パフォーマンス チューニング ガイド
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
アプリケーションのパフォーマンスは、さまざまな要因の影響を受けます。この章では、パフォーマンスに影響する可能性のあるいくつかの基本的な局面について説明し、有用なドキュメント リソースへのリンクを紹介します。
パフォーマンス チューニングは、開発、ステージング、およびデプロイメントにまたがるプロセスです。すべてのフェーズでパフォーマンスをモニタし、適切な調整を行う必要があります。パフォーマンスのテストを初めて実行するユーザは、BEA dev2dev Web サイトの「Approaches to Performance Testing」を参照してください。
次の理由により、インストールのパフォーマンス テストを実行できる環境の確立をお勧めします。
推奨されるパフォーマンス テストの方法として、システムの最も単純な側面から開始し、徐々に複雑な領域に移ります。このテスト プロセスのいずれかの部分でパフォーマンス低下が観察された場合は、詳細な原因の調査を開始する必要があります。
最初に次の手順を実行し、ネットワーク、データベース、またはその他のソフトウェアに関する、WebLogic Portal に関係しないパフォーマンスの問題を識別します。
次に、以下の手順に従って、WebLogic Portal に関するパフォーマンスの問題を識別します。
WebLogic Portal は WebLogic Server 上で動作するため、WebLogic Server のパフォーマンスに影響する要因は、WebLogic Portal のパフォーマンスにも影響します。
WebLogic Server のチューニングの詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/perform/index.html を参照してください。
Java 仮想マシンは、ポータルの効率的な実行の鍵となります。WebLogic JRockit のチューニングの詳細については、『JRocket JVM チューニング ガイド』を参照してください。
JRockit を使用する場合は、『WebLogic Server パフォーマンス チューニング ガイド』の「最適な JVM 設定の特定」で説明しているように、-gcx:parallel
フラグを調整してください。JRockit は通常、SunMicrosystem の HotSpot よりも WebLogic Server を使用した方が、パフォーマンスが向上します。
Sun Hotspot を使用する場合は、-server
および -client
フラグを調整して、アプリケーションのスループットが最大になる設定を確認してください。
WebLogic Portal を使用するときは、データベースを常にチューニングされた状態に保つことが重要です。Portal では、コンテンツ、ルール、ポータル フレームワークのカスタマイズ、およびユーザ プロファイルのデータを保存するためにデータベースを使用します。
実際のニーズとプロダクション環境に合わせてデータベースをチューニングする方法については、データベース ベンダのドキュメントを参照してください。
WebLogic Portal に合わせたデータベースのチューニングの詳細については、『WebLogic Portal データベース管理者ガイド』を参照してください。
オペレーティング システムのチューニングは、使用しているオペレーティング システムのマニュアルに従って行ってください。BEA では、「サポート対象のコンフィグレーション」ページに記載されている複数のオペレーティング システム上で WebLogic Server の動作確認をしています。
Windows プラットフォームの場合、通常はデフォルト設定を変更する必要はありません。一方、Solaris および Linux プラットフォームでは、通常は適切なチューニングを行う必要があります。
WSRP ポートレットを使用する場合は、『WebLogic Server パフォーマンス チューニング ガイド』で説明しているように、/etc/system/limits.conf
ファイルのファイル記述子パラメータを変更してください。
Service Pack には、通常、何らかの領域に対するパフォーマンスの改善が含まれています。Service Pack は、サポート契約を結んでいれば、個別にダウンロードできます。ダウンロードするには、http://support.bea.com に移動して、eSupport にログインします。次に、左側のナビゲーション バーにある [Product Download and Service packs] に移動します。目的の製品と、その製品のバージョンおよび Service Pack へのリンクを選択します。
WebLogic Portal の Service Pack に加えて、WebLogic Server の向上した機能も確認してください。たとえば、SP4 の WebLogic Server プロキシ プラグインには、さまざまなパフォーマンス向上が含まれています。プロキシ プラグインの詳細については、『WebLogic Server における Web サーバ プラグインの使い方』を参照してください。
表 1-1 は、WebLogic Portal 8.1 で使用できる Service Pack とそれぞれに含まれるパフォーマンスの改善点を示しています。
WebLogic Portal では、WebLogic Platform のさまざまなコンポーネントを使用します。WebLogic Portal のチューニングの詳細については、次のドキュメントを参照してください。
![]() ![]() |
![]() |
![]() |