Skip navigation.

WebLogic Portal データベース管理ガイド

  前 次 前と次、目次/インデックス/pdf を分けるコロン 目次  

プロパティ ファイルおよびデータベース スクリプト

 


db_settings.properties ファイル

データベース スクリプトでは、データベースへの接続、データベース オブジェクトの削除、作成、変更、およびデータ挿入の目的で db_settings.properties ファイルを使用します。

db_settings.properties ファイルは、データベース アップグレード スクリプトが格納されているポータル アップグレード ディレクトリなど、ポータルが格納されているすべてのドメイン ディレクトリ内にあります。

データベース スクリプト (create_db.cmdupgrade_db_schema_to_ 81SP4.sh など) では、スクリプトを開始したディレクトリと同じディレクトリ内にある db_settings.properties ファイルが使用されます。

定義セクション

ファイルの最初のセクションには、ドメイン、モジュール、およびオブジェクトのアクションが定義されています。ポータル モジュールとその使用方法の詳細については、「WebLogic Portal DDL モジュール」を参照してください。

ファイルのこのセクションは編集しないでください。オブジェクトには依存関係があるため、モジュールの削除は推奨またはサポートされていません。

domain_name=portalDomain
p13n_modules=p13n au bt ds er
portal_modules=cm cmv wlcs wps collaboration sample_cm
netuix_modules=pf wsrp
drop_actions=drop_views drop_fkeys drop_indexes drop_constraints drop_tables
create_actions=create_tables create_fkeys create_indexes create_views create_triggers

データベース パラメータ

ファイルのデータベース パラメータ セクションを使用して、WebLogic Portal で使用することを計画しているデータベースを定義します。デフォルトでは、PointBase セクションがアクティブになります。別のデータベースを使用するには、必要に応じてコメント文字を挿入または削除して、ファイルの該当するセクションをアクティブにし、環境に合わせてパラメータ値を編集します。

たとえば、プロパティ ファイルの PointBase および Oracle セクションには次のようになります。

#------PointBase--------------------------------
#@IF_USING_POINTBASE@
database=POINTBASE
db_version=44
jdbcdriver=com.pointbase.jdbc.jdbcUniversalDriver
host=localhost
db_name=workshop
port=9093
dblogin=WEBLOGIC
dbpassword=WEBLOGIC
connection=jdbc:pointbase:server://localhost:9093/workshop
pointbase_ini=pointbase/pointbase.ini
#@ENDIF_USING_POINTBASE@
#
#------Oracle---------------------------------#
#
#@IF_USING_ORACLE@
#database=ORACLE
#db_version=817
#server=@ORACLE_NET_SERVICE_NAME@
#dblogin=@ORACLE_USER@
#dbpassword=@ORACLE_PASSWORD@
#@ENDIF_USING_ORACLE@

 


データベースを作成またはアップグレードするスクリプト

WebLogic Portal データベース オブジェクトは、ドメイン ディレクトリから create_db.cmd/.sh スクリプトを実行するか、Configuration Wizard から [データベースのロード] を使用して作成します。

Service Pack に対応した WebLogic Portal データベースのアップグレードは、次のいずれかのスクリプトを使用して適用します。特定の Service Pack へのアップグレードについては、『WebLogic Portal 8.1 へのアップグレード』を参照してください。

7.0 から 8.1 GA へのアップグレード

WL_HOME¥portal¥db¥upgrade_db_schema_to_81.cmd/.sh

8.1 GA または SP2 から 8.1 SP3 へのアップグレード

WL_HOME\portal\db\SP3\upgrade_db_schema_to_81SP3.cmd/.sh

8.1 SP3 から 8.1 SP4 へのアップグレード

WL_HOME\portal\db\SP4\upgrade_db_schema_to_81SP4.cmd/.sh

上に挙げたスクリプトは、WL_HOME¥portal¥db ディレクトリにあるスクリプトを呼び出します。デフォルトの PointBase データベースを除く各データベースでは、スクリプト実行前にデータベース クライアントがインストールされ、コンフィグレーションされている必要があります。

WL_HOME¥portal¥db にある以下のスクリプトは、create_db.cmd/.sh スクリプト、および upgrade_db_schema_to_<81version> スクリプトによって呼び出されます。これらのスクリプトは独立して実行するためのものではなく、create_db.cmd/.sh スクリプトまたは upgrade_db_schema_to_<81version> スクリプトによって呼び出されることを前提としています。

create_db_common.cmd/sh

db_settings.properties でコメント解除されているデータベースに応じて、他の共通スクリプトおよびデータベース固有のスクリプトを呼び出すドライバ スクリプトです。

create_tmp_ddl.cmd/sh

create_db_common.cmd/.sh によって呼び出され、データベースおよびデータベースのバージョンに対応したさまざまな DDL モジュール (.sql ファイル) を読み込んで、データベース オブジェクトを構築および格納するための tmp*.sql ファイル (* は Create、CreateUser、Drop、Insert のいずれか) を作成します。db_settings.properties に定義された各モジュールをループし、先頭にモジュール プレフィックスが付き、サフィックスとして drop_actions、create_actions、および alter_actions の付いたファイルを処理して、tmp*.sql ファイルに格納します。

DDL モジュールのリストについては、「WebLogic Portal DDL モジュール」を参照してください。

create_<your_database>.cmd/sh

<your_database> の値は、pointbasedb2ms_sqloracle、または sybase です。

db_settings.properties に設定されたパラメータに基づいてデータベースに接続します。接続はデータベース クライアント ソフトウェアを使用して実行されます。create_tmp_ddl.cmd/.sh で作成した tmp*.sql ファイルを処理し、データベース オブジェクトを定義します。

db_version.properties

このファイルは、種類は .properties ですが、編集することを想定していません。このファイルは、.sql DDL ファイルを読み込むデータベースのバージョン番号ディレクトリを識別するために、スクリプトで使用されます。Oracle 8.1.7 および Oracle 9i の場合、WL_HOME¥portal¥db¥oracle¥817 ディレクトリの同じ .sql ファイルが両方のデータベース バージョンに使用されます。

create_stats

WL_HOME¥portal¥db¥<database>¥<database_ version>¥admin から .sql スクリプトを読み込み、データベース オプティマイザの統計を更新します。出力は statistics.log ファイルに書き込まれます。admin ディレクトリの .sql スクリプトに基づくインストール レポートも作成されます。統計およびインストール レポートは、PointBase を除くすべてのデータベースに対して作成されます。

load_data.cmd/sh

このスクリプトは create_db_common.cmd/.sh によって呼び出されますが、データベース テーブルにデータを挿入するためには使用されません。loadsampledata.properties がドメイン ディレクトリに存在する場合、このスクリプトはデータベース ローダを呼び出し、データベース ローダの情報を使用してサンプル データをデータベース テーブルに挿入します。

create_db.cmd/.sh スクリプトからの出力が、スクリプトを実行するディレクトリの create_db.log ファイルに書き込まれます。upgrade_db_schema_to_<81version> スクリプトからの出力が upgrade_db_schema_to_<81version>.log に書き込まれます。

 

ページの先頭 前 次