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パフォーマンス チューニング ガイド

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ポータル ドメインのチューニング

ポータルのパフォーマンスの重要な側面は、ドメイン レベルで管理されます。以下のものが含まれます。

 


ドメイン コンフィグレーションのチューニング

最適なパフォーマンスを得るには、デプロイメントの際に新しいドメインを作成し、それをプロダクション環境に合わせてコンフィグレーションする必要があります (クラスタやプロダクション コンフィグレーション設定などを含みます)。

しかし、開発用としてデプロイされているドメインをプロダクション環境に使用する場合は、ドメインの環境設定を変更して、パフォーマンスを最適化する必要があります。

注意 : プロダクション環境には開発ドメインを使用しないことをお勧めします。詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/confgwiz/newdom.html#1059076 を参照してください。

ドメインの設定は、ドメイン ディレクトリにある setDomainEnv.cmd (または setDomainEnv.sh) スクリプトによって管理されます。デフォルトでは、このスクリプトは bea-home/user_projects/domain_name/setDomainEnv.cmd/sh にあります。

このファイルを編集するには、テキスト エディタでファイルを開きます。

表 2-1 に、起動スクリプトの設定と、プロダクション ドメイン用の適切な値を示します。プロダクション モード用に作成されたドメインを使用する場合は、コンフィグレーションを変更する必要はありません。

表 2-1 setDomainEnv 設定 

フラグ名

プロダクション モード設定

注意

DOMAIN_PRODUCTION_MODE

true

  • プロダクション モードか開発モードかを示す。デフォルトは、開発モードで作成されたドメインの場合は false、プロダクション モードで作成されたドメインの場合は true。

iterativeDevFlag

false

  • 更新されたファイルがあるかどうかをチェックし、見つかった場合は、アプリケーションの再構築と再デプロイメントを行う。変更された WebLogic Workshop ファイルをチェックしない場合は、このオプションを無効にする。デフォルトは、開発モードで作成されたドメインの場合は true、プロダクション モードで作成されたドメインの場合は false。

debugFlag


false

  • 起動スクリプトでデバッグ オプションの設定に使用され、WebLogic Workshop デバッガを起動するかどうかを示す。false に切り替えると、デバッグに使用されるリソースのオーバーヘッドを節約できる。

  • デフォルトは、開発モードで作成されたドメインの場合は debugFlag=true、プロダクション モードで作成されたドメインの場合は debugFlag=false

testConsoleFlag

false

  • JWS テスト ビューを有効にする。

  • wlw. testConsole = false というログをチェックすることによって検証する。

  • デフォルトは、開発モードで作成されたドメインの場合は true、プロダクション モードで作成されたドメインの場合は false。

logErrorsToConsoleFlag

false

  • ロギング機能を制御する。

  • wlw.logErrorsToConsole = false というログをチェックすることによって検証する。

  • 追加のロギングが不要となる。true (ログをチェックしない) に設定した方が例外を見つけやすくなる。

  • デフォルトは、開発モードで作成されたドメインの場合は true、プロダクション モードで作成されたドメインの場合は false。

verboseLoggingFlag

false

  • true の場合、デフォルトの LOG4J_CONFIG_FILE (workshopLogCfg.xml) が workshopLogCfgVerbose.xml でオーバーライドされる。

  • デフォルトのファイルの優先値は warn、詳細バージョンの優先値は debug

  • workshopLogCfgVerbose.xml ではなく、log4j.configuration = workshopLogCfg.xml というログをチェックすることによって検証する。

  • 詳細モードで startWebLogic.cmd verbose を使用して起動することも可能。

  • デバッグのオーバーヘッドを節約できる。

  • デフォルトは、開発モードで作成されたドメインもプロダクション モードで作成されたドメインも false

pointbaseFlag=

false

  • PointBase を起動するかどうかを示す。

  • 実行中の PointBase プロセスをチェックすることによって検証する。

  • PointBase が不要な場合、PointBase の起動に使用されるリソースのオーバーヘッドを省略できる。

  • デフォルトは、PointBase がデータベースとして作成されているドメインの場合は true

 


ドメインからのデバッグ ツールの削除

ドメインをデプロイするときは、ドメイン ディレクトリから debug.properties ファイルを削除する必要があります。このファイルは開発時は有用ですが、プロダクション環境ではデバッグを実行できません。

 


ユーザとグループのチューニング

注意 : この機能は、WebLogic Portal 8.1 SP4 以降で利用可能です。

認証プロバイダの使用時、ユーザ数とグループ数が非常に多いときは、Portal Administration ツールでの名前の検索方法を変更すると有効な場合があります。

認証プロバイダに数千のグループが含まれている場合は、そのプロバイダのグループ階層ツリーを構築しない方がユーザ管理インタフェースのパフォーマンスが向上することがあります。階層ツリーを使用しない場合は、図 2-2 に示すように、テキスト ボックスにグループ名を入力して既知のグループを選択します。


 

図 2-2 グループ名の定義


 

この方法で選択したグループでは、ユーザの追加と編集、および委託管理の設定を行うことができます。ただし、グループ階層ツリーがないと、グループの作成、削除、または再配置を行うことはできません。

逆に、キャッシュ サイズを調整することで、サーバが階層ツリーの変更をチェックする頻度を変更できます。詳細については、オンライン ヘルプ トピックの「認証階層サービス」を参照してください。

注意 : サーバ起動スクリプトの JAVA_OPTIONS の行に次の指定を追加すると、すべてのグループ階層ツリーを無効にできます。

-Dcom.bea.jsptools.disableGroupTree=true

 

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