意されている WebLogic Portal システム管理者としてログインします。

   ユーザ名: administrator

   パスワード: password

3. WebLogic Portal Administration Tools のホーム ページで、[ユーザ管理] アイコンをクリックします（図 2-1 を参照）。

   図2-1 Portal Administration Tools ホーム

   
    

4. [ユーザ管理] ページで、[ユーザ] バーの [create] をクリックします（図 2-2 を参照）。

   図2-2 [ユーザ] バーの [create] をクリックする

   
    

5. [新しいユーザの作成] ページで、新しいポータル管理者の名前とパスワードを指定します。この例では、図 2-3 に示すような設定を使用します。

   ユーザ名: portaladmin

   パスワード: password

   [ユーザ タイプ] として [User] を選択し、[create] をクリックします。

   図2-3 ユーザを作成する

   
    

   [create] をクリックすると、ページ バナーの下に確認メッセージが表示され、ページ下部には新しいユーザの名前が表示されます。

6. ページ下部の [back] ボタンをクリックします。[ユーザ管理] ページに戻ります。

 

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ステップ 2: ユーザにポータル管理の資格を与える

新しいユーザを作成したなら、管理者としての資格をユーザに与える必要があります。この作業は、WebLogic Portal システム管理者が行います。

1. [ユーザ管理] ページで、[グループ] リンクをクリックします（図 2-4 を参照）。

   図2-4 グループにアクセスする

   
    

2. [グループ] ページで、「AdminEligible」というグループ名をクリックします（図 2-5 を参照）。

   図2-5 「AdminEligible」をクリックする

   
    

1. AdminEligible のページで、[ユーザ] バーの [+/-] アイコンをクリックします（図 2-6 を参照）。

   図2-6 [+/-] をクリックする

   
    

2. [グループ検索結果の追加/削除] ページで、[ユーザ名] フィールドにアスタリスク (*) を入力し、〔Enter〕 を押します。

3. [検索結果] から [グループの検索結果] リストに、「portaladmin」ユーザを移動します（図 2-7 を参照）。

   図2-7 AdminEligible グループにユーザを追加する

   
    

4. [save] をクリックします。ページ バナーの下に確認メッセージが表示されます。

5. ページ下部の [back] ボタンをクリックして AdminEligible のページに戻り、[finished] をクリックします。

6. ページ バナーの [home] アイコンをクリックし、WebLogic Portal Administration Tools のホーム ページに戻ります。

 

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ステップ 3: ユーザにポータル管理特権を与える

AdminEligible グループにユーザを追加したなら、そのユーザをポータル管理者にできます。このステップでは、特定のポータル管理特権を設定する方法を説明します。

1. WebLogic Portal Administration Tools のホーム ページで、[ポータル管理] アイコンをクリックします。

2. [ポータル管理ホーム] ページで、[ポータル管理者を編集] リンクをクリックします（図 2-8 を参照）。

   図2-8 [ポータル管理者を編集] をクリックする

   
    

3. [ポータル管理者設定の編集] ページで、[管理者を新規作成] をクリックします（図 2-9 を参照）。

   図2-9 [管理者を新規作成] をクリックする

   
    

4. [ポータル管理者の新規作成] ページが表示されます。[管理者資格のあるユーザ] リストで「portaladmin」ユーザを選択し、[ユーザを選択] をクリックします（図 2-10 を参照）。

   図2-10 管理者資格のあるユーザを選択してポータル管理特権を設定する

   
    

5. [ポータル管理者設定の新規作成] ページで、[管理可能] カラムのすべてのチェック ボックスをチェックします。これらのチェック ボックスをチェックすると、新しいチェック ボックスが表示されます。新たに表示されるすべてのチェック ボックスにチェック マークを付けます（図 2-11 を参照）。

   すべてのチェック ボックスをチェックすると、そのポータル管理者には、ポータルにおける無制限の管理特権が与えられます。

   図2-11 ポータル管理特権を付与する

   
    

6. [保存] をクリックします。[ポータル管理者の新規作成] ページに戻ります。

 

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ステップ 4: 新しいポータル管理者としてログインする

新しいユーザの管理特権をテストします。ブラウザを閉じてから再起動し、WebLogic Portal Administration Tools の URL （http://localhost:7501/portalAppTools など）にアクセスして、次のユーザ名とパスワードでログインします。

ユーザ名: portaladmin

パスワード: password

図 2-12 のようなログイン ウィンドウが表示されます。

図2-12 新しいポータル管理者のユーザ名とパスワードを使ってログインする

 

新しいポータル管理者は、WebLogic Portal のシステム管理特権をすべて持っているわけではないので、WebLogic Portal Administration Tools のホーム ページ（図 2-1）は表示されません。代わりに、図 2-13 のような [ポータル管理ホーム] ページが表示されます。

図2-13 [ポータル管理ホーム] ページ

 

以上で、ポータル管理者を正しく作成し、ポータル管理者としてログインすることができました。

注意: ポータル内のグループ ポータルに関する作業だけを行うことができる管理者を作成することもできます。グループ ポータルの管理をセットアップする方法の詳細については、ユーザとグループの管理を参照してください。