WebLogic Portal データベース管理ガイド
PointBase は、BEA が提供するデフォルトのデータベースです。BEA のサンプル ドメイン用に使用されると共に、Configuration Wizard でドメインを作成する際もデフォルトのデータベースとして使用されます。WebLogic Portal では PointBase のプロダクション デプロイメントをサポートしていません。
PointBase は、専用のサーバ上で稼動します。アプリケーションが PointBase にアクセスするには、このサーバが実行されていなければなりません。アプリケーションを実行するために WebLogic Portal サーバを起動すると、PointBase サーバも自動的に起動します。
WebLogic Server で現在サポートされているバージョンの PointBase に関するドキュメントは、WebLogic Server の WL_HOME
¥common¥eval¥pointbase¥docs
ディレクトリに PDF ファイルとして配布されています。PointBase のドキュメントには、次の 3 つのマニュアルが含まれます。
WebLogic Server の WL_HOME
¥common¥eval¥pointbase¥lib
ディレクトリに提供されている JAR ファイルの詳細については、『PointBase System Guide』の「PointBase JAR Files」の節を参照してください。
PointBase Server と PointBase Console を起動するためのスクリプトは、WebLogic Server の WL_HOME
¥common¥eval¥pointbase¥tools
ディレクトリに配布されています。スクリプトは、サンプル ドメイン内の起動スクリプト、および Configuration Wizard で作成されたドメイン内の起動スクリプトによって呼び出されます。これらの PointBase の起動スクリプトにより、WebLogic ドメイン内の PointBase Server と Console の起動が簡略化されます。
PointBase では、データはすべて .dbn
ファイルに、ログ情報はすべて .wal
ファイルに格納されます。データベースのプロパティは、PointBase.ini ファイルに格納されます。WebLogic Portal のデータ ファイルは workshop.dbn、ログ ファイルは workshop$1.wal という名前になります。WebLogic Portal のサンプル用にビルド済みの PointBase のデータ、ログ、および PointBase.ini ファイルは、次のディレクトリに配布されています。
WL_HOME
\samples\domains\portal
デフォルトでは、Configuration Wizard で Basic WebLogic Portal Domain テンプレートを使って作成されるドメインには、次のディレクトリに PointBase のデータ ファイルとログ ファイルが作成されます。
BEA_HOME
\user_projects\portalDomain
PointBase を管理するには、PointBase の管理コンソールを使用するか、JDBC を使用して接続できるサードパーティのデータベース ビジュアル化および管理ツールを使用します。
PointBase Console は、Windows の [スタート] メニューから起動するか、ドメイン ディレクトリにある startPointBaseConsole.cmd または startPointBaseConsole.sh スクリプトを実行して起動できます。
PointBase Console を起動する前に、そのドメイン用の WebLogic Server が実行されていることを確認します。 WebLogic Server が実行されていないと、PointBase Console は使用できません。
[スタート|プログラム|BEA WebLogic Platform 8.1|Examples|WebLogic Portal|PointBase Console] を選択します。
Portal Examples 用に PointBase Console を起動する場合、または Configuration Wizard で作成したドメインに [開始] メニュー オプションを追加した場合は、そのドメインの [PointBase Console] メニュー オプションに移動します。